鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

くつろぐ野生のセキセイインコ

2019年04月14日 | 15万羽の野生のセキセイインコ
《スプリンクラーに野生のセキセイインコ》 

《野生のセキセイインコだらけのモーテル》

《有刺鉄線にとまるオカメインコ》

《ついに野生のセキセイインコの大群に出会った瞬間》

《地面に舞い降りて、湧きあがる野生のセキセイインコ》

《野生のセキセイインコと牛さんたち》

《整列オカメちゃん》


からの続き。










15万羽はいたであろう野生のセキセイインコの大群は、何グループかに分かれていろんな方面へと移動してしまったので
私たちも移動しはじめたのですが・・・


あ、あそこにも飛んでる。






これだけでも数100羽はおると思うねんけど、15万羽観たあとやから、極小グループに思えてしまう(贅沢)。






よく見てみると、







そこら辺の木にもセキセイがいっぱいとまっていた。









そこらじゅうでいっぱい飛んでるし、









そこらじゅうでいっぱいとまってた。







みんなで楽しげにおしゃべり中。







とってもにぎやか。








朝食後のまったりタイムってところかな。








美しいなぁ。






こっちに向かって飛んでくるよ。












この時点でまだ朝の7時半とかやねんけど、もうすでに一生分のセキセイを観れたことやし、
とりあえず一旦モーテルへと帰りました。


つづく。











整列オカメちゃん

2019年03月17日 | 15万羽の野生のセキセイインコ
《スプリンクラーに野生のセキセイインコ》 

《野生のセキセイインコだらけのモーテル》

《有刺鉄線にとまるオカメインコ》

《ついに野生のセキセイインコの大群に出会った瞬間》

《地面に舞い降りて、湧きあがる野生のセキセイインコ》

野生のセキセイインコと牛さんたち

からの続き。




10万羽以上のセキセイの大群が、バラバラの方向へと飛んで行ってしまったので、
私たちも移動することに。



野生のオカメインコが飛んでます!!







よく見ると、モモイロインコも交ざってるし、地面にはツルもいます。









上空高く飛んでるオカメちゃんもいるし、









地面に舞い降りて、朝ごはん食べてるオカメちゃんもいます。









車と並走しながら飛んで、










有刺鉄線のフェンスにとまった。手前はハトさん。









それにしても綺麗に並んだね。全員こっち見てるし。



人間が気になるねんな。ごめんやで。
私もオカメちゃん気になるねん♡かわいい姿眺めるだけでなんにもせーへんからね。

お互い気になるから、野生のオカメインコと人間の私たちはしばらく見つめあってたのでした♡



オカメちゃんって、ほんまかわいいね。















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野生のセキセイインコと牛さんたち

2019年03月10日 | 15万羽の野生のセキセイインコ
《スプリンクラーに野生のセキセイインコ》 

《野生のセキセイインコだらけのモーテル》

《有刺鉄線にとまるオカメインコ》

《ついに野生のセキセイインコの大群に出会った瞬間》

《地面に舞い降りて、湧きあがる野生のセキセイインコ》

からの続き。




10万羽以上の野生のセキセイインコの大群に遭遇することができて大興奮!!

時間も忘れ、夢中でセキセイの観察をしているうちに、気がつくと私たちが牛たちに観察されていた。






微動だにせずこちらを見ている牛たちの視線に若干ビビるが、
フェンスがあるから牛はこちらには来れないので、ちょっと安心。

以前、フェンスとかない場所で、
牛の大群が自分のほうに向かってドドドドとすごい足音を立てながら一斉に走ってきて、めっちゃ怖かったことあるし・・・


牛たちの後ろにもセキセイの大群が・・・






これだけのセキセイの大群の数千、数万羽分のでジジジジ~という鳴き声はかなりの音量。
飛んだり、舞い降りたりしてる羽音も、数千、数万羽分となると、すごい迫力なんやけど、まったく無関心な牛たち・・・

