漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

4月21日 2年 高橋

2015-04-22 17:32:24 | 日記
こんにちは。お久しぶりです。

突然ですが、先日の大学の講義でとても印象的な言葉を聞きました。
「何事にも適性というものはあるけど、企業が最終的に必要とするのは継続しようとする強い意志だ」という言葉です。

私はボート選手にしてはかなり身長が小さいため、思い通りにリギングができたことがありません。エルゴもなかなかタイムが出ません。そのため、冬トレ期間中「自分は漕手には向いていないんだ」と何度も思い、諦めかけていました。
しかし冬トレの終盤に推薦で入ってきた3人の小柄な漕手を見て、はっきりとした希望が見えました。

彼女達が本入寮してからお花見レガッタまでのおよそ一ヶ月間、私はcoxを含めた新入生4人とクォドで練習していました。
やはりリギングは全然思い通りにできませんでしたが、そんなのは慣れっこという様子の漕手3人と、今までの経験を生かして様々な工夫を提案してくれるcoxがいたおかげで、今までにない感覚で乗ることができました。

このクォドで得たことは本当にたくさんありましたが、一番大きかったのはやはり、自分と同じくらいの身長の後輩達が黙々と努力を継続しているという事実でした。

冒頭の言葉に戻りますが、確かにボート競技にも適性があります。新歓でも“即戦力になる”体格の大きな子を必死に入れようとするのも当然のことだと思います。
しかし、継続する意志があるのなら、かなり厳しい道のりになるのは必須ですが、適性がなかったとしても目標に達することはできると思っています。

監督には「正直お前は今年の夏には戦力にならないだろうけど、その先、3年や4年になった時に向けて頑張って欲しい」という言葉をいただきましたが、本当にその通りだと考えています。
その予定をフライングする勢いで練習には励んでいますが、まずは一歩一歩、立教内でも「挑戦者」として上に食いついていきたいと思います。

後輩ができた今、中身ももっと強くなって、後輩が壁にぶつかった時に彼らの指標になったり、希望を示せるような人になりたい、と強く思う今日この頃です。

またもや長文になってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
失礼します。