ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

紫陽花の咲くころ ~壺阪寺 ③

2020-06-30 | 花めぐり~6月

紫陽花の咲くころ ~壺阪寺 ③

 紫陽花が咲く季節も、一瞬のうちに過ぎようとしている。

 今年も半分が過ぎ、本格的な夏へ突入する。

 壺阪寺でラスト・アジサイ・シーン。

 ランチは釜飯のおいしい「里山料理ほうらんや」さんでいただくことに。

 橿原市のかしはら万葉ホール内の人気グルメ。

 

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天竺渡来の巨大石像 ~壺阪寺 ②

2020-06-27 | 奈良の旅

天竺渡来の巨大石像 ~壺阪寺 ②

 

 

 大観音石像は天竺渡来とあるように、インドからやってきた像である。

 壺阪寺は1964年からインドでハンセン病患者の救済活動に取り組んでいるおり、その活動が縁で石像が制作された。

   高さ20メートルの真っ白な姿は遠くから見ても威容だ。

 石材はインド各地から調達され、現地で制作し、66個に分けて日本に持ってきたという。

 大観音像の向かいには大涅槃石像が、二上山と大和盆地を眼下に見守っておられる。

 

 「壺阪大仏」といわれる大釈迦如来像。

 

 

 その他にも、石像やレリーフ、アジャンタを模した石堂など、圧巻である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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目の観音さま ~ 壺阪寺①

2020-06-24 | 奈良の旅

目の観音さま ~壷阪寺 1

   奈良県高取町の壷阪山中に「目の観音さま」として、古くから信仰を集める壷阪寺がある。

   ご本尊の十一面千手観世音菩薩。

   荘厳且つ力強さを漂わす佇まいの中に限りない優しさを秘めた観音さまである。

 本堂に至る石段には、車椅子の方のための昇降機が付けられている。

   写真撮影可という、お心の広い本堂の仏さま。

   目の観音さま伝説を決定的にした「壷坂霊験記」は、沢市とお里の物語。

   近頃は多角経営?

  


「雨の日のノスタルジア」 ~ハート型のアジサイ

2020-06-22 | 花めぐり~6月

「雨の日のノスタルジア」 ~ハート型のアジサイ

            
 

       雨の日のノスタルジア

  突然の雨に
  駅舎で呆然と立ち尽くす少女。
  傘はひとつしか、なかったから
  少年は、そっと、少女に差し出す。

  「僕は家近いから、これ使いなよ。」
  って、ぶっきらぼうに言った。
 
  「えっ!?」と驚く少女を残して 
  少年は脱兎の如く
  激しい雨の中を走りだした。
  「やっと、声をかけた。やっと、声をかけた。」

  少年はずぶ濡れになりながらも
  にこにこしながら、走って行く。
  道行く人が奇異な目で
  見ることも厭わずに。

  「いつか、あの傘さして、二人で歩けたら・・・。
   なんて、望まない、望まない。
   夢のまた、夢だから。」

  雨に濡れた紫陽花だけが
  微笑むように咲いていた、あの日。

  誰しも、あったような、なかったような、
  遠い日のノスタルジア。

                      By azukinieta


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『天空のFairy』 ~六甲高山植物園

2020-06-21 | 心の旅

 『天空のFairy』 ~六甲高山植物園

 『天空のFairy』

 それは天空の妖精が暫し、翅を休めるために
 舞い降りる雲上の楽園。
 束の間の生を煌かせる、一瞬の出来事。
 僕が君と出逢ったのは運命のイタズラ。
 何故かって?
 僕はその日も、ただ、ぼお~っとして
 何とはなしに辺りを見回していただけだったから。
 そして、君を見つけたんだ。
 高原を吹き渡る、爽やかな風に
 栗色の長い髪をなびかせて
 小さな膝を抱えるようにして
 君は身じろぎもせず、静かに佇んでいた。
 「こんにちは」て、僕は囁いた。
 きょとんと僕を見上げる君。
 その円らな瞳を更に大きく見開いた。
 瞳には僕の寂しさが映っていた。
 「こんにちは。あなたには私が見えるの?」
 「見えるよ。だって、今、君はここにいるじゃないか。」
 「私は普通の人には見えないの。」
 「えっ!?僕は普通の人だよ。」
 「ううん。今、あなたの心はまっさらなんだわ。」
 「まっさら?新しいっていうこと?」
 「そう。生まれたての赤ちゃんみたいに・・・」
 「そうかなあ。僕はただ、ぼお~っとしていただけで・・」
 「きっと、今、高原を駆け抜けた風たちが、
 あなたの心の中を掃除していったんだわ。」
 「かもしれない。なんだか、心が軽くなったような気がしていたんだ。」