ま、セキセイのほうも牛たちのことは、特に気にしたりしてないみたいやけど。













これだけでも万羽いるよね・・・たぶん。









地平線の上に延々と続くセキセイの行列・・・









セキセイが舞い降りたり、飛び立ったりして、舞い上がる土煙。






ほんまにどこを見ても、牛のバックでセキセイの群れが飛んでいるという凄い光景でした。







そこらじゅうセキセイの大群だらけの状態から、それぞれの群れが遠くのほうへ移動して行ったので、
私たちも移動することに。




それにしてもすごい大群、すごい光景でした。



私の人生で最高に素晴らしい、最高に感動した時間でした。








つづく・・・



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地面に舞い降りて、湧きあがる野生のセキセイインコ

2019年03月02日 | 15万羽の野生のセキセイインコ
《スプリンクラーに野生のセキセイインコ》 

《野生のセキセイインコだらけのモーテル》

《有刺鉄線にとまるオカメインコ》

《ついに野生のセキセイインコの大群に出会った瞬間》

からの続き。








地平線の彼方にいたセキセイインコの大群。

すごい大群なので肉眼でもじゅうぶん確認できるけど、なんせ遠い。

遠くから見ると、セキセイの大群の全貌がわかるという利点はあるけど、もっと近くで見てみたい。


野生のセキセイインコ


セキセイがいるあたりは牛の放牧地、つまり牧場なので個人の私有地であるから
有刺鉄線のフェンスが張り巡らされていて、近づくことができない。

そこでデキるガイドのO氏は、この牧場の持ち主を割り出して電話をかけ、
牧場内の立ち入り許可を取ってくれた。



おかげで遠くのほうでしか見えてなかったセキセイが





どんどん近くなってきた。









緑の虹みたい!









そして、ぐるぐる渦巻きながら、地面に降りて朝食タイムがはじまった。

野生のセキセイインコ











私たちのほうからもセキセイの大群に近づいたけど、セキセイのほうからも私たちに近づいてきた。









フェンスを乗り越え・・・








大迫力!








手前のほうは地面に降りて行くチーム。






地面に降りると、草に完全に隠れてまったく見えなくなる。







飛んでるセキセイ以外にも、見えてないけど草に埋もれて大量のセキセイがお食事中。













地面に舞い降りて、湧きあがる野生のセキセイインコ












地面に降りて、また湧きあがるように飛び立つ姿がほんまにすごい。











濃い。もうめっちゃ濃いぞ。






目の前が全部セキセイインコ。こうして写真に撮って静止画になっても数えるのを諦めてしまう数。







そしていつの間にやら、前後左右、上空から地面までセキセイの大群に囲まれるという鳥ッキー、いやトリッキー状態に。



夢じゃないねんな。これが。嘘みたいやけど現実に見てきた光景。

(撮影:Oさん)




つづく・・・





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ついに野生のセキセイインコの大群に出会った瞬間

2019年02月24日 | 15万羽の野生のセキセイインコ
《スプリンクラーに野生のセキセイインコ》 

《野生のセキセイインコだらけのモーテル》

《有刺鉄線にとまるオカメインコ》

からの続き。







オーストラリア滞在2日目。

早朝からセキセイの大群探しに出発。

セキセイの大群に出会えた話はこのブログ内の数日前の記事、

『15万羽の野生のセキセイインコの大群』

にも書いたので、重複するし、もう多くは語りません。





夜が明けたよ。





セキセイの大群はどこ??

あれ?もしかして、おらんの??って、ちょっとだけ思い始めたときに、
遠く彼方の地平線に発見された、恐れさえ覚えるほどの大群。

車の上によじ登り、抑えきれない興奮状態で観察。





そう。この瞬間を待っていた!!もうずっと前から!!!

