ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

京都・尊陽院 ~天上に舞うアサギマダラ

2023-07-30 | 京都の旅

京都・尊陽院 ~天上に舞うアサギマダラ

 

 京都市上京区にある尊陽院は本光寺の塔頭寺院で本光寺の境内の中に山門がある。

 最近、SNS上でフォトジェニックな天井画がブレイクしているようだ。

 美術家のmais(マイス)さんによる「祈りの天井画」で、「旅する蝶・アサギマダラ」が描かれている。

 当院の尼僧さんは「アサギマダラは訪れる人の痛みや苦しみを優しく舞いながら救い上げ、花々と共に昇華へと導きます。祈る思いは時に力強く、時に優しく、大きな羽で浄化の風を生み出します。是非、アサギマダラの不思議なパワーを授かって帰ってください。」と説く。

 

 

 

 

 

 

   

 

    

   

    本陣の天井には龍が睨みを利かす。

 

 

 

 拝観受付に数々のわらべ地蔵が並んでいるのは水子供養のお寺だからだろうか。

 

 

    拝観受付の横はロビーになっており、庭園を鑑賞できる憩のスペース。

 

 

 

 

 

 

 数々の御朱印やお守りも用意されている。

 

 

 

 

 

 京都にまたひとつ、お気に入りスポットができた。

 

 

 

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京都・本法寺界隈 ~利休が歩いた道

2023-07-29 | 京都の旅

京都・本法寺界隈 ~利休が歩いた道

 

 上京区本法寺前町にある日蓮宗の本山・本法寺界隈を暑さにふらふらしながら歩いていて、はたと立ち止まってしまった。

 その道が、あまりにも京都らしい風情に溢れていたからだ。

 道の向こうから、千利休が歩いてきそうだと思っていたら、本当に千利休の遺跡があった。

 

 

 

 

 

 

 本法寺境内に入ってみる。石畳の参道の先に立派な仁王門がある。

 

 

 本法寺は本阿弥光悦・長谷川等伯が信仰を寄せた寺院であり、千利休とも交流があったと言われていることから、現在でも裏千家と縁が深い寺院だという。

 等伯による『佛涅槃図』(重文)が奉納されている。

 

 多宝塔も素晴らしい。

 

 実は境内にある塔頭寺院の尊陽院参拝が本日の目的である。

 

 

 

 

 

 

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祇園祭山鉾巡行 (前祭)  ⑤ ~放下鉾から船鉾 

2023-07-28 | 京都のイベント

祇園祭山鉾巡行    (前祭)  ⑤ ~放下鉾から船鉾 

 

  23基ある前祭の山鉾巡行もあと三つ。

  放下鉾(ほうかぼこ)、岩戸山、 船鉾(ふねぼこ)を残すのみ。

 まずは放下鉾の稚児人形の三光丸(さんこうまる)が舞う。

 私のお気に入りは放下鉾の見送「バグダッド」である。

 これには、二羽の白く美しいフクロウが月の光で金色に輝くモスクのドームとミナレットを背景に大きく羽ばたいている情景が描かれている。

 麻地に藍(あい)のロウ染めで染め上げられ、純金箔 やプラチナ箔なども、用いられているという豪華絢爛なタペストリー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

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祇園祭山鉾巡行 (前祭) ④ ~菊水鉾から占出山

2023-07-26 | 京都のイベント

祇園祭山鉾巡行 (前祭) ④ ~菊水鉾から占出山

 

 炎天下の巡行だったが、御池通の南側であったことが幸いして、ビルの木陰(ビル陰)に位置していた陰のお陰で熱中症を免れた。

 北側は大変だったろうと対面を憂えた。

 年々、こんなに猛暑が厳しくなって行くようでは、今回が最後かなと思いつつ、実は来年も来てたりして。

 巡行は 菊水鉾、保昌山(ほうしょうやま)、綾傘鉾、太子山、月鉾、伯牙山(はくがやま)、蟷螂山(とうろうやま)、占出山(うらでやま)と続く。延々と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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祇園祭山鉾巡行(前祭)  ③  ~鶏鉾から菊水鉾

