さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

朝は畳の上に、午後は駅のホームでお漏らししてしまいましたが、平安に過ぎていきました

2020-11-11 23:52:01 | トイレ・排泄
水曜日の言語リハビリは今回もまだ午後1時からです。
アラームをセットすることなく自然に目覚めたのが7時過ぎ。
それからも布団の中でうつらうつら、あるいはウダウダしていて、僕が起き出したのは8時過ぎのこと。
8時半前にプラスチックごみを捨てに行くと、その直後にごみ収集車が回って来ました。

それから僕は洗濯です。
僕は洗濯機を回す準備をしました。
洗濯機を回し始めたら、前夜の食器洗いをします。
さっちゃんの朝食のオートミールを牛乳に浸しておきます。
コーヒー用のお湯も沸かし始めます。
洗濯物を干すために洗濯紐を雑巾で拭き、洗濯竿も拭き、洗濯物などを置くための台も拭きました。
洗濯物干しハンガーも掛けておきます。
洗濯機は脱水が終了しました。
洗濯籠に入れた洗い終わった洗濯物を手に、ベランダへ行きます。
今日は快晴で、乾燥していて、風もほどよく吹いています。
最高の洗濯日和!

干し終わると、今度は僕の朝食作り。
コーヒー、イギリスパン、ベーコンエッグ、レタス、トマト。
さっちゃんと僕の元々の朝食スタイル。
僕だけはこのスタイルに戻っています。
これは作るのに時間がかからないのも魅力ですね。

録画しておいた朝ドラを観ながら僕ひとりで朝食を食べます。
さっちゃんは隣りの寝室でまだ寝ています。
朝食を半分以上食べ終わったころ、寝室でさっちゃんが起き出した物音がしだしました。
しばらく放っておいて、寝室とダイニングの間の戸を開けようと、さっちゃんがし始めると、僕はその戸を開けてあげます。
さっちゃんはその戸を開けるのが苦手でなかなか開けられないからです。


すると、吃驚するさっちゃんの姿が僕の目に飛び込んできました!
寝巻きの上着だけ着たさっちゃん。
手には寝巻きのズボン、ズボン下、パンツを持っています。
漏らしてしまったんだな、とすぐに理解できますから、手に持っているパンツ等を受け取って、濡れていることを確認。
足元の畳を見て、濡れているかいないかの確認もしました。
どうやら足元は濡れていないようです。
今さっちゃんが立っている後ろの畳も見ましたが、濡れている様子はありません。

そこからトイレまで、足元のフローリングが濡れるかどうか見ながら連れて行きました。
濡れてはいません。
パンツ、ズボン下、寝巻きのズボンは受け取って、お風呂場のバケツの中へ。
さっちゃんを便座に座らせますが、もうおしっこは出ませんでした。
ズボン下の濡れている範囲が広かったですから、さっちゃんをすぐにお風呂場へ連れて行きました。
寝巻きの上着も裾の方が濡れている箇所があるようなので、これも洗濯。

下半身をシャワーで洗ってあげました。
さっちゃんは「寒い、寒い」と言います。
暖かい布団の中から急に裸でシャワーを浴びているのですから、当然でしょう。
お湯のシャワーだとはいえ、お風呂場自体はすごく寒い場所。
急いで拭いて、急いでダイニングに連れて行ってあげます。

寝室まで連れて行ってあげられないのは、まだチェックが済んでいないからです。
すると、敷布団からは10cmほど、ソファからは30cmほどの畳の上でした。
広い範囲が濡れていました。
畳ですから、すでに滲み込んでしまっています。
それでも可能な限りティッシュを押し当てて水分を吸収させようとしました。
でも、焼け石に水でしょうね。
何かいい方法はないものでしょうかね?