それぞれが思い思いの場所から観察。






ずっと夢見ていたにも関わらず、これは夢なんじゃないか?と思ってしまうくらい信じられない光景。






何キロにも渡って延々と続くセキセイ様御一行。






野生のセキセイインコ





まだまだ遠くの場所にいるセキセイの大群が、どんどん形を変えながら、
いろんな方向に向かってトルネイド状態になったり、地面に舞い降りたり、また浮かんだりしながら移動し続けて行く。



















つづく。。。。













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有刺鉄線にとまるオカメインコ

2019年02月16日 | 15万羽の野生のセキセイインコ
《スプリンクラーに野生のセキセイインコ》 

《野生のセキセイインコだらけのモーテル》


からの続き。






野生のセキセイインコだらけのモーテルにいるだけで、もうじゅうぶん楽しくて満足。

このままずっとセキセイたちがお庭のスプリンクラーでうれしそうに水浴びする姿を眺めていたかったけど、
ここまで来た本来の目的はセキセイの大群を見るため。

早く出発しないと、日が暮れてしまう。

夕方までに到着するために、ケアンズから必要最低限の休憩しかとらずに必死で走ってきたのだから。

チェックインして部屋に荷物を入れたら、早々にセキセイの大群探しに出発!





村を出て数十分も走ればもう、360度地平線の世界が広がる。


あ、有刺鉄線にオカメちゃんが!!







車のスピードを落とすと、警戒心の強いオカメちゃんたちは飛び立った。




そして、また離れた場所の有刺鉄線の上にとまった!

見事なまでに等間隔にとまって、みんなこっちを見てます。かわいすぎー♡







肝心のセキセイはというと・・・

小さな群れはあちこちで飛びまくってるねんけど。。。







この日の朝もO君が二万羽以上の大群を見たという場所や、前日に大群を見た場所など結構移動してみたけど、
やっぱり数百羽くらいの群れしかいない。




数百羽の群れでもほんまは見れたらラッキーなことなんやけど、ここまで来たら万羽セキセイを見たいやん。
現に今朝もO君は大群見てるんやし。


この木にもたくさんのセキセイがとまってるんやけど・・・大群は?数万羽もおったセキセイどこ行った??





結局、アウトバック名物?大量のハエの洗礼を受け続けてるうちに、日も暮れ始めた。




当然見れるもんやと思ってたから、ちょっとあれ??って思ったけど、
鳥はもちろん、クジラやイルカやアシカやサメ、今までいろんな野生生物に会いに行く旅を経験して学んだこと。

血眼になって、必死で探してるときには、お目当ての生物は現れない。ということ。

きっとその殺気が相手の生物にも伝わるやんと思う。

いつも、肩の力を抜いて、楽しくおしゃべりはじめたりすると現れる。

バハマで数日間船上生活しながら、イルカが見つかったら一緒に泳ぐというイルカクルーズ船に乗船したときも、
みんなで必死に双眼鏡覗いてイルカ探してるときは見つからないけど、
みんなでトランプとかして遊びはじめたら、急にイルカが出てきたりしたもんねー。






今日はここまで無事にたどり着けただけでじゅうぶん。

モーテルにもセキセイいっぱいおったし。

あんまりきばらんほうが、いい結果が待っててくれるはず。















茜色の夕日。








この日は夜7時すぎまで夕日を眺め、そのあと村に戻ってパブに夕食を食べに行ったら、
食事の提供は夜8時までらしく、そのパブでは食べることができなかった。

幸い、もう1軒のパブがまだディナー営業してくれてたので、無事に夕食にありつけました。

その日のディナースペャル、巨大なチキンカツを食べました。


モーテルの部屋に帰ってシャワーを浴びたあと、
これだけ乾燥してたら、部屋の外に出ればすぐに髪の毛乾くんちゃうん?と、外に出てみると星がめっちゃ綺麗☆

そしてその綺麗な星を眺めながら、髪をファサファサ~ってやってたら、一瞬で髪が乾いたのでした。

さすが砂漠。

砂漠バンザイ。

でも・・・髪はすぐ乾くけど、お肌はカッサカサになっちゃうんやけどねー・・・!!!



つづく・・・

野生のセキセイインコだらけのモーテル

2019年02月14日 | 15万羽の野生のセキセイインコ
《スプリンクラーに野生のセキセイインコ》 の続き。





「とにかく18時までには来てください!」

現地でセキセイの大群を見つけてくれたO君からの指令により、ケアンズの空港から必要最低限の休憩しか取らず、
10時間くらい走り続けて、なんとか夕方には無事に宿泊先のモーテルに到着!!

早速、とりあえず先にチェックインしよう。ということになったが、
なんとモーテルのお庭を取り囲む柵がセキセイインコだらけである!!




