ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

白馬・一の倉荘 ~心の宿シリーズ Vol.9

2023-10-23 | 心の宿

白馬・一の倉荘 ~心の宿シリーズ  Vol.9

 

 今日の宿へは白馬駅から「大出の吊り橋」を経て長野・鬼無里方面へ車で約10分とあるのでタカを括っていたが想像以上の山里だった。

 夜間の到着なら、ちょっと大変だった。

 白馬の自然豊かな、豊かすぎる山里の民宿で350年以上続く老舗だという「一の倉荘」。

 素泊まり4200円(暖房費600円込)はドミトリーを除けば、地域最安値なのではないだろうか。

 今回は素泊まりだったが、オーナーさんがシェフで料理も大好評とのこと。

 無農薬の採れたて野菜とニジマスの薫製と朝食につくガレットが名物と聞くが、今日の夕食は隣家の猟師さんが仕留めた熊料理だったという。

 う~ん。惜しいことした。次回は是非。

(自分が熊の夕食にならないように気を付けねばならないが。)

 ゲレンデも近く、約3000冊という蔵書のコミックスや宿泊者が集える囲炉裏端、ペットOKの別邸があったりと魅力的だが、何よりも「おもてなし」の心が随所に感じられる。

 豪華とはお世辞にも言えないが、私はこんな素朴な宿が大好きである。

 

 

 

 

 

 

 

 

  早朝の白馬村逍遥。

 

 

 

 白馬シリーズ 〈完〉

 

  

 

 

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雲上の楽園・星空の聖地「しらびそ高原 天の川 ③」 ~心の宿シリーズVol.8

2022-10-27 | 心の宿

雲上の楽園・星空の聖地「しらびそ高原 天の川 ③」 ~心の宿シリーズVol.8

 

 雲上の楽園・星空の聖地と呼ばれる「しらびそ高原」。

 車でしか行けない(大型バスでは無理)という立地も幸いしてか、まだあまり、知られていないようにも思う。

 しかし、車で行ける2000m近い標高のホテルというと国内でも珍しい。

 

 

 

 

 

 

 前の広場には森林鉄道の遺構が展示されていた。

 

 

 目前にせまる南アルプス山脈。特徴ある山容は荒川岳(3068m)。

 朝食にはヤマメ天日干しが出た。

 

 

 

 南アルプスを望む大浴場。

 

 

   ホテルの周辺は散策に好適な環境。

 

 

 

 

 

 

 各方面への分岐点でもある。

 

 少し降りたところにある「しらびそ峠」からも南アルプスの絶景が望める。

 

 まさに山上の立地。

 

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中央アルプスの夕陽 「しらびそ高原 天の川 ①」 ~心の宿シリーズVol.8

2022-10-23 | 心の宿

中央アルプスの夕陽 「しらびそ高原・天の川 ①」~心の宿シリーズVol.8

 

 眼前に3000m級の南アルプスの峰々がせまり、目を西に転ずると中央アルプスの勇姿。

 標高1918mのホテル「しらびそ高原 天の川」は空前のロケーションを誇る一軒宿。

 まずは、中央アルプスに沈む夕日を望む。

 

 夕日を浴びて、周辺の木々も輝きだす。

 

 

 

 

 

 

   

 

 高山植物の宝庫でもある。

 

 

 

 

 

 ホテル名を「天の川」に改名したくらいで、星空が本当に素晴らしい。

 宿前の展望広場に寝っ転がって星空を見れるよう、宿ではアルミ張りマットを用意してくれている。

 特別な今夜はこれでいこか。「銀河高原ビール」で。

 

 

 

 

 期待通り、素晴らしい満天の星空だったが、生憎、この日はすぐにガスで曇った。

 宿ロビー展示の写真パネルから3葉

 

 

 午前5時に外に出てみると・・・すでに白み始めていた。

 

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美山ハイマート・ユースホステル ~心の宿シリーズ Vol.7

2022-09-08 | 心の宿

美山ハイマート・ユースホステル ~心の宿シリーズ Vol.7

 

 趣ある茅葺屋根の小さな古民家を利用した「美山ハイマート・ユースホステル」を久し振りに訪問した。

 目の前の田んぼで育った お米や野菜料理などが自慢の自然派の宿。

    旧知の足利さんが経営するユースホステルである。

 ハイマート(heimat)とはドイツ語で「ふるさと」のこと。

 わざわざ、ユースホステル発祥地のドイツ語で表記するあたり、ユースホステル・イズムを継承していく心意気を感じる。

 

 

 フレンドリーな足利ご夫妻にお迎えいただく。

 

 心のこもった手料理の数々。夕食。

 

 

 朝食。

 

 かつてはドミトリー主体だったが、今は個別に利用できる。

 この日は一人で和室か、トリプルルームを使用させていただいた。

 

 

 

 利用料金は1泊2食で一般7550円。(料金は時期により異なるので問い合わせ要)

