老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

我が家も正月モードになりました

2016年12月31日 19時42分57秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 いよいよ今年も残るは今晩だけとなり、年寄り二人の我が家でもお正月を迎える準備が済みました。
といっても、家の中やベランダを掃除したり、僅かばかりにお煮しめと酒のつまみを準備すれば良いのですが、せめて部屋の中も正月らしいくということで、ツレアイが色々と飾ってくれ、すっかりお正月モードになりました。

 来年も精々元気を出して行きましょう。(まさ)


玄関のドアーも正月です

玄関の正月飾り

室内の飾り

仏壇は、妹宅から貰ったセンリョウがメインです

被害者の気持に寄りそう政治を!! 

2016年12月30日 20時23分26秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 先日の安倍総理のハワイ訪問の件については以前にも触れたので、これ以上はよそうかと思いましたが、これに同行した稲田防衛大臣の馬鹿さ加減には呆れかえり、つい書き込まずにはおられません。
何と、ハワイから帰国すると直ちに靖国神社参拝へ…

 靖国神社参拝について聞かれたマスコミに対しては、
“未来志向に立ち、しっかりと日本と世界の平和を築いていきたいとの思いで参拝した“ “いかなる歴史観に立とうとも、祖国のために命をささげられた方々に敬意と追悼の意を表することは、どの国でも理解される。忘恩の徒になりたくない”と安倍首相のコピー版のような立派な言葉です。

 でもその前に、もっと大事なこと、即ち“人間としての真心”が抜けているのではないでしょうか。

 靖国には戦争に従軍して戦死を余儀なくされた人達だけでなく、太平洋戦争ひいては東・東南アジア各地を戦争の舞台とした戦争の指導者や各地で残虐行為を指導したいわゆる“戦犯者”も合祀されていることです。

 即ち、ここに参拝するということは、単に国や家族の為と思い従軍し戦死した人だけでなく、彼らや国民を誤った方向に導いた戦犯者も同列に扱うことになります。そこには戦争を起こした結果として、一般国民や、米国だけでなく東・東南アジア各地や豪州を含む南太平洋などの住民を巻き込んだことをきれいきっぱりと無視していると非難されても仕方ないでしょう。

 今回の真珠湾訪問直後の稲田大臣の靖国参拝、並びにこれを認めた安倍首相を見ていると、真珠湾で安倍総理が口にされた“ここから始まった戦いが奪ったすべての勇者たちの命に、戦争の犠牲となった数知れぬ無辜(むこ)の民の魂に、永劫(えいごう)の哀悼の誠をささげます。” “戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない。私たちは、そう誓いました。そして戦後、自由で民主的な国を創り上げ、法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを貫いてまいりました。”という言葉の空虚さを改めて感じるのは大きな皮肉ではないでしょうか。

 即ち、安倍首相や稲田大臣の胸にあるのは戦争に従事した“勇者”(軍人)だけであり、例え口では同じように並べられても、戦争で被害に巻き込まれる一般国民や、ましてや戦場となった東・東南アジアや太平洋各地での日本軍の犠牲になった住民への思いは、殆ど感じられません。

 安倍首相の今回の真珠湾訪問は、オバマ大統領の広島訪問への返礼という表向きの行事だけでなく、「真珠湾の訪問で過去の戦争に完全に決着がついた」というレトリックで、「戦後の終焉」「過去の清算」の宣言のように思われるのですが、本当の意味での“戦争被害者への思い”が感じられない以上は、全てが自分に都合の良いうわべだけの行為としか思えません。
 形だけの“忘恩の徒になりたくない”という言葉よりは、“被害者を思いやる人間としての道”の方がより大事なのではないでしょうか。

 年末に当っても、このような悲しいことを書かずにはいられないのは、非常に残念です。(まさ)

早くもツクシを発見!! 