なんじゃこりゃぁあー!!最高じゃないか!!


“とりあえず先にチェックインしよう”という言葉は完全に忘れて、もうセキセイに夢中。

これだけでもう、はるばるオーストラリアの最果てのような村まで来た甲斐がある。

この旅行が決まってから、セキセイの大群が見れるか見れないかは別にして、
何よりもまず大事なことは、“無事に旅立つ”ということだった。

無事に旅立てなければ、話にならん。
たとえセキセイの大群が居ても、行かなければ見れへんねんもん。

だから世間でも職場でも大流行中だったインフルエンザにだけは絶対になりたくない!と、
普段から中毒的に飲んでる緑茶をはじめ、紅茶に黒糖生姜を入れて飲んだり、R-1という乳酸菌飲料など、
インフルエンザの予防に効果あり。と言われてるものは、医学的根拠があるのかないのかわからんでも、
おまじないのような気持ちで飲み続けた。

マヌカハニーを舐め、
えずいて涙がちょちょ切れる程、念入りにうがいをし続けた。

通勤途中に交通事故に遭わないように、慎重に自転車こいで職場へ通った。

無事に旅立てるように。留守中の愛鳥が元気でいるように。神様と御先祖様に祈った。

その甲斐あってか、なかったのか?は謎だが、とにかく無事に旅立てた。

そしてこんなに素敵なセキセイパラダイスモーテルまでたどり着いたのだ!







よく見ると、みんな暑すぎて、ワキワキ状態!なんてかわいいんだ!!





こんなパラダイスなモーテルがあるなんて!

行き先と宿泊先を変更すると聞いたのは、もう旅立つ直前。行く場所とモーテルの名前を聞いたのはもう出国直前。

なんの予備知識もなく、どんなところかもまったくわからないまま。

まるでミステリーツアーに参加するみたいな状態でここまで来たけど、最高じゃないか!

いつ来てもこんなセキセイパラダイス状態なら、私は毎年ここに来たい!!と意気込んでOさんに聞いてみた。

でもOさんによれば、いつ来てもこうだとは限らないらしい。やっぱそうよね。。。野生やもんな。






よく見ると、セキセイたちに交じってモリツバメも。









さらによく見ると、柵の上だけじゃなくて、まわりの木もセキセイだらけということに気がついた。マジすげー。














ここでもやっぱりセキセイたちのお目当ては、お庭に撒かれているスプリンクラーのお水だった。








とってもうれしそうに水浴びを楽しむセキセイさんたちなのでした。






スプリンクラーで水浴びする野生のセキセイインコ









セキセイたちに夢中になっている間に、インコカメラマンのO君と合流し8年ぶりの再会!
なんか前よりずいぶんたくましくなったな。

O君は満面の笑みを浮かべながら、「見てください!」とデジカメで撮った写真を液晶画面に出してくれた。


そこに写っていたものは、巨大な緑の塊。

そう。

野生のセキセイインコの大群なのであった!!



つづく・・・

スプリンクラーに野生のセキセイインコ

2019年02月11日 | 15万羽の野生のセキセイインコ
今回の野生のセキセイインコの大群を探し求めたオーストラリア旅行。

4泊6日の短い旅程でしたが、念願のセキセイの大群だけでなく、
今までのオーストラリアでのセキセイ鳥見旅の集大成みたいな感じで、
いろんなシチュエーションで野生のセキセイを見ることができました!

いつも旅行記書くのが遅遅になってしまうので(まだ書いてないのも山ほどある。)、
今回は記憶が新鮮なうちにがんばって書こう。と・・・思ってます。思ってるだけで実際書ききれるのかは謎。。。。




オーストラリア到着日。

欠航することが多いJETスター便ですが、飛行機は無事に出発し、
早朝ケアンズの空港におおむね定刻に到着したまではよかったが、入国手続きに長蛇の列。

空港の職員も日本人みたいにテキパキ動くわけじゃなく、どれだけ人が並んでようがマイペースで働いてらっしゃるので
イラちの大阪人の私は相当イライラ。

10万羽のセキセイの大群が発見されたというニュースを聞いて、これは見たすぎる!ということで急遽決定した旅行だったが、
私たちより先に現地に探しに行った第一捜索隊は結果的に大群を見ることはできなかった。
だから私も10万羽セキセイ見るぞ!という気負いもなくなり、大群は諦めて普通の気楽な鳥見旅をするつもりで旅立つ予定だった。