▲後で撮った写真です。これまでのさっちゃんの畳の上でのお漏らしでは一番広いですね。でも、この場所以外に少しでも濡れている箇所はありませんでした。

さっちゃんはどういう経緯でこの畳の上にお漏らししたんでしょうね?
パンツやズボン下がぐっしょりですから、この場所で立ったまま漏らしたんでしょうか?
漏らした直後か同時にパンツ等を脱いだのでしょうが、よく他の場所を濡らさずに脱げたものです。


僕が畳にティッシュを当てたりしている間、さっちゃんは食卓の椅子に座っていました。
僕が食卓に戻って来ると、僕の残りの朝食は全部なくなっていました。
よほどお腹が空いていたんでしょうね。
さっちゃんは残りのイギリスパン、トマト、レタス、ベーコンエッグ、すべて食べてしまったようです。
しかもさっちゃんは、前の晩に入れ歯を外したままです。
入れ歯なしで、飲み込むように食べたんでしょうね。

この時点で、このまま出発の準備を始めれば、余裕でいつもの電車には間に合いました。
僕の残りの朝食を食べたとはいえ、オートミールも食べて欲しいですよね。
オートミールを食べるということは、薬も飲むということ。
でも、そうするといつもの電車には乗れないかもしれません。
僕は考えを巡らせて、次の電車に乗ることにしました。
その電車でも、予約時間ギリギリ、遅れても数分程度です。
それなら、余裕を持って朝食も食べることが出来ますしね。

朝のお漏らしの顛末でした。
おしっこは畳の上の限定された範囲だけでしたし、滲み込んでしまうとどうしようもありません。
広範囲に濡れていると、その後始末は大変なんですが、そうではなかったのは幸いでした。
僕も怒りや腹立ちや苛立ちなどの感情は一切起きませんでした。
さっちゃんにも優しく接することが出来ました。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

言語リハビリが終了して、駅まで歩いて来ました。
発車時刻の5分ほど前でした。
するとさっちゃんが股間を押さえて慌てています!
漏らしたな! とすぐに分かりますよね。
そのホームには多機能トイレが設置されていますから、すぐそばでしたし、急いで一緒に入りました。

便座に座らせて、脱がせてみると、確かに漏らしてしまっています。
トレペで濡れたパンツのおしっこを吸い取ろうとしますが、これは時間がかかるんです。
ホームでは放送が流れ始め、すぐに電車が入って来ます。
この電車に乗れなかったら、次の電車は30分後。

僕はさっちゃんのザックの中にタオルが1枚入っていたのを思い出しました。
そのタオルをパンツの内側にあてがって穿いてもらいました。
尿漏れパッドのような要領ですね。
もちろん肌触りはゴワゴワして気持ち悪いかもしれませんがね。
急いでトイレから出て、電車に飛び乗ることが出来ました。

帰宅途中の歩きで、さっちゃんがむずかる可能性もあったはずですが、なんの不満も言わず歩いてくれました。
家に帰って、洗面所で脱いでもらいました。
ズボン、ズボン下、パンツ、靴下、そしてタオル。
朝の分も含めて、明日洗濯ですね。
お湯で絞ったタオルでさっちゃんの下半身を拭いてあげました。

さっちゃんがその場を離れると、足元に何かが落ちているのに僕は気付きました。
「何だろう? 木の実かな?」
一見、栃の実のようにも見えました。
僕は指で摘まみ上げました。
指が触った瞬間に分かります。
これはウンチでした。

便秘は昨日のデイサービスでの排便で解消されたものと思っていましたが、残っていましたね。
電車に乗ってから家に着くまでの間のどこかで出したのでしょうね?
それとも、家に帰って、パンツを脱いだその瞬間に、肛門からポロッと転がり出たんでしょうか?
全てのウンチがこんな感じで苦痛なく出てくれれば楽でしょうね。


午後のお漏らしはタオルがあったおかげで、何とか対処できましたし、楽しいウンチのひと幕もありました。
僕の苦労もほとんどありませんでしたから、朝のお漏らし同様、僕の心は平安に保たれ続けていました。
午後のお漏らしは僕のミスでもあります。
言語リハビリ終了後、2時過ぎでしたから、病院でトイレに入っておくべきでした。
さっちゃんもほんの少し不穏になりかけていたりしたので、トイレのことなんかすっかり忘れてしまっていました。

それにしても、タオルが入っていたのは良かったですね。
恐らく先週のデイサービスの際に1枚余分に入れておいたタオルだと思います。
今後はいつもしのばせておこうと思いました。
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