3月12日(火)
5時に目が覚めた。寒いので、布団に入ったまま英会話のウォークマンを聴き、6時に起床。僕が寝ているのは3階で、そこから誰もいない2階のダイニングに降りて行き、いつものように電気ポットに水を入れて沸かし、雨戸を開け、読売テレビの「すまたん」の辛坊さんのニュース解説を聴きながら「生姜紅茶」をすすって体を暖め、郵便受けから取ってきた新聞をパラパラめくる。そうしているうちに6時半になり、妻とモミィが起きてくる。モミィは抱き枕でもある犬のぬいぐるみを抱きしめながら「おはよ…むにゃむにゃ~」と、寝ぼけまなこで入ってくる。
2人がパンを焼いて食べ始める頃、僕は洗濯物を洗濯機に放り込んでスイッチを入れ、そのあとお風呂を洗う。2人は「めざましテレビ」をかけながら食べている。モミィは7時前の「きょうの星占い」を楽しみにしている。自分のてんびん座や妻のみずがめ座、僕のやぎ座、パパのおうし座、それに仲のいい友だちのナントカ座などの運勢を見てキャアキャア騒ぐのが毎朝の日課だ。7時になるとテレビを消し、妻が1階へ行き身支度を整える。モミィはまだモグモグと食べているが、7時15分になると妻のいる1階へ降りて、顔を洗い、服を着替え、髪の毛を整えてもらい、ランドセルの中身やその他の持ち物を確認したりして、学校へ行く準備をする。
僕が洗濯物を干し終わった頃、モミィは近所の子供たちと連れ立って学校へ出発する。5年生の女の子2人と、モミィら1年生の女の子3人と男の子1人の計6人が集団で登校して行く。だいたい家を出るのは7時45分~50分ごろである。学校まで1キロ以上あるので、子供の足で20分程度はかかるだろうか。
洗濯物を干し終えた僕は、それから自室のパソコンの前に座って、ブログ「モミィの悩みはWBC」を書いた。9時前に更新し終えると、朝の一仕事を終えた気分だ。ブログも書き続けるといろんな発想が湧き、いくらでも書けそうな気がするが、少し間があくと、そんな気分もぺシャンとしぼんでしまう。なるべくコンスタントに更新したいとは思っているのだけど…
ブログの更新がもう少し早ければ大和川の堤防に出てジョギングをするつもりだったけれど、時間がなくなったので、少しだけ英語の勉強をして、遅い朝食をとり、10時に駅前のスポーツクラブへ出かけた。朝食を遅らせるのは、プールで泳いでいる最中にお腹ペコペコ状態にならないためである。
妻は今月下旬に甥がアルゼンチンから一時帰国するのだが、一緒にやって来るパートナーの女性(アルゼンチン人)にプレゼントする刺繍の手芸に、今はかなりの時間を費やしている。
スポーツクラブのプールでは、先日、豪華な「ひなまつり」を公開された佐藤家(3月3日のブログに書いています)の妹さんという方を、顔見知りの人たちから紹介してもらった。その方とはこれまでしょっちゅう同じコースで泳いでいたのだが、もちろんお名前も知らなかったので、「えっ、あの佐藤家のご主人の妹さん?」と、ホント、びっくりした。プールにもいろいろな人がいるんだ。
そのプールで1時間半近く泳いだあと、お風呂に入り、パウダールームで体重計に乗ると、泳ぐ前より約1キロ体重が減っていた。プールでもこれだけ汗をかくんだよね~。…で、それを見て、これも顔見知りになった年上のおじさんが、僕のところに近づいてきて「体重、どれくらいあるの?」と、耳元でそっと聞いた。僕が「52キロ台ですよ」と答えると、「えっ?」とおじさんは驚いた表情で僕の体をまじまじと眺めた。「わしは57キロやねんけどなぁ」と言うおじさんは、たしかに僕とほとんど同じ小柄な体型で、お腹が少したるみ気味だが、太っているようにも見えない。「…ほんまに52キロ?」とおじさんが不思議そうな顔をするので、僕はもう一度体重計に乗り、「52」という数字が出ているのを見せてあげた。「ほらね」と僕。「ふ~む」と言いながら、今度はおじさんが体重計に乗ると、やはり57キロだった。「どこが違うんやろ」と、その5キロ差が納得できないようだった。「頑張らなあかんなぁ」とボソッと言い、ロッカーの方に歩いて行ったが、急にこちらを振り向いて直立不動のポーズをとり、「目標にさせてもらいます!」とわざと改まった口調で、頭を下げ、ニヤリと笑った。
