老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

竹生島・長浜へ その③ 長浜市(1)~長浜城/鉄道/曳山/大通寺など~

2018年06月30日 19時28分51秒 | 旅行/色々な風景
 長浜港に到着後、まずは近くの豊公園に向かい、国民宿舎「豊公荘」で昼食を摂った後、いよいよ長浜市内の観光に向かいました。

 長浜は、羽柴秀吉が長浜城の城下町として整備して以来湖北地方の中心地として発展し、長浜城廃城後は大通寺(長浜御坊)の門前町、北国街道や琵琶湖水運の要衝として発展した町で、見所も沢山あります。

 まず直ぐ近くにある長浜城(歴史博物館も併設されています)に寄った後、長浜鉄道スクエアを経て、北国街道や大手町通りなど昔の城下町・宿場町の面影が残る市内をゆったりと散策しながら、市のはずれにある大通寺まで足を伸ばしました。

 余りにも見所が多かったので写真も多く、今回は長浜城、鉄道スクエア、曳山博物館、大通寺や、市内で見かけた花の様子をお知らせし、北国街道や街中の様子は別途お知らせすることにします。(まさ)


豊公園の噴水越しに見る長浜城

天守閣は、石積みの上に立っています。

歴史博物館の入口近く

館内に展示されている築城の様子

同上

館内に展示されている曳山の模型

長浜鉄道スクエア。 旧長浜駅の駅舎です

同館前のガス灯

曳山博物館内部 曳山の実物展示

同上 どの曳山にもこのような立派な舞台があります

曳山博物館の隣にある曳山の保管庫

御坊表参道から大通寺(通称:長浜御坊)を望む

大通寺の山門

大通寺境内 本堂並びに太鼓楼(右側)

渡り廊下

JR長浜駅

市内で見掛けたルリヤナギ(ナス科)

同上アップ

ジャカランダの花

2018年06月29日 20時22分47秒 | 自宅の様子(ベランダ/室内園芸)
 先日開花した我が家のベランダのジャカランダが見頃になりました。

 といっても、僅か一房の蕾が出来ただけなので、花数にすれば合計で20位の花が次々に咲くだけなのですが、開花したものが同時に複数で見えることもあります。

 そんな時には嬉しくて、ツイ写真を何枚も撮ったりします。
アップ写真で見ると、ジャカランダがノウゼンカズラの仲間であることが良く判ります。(まさ)


ジャカランダの花アップ

同上

もう秋の気配が漂ってきます

2018年06月28日 19時54分01秒 | 散歩中に見かけた風景
 梅雨の蒸し暑い日が続いていて、もうすぐ本格的な夏到来と覚悟していますが、暦を見ると今年の夏至は6月21日でした。

 もう日照時間はこれから段々と短くなるのです。そういえば、散歩途中で見掛ける花も、段々と秋の花も混じるようになっているのに気付きますが、植物たちの方がはるかに季節に敏感なようです。

 今日は滋賀県長浜市を紹介の予定でしたが、予定を変更して最近の団地や散歩中に見掛けた様子をお知らせします。

 今回は、散歩途中で良く立ち寄っている、「春風フラワーガーデン」の様子もお知らせします。
ここは毛馬閘門の隣にあり、近くのボランティアの方々が管理されていて、色々な種類の花が植わっています。

 名前の“春風”はこのガーデンの直ぐ北側に俳人与謝野蕪村の生誕地の碑があり、そこにある有名な『春風や 堤長うして 家遠し』の句から来ているのでしょう。(まさ)


もうヤマハギ(マメ科)が開花

同上 アップ

モッコク(ツバキ科)も開花しました

同上 アップ


「春風フラワーガーデン」の看板

このガーデンで見掛けたクレオメ(フウチョウソウ科)