2016年12月29日 20時16分32秒 | 散歩中に見かけた風景
 まだ年末で、新春というのにはまだ3日程残していますが、今日は年末恒例のテニスの日で淀川河川敷のコートに行きましたが、途中の淀川の堤防でツクシを見つけました。

 昨年のブログでは12月27日付で同じような報告をしていますので、ここのところいつもこの時期にはツクシが顔を出しているようです。
丁度、堤防の南側斜面なので、冷たい北風も直接に当らずに、暖かい環境になっているのでしょうが、ツクシを見るともうすぐ春という実感です。

 因みに、テニスの仲間は10名程で毎日曜日に、そして有志4名程が別に毎週火曜日にも集っています。
更に、年末年始は無料で使えるコートもあり、毎年この時期に5回程特別にコートを確保しています。
結局この年末年始は、12月25・27・29・30日、そして1月1・3の計6日です。
もうかれこれ30年以上も続いている仲間で、平均年齢70歳になると思うのですが、定期的に体を動かして、気の合った仲間と賑やかに話したり、テニス後に飲んだりするのが楽しくて、特に酷い雨でもない限り暑さ・寒さ共に厳しい河川敷に集っています。これが、仲間皆の元気の源でしょうか。(まさ)


先っぽの方が,鳥に突かれたのかもしれませんが、まぎれもなくツクシです

このようなツクシの子があちこちに顔を出していました

清荒神(宝塚市)へ 

2016年12月28日 20時46分46秒 | 旅行/色々な風景
 この冬一番の冷え込みで、最高気温も10度以下という寒さでしたが、この時期に賑わいを見せる清(きよし)荒神に行ってきました。

 阪急の宝塚駅から一つ東にある清荒神駅で降りて、15分ほど山に向うのですが、阪神間の人には「荒神さん」という方が判り易く、火の神或いは台所の神として親しまれています。

 丁度昨日/今日は「納三宝荒神大祭」ということで、高齢の女性を中心に沢山の参拝者で賑わっており、参道には色々な露店が出ていて、ひやかしながら参道を登りお参りしてきました。
関西の名所では珍しく、殆どインバウンドに気付かないお参りでした。(まさ)


阪急清荒神駅近くにある参道の入り口。近くには托鉢僧が多い。

参道の露店。時期的に正月用品も多い

山門

本堂

天堂(拝殿)

宗務所・寺務所の建物と手前の水かけ地蔵

資料館前の池苑

「こういう政府はもう相手にできません」 

2016年12月27日 21時24分33秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 沖縄での米軍オスプレイ墜落事故については、余りにも沖縄県民の気持を配慮せずに米国寄りの姿勢を見せつける政府関係者と、沖縄県民のズレが余りにも違い過ぎて、政権の在り方が大きな問題になったように思われます。

◆まず、14日のオスプレイの事故については、大手メディアは概ね政府発表の「不時着」という表現が多かったようですが、沖縄のメディアを中心に「墜落」と表現した所もあります。
確かに、例え機体が大破したとしても、乗務員が無事な状態である以上は「不時着」でもいいのかも知れませんが、何れにせよ機体の異常により予定地に無事に着陸出来ずに大破に至ったことは事実です。

この事故の原因については、空中給油中の事故とされていますが、そうだとすればこの航空機の構造の一つである空中給油システムにも事故につながる大きな問題があったということになり、予てから墜落などの危険性を危惧していた地元住民がオスプレイの飛行停止を求めるのは当然の成り行きでしょう。

◆この事故発生後、沖縄県だけでなく、政府も一応米国に対して「原因の徹底究明と、それが判明するまでの飛行停止」を申し入れたようですが、おかしいのがその後の政府対応です。
米軍の早期飛行再開要請に合わせるかのように、我が国の防衛大臣はいとも簡単に“機体構造には問題ない”として、飛行再開を容認する発言をし19日から飛行再開されました。

 ここには沖縄の人々への心情や心配に配慮した様子は微塵も感じとれません。
北部訓練地の統合問題、更に辺野古の埋め立て再開を巡る一連の沖縄関係の動きといい、全く同じ構造です。

 これらの根本にあるのは、TTPやいわゆる賭博法などを巡る現政府の国会運営で見られるように、国会の数の力で何でもできると思いこんでいるからでしょう。
確かに、現在の国会は所謂与党が過半数を占めていますが、たまたま野党に魅力ある政策や立候補者がなかったから現在の議員が選ばれたに過ぎず、国民は現政権に全権を委任したのではありません。

 この点の勘違い、さらにいえば“多数決を民主主義と同一視”という極めて幼稚な(というよりは、恣意的な)屁理屈はもうやめて、もっと謙虚な姿勢で真剣に国民の素直な目線で見直しませんか。

 いみじくも、翁長知事が「こういう政府はもう相手に出来ません」と発言された由ですが、まだ少しは政治に期待しているこの国の将来を思う多くの人も、やがては同じように感じていくのではないでしょうか。
今年大きな話題になった「保育所落ちた 日本死ね!」のように…(まさ)