それが日本を出発する直前になって、2万羽以上のセキセイの大群が発見されたから、
急遽行き先を変更する、現地になんとしても夕方6時までに着きたい等という連絡が来て、
私の内心は舞い上がり、そして一刻も早くセキセイの大群が発見された現地に到着したい。と、気持ちはかなり急いているねんけど。。。


2万羽のセキセイの大群が発見されたというのは、第一捜索隊が帰ったあとも、インコ・オウムカメラマンのO君が、
ガイドO氏と相談会議の上、砂漠で一人、ひたすらセキセイの大群探しを続けてくれたからなのだ。

私はあの殺伐としてひたすら広大なオーストラリアのアウトバックが大好きなんやけど、
それはガイド付きで身の安全が保障されてるからこそ言える言葉である。

オーストラリアのアウトバックに行かれたことがある人ならわかると思うが、
数100キロおきに小さな村が点在するだけ、ほとんど人なんて住んでもいない、
集落周辺以外は何100キロも携帯の電波も通じない、ただただ孤独、
車が故障してもJAFみたいな組織もないし(電波届かんからそもそも連絡できない)、
運よく誰かに発見されない限り熱中症か孤独で死んでしまう・・・

そんな砂漠の荒野で、o君はたった一人で数日間セキセイの大群を探し続けてくれてたのです。

O君とは8年前にも一緒に鳥見旅をしたことあるから知ってるねんけど、
その当時のO君は、はっきり言ってそんなに逞しいイメージはなく、どちらかと言うと繊細で線の細い少年だった。

“O君、砂漠にひとりでおるん?”心配する私に、ガイドO氏からは
“O君は水とインコさえあれば生きていけるから大丈夫”という謎?の返信メールが来たけど、ほんまかいな。

・・・って、話がだいぶ逸れてしまった。

話を戻すと空港に到着したはいいが、入国手続きに大行列ができていてイライラしてるところである。

ケアンズの空港からそのセキセイの大群が発見された場所まで、車で1000キロ以上の長距離移動。

1分1秒でも早く、ここから出発したい。それなのにこんな時に限っての大行列で全然進まんし・・・

散々待たされた挙句にやっと自分の番が来たと、前回来たときにはまだ導入されてなかった最新式?の顔認証システムの装置に
パスポートをかざし、目の前のカメラで顔を撮影されたら、本人と確認できません。と人間の審査官がいる列に並び直しさせられる。

なんで?これは正真正銘私のパスポート、正真正銘私の写真、正真正銘私本人やのに、
なんで本人じゃないとかケチつけるねん、この装置。
最新システムなんちゃうん?
そらパスポートの写真撮ったときからちょっとは太ったけど、別人と認識されるほど太った覚えも、老けたという自覚はない。
とんだポンコツ機械め。と心の中で毒づきまくりながら、ようやく第一段階突破。

すると今度は私のスーツケースはすぐに出てきたのに、同行者のAさんの荷物が全然出てこない。
2人同時にチェックインして一緒に預けたのになんで?
Aさんの荷物は重い上、壊れ物注意のタグを付けたせいで、私の荷物とは別のカーゴに入れられたのか??

めっちゃイライラする。
こんなとこで手こずって、せっかく頑張って見つけてくれたセキセイの大群見逃したらどうしてくれるねん。

やっと出てきた荷物を急いで転がし、税関でも並んで、結局飛行機が空港に到着してから1時間くらいかかって
ようやく到着出口に出れたのでした。あーほんまにイライラした。

出口で待っててくれたガイドのOさんも、相当イライラして気が急いたに違いない。

急いでるときに限ってこうなのよね。


。。。というわけで、やっと出発!!

とにかく先を急ぎますよ。

ケアンズの空港を出発して、街の中心部から郊外へとわずか数十分走っただけで、街灯の上にアカオクロオウムの群れが!

