梅田の「阪急古書のまち」で購入した、
宮沢俊義 編『世界憲法集』(岩波文庫)を読む。
最初に出版されたものなので、憲法の古いこと古いこと。
ソ連や社会主義ポーランド、中国の旧憲法を読むことができるのは、
この『世界憲法集』だけでしょう。
ソ連憲法は「スターリン憲法」。その第12条には、
ソ同盟においては、労働は、「働かざる者は食うべからず」の原則によって、
労働能力あるすべての市民の義務であり、また名誉である。
ソ同盟においては、「各人からはその能力に応じて-各人にはその労働に応じて」
という社会主義の原則が行われる。
と書かれています。
国家による統制経済で、それが可能かという疑問は残るのですが。
結局、ソ連が崩壊することによって、
共産主義の失敗が実証されたことになります。
ソ連を生み出したロシア「十月社会主義大革命」の歴史的意義は、
①自由放任主義の矛盾は、国家権力によって克服されるべきこと
②被抑圧民族の解放は倫理的必然であること
を全世界に示したことであると考えます。
それにしても「スターリン憲法」には、
「コルホーズ」など懐かしい単語が出てきますね。
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ウッラー!!
http://www.geocities.jp/mlismtxt001/kokuminbunko435a/435a-mokuji.html
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