CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

たまには昔の曲でも、その2

2017年04月18日 | 特になし
前回の続きで、何か面白い曲は無いかと、ユー・チューブをサーフ。

有りました!

1968年、浜口庫之助作曲、なかにし礼作詞、島倉千代子の歌う“愛のさざなみ”。

これ、よく当時のテレビの歌謡ショーで聴いた。

バックに “パッ パー、パッ パー パッ パー、パッ パー”と合いの手と言うか、女性コーラスが入っていたのが印象的だった。

ただ、当時の歌謡ショーといえば、フル・オーケストラをバックにして、歌われるのが一般的で、演奏なんかは他の歌謡曲と変わらないアレンジのため、どれも同じように聴こえた。

しかし、ユー・チューブで発見した音源は、オリジナル・シングルの音源みたいで、これを聴くと昔歌謡曲として聴いていたイメージとは異なるように思える。

何でも、浜口庫之助の薦めでバックの演奏はアメリカで録音されたとか。

そのシングルのジャケットには3名のアメリカのミュージシャンの写真があり、“ボビー・サマーズと彼のグループ”との記載が有る。

日本語の歌詞が無ければ、おとなしめのソウル・ミュージックのように聴こえるし、コーラス部分は、The Mamas & The Papas1966年のヒット曲Monday, Mondayのコーラスの“パッパー、パパパー”を思い起こす。

そして歌詞も、“あなたに抱かれて私は死にたい”とか“静かに静かにいなくなってほしい”と言う悲しい台詞を、着物のイメージのある島倉千代子がゆったりした西洋ビートにのって淡々と歌う。

なんとも不思議な感じを覚える。