 私は更に府民割が使用できたため、ほんとおにリーズナブルになった。

 宿泊者同士やペアレント(管理者)との交流はユースホステルの大切なファクター。

 この日も夕食後、「スイカ・チョップの集い」(スイカ割大会)というイベントが開催された。

 

 

 

 

 ジェイソンが乱入してきたかと思った。

 

 

 

  美山ハイマート・ユースホステル公式HP

 

  

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西穂山荘 ① ~荒天時の山行

2022-07-22 | 心の宿

西穂山荘 ① ~荒天時の山行

 

 (TOP写真は翌朝撮影、乗鞍岳をバックに西穂山荘。)

 西穂山荘は、北アルプス・穂高連峰西南端にある西穂高岳(標高2909m)への登山基地となっている山小屋。

 標高2367mの高地にありながら、北アルプス南部では唯一通年営業している山小屋でもある。

 新穂高ロープウエイの終点、西穂高口駅から遥か山上を見上げると、西穂山荘を望むことができるので、一度、ここに泊まりたいと思っていた。

 これまで、2回ほど、ここまで来ているのだが、ここから先に足を踏み入れたことがない。

 前回は5年前、元気だった両親を連れてきて以来となるので、特別に感慨深い。

 

 (上下写真)2017.5来訪時。 (下)山中腹に山荘が見える。

 

 ところが、この悪天候である。

 ロープウエイの山麓駅近くの鍋平に前日、車中泊したものの、曇天が続き、山行するかどうかは直前まで迷っていた。

 上に登っても、ガスの中ではまさに五里霧中。大雨でも降れば、遭難の危険さえあると思ったからだ。

 「迷うなら、いてまえ!」が信条の私としては、結局、決行ということになるのであるが。

 翌朝には晴れるという予報を信じて、出発!

 

 

 眼下に先ほどまでいた新穂高温泉郷。反対側の笠ヶ岳方面は雲のなか。

 

 ロープウエイをふたつ、乗り継いで、登山口となる西穂高口駅に到着。

 

 高山植物のキヌガサソウの群落。

 

 

 岳人と観光客との結界がある。

 

 

 だんだん、急登になる。

 

 

 2時間ほど、かかって、漸く、西穂山荘に到着。やはり、ガスのなか。

 

 

 

 

 山荘からは、西穂独標目指して、再び、登り始める。

 

 と、ここまでだった。本格的な雨が降り出したので、やむを得ず断念、途中で山荘に引き返した。

 

 山荘といえど、山小屋である。

 風呂などあるわけもなく、トイレも水洗ではなく、直落型。

 用足したあとのペーパーは別途に専用箱へ。

 いつの間にか、文明の利器に馴らされている自分に気が付く。

 

 一泊二食で13500円はちょっとした旅館並みだなと思いながら、いや、ここは、山上の別天地だと思い直す。

 消灯は午後8時半。朝食は午前5時。俗世間とは違うのだ。

 

 

 西穂独標から先、西穂高岳へは上級者コースとなる。

 また、西穂高岳から奥穂高岳への縦走は、超熟練者のみが許される難コースであるという。

 宿泊客はシニアが多かった。

 同室の方は午前2時に出発した。

 こんな悪天候のなか、穂高縦走するような人は仙人かスーパーマンに違いない。

 

 夕食風景。

 

 

 

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「みくりが池温泉」日本最高所の温泉宿 ~心の宿シリーズ ⑤

2020-08-18 | 心の宿

「みくりが池温泉」日本最高所の温泉宿 ~心の宿シリーズ  ⑤

 

 標高2,410mの「みくりが池温泉」は日本最高所にある温泉宿というだけでなく、みくりが池と剱.立山連峰、浄土山、地獄谷と大日岳など一望できる絶好のロケーションに建つ。

 開業は1957年。登山者向けの山小屋であったが、開業当初から崖下にある『地獄谷』と呼ばれる源泉地から引き湯している。

 その湯は源泉掛け流し、加水なし、加温なしの白いにごり湯だ。

 日本秘湯を守る会の会員宿でもあり、山小屋というよりは「温泉宿」に近い。

 

 なかなか、予約が取れない超人気宿で、私にとっては、永年、憧れの的だったが、今回は予約なしの飛び込みで宿泊できた。

 

 

 開放的なテラスには、ときおり、雷鳥も現れるという。

 

 フロントは旅館的だが、横にある乾燥室と登山靴置き場が、山小屋ムードを醸し出す。

 部屋は6畳個室と8人部屋の2段ベット室。

 コロナ感染防止のため、この日は8人部屋を二人で使わせていただく。

 ベッドはYHっぽいが、お値段は、「心の宿シリーズ」これまでで最高値。  

      (といっても、税込12000円程。)

 

 

 料理はこれにローストビーフがつく。

 山小屋としては、まずまずだろう。

 

 さて、お目当ての温泉の水素イオン濃度は6.6で、温泉ゆう出地の泉温は45℃。

 単純酸性泉だが、酸性にありがちなピリピリ感はなく、まろやかな肌触りだ。

 

 

 宿前のテラスから、地獄谷に沈む夕陽を望む。

 