2023-07-24 | 京都のイベント

祇園祭山鉾巡行(前祭) ③   ~鶏鉾から菊水鉾

 

 祇園祭山鉾巡行(前祭)も中盤に差し掛かった。

 鶏鉾・油天神山・孟宗山・霰天神山・菊水鉾と続く。

 ユネスコの世界無形文化遺産にも登録された祇園祭の山鉾巡行は、山鉾を彩る豪華な懸装(けそう)品から「動く美術館」といわれる。

 懸装品とは、山鉾を飾る装飾品のこと。

 鶏鉾の懸装品に「末吉丸」が使われているとは知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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祇園祭山鉾巡行 (前祭)   ② ~函谷(かんこ)鉾から鶏鉾

2023-07-23 | 京都のイベント

祇園祭山鉾巡行(前祭) ② ~函谷(かんこ)鉾から鶏鉾

 

 祇園祭は疫病退散を祈る八坂神社の祭礼でコロナ退散の祈念が通じたような晴舞台である。

 巡行は函谷(かんこ)鉾・郭巨(かっきょ)山・四条傘鉾・木賊(とくさ)山・鶏鉾と続く。

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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祇園祭山鉾巡行 (前祭) ① ~始まりの長刀鉾

2023-07-21 | 京都のイベント

祇園祭山鉾巡行 (前祭) ① ~始まりの長刀鉾

 

 この猛暑に山鉾巡行に行く人の気が知れないと思っていたが、ふと気が付いたら烏丸御池駅に降り立っていたのはブロガーの性か。

 山鉾巡行(前祭)は長刀鉾(なぎなたほこ)を先頭に23基の山鉾が四条烏丸から出発し、四条通・河原町通・御池通の順に巡行する。

 長刀鉾は高さ約21.76m・長さ約6.42m・幅約4.35m・総重量約11.1tで、最上部の鉾頭・大長刀がシンボルである。

 まずは先頭集団の長刀鉾、山伏山、白楽天山、芦刈山。

 最初から「動く美術館」と云われる面目躍如だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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熱き疾風の如く ~正覚寺だんじり・やりまわし2023

2023-07-19 | 平野の伝統行事

熱き疾風の如く ~正覚寺だんじり・やりまわし2023

 

 加美・正覚寺にだんじり曳行が始まったのは1885年(明治18年)だが、諸事情により1912年にだんじりを売却し、一旦、途絶えていたが、その後、1997年に地域の願望を受け、和泉王子町より「泉州型」だんじりを譲り受け、「やりまわし」の「正覚寺だんじり」として、復活した。

 現在は正覚寺祭保存会主催の地域の特色ある祭りとなっている。

 迫力ある「やりまわし」は必見だが、だんじりと一緒になって走る老若男女に地域の底知れぬパワーを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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富貴蘭の繊細 ~宇治市植物公園 ③

2023-07-16 | 花めぐり~7・8月

富貴蘭の繊細 ~宇治市植物公園 ③

 

 暖地の樹木に自生する着生ランで、原種、日本の風蘭だという。

 富貴蘭展が開催されていた。

 こんなに繊細な美を誇る植物は見たことがない。

 

 熱帯温室を散歩した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ヒヨドリだろうか、どこから入ったのか、温室散歩を決め込んでいた。

 

 

 

  

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アガパンサスと半夏生のころ ~宇治植物公園  ②

2023-07-15 | 花めぐり~7・8月

アガパンサスと半夏生のころ ~宇治植物公園  ②

  

 蒸し暑い、この時期の一服の清涼剤といえるのが、アガパンサス。

  

  

  

  

  そして、半夏生。

  

  

  

  名残の紫陽花。

  