同上 アップ

このガーデンでは、早くもコスモスが立派に咲いています

この時期を代表するアガパンサス(ユリ科)も見頃です


淀川河川敷ではハルシャギク(キク科)が満開です

芝生ではムクドリが集団で餌漁り

竹生島・長浜へ その② ~竹生島 宝巌寺/都久夫須麻神社 ~

2018年06月27日 19時36分47秒 | 旅行/色々な風景
 いよいよ竹生島に到着。ここは長浜市に属する島です。
たっぷりと時間を確保していたので、時間を急ぐらしい団体客に先に行って貰い、先ずは、港近くで琵琶湖周航の歌の歌碑や、琵琶湖八景(竹生島の沈影)の石碑を愉しみました。

 そういえば、この竹生島は「琵琶湖周航」の歌では
  瑠璃の花園 珊瑚の宮 古い伝えの 竹生島
  仏の御手に 抱かれて 眠れ乙女子 やすらけく

と、歌われています。

 この島には宝巌寺と、都久夫須麻神社という二つの有名な名所があります。
このような狭い場所に「寺」と「神社」の二つがあるわけですが、後で述べる舟廊下に代表されるように、元々は一つの組織だったのが、明治時代初期の神仏分離令によって分けられたのです。
 現在はパワースポットとしても有名なようで、若い人の参拝も多いようです。

(1)宝巌寺(ほうごんじ)
 宝巌寺は真言宗豊山派の寺院で、開基(創立者)は行基とされ、山号を巌金山(がんこんさん)と言います。本尊は弁才天ですが、観音堂本尊は千手観音で、西国三十三所観音霊場の第30番札所ですあると共に、弁才天信仰の聖地でもあり、厳島神社と江島神社と共に日本三大弁才天の1つにも数えられています。

 想像していたよりもずっと小さな島だけに、境内は急勾配の階段が多く、高齢者には少しきつかったですが、上に行くにつれて琵琶湖を見下ろす景色が開けてくるのが魅力的で、本堂や三重塔なども拝観しました。

 残念だったのは、楽しみにしていた国宝の唐門(秀吉の墓である豊国廟から移設された、或いは、大阪城の極楽橋だったとも言われている)と、伏見城から移設されたという観音堂が修理中で拝観出来なかったことです。

 但し、観音堂と都久夫須麻神社を繋ぐ屋根付きの廊下(秀吉の御座船を転用したので舟廊下とも呼ばれています)は通ることができました。
 この舟廊下は色々な資料で重要文化財となっているのですが、かっては国宝だったのか、「国宝」という表示も目にしましたが、詳細は不明です。

(2)都久夫須麻(つくぶすま)神社(別名:竹生島神社)
 “つくぶすま”は、竹生島の古い名前だと言われていますが、上記のごとく、明治時代初期の神仏分離令によって、一体だった施設が「寺院」と「神社」に分けられ、明治7年(1874年)に都久夫須麻神社と宝厳寺の境界が決められ、明治16年(1883年)に両者の財産が区別され、以降、都久夫須麻神社と宝厳寺は別の法人となっています。

 ここの本殿は、伏見城または豊国廟から移築したという伝承のある装飾性の豊かな桃山建築で国宝に指定されています。

 また、本殿の南側にあり琵琶湖に面した崖の上にある拝所はカワラケ投げの名所としても有名で、ここから投げたカワラケが下にある鳥居を上手く潜れば、願いが叶うとされていて、多くの人が挑戦していました。私も人並みに挑戦してみましたが、残念ながら鳥居迄は届きませんでした。


 初めての竹生島でしたが、たっぷりと時間をとっていたので、ゆっくりと散策することができ、船着き場近くに数件ある売店の一軒で購入したソフトクリームで疲れを癒した後、琵琶湖汽船の船で次なる目的地である長浜に向かいました。(まさ)


港近くにある琵琶湖周航の歌の歌碑

同上。琵琶湖八景の石碑。 バックは本坊です

宝厳寺への鳥居。かっての神仏混淆の名残の鳥居です

本坊

護摩堂横にある石垣

急な石段の多い寺院です

宝厳寺本殿

本堂前の燈篭は少し変わっていました

本堂内部

このお寺の名物。願い事を書いた紙をダルマの中に入れて奉納します

本堂前にある五重石塔(重要文化財)

