★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

城下の桜

2017-04-25 18:16:29 | 旅行や帰省


木曽でも桜。わたくしの通った高校は応永年間にできたお城の二の丸跡にあって、実家はといえば、本丸をのぞむ直下の城下町にある――、あまりに山の中だからというて馬鹿にしてはならぬ、平野が威張りだしたのはつい最近のことに過ぎないのだ、と言いたいところだが、順調に過疎化が進んでおる。が、桜は、四月末に咲く。城下の桜である。

ちょっきんちょっきんちょっきんなー(self-fulfiling prophecy)

2017-04-25 17:00:34 | ニュース
近年のはやり言葉の一つに、「直近」という言葉があるが、これを使うといかにも仕事してます感がでるというので、頼んでもいないのに使い出す輩が増えているが、連携、エッジがきいた、国策、絆、ミッション、モチベーション、などと共に、それを口に出したとたんにその人間が×カとわかる言葉として有名である。

わたくしは、文学の徒としてちょっきんというと「あわて床屋」しか思い出せない。



https://www.youtube.com/watch?v=WQPFeQexXoQ


兎ァ おこるし 蟹ァ 恥ョ かくし
しかた なくなく 穴へと 逃げる
チョッキン チョッキン チョッキンナ

しかた なくなく 穴へと 逃げる
チョッキン チョッキン チョッキンナ

そういえば、昨日、官邸からメールが来てて、ミサイルがとんできたら「近くの頑丈な建物や地下街へ」逃げろとか書いてあった。直近の攻撃に際して直近の建物に逃げろと言われても、直近になって逃げられるかよ、だいたい直近の丈夫な建物ってどこだよ、地下街はうちの直近にはねえんだよ、と思い、やはり昔のように直近に穴を掘るしかないと思うのであるが、コンクリート堅いし残念ながら我々は蟹ではない。常識的に考えて、自衛隊が北朝鮮のミサイルを打ち落とせるわけがないから、撃たれたら終わりだし、仮に気持ちだけ勇ましく反撃をしたとしても、ずっと戦争の訓練をしてきた北朝鮮の軍隊は想定外にプロ集団であり、ごちゃごちゃした戦いになったら日本は負けると考えた方がいいと思う。それに冷静に考えて、アメリカも日本に勝って以来、厳密な意味で戦争に勝ったことはない。つまり、アメリカは核を使わなければ戦争に勝てない。というわけで、トランプがイメージ通りにイカレていた場合、核を使う可能性があると思う。北朝鮮は、大日本帝国と違って責任の主体がはっきりした国体であるから、核を打ち込まれたところで、直近の島で戦争を続ければいいだけの話であると判断する。韓国?もともと仲間であるし、あの戦争とこの戦争は別ということで、思い切りやれそうなのは日本列島だ。大日本帝国が、ゴジラやモスラの故郷であれば罪悪感がなかったのと同じことである。

いままで市民を殺しまくってきたアメリカと、その子犬である日本が、小国を虐めて少々反撃されたところで、案外国際世論の味方は少ないとみた。もう知らねえぞ……

共謀罪は治安維持法と同じで、テロを防ぐというより、テロをさせようという法律であろう。地下に潜るしかないような人々をつくりだそうというのだから。つまり、「北朝鮮の脅威」と「政府の恣意」は一般市民にとってはどっちも怖いので、同じく地下街や穴に逃げるしかないのである。しかし、無理強いは長くは続かないというのが歴史の教訓である。

しかた なくなく 穴へと 逃げる
チョッキン チョッキン チョッキンナ