伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

クスリを飲まずに、血圧を下げる方法

2017-11-14 01:12:31 | 実用書・ビジネス書
 患者が勝手な判断で薬をやめてはいけない、あくまでも医師と相談しながら薬を減らせという前提の下で、減塩と運動で高血圧を改善しようと論じる本。
 血圧についても、減塩についても、一般に言われているよりも厳しいライン(高い目標)を要求していて、著者の言うとおりにしたり、それで医者の手から逃れるのは厳しい印象です。人間ドック学会が高血圧の判断基準値を上げた(高血圧と評価される人を減らした)のを厳しく批判し(114~115ページ)、第5章(102ページ~)では、高血圧の恐ろしさをこれでもかこれでもかと書き立てています。医学界の基準ではたいていの人が何か不健康な要素を抱えている(医者に行けって言われている)ように思えてしまいますが、それがより高じた感じです。「私にいわせれば、血圧を測らない人は『人生を捨てているようなもの』です」(30ページ)って、そこまで言うか?
 生活習慣で、正座が血圧を上げる、和式便所も同じ(78~81ページ)というのは、意外でした。「ご自宅のリフォームを考えるなら、まずトイレを洋式にしましょう」(81ページ)って、医者に言われるか・・・ふくらはぎは下肢の静脈を圧迫してポンプのように血液を心臓に送り出す役割を持っているのでふくらはぎを刺激すると血圧を下げることができるそうです(97~99ページ)。そういうところは、へ~って感心しましたが。


渡辺尚彦 健康人新書(廣済堂出版) 2016年4月27日発行
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする