鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

セキセイインコの国へ

2019年01月21日 | オーストラリア・野生のインコウォッチング
私は小学生のころから、野生のセキセイインコを見ることが夢でした。

自分が飼っているセキセイインコが、オーストラリアでは野生で暮らしているということを知ったその日から
ずっとずっと野生で暮らすセキセイの姿を見てみたいと思ってました。

だからずっと貯金箱に「セキセイインコ貯金」をしていました。
あったらあっただけお金を使ってしまう私は、貯蓄能力は限りなくゼロに近いのですが、
いつかセキセイインコを見に行く夢のためのお金だけは、貯めることができました。


おとなになって、とうとうその夢は叶いました。






オーストラリアには、本当に野生のセキセイインコが暮らしていたのです。







野生のセキセイインコは、アウトバックと呼ばれる果てしなく広大なオーストラリアの内陸部、
夏は灼熱、冬は激寒の乾いた砂漠で、強くたくましく生きていました。






なんてかっこいいんでしょう。私は本当に涙を流して感動しました。





オーストラリア訪問2回目にして、
数百羽の野生のセキセイの群れを見ることができて、私の長年の夢は叶ったのです。

でも、夢叶ってんから、もうそれでええやん。もう思い残すことないやん。って、全然ならへんかった。

なんでもセキセイインコは数年に一度、数万羽単位の大群になることがある。ということを知ってしまったからです。


数万羽のセキセイインコの大群だなんて、想像しただけでも身震いするけど、
実際の写真や動画も見せてもらったので、とんでもない現実がこの世では起こることがあるのです。

そんな大群を自分の目で見ることができたら。

動画じゃ伝わらない、ものすごい鳴き声と、ものすごい羽音がするんやろな。。。

今までもセキセイに出会うと感動して泣いてた私が、
数万羽のセキセイを見ることができたら、感動しすぎて、大量の涙とか動悸とか息切れとかして感動死するかも。

でもそんな最高な死に方ある?事故や病気や老衰で死ぬより、感動しすぎて死んでみたいもんや。

あぁ、私は数万羽のセキセイインコの大群を見て、感動しすぎて死にたい。

セキセイハリケーンを見て感動しすぎて死ぬ。それが私の新たな夢になりました。




それから私はセキセイの、より大きな群れを求めて、何回もオーストラリアを訪問するようになりました。


過去10回のオーストラリア訪問で、私が見た最大は二千羽くらい?かな。





私にとって、オーストラリアは、コアラでもカンガルーでもなく、セキセイインコの国。
ずっと昔からそう思ってきました。まさに夢の国。





数年前に現地で8万羽クラスの大群ができてるという報告を受けたときは、
仕事とか諸々、タイミングの問題もあって、見に行くことはできませんでした。

でも今年、年明け間もなく、10万羽クラスのセキセイの大群ができてると知り。。。

もう寝ても覚めても、セキセイインコのことしか考えられなくなってしまいました。
仕事してなければ、手配準備ができ次第、(たぶん3日後とか)すぐ行ってたと思います。

でもこの先、1週間は仕事が休めない事情があり、
その次の週から行くとなると、大群ができてからすでに数週間が経過してることになります。

ここで重要なことは、たとえ何万羽の大群ができていて、すぐに見に行ったとしても、
気象状況など様々な要因で、たった数日でバラバラに分散してしまい、
大群じゃなくなるというリスクがあるということです。

仕事は休めるのか?
休めたとしても、まだ大群は存在しているのか?

今行かんかったらいつ行くん?
親や愛鳥や自分が病気になったり、私が無職でお金ないときやったら、たとえ大群できても行かれへんで。
次に大群できるのが、50年後やったら、もう私行かれへんしな。





・・・いろいろ葛藤して、いろいろ悩んだけど、やっぱり行ってきます。


私の“セキセイ感動死”の夢を半分呆れながらも笑顔で応援してくれてる、
まわりの愛する人たちにも相談したら、「行くしかないやろ。」と言ってくれました。

職場の人達も快く休ませてくれました。

ありがたいです。


今回、現地では車で2500キロ移動するらしい。。。
片道10時間、車に乗ってるらしい。


過酷です。

初めて行く村ですが、気温は40度を越えてるらしく、灼熱地獄のように暑い砂漠やと思います。

それでも私は行ってきます!

セキセイの大群が見たいから!!




