社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社会民主党 中央規律委員 野崎靖仁、55歳。
日々の思いを綴ります。
 



入学式や卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱を強制する
東京都教育委員会の通達を違憲とする判決が
東京地裁で下されました。

入学式や卒業式で校旗掲揚・校歌斉唱を行うことに、
反対する人はいないでしょう。
ところが、国旗・国歌になると、
意見が極端に対立してしまいます。

「日の丸・君が代賛成派は、軍国主義者だ!」
「日の丸・君が代反対派は、国賊だ!」
と、感情的なレッテル張りが繰り返されるようでは、
不毛な議論にしかなりません。

そこで、別の視点からの意見を。

そもそも愛国心(patoriotism)は、
「郷土を愛する心」から広がったものです。
ならば、愛国心を育てるには、
自分の生まれ育った郷土を愛する心を
育てるようにしなければなりません。

地域コミュニティの再生が求められる現在、
「国旗掲揚・国歌斉唱」を強制するよりも、
市町村立の学校では
「市町村旗掲揚・市町村歌斉唱」を、
都道府県立の学校では
「都道府県旗掲揚・都道府県歌斉唱」を
推奨する方が、愛国心の涵養につながると思うのです。

恥ずかしながら、
私は京都府民でありながら、京都府歌を歌えませんし、
京都市出身でありながら、京都市歌を歌えません。
学校でも教えてもらえませんでした。
これこそ、「偏向教育」でしょうか。

幼少のころ、デ・アミーチスの小説「クオーレ」を愛読していました。
名作アニメ「母をたずねて三千里」の原作が含まれることで
有名な作品です。
イタリアの小学校を舞台にした小説ですが、
子供ながらに愛国心の大切さを感じたものです。

「大東亜戦争は聖戦だった」と声高に主張するよりは、
子供たちに「クオーレ」を読ませることをお勧めします。

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