  

  

  鬼百合、睡蓮、ムクゲは盛夏を誘う。

  

  

  

  

  

  

   

  

  蜻蛉たちにとっても楽園だ。

  

  

  

  

  

  宇治市立植物公園のプロムナード。

  

  

  

  

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蓮の咲くころ ~宇治市植物公園 ①

2023-07-14 | 花めぐり~7・8月

蓮の咲くころ ~宇治市植物公園 ①

 かつて、宇治市、久御山町、伏見区にまたがる広大な池、巨椋池(おぐらいけ)があった。

 その巨椋池は蓮の名所と云われていたという。

 巨椋池は昭和初期の干拓によって、消滅したが、巨椋池の固有種などは「巨椋池由来のハス」として、宇治市植物公園で栽培されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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The 佛像写真 ~奈良国立博物館

2023-07-12 | 博物館・美術館

The 佛像写真 ~奈良国立博物館

 

 奈良国立博物館の仏像館にて、仏像の撮影が可能になったとのニュースを聞きつけて、勇躍、出かけた。

 もっとも、撮影可能な仏像は当館所蔵のものに限るということで全体の二割程度だが。

 時代の流れとともに博物館、美術館の撮影規制は全国的に緩和されてきたようだ。

 そもそも、旧館時代には撮影の制限はなかったと記憶しているのだが、早く、規制撤廃に向けて動いて欲しいものだ。

 

 多数の仏像の撮影は私設の「平野佛像博物館」以来。

 深呼吸しながら、其々の仏像と対峙した。

 仏像には仏師の魂と信者の祈念と、くぐりぬけてきた苛烈な時間が刻まれている。

 

 <観音菩薩立像>平安時代10C

 

 <如意輪観音菩薩坐像>鎌倉時代13C

 

 

   <薬師如来坐像>平安時代)9C

 

 

 <誕生釈迦仏立像>飛鳥時代7C

 

 <如来立像>統一新羅8C

 

 <火頭形三尊塼仏>飛鳥時代7C

 

 <方形独尊坐像塼仏>中国6C

 

 <増長天立像>平安~鎌倉時代 11~12C

   

   

    <如来立像>奈良~平安時代 8~9C

 

 金剛力士立像 金峰山寺 南北朝時代14C

   

   

    <十一面観音菩薩立像>中国8C

 

 

 

 <如来三尊像>中国8C

 

 

 <大威徳明王騎牛像>平安時代12C

   

    <迦楼羅王(かるらおう)>鎌倉時代13C

 

 <五部浄居天(ごぶじょうごてん)>鎌倉時代13C

 

 <毘沙門天>鎌倉時代13C

 

 <毘楼博叉天(びるばくしゃてん)>鎌倉時代13C

 

 

 酷暑の折、国立博物館向かいの木陰は鹿たちの極楽だった。

 

 

 

  

 

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蓮の咲くころ・双頭蓮(そうとうれん)の蕾 ~試しみの大仏殿・喜光寺

2023-07-10 | 花めぐり~7・8月

蓮の咲くころ・双頭蓮(そうとうれん)の蕾 ~試しみの大仏殿・喜光寺

 

 奈良時代の僧、行基ゆかりの喜光寺(奈良市)は薬師寺、唐招提寺、西大寺とともに蓮の寺「ロータスロード」の一角を成す。

 東大寺大仏殿の建立以前に大仏殿のモデルとして建てられ、「試しみの大仏殿」とも言われた重要文化財の本堂に蓮の花はよく似合う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その喜光寺で、1本の茎に2つの花が付く「双頭蓮(そうとうれん)」が2本現れた。

 吉兆とされる「双頭蓮」が二つも出現するというのは100年に一度ではないかと副住職はおっしゃる。

 ウクライナはじめ、各地の戦争が終結することを願わずにはいられない。

 

 清らかなミズアオイや睡蓮も咲いていた。

 