ああ、インコ&オウムパラダイスのオーストラリアに来たんやなあ。と早速実感できて幸せ。


走り出してしばらくの間は、緑豊かな景色。






どんどん走って、未舗装道路で全長50m以上あるロードトレインに砂塵のお見舞をくらったり、







トイレ休憩に立ち寄ったロードハウスにて、オーストラリア最小のバーなるものを見学したりしつつ、








ひたすら走って、窓の外の風景がアウトバックらしい景色に変わってきました。





なんだかとんでもない大きな物体を運ぶ車。これはいったい何??





途中、小さな村の小さなパン屋さんで昼食タイム。

車から降りると暑い。いや暑いといより熱い。ジリジリに焼かれてる感じがする。
でも冬より夏が好きな私はテンション上がる。

パン屋さんではペッパーステーキのパイとカレーのパイを食べました。
見た目は可愛いがきっと甘すぎるであろうメレンゲは食べてないのに写真を撮った。のに、食べたパイの写真は撮らんかった。





クイーンズランドの西側の村々とその周辺一帯はダイナソー街道ともいわれ、
恐竜の化石が多く発掘される地域で、パン屋さんのゴミ箱も恐竜の足仕様。







途中、ずっと線路沿いの道路を走る。



日本国内を旅行中でもこんなふうに線路沿いの道路を車で走ってるとき、私は♪電車来い!電車来い!電車来い!と
電車来いの歌を歌いながら、電車と並走できるのを超期待するんやけど、今回はOさんやAさんもいるので心の中だけで歌う。



そんな私の心の歌が聞こえたのか?Oさんが「電車いたよ」と教えてくれる。

おぉー。長い。長ーーーーーーい。いったい何両編成なのか数えたけど、長すぎて途中でわからんようになった。






先頭車両が見えてきた!!






運転手さんがこちらに向かって手を振ってくれた。こどものようにうれしい私。



この時は、たぶんそんなに頻繁に走行していないであろうこの貨物列車?に出会えてうれしい!っていう、きわめて平和的な喜びだけしかなかった。

でもこの旅行から帰国して間もなく、この地域一帯を襲った100年ぶりともいわれる大雨による洪水のせいで、
亜鉛や鉛を積んで走ってた貨物列車も水没したまま放置され、重金属汚染問題になってると知りました。とても心が痛みます。

人間は情報と知識でこの問題を回避できると思うけど、ここらへんで生活していた牛さんやカンガルーやエミューやセキセイ達が
汚染された水を飲んで中毒にならないことを祈ります。




目的地到着前に最後に立ち寄った村では、ハゴロモインコに出会いました。


なんか、めっちゃ暑そう・・・わかるよ。わかる、確かに暑いね。





地面に降りてなんか食べてる。






見られてることに気付いたハゴロモインコたち。この子たちは結構警戒心が強いのよね。






スプリンクラーのお水に群がるのは、野生のセキセイインコ!!





これだけ暑いと、スプリンクラーのシャワーが最高に気持ちいいよね!!



私はてっきりここは公園かなんかやと思ってたんやけど、実はなんと学校の校庭でした。
学校といえば鉄筋コンクリートの大きな校舎があるものと思い込んでました。
そんな常識は日本の都心部だけの話だと思い知りました。

鳥の写真を撮ってるだけとはいえ、学校の校庭に向かって、望遠レンズでバシャバシャ写真撮ってる怪しい東洋人・・・
不審者として通報されなくてよかったわ・・・大阪やったら即通報されてるよね。。。

それにしても校庭で野生のハゴロモインコやセキセイインコが遊んでる学校があるなんて。夢のようです。
こんな学校に通いたかった。
でもこんな学校に通っていたら、授業中校庭ばっかり眺めて全然勉強に集中できひんやろな。