このブログを読んでくださってるみなさん、

サルコがもし今回のオーストラリア訪問で、
数万羽のセキセイの大群を見れたら、感動しすぎて死ぬかもしれません。

それは私の夢が実現したということです。

と、なると、これが最後のブログになるかも。今まで御拝読ありがとうございました。
死ぬ。なんて、不謹慎なことを言ってすいません。でも自分の人生に悔いなしの感動死なので許してください。



とか言いつつ、1羽も見れない可能性もじゅうぶんあります。相手は野生の生き物ですから。

そうなったら、ちょっとだけ凹んで帰ってきます。
そのときは、またよろしくお願いします。


いってきます。



11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (なのはな)
2019-01-21 07:14:46
読んでいて、鳥肌がたちました。
サルコさんがセキセイインコの大群に出会えますように!
そして宝物のようなインコ体験のお話を聞かせてください✨

ドキドキしながら待ってます✨
Unknown (馬)
2019-01-21 21:40:01
まず、サルコさん旅を楽しんで、インコの群れを観てきてほしいです。そして伝えてほしいです。
感動死して燃え尽きないでほしいです。
何万羽のセキセイインコを観たら、私も感動して泣いて死にそうですが。

思えば、サルコさんのブログに行き当たったのもオーストラリアの野生インコを調べていた時でした。オーストラリアに住んでる友人から電線に止まってるインコの写真が送られてきてびっくりして。

私はやりたい事あっても、まずやれない理由を一つ一つ考えてはあきらめて。小さい頃からそうだったな。
そんな自分にサヨナラしたいと思っていた時のこの話は私に電撃的でした。

なんだか、サルコさんは私の希望です。

必ずこの旅の写真や感想を教えてください。
待ってます❤️
Unknown (ららぴ)
2019-01-24 00:43:24
サルコさんの文章を読んでいるだけで感動と興奮が伝わってきます!素晴らしいセキセイ愛。そして素晴らしい旅を!

感動死せず無事に帰還して下さい☆
インコちゃんの超大群観られる事を祈っています!
素晴らしい日記 (読者)
2019-01-25 17:30:48
やはりぼくはセキセイインコに勝る物無しというほど、好きです❗
そして感動とトキメキで日記の画像を見て涙です❗
金華鳥やオカメと厳しい野生を生きる姿にも涙です❗
そしてこんなにもうまい撮影をされたサルコ姫にも尊敬と感謝です❗
すごい撮影技術です。
オーストラリアまでセキセイインコに会いに行って、とても大変なことです。くれぐれも治安には注意です❗また岩場や崖や高所など危険な場所にも行かない様にお願いします。撮影に夢中になり、事故がおきては元もこうもありません。
素敵な日記をありがとうございます🐤
Unknown (なのはな)
2019-01-26 12:07:18
24日のオーストリアの最高気温が46.6℃というニュースが飛び込んできまして…
全体でも40℃越えの日々だとか…
サルコさん、キャンプしながらの旅なのですよね?心配です。どうかどうかお気をつけて。

この熱波で野生のコウモリや馬が死んでしまっているというニュースも見ました。鳥たちも心配です。

想像を絶するほど大変なのだろうなとあらためて思いまして…でもこんな過酷な状況の先に見えた景色は力強く、ひときわ感動的なものだろうな✨とも思います。
サルコさん、無事に帰ってきてください🍀
なのはなさんへ (サルコ)
2019-01-30 22:19:13
なのはなさん、いろいろご心配ありがとうございました。

無事に帰国しました。

ニュース通り、気温は40度超えでめちゃくちゃ暑かったですが、湿度が低いので大丈夫でした。

今回はキャンプじゃなくて、モーテルに泊まってたので、エアコンも冷蔵庫もシャワーもあって快適でした。

そして夢だったセキセイインコの大群にも出会うことができました!!推定15万羽以上の大群です。
今でも夢だったんじゃないかと思うほど素晴らしい体験でした。もう私の人生に悔いなしです。
馬さんへ (サルコ)
2019-01-30 22:28:30
馬さん、無事に帰国しました。

ついに、とうとう私の長年の夢が叶いました!!
15万羽の野生のセキセイインコを見ることができました!!

40度近くの気温の中、暑いはずなのにずっと鳥肌立ちっぱなしで、正気を失うほど感動しました。

電線の上のセキセイも見れましたよ。
ららぴさんへ (サルコ)
2019-01-30 22:34:20
ららぴさん、無事帰国しました。

そしてセキセイの超大群を観ることができました!!
人生でいちばんの感動です。
もうこれ以上なにもいりません。

読者さんへ (サルコ)
2019-01-30 22:41:04
読者さん、無事に帰国しました。

ずっとずっと見たかった野生のセキセイの大群に、ついに、とうとう出会うことができました!!
まるで大蛇のように、時には砂嵐のような勢いで飛びまわるセキセイの大群に鳥肌が立ちまくりでした。

これ以上の体験はもうどこにもないと思います。
Unknown (読者)
2021-07-19 16:19:09
改めて読んでも、素晴らしい日記です。
何より撮影が上手い❗
オーストラリアの世界に見入ってしまいました。
こうして素晴らしい日記をみていて思うことは、
やはりインコ本来の暮らしが、一番いいのかと思います。
人間と暮らすと、小鳥は病気になりやすいと思うからです。哺乳類と鳥類が一緒に暮らすことに無理があるのかと感じます。あなたのような長生きさせてあげられる素晴らしい飼い主様は、そんなに多くないですきっと。大空を飛ぶ生き物を冷暖房完備して不味いペレットを与え狭いスペースで、飼うことは幸せとは思えないとつくづく思います。 鳥は飛ぶために体が出来ているから、強くそう思います。

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