 

 

 本堂に安置されており、国の重要文化財でもある本尊「阿弥陀如来坐像」は、平安時代に制作されたもので、高さは2.3メートルほどの比較的大きな仏像で穏やかな雰囲気をお持ちである。

 

 

 本尊の左右に安置されている「脇侍」の「観世音菩薩坐像」と「勢至菩薩坐像」。

 こちらも本尊同様、穏やかな雰囲気と優しい微笑みを浮かべておられる。

 本堂内部が写真撮影可なのはブロガーにとって嬉しいかぎりだ。

 

 

 

 

 天に舞う菩薩さまたち。

 

 

 

 

 弁天池のお堂に鎮座する宇賀神。

 

 

 

 

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闘魂、再見! ~京都プロレス美術館

2023-07-05 | プロレス

闘魂、再見! ~京都プロレス美術館

 

 京都市左京区の「京都プロレス美術館」に久方ぶりにお邪魔した。

 京阪電車、出町柳駅から北へ徒歩約10分。

 比叡山を望む閑静な住宅街の一角にあるプロレス愛好家、湯沢さん宅の一室が「京都プロレス美術館」としてオープンされている。

 展示室の真ん中にある「憩いのリング」上にはメインとなる "猪木タワー” が燦然と聳えている。

 

 

   

    あの頃の猪木は、ちょうど、今の大谷翔平のように太陽のような輝きとオーラに満ちていた。

 

 

 

 

 レオン・スピンクスとの異種格闘技戦で使用したグローブ。

 

 

 

 マニアにしか、わからないであろう・・・井上編集長の著書と遺品のメガネ。

 その他、マニア垂涎のプロレスお宝が所狭しと・・(失礼ながら、本当に狭いのだが)並んでいる。

 

 

 

 

 

   これが伝説の18文。

 

 

 

 当時は私も、まだ純真な少年だったから、シンほど悪い奴はいないと彼をシン底、憎んでいた。

 ところが、このサーベルを彼に持たすギミックは猪木のアイデアだったという。

 みんな、あの頃は生きるのに必死だった。シンもシン日本も。

 

 

 あの当時はシンの背中を高橋レフェリーが洗っていたりとか、ブッチャーとシンがワンプレートで食事してたりなんての写真開示はご法度だったろう。

 本当はみんな仲良しだった。

 

 ファン以外にはごみ溜めにしか見えないかもしれないが、これは場外乱闘やデスマッチの用品展示である。

 

 

 猪木のお別れ会のリング上で坂口が猪木の遺影写真を胸に抱くなんて、あの頃は夢にも思わなかった。

 再見!猪木! 再見!あの頃!

 

 湯沢館長は相変わらずのテンションでプロレスを熱く語った。

 

 京都プロレス美術館の訪問には、予約必須です。

 


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“双龍再訪” ~龍王ヶ淵と龍鎮神社 

2023-07-03 | 奈良の旅

“双龍再訪” ~龍王ヶ淵と龍鎮神社 

 

 3年振りに奈良県宇陀市の山深くに棲む双龍に会いに行った。

 一頭目の龍、龍王ヶ渕は、室生向渕、大和富士と呼ばれる額井岳近くの標高530mの山中にある自然池。

 風のない晴れた日、湖面に周囲の木々が映り込む「水鏡」の景色は神秘的だ。

 当日はやや風があり、リフレクションはあまり期待できなかったが、龍王の片鱗を垣間見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この辺りに行くと、いつも、お邪魔する正定寺。

 観光寺ではないが、花に溢れた境内にはいつも癒される。

 

 

 

 二頭目の龍は室生の深谷川の清流にある龍鎮の滝の傍らに鎮座する龍鎮神社(りゅうちんじんじゃ)。

 龍神が鎮まるという滝壷は、深く澄んだ水が満ち溢れ、ここが神域であることを感じる。

 

   

 

 

 

 


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