さぁ、目的地に向かってラストスパート。





ここまで来たら、もう完全なるアウトバックの風景。
日本の住宅密集地に暮らす私にとって、あまりにも日常からかけ離れた世界。ゾクゾクする。





この広い大地のどこかで私の大好きな野生のセキセイさんたちが暮らしている。
そう思うだけでも幸せになれる。

この果てしない感がたまらんねんなー。






つづく・・・





15万羽の野生のセキセイインコの大群

2019年02月03日 | 15万羽の野生のセキセイインコ
「野生のセキセイインコを見たい!!」という夢が叶った私が新たに抱いた

「数万羽規模の野生のセキセイインコの大群が見たい!!」

「セキセイハリケーンを見ながら感動死したい!!」という壮大な夢。


毎年決まったルートを通る渡り鳥と違って、
広大なオーストラリアの内陸を餌や水を求めて、なんの規則性も持たずに放浪しながら生きてる野生のセキセイインコ。

数十、数百羽ならともかく、数万羽クラスの大群となると、
いつ、どこに出現するのか、鳥の専門家や現地のガイドでさえ予想ができない。

出会うのがきわめて難しいと思われるセキセイの大群に出会うためには、
大群が目撃されたという情報を入手した瞬間に、荷物をまとめてなるべく早急にオーストラリアまで飛び立つ。
という方法しかないのです。

どうしてもセキセイの大群を見たい私は、実際に行けるかどうかは別として、
大群が発見されたらとにかく連絡をください。と、
いつもお世話になっている現地のガイド氏に何年も前からお願いしていた。

そしてその連絡は突然やってきた。

思ったより早かった。
数万羽のセキセイを見たいと思い始めてすでに10年以上は経ってるけど、それでも早いと思った。

絶対見たい。と強く願っていたにも関わらず、
この夢が叶うのはもっと遠い未来のことなんだろうな。なんて漠然と思ってた。

だって、野生のセキセイの大群に出会うことがどれだけ大変で難しいことなのか、誰よりもわかってたから。




見に行く。と決めたものの、私が日本を出発できるのは、
大群が発見されたという情報をもらってから、10日以上経過してからだったので、もう大群はバラバラになってるかもしれない。

過去に発生した大群も、わずか数日でバラバラに分散してしまったとのことやったし。

私が出発する1週間ほど前に、第一捜索隊が先発チームとして現地に出向いたのだけど、
結果として、数千、数百の群れは見れたけど、数万の群れはもう見れなかったという報告を受けた。

あぁ。そうなのね。やっぱり大群が発生してからもっとすぐに出発しなきゃ無理やったんや・・・
ちょっとがっかりしたけど、まぁでも数万羽じゃなくても、久しぶりに野生のセキセイに会えるならそれでいいや。と思って
万羽セキセイの夢が叶うかもしれないと思うと、だいぶ緊張して、お腹こわしたり、夜も眠れなかったけど、
ちょっと気楽な気分になってた。

それが、出発日当日。
仕事から帰ってきてバタバタと出発の準備をしていると、
現地に残ってセキセイの大群を探し続けてた、野生のインコカメラマンのO君がついに大群を見つけたとの報告が!!

その現場は当初の宿泊予定地から数百キロも離れた場所で、急遽宿泊場所も変更することになった。

わー。ヤバい。マジで夢が叶うかも!?

もう準備でバタバタな上にソワソワしておかしな精神状態なまま、
飛行機に乗ってオーストラリアへと飛び立ったのでした。



翌日の早朝にオーストラリアに到着し、その日はセキセイを探すアウトバックの小さな町までひたすら移動。

そして次の日の朝。ついにその時が訪れた。

数十、数百羽の野生のセキセイの群れは頭の上を飛んで行ったりするけど、大群はどこにおるんかなぁ・・・?

ほんまにまだ大群おるんかなぁ・・・?

半信半疑になってきたときにガイド氏が叫んだ。

「あの地平線の緑、セキセイじゃない??」

見てみると、まだ遠く地平線の彼方に、緑の雲のようなものがふわりと浮きあがった!!

ほんまや!動いてる!!セキセイや!!

