銀河夜想曲   ~Fantastic Ballades~

月が蒼く囁くと、人はいつしか海に浮かぶ舟に揺られ、
そして彼方、海原ワインのコルクに触れるを夢見、また、眠りにつく……

たあくんのうみ

2007年11月29日 23時06分48秒 | 絵本・童話・児童文学
作/絵 こみ まさやす
ひかりのくに



たあくんという男の子が、