 日の出を見ようと翌朝は午前4時半に起きたが、朝焼け雲の立山連峰を拝めただけだった。

 

  

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南信州・あららぎ自然村 ~心の宿シリーズ Vol.4

2020-05-21 | 心の宿

南信州・あららぎ自然村 ~心の宿シリーズ Vol.4

 2万坪の広大な敷地に本館(食堂・風呂棟)、宿泊棟アラリス、キャンプサイト、コテージ村、散歩道、マレットゴルフ場、釣り池、清流などが点在する。

 「あららぎ自然村」は南信州・阿智村の標高1000mの山中にある某企業の保養所である。

 ラグジュアリーかつ、超リーズナブルな施設で、こちらを初めて利用させてもらうようになってから、そろそろ、20年になる。

 ときおり、野生のリスがやってくる、私にとってもお気に入りの別天地だ。

料理にも大満足。イワナの塩焼きとアルプスサーモンの刺身、周辺で採れる山菜の天プラが名物だ。

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白浜の宿 ~心の宿シリーズ Vol.3

2020-05-11 | 心の宿

白浜の宿 ~心の宿シリーズ Vol.3

 心の宿シリーズに登場する宿の第一条件は超リーズナブルで寛げること。

 こちらは某企業の保養所「南紀白浜ブランシエラ・リゾート」。

 建築関係だけあって、外観からして、アーバンでラグジュアリー。

    もちろん、内装も。

黒い建物が温泉棟。

露天風呂併設の温泉。

船着き場から、宿を望む。

宿から、船着き場を望む。

食事も大満足。

〈緊急事態宣言を受けて〉                                                         2020.04.07  azuknieta

  緊急事態宣言を受けて、当ブログでは、当分の間、蔵出し画像を中心とした記事に切り替えさせていただきます。

 リアルタイムではありませんが、ご了承よろしくお願いいたします。

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蓼科ブランシエラ・リゾート ② ~まるで、ミュージアム!?

2019-11-05 | 心の宿

蓼科ブランシエラ・リゾート ② ~まるで、ミュージアム!?

  あまり、リゾート・ホテルには縁のない私ではあるが、やはり、たぶん、おそらく、きっと、かなりのハイレベルだと思った。

  まるで、中世欧州のミュージアムか、インテリアのショールームのようである。

  こちらは、ライブラリー。

 

 バー、ビリヤード、子どもルームなどもある。調度品は博物館並み。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここからは、美術館のよう。

 

 

 

 

 

 鳥の細密画を展示する長い廊下は庭園の丘をくぐり、宿泊棟に通じる。

 

 広大な敷地を擁した豪華施設である。

 惜しむべくは、バリアフリー設計になっていない点だ。

    以前からあるホテルを引き継いだものらしいから、メゾネットタイプの部屋仕様や延々と続く廊下などはいた仕方ないのかもしれない。

 

 

 

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蓼科ブランシエラ・リゾート ① ~ラグジュアリーな空間

2019-11-04 | 心の宿

蓼科ブランシエラ・リゾート ① ~ラグジュアリーな空間

  蓼科(立科)には何度も行ったが、宿はユースホステルか、キャンプばかりだった。

  ところが、今回は不相応なリゾート・ホテルということで、いささか、戸惑った。

  「蓼科ブランシエラ・リゾート」という、界隈でも、群を抜く豪華施設だが、某企業の保養所ということで、前出のペンションより、遥かにリーズナブルだった。

 

 フロントから、まるで、美術館のような雰囲気。

 

 

  

  

  1Fはリビング。ベランダ付き寝室(2部屋)やバスルームは2Fのメゾネット・タイプ。

  

  

  

  

  レストランは和食店、洋食店を選択できる。今回は和食にした。

  

  

  

  

  

  

  

  浴場は、蓼科温泉の源泉を利用している。

  

  朝食は、こんな感じ。

  朝食バイキングには飽き飽きしていたので、これくらいが丁度いい。

  

  

  

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「ペンション 林檎の樹」 ~心の宿 ①

2019-05-23 | 心の宿

「ペンション 林檎の樹」 ~心の宿 ①

 白馬村みそら野の「ペンション 林檎の樹」。

 北アルプスを木陰から仰ぐ、ウッディな平屋建て、6部屋だけの小さな宿。

 樹の温もりとオーナーご夫妻のハートウオーミングが肌感で伝わる宿。

 もともと、ネットサイトでも、高得点の宿だが、私的には評判以上に素晴らしかった。

 リーズナブルであることはワンダースター「心の宿」シリーズの第一条件だが、コストパフォーマンスでも御の字。

 

 

 半露天風呂は温泉ではないが、家族風呂として、寛げることはまちがいない。

 内装もほっと、一息できるような安心感がある。

 奥さんの趣味だろうか、いたるところにパッチワークが・・・。

 料理も良かった。夕食の“箸でいただくフレンチ”と出来立て手作りパンの朝食は絶品。

 そして、何より、オーナーご夫妻の“おもてなし”の心が最高のご馳走だった。

 

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