信じられない規模だった。自分の想像をはるかに超えてきた。

車の上によじ登り、双眼鏡で確認。ヤバイ。ヤバすぎる。手が震える。心臓がバクバクする。


(撮影:Oさん)


まるで1匹の巨大な生物のようなセキセイの大群。神話に出てくるヤマタノオロチみたい。。。






地平線を埋め尽くすセキセイインコの大群。






地平線の上の野生のセキセイインコの大群






大きな群れと大きな群れが合流し、さらに大きな群れになって蠢く。

野生のセキセイインコの大群




そしてその群れはどんどん私たちの方に向かってきた。





そして、同じような数万羽規模の群れが、前から右から左から後ろから、
どこを見ても大群だらけ。というトンデモナイ状況になった。もう完全に正気を失うよね。
















数万羽セキセイを見たいと思ってから約10年、10回以上オーストラリア訪問して、
ついに!!とうとう私の夢は叶ったのです!!!

ガイド氏によると、15万羽はいるとのこと。15万羽ですよ!!!!まさか15万羽も見れるとは!!!


野生のセキセイインコの大群




感動死はしなかった。

死なないまでも号泣はするだろうと思ってたけど、不思議と涙も流れなかった。

もっと取り乱すかとも思ったけど、意外に平静だった。

でも内心は死ぬほど感動してた。

気温は40度近くあったにもかかわらず、興奮してずっと鳥肌が立っていた。


すべてが自分の想像を超えていた。

これ以上の凄い光景はもうこの地球上にはないと思うし、
これほどの規模のセキセイの大群を、私が生きてる間にはもう二度と目にすることもできんと思う。

もう私はいつ死んでも、人生に悔いはありません。




夢が叶うって素晴らしい。



今回、私の夢が叶ったのは、約10年前からずっと私の鳥見の旅を案内してくれてきたガイドのOさんと、
野生のインコ・オウムカメラマンになったO君、このふたりの尽力のおかげ。
ふたりの熱い情熱には頭が下がります。本当にありがとう。

OさんとO君と私は、8年程前にも3人で一緒に南オーストラリアで鳥見の旅をした仲間。
キャンプやったから大変やってんけど、めちゃくちゃ楽しかった思い出深い旅で、
またいつか3人一緒に旅したいとブログにも書いていた。


その当時から3人とも、セキセイの大群を見たいと思い続けてたので、
今回3人一緒にこの素晴らしい光景を目にすることができて、本当によかった。

Oさんは「(この光景を)ずっと見せたかった。」と言ってくれて、とても嬉しかった。


Oさんは、今回の15万羽のセキセイの大群についての想いのこもった記事を書いてくれ、
その中には私のものとは比べものにならない素晴らしい動画も掲載されているので、ぜひ見てみてください。


カメラマンのO君も、そのうち素晴らしい写真を世に出してくれることでしょう。




今回、私たちがセキセイの大群を見たわずか数日後、何年も干ばつだったこの地域に大雨が降り、
セキセイたちを見た場所や、宿泊した2つの町、途中立ち寄った町などが、洪水で水没してしまったそうです。

クイーンズランド州のアウトバック地域はほぼほぼ全域通行止め、
訪問するのが数日ずれていたら、行くことも帰ることもできなかった。


私たちの数日前に出発したチームは大群は見れなかったし、数日遅れてたら洪水で訪問すらできなかった。

そして洪水レベルに水が豊富になったということは、
セキセイの大群も完全に分散して、急いで繁殖準備に入ったか、また別の場所へと移動したと思われ。。。



今回、本当に奇跡のようなタイミングで、セキセイの大群を見ることができた。


たぶんやけど、天国のすみれちゃんとフジ坊も、私の夢を叶えるために力を貸してくれたんやと思います。

一生分の運を使ったと思うけど、この夢を叶えること以上に運を使う値打ちあることなんてないよね?


到底叶えることは難しいと思ってた夢が叶ったことはとてもうれしいし、幸せやけど、
人生の目的を失って、腑抜け状態になるかも?って心配にもなった。

でも、全然腑抜けてないし、幸せはずっと持続している。

人生の目的を果たしたので、もうすでに私は余生を生きているといってもいい。

余生なんやから、うれしいことがあったらラッキーやし、嫌なことがあっても別にたいして気にしない。
だって余生なんやもん。





Oさん、O君、一緒に行ってくれたAさん、私の夢の背中を押してくれた愛する人たち、
私が夢を抱くきっかけをくれた歴代のセキセイさんたちに。

心からありがとう。




(撮影:Oさん)