 それから、僕たちの夢のような暮らしが始まった。
 すべてを目覚めさせるような朝焼けや
 すべてを眠りに誘うような夕焼けを
 厳かな自然の営みとして
 何度、繰り返したことだろう。
 生きることの喜びと
 生きることへの愛しさと
 君と出逢えた幸せを
 僕たちはゆっくりと噛みしめていた。
 でも、いつかは山を降りなければならない。
 きっと、君も一緒に来てくれるだろうと思っていた。
 ある日、思い切って、こう切り出した。
 「そろそろ、山を降りようと思うんだ。一緒に降りよう。」
 「私は山を降りることができないの。」
 そのとき、心の奥にある森がざわめいた気がした。
 「町の暮らしもいいもんだよ。」
 「下界では不信や憎悪が渦巻いているわ。」
 「でも、便利な暮らしができるよ。」
 「電気や石油がなければ暮らせないのでしょ?」
 「・・・・・」
 「ごめんなさい。もっと一緒にいたかったけれど、
 もう時が来たのよ。
 私にもあなたにも旅立つときが・・・」
 君は僕の掌の中指をそっと抱きしめてくれた。
 最後の優しさとして。
 初めて出逢ったときのように
 大きく見開いた瞳から
 雫のような涙が溢れていた。
 「ありがとう。何もかも。」
 君は光る透明な翅を広げると
 小さな身体に想い出を一杯、詰め込んで
 風にのって旅立った。
 一緒にどこまでも行きたかった。
 一緒にいつまでも生きたかった。
 君がいなくなっても
 君がいたことは忘れない。
 もちろん、君が幻想だったとは思わない。

   ~I don’t think you were phantom.~


              (by あずき煮えた)


            
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紫陽花の咲くころ ~けいはんな記念公園・水景園

2020-06-19 | 花めぐり~6月

紫陽花の咲くころ ~けいはんな記念公園・水景園

 

 紫陽花の季節になると、この色に魅せられる。

 私は勝手に”AJISAIブルー”と呼んでいるが。

 七変化と云われるように、”AJISAIブルー”をベースに花色が変わっていくさまは、人の心に似ている。

 

 

 

 

 

 季節の花に彩られる水景園。

 

 

 

 

 
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花菖蒲の咲くころ ~大和民俗公園

2020-06-17 | 花めぐり~6月

花菖蒲の咲くころ ~大和民俗公園

 大和郡山市の大和民俗公園内に小さな菖蒲園がある。

 大規模な菖蒲園とは比べようもないが、水車小屋を背景にした1アングルだけ、ちょっと、風情がある。

 猛暑の折、今年最後の花菖蒲となりそうだ。


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初夏の夕空 ~木津川市州見台

2020-06-14 | 京都の旅

初夏の夕空 ~木津川市州見台

 

 夕焼けの名所、木津川市州見台に向かう。

 

 足なが~!と夕暮れ時だけの独り言。

 

 夕暮れ時、ここはお犬様たちの散歩スポットになる。

 

 夕暮れ時は初夏の軽やかな風に乗って、空も飛べるかも。

 

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ならまちデジスケッチ ~いつもの町で

2020-06-13 | 奈良の旅

ならまちデジスケッチ ~いつもの町で

 

 ときどき、散策する、いつもの町「ならまち」。

 いつ来ても、飽きない面白いまち。

 ”にぎわいの家”や”奈良町物語館”など、ちょっと、デジスケッチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰が言ったか、”にゃらまち”と。

 

 

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紫陽花の咲くころ ~御霊神社・元興寺塔跡(ならまち)

2020-06-09 | 花めぐり~6月

紫陽花の咲くころ ~御霊神社・元興寺塔跡(ならまち)

「ならまち」の一角に鎮座する御霊神社で紫陽花が見頃となっていた。

 奈良時代や平安時代には、無実の罪を着せられて非業の死を遂げた人の怨みが、怨霊となって災いを起こすと恐れられており、その怨霊を丁重にお祀りすれば御霊となって、守護してくれる神になるのではと考え、祟りの神を鎮める御霊会を行ったことが、各地に鎮座する御霊神社の始まりとされている。

 疫病流行の際には当社に祀る井上皇后、早良親王、他戸親王の神輿を各街道に据えて、悪疫の侵入を防ぐという御霊信仰があったという。

 最近は縁結びの神としても、有名である。


  御霊神社の北側に『史跡 元興寺塔跡』がある。 

    現在、ならまちと呼ばれる広大なエリア全体が元興寺の境内だったが、一揆や火災による消失のあと衰退し、現在は「極楽坊」「塔跡」「小塔院」の3つが別のお寺に分かれて残っている。  

 「塔跡」にあった五重塔は、江戸時代末期(1859年)に焼失するまでは、奈良の名所として知られ、伝承では72mで、興福寺の五重塔(約51m)をしのぐ高い塔であった。

 こちらの紫陽花も美しい。

 

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初夏の空へ ~長居植物園の花たち

2020-06-05 | 花めぐり~5月

初夏の空へ ~長居植物園の花たち

 引き籠っているうちに、春を飛び越えて、夏がやってきた。

 季節の花は待ってはくれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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再開 ~平野区の「コー匕ーハウス・ア-ト」さん

2020-06-02 | 平野の元気もん

再開 ~平野区の「コー匕ーハウス・ア-ト」さん

 今回の予期せぬコロナ禍により、営業を自粛せざるを得なかったお店が殆どではなかったか。

 そのような中で、漸くの緊急事態宣言解除を受けて、再開できた、お店はまだ幸いだったのかもしれない。

 もちろん、安全や衛生面対策に配慮しての再開である。

 日頃から、お世話になっている平野東商店街の「コー匕ーハウス・ア-ト」さんへ、仲間とともにお祝いに駆け付けた。

 アートさんは平野案内をしながら、ご夫婦で営まれている、小さな喫茶店である。

 ママは1月に足の手術をされ、リハビリを経て、さあ、復帰というときにコロナ禍に見舞われる。

 そして、やっと、再開。喜びもひとしおのことだったろう。

 (撮影のため、一瞬だけ、マスクを取ってもらった。)

コロナの収束を祈るばかりである。

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