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アベ政治、終わりの始まり

2016-04-25 04:17:24 | Peace Cafe

アベ政治によって安保法案が強化された。戦争は遠ざかったというより、一層近づいたように感ずる。それはアベ政治の害悪と言ってもいいものだろう。いつか日本でもテロが起こりそうな予感を消せないでいる。そして、北朝鮮が崩壊し、混乱し、もしかしたら原爆が日本に飛んでくるのではないかという不安も消せないでいる。世界情勢の緊迫度が進んでいるという認識の点では、安倍政治を動かしている人と私は変わらないようだ。しかし、中国との関係を悪化させ、イスラム国との緊張を高めた責任はアベ政権にかなりある。アベ政治は、日米同盟を強化し、日本の自衛隊が海外のどこででも、アメリカと一緒に戦闘のできるようにした。これで日本の安全が確保できるという、馬鹿げた判断に基づいている。むしろアメリカとつるんでいるとみられることは、日本の危険が増すだけだろうと考えている。日本は米軍にただ乗りしていると言われたとしても、お金を払ってアメリカの船に乗船するのは、戦争へ向かう船に乗船したように感じられて仕方がない。

日本はアメリカの船から降りた方が、まだましのように思えるのだ。アメリカも世界の警察をつづける力はないのだから、アメリカ一国主義で行こう、という意見が強まっている。アメリカの傘の下をただでは貸さないぞ、という考えだ。どうぞ、日本や韓国には、自分で核兵器という傘を作ってください。とまで言っている。基地を自由に使わせるぐらい条件は受け入れろとの主張も強い。そのアベ政権の見返り方法が、アメリカ軍の基地の撤退を表向きで行い、空白地域の自衛隊基地強化の主張を始めた。安保法案による同盟強化である。自衛隊基地を同盟国としてご自由にお使いくださいという事になる。北朝鮮にも核兵器所有を許そうという事なのだろうか。こんなことで世界平和が来る訳がない。核兵器を拡散しない方が、まだ平和は保たれるというのは、世界の共通認識ではなかったのか。このくらいアメリカは揺れている。こんな船に乗り込んで大丈夫な訳がない。

イスラム国や、北朝鮮はまともな常識が通ずる相手ではない。イスラム国の暴虐は過去の歴史をたどっても最悪の国家に匹敵するほど、ひどい狂人国家である。こんな国に恨まれたら、何をされるかわからない。出来るだけ遠かり自滅を待つ以外にない。北朝鮮の危険は、崩壊の瀬戸際という事にある。周辺の重要人物の粛清という姿から想像されるものは、キム大将は政権内の不安定要素におびえる日々であろう。いつ何かよからぬことが起きる可能性は、常に抱えている。その時、その日に何が起こるかである。殺されるよりは、日本に向けて原爆を発射した方がましだと考える人間が現れるかもしれない。イスラム国にしろ、北朝鮮にしろ、日本がアメリカとの軍事同盟は、敵対する心情を盛り上げるだけであろう。軍事力による抑止力の軽重など、破滅を進んでいる人間に意味がないという事だ。いつでたらめの行為に出るかだけである。

それではどうすれば日本の安全が確保できるかである。国際社会での安全というものには絶対はない。すべてどちらがより安全かという程度である。北朝鮮と対話を開始することだ。そして普通の国に近づけることしかない。そして世界中の格差をなくす努力をすることを地道に行う事だ。少なくとも日本がその努力を止めれば、世界は一気に次の世界大戦に向かう可能性が高まる。日本国憲法の理想主義から発露した平和精神以外に、世界が戦争を回避できる道はない。この信念を堅持することだ。これほど高い理想を掲げた国は日本以外にはないと言える。そしてこの平和主義を高く掲げることによって、日本の安全は一定確保される。もちろんそうはいっても、この安全の道も絶対のものではないとは思う。それでも確かなことは、軍事力で対抗する安全よりは少しマシだと思う。アベ政治の仮想敵国中国政策に幻惑されてはならない。

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