三重塔

モチノキ。樹齢400年

唐門/観音堂(同寺のホームページより)残念ながら修理中で拝見できませんでした

観音堂と都久夫須麻神社を結ぶ屋根付き廊下(舟廊下)。「重文」と「国宝」両方の表示があります。

同上。外観

都久夫須麻神社 本殿(国宝)

都久夫須麻神社

都久夫須麻神社の拝所から、カワラケナ投げは下の鳥居を目指します。(何故かポールにはトンビが)

拝所にある阿吽の龍

宝厳寺の観音堂の基礎部分

長浜からの船が到着

竹生島・長浜へ  その① ~竹生島へ~ 

2018年06月26日 21時01分12秒 | 旅行/色々な風景
 予てから、琵琶湖に浮かび宝巌寺や都久夫須麻神社がある竹生島(ちくぶじま)と、琵琶湖の東岸にあり豊臣秀吉ゆかりの城下町である長浜は一度訪れたい場所でした。

 今年3月のJR大周り乗車でこの近くを通過したこともあり、何とかゆっくりと行きたいと思っていたのですが、ここは大阪からの格安ツアーも少なく、また車では結構不便なので、JRを利用して行くことにしました。

 但し、竹生島でゆっくりと時間を取りたかったのと、長浜もできるだけあちこちを回りたいと思って検討の結果、朝早くに大阪を出て、湖西線の近江今津から船で竹生島に行き、その後長浜に渡って市内を回って、JRで帰阪というコースを選びました。

 梅雨時期の天気予報を見ながら、好天で且つ二人の都合が良いということで昨日(6月25日)に決行。
 予想通りに好天でしたが、逆に今年一番の暑さの真夏日となり、竹生島の石段や、長浜市内歩きは結構応えましたが老夫婦何とか無事に予定のコースを回って無事に帰阪できました。

 初めての竹生島に着くまでの様子をお知らせし、その後竹生島や長浜の様子をお知らせします。


 今回のコースは、まず近江今津へ。
大阪から敦賀行きの湖西線経由の新快速で1時間20分程度で到着。その後直ぐ近くにある今津港まで歩くのですが、途中に「琵琶湖周航の歌資料館」というのがありました。

 この「琵琶湖周航の歌」は、旧第三高等学校(三高。現在の京都大学)ボート部の小口太郎による詞を:吉田千秋のメロディーに乗せて歌われたもので、その後この歌は、三高の寮歌・学生歌として伝えられ、学生歌として広まりました。

 京大とは関係の無い私も、学生時代にはコンパのときなどに再三歌ったので、現在でも覚えていますし、戦後は加藤登紀子のカバーにより広く知られるようになった懐かしい歌です。
そして、その歌詞の中に“今日は今津か 長浜か”というのがあったことを思い出しました。
 
 今津港に着くと、観光バスも到着していて20名程度の同じく高齢者の団体が二組ありましたが、船の定員は180名程度とかで、全く問題なし。
出航まで暫く時間があったので、港に建立されている琵琶湖周航の歌の歌碑や琵琶湖岸を楽しみました。

 出航後、25分程度で竹生島に着くのですが、波も穏やかで全く揺れず、琵琶湖独特のエリ漁の仕掛けなどを見ながらの航海でした。

 やがて、竹生島が見えてきましたが、周囲2kmとかで小さなこんもりとした島です。
港は島の南側にあるのですが、それ以外は切り立った崖になっており人が近づけず、カワウやサギなどの鳥のコロニ―になっているようです。

 やがて、竹生島の港に到着。小さな桟橋が二つあるだけですが、船から見上げる宝巌寺の赤い三重塔が良く目立ちました。(まさ)


JR湖西線 近江今津駅

琵琶湖周航の歌資料館 残念ながら休館日でした

今津港

少し長い桟橋。泊まっているのは竹生島までの船です

湖畔にある琵琶湖周航の歌の歌碑

琵琶湖の様子

エリ漁の仕掛け

穏やかな湖に、船の航跡

竹生島。 西側からの眺めです

竹生島港に近づく。 宝巌寺の赤い三重塔も見えます