帰り道、「火曜市」で賑わうジャスコに寄って食料品を買い込み、帰宅したのは1時過ぎだった。妻は所用で一度出かけたとのことだが、帰ってまた刺繍に精を出している。
昼食を摂ったあと、録画していた映画を見た。BSでは字幕スーパーの洋画がほぼ毎日のように放映されているので、いちおう全部録画予約をしている。古い映画、見たことのある映画が多いけれど、もちろん何度見てもいい映画というものも沢山ある。この日に見た「招かれざる客」もそのひとつだ。これも昔に何度か見たけれど、あまり細かいところまでは覚えていなかったが、見ているうちに記憶がよみがえってきた。スペンサー・トレーシーやキャサリン・ヘプバーンの名演技が光るが、特にこの人たちの会話が素晴らしい。胸にジ~ンと来る。いい映画を見た後の爽やかさはまた格別である。僕は映画を見るごとにそのタイトルだけスマホに記録しているが、今年に入ってからテレビ録画で見た映画は25本目だった。このブログでも、もっと映画のことを書かなければ…と思う。
映画の余韻を残しながら、この日は火曜日でヤマハのエレクトーンレッスンがある日なので、3時45分に、自転車でモミィを迎えに家を出た。そしてモミィを乗せて家に帰り、モミィはあわただしくおやつを食べ、支度をして、僕は再びモミィを自転車に乗せ、駅の向こう側にあるヤマハ音楽教室に行った。これが5時から6時まで。前回も少し触れたが、今月27日に演奏会があるので、その練習もいよいよ熱がこもってきた。いつもは最初から最後まで保護者が隣に座るのだけれど、昨日は途中から「次は子どもたちだけでやりますから、お母さんたちは外に出ていただけますかぁ」と先生の声で、保護者は全員廊下に出た。「お母さんたちは…」と先生が言ったので、「僕はお母さんと違うんだもんね」と、ひとり教室内に残るふりをしてみんなを笑わせようか…? とチラッと思ったけど、そんなアホなことして、子どもたちがギャグとは分らず混乱してはいけないので、やめた。
レッスンが終り、家に帰ると6時半。テレビではWBC日本対オランダ戦の中継が始まったところだった。さっそくビールを開け、テレビを見ながらの夕食となった。7時10分、試合開始直後にオランダが先頭打者ホームランを放った。2日前と正反対の展開だ。しかしそのあとが違った。1点を追う日本は、2回になんとわが巨人軍の阿部が1イニングで2本ホームランを打つという派手な活躍で一挙8点を入れて試合の大勢を決めてしまったのである。
阿部は僕が最も力を入れて応援している選手である。この大会では、怪我もあって前半は良いところがなく、淋しい思いをしてきたが、ここ数試合でタイムリーを放つなど勝利に貢献しはじめた。そしてこの日、1イニング2ホーマーという離れワザをやってのけた。結局これが最後まで効いて、日本は10対6で勝利し、グループ1位でアメリカでの準決勝に進むことになったのだ。ぱちぱちぱち。
僕はチャンスに阿部が登場すると、必ず「お願いしま~す」とテレビに向かって両手を合わせ、ある方にお祈りを捧げるのである。
ある方にお祈りを捧げるって…?
それは…
「どうか阿部に打たせてください。アベ・マリアさま~」
…すみません。ちっとも面白くありませんね。
では、ウダウダと失礼しました。チャオ~
のん様が二十歳の頃に行った自転車旅行記、大変楽しく拝見させて頂きました。特に「新潟のエミちゃん」の一文は、数ヶ月前拝読させて頂いたのにも関わらず、未だに私の心に残っています。
事後報告で大変申し訳ないのですが、「新潟のエミちゃん」の文章を、拙ブログにて引用させて頂きました。
文中にある「旅館 般若」は現在民家になっているようです。私は新潟在住ですが、在住歴も短い上に年齢も若輩者です。昔の新潟を調べている途上で、貴ブログへと辿り付きました。
この場でこのようなご連絡をするのは妥当ではないかも知れませんが、どうかご容赦の程を。
驚きました。
僕の自転車ブログを読んでいただいただけではなく、
当時の様子を貴ブログで記事にしていただくとは…
さっそく貴ブログを拝見させていただきました。
遠い昔の、もう夢のようになってしまった出来事ですが、
「キャバレー香港」のポスターや「般若」の地図・写真などもあり、
本当に懐かしさに胸が震えるような思いでした。
改めてお礼申し上げます。
せっかくですので、このことを、
このブログでも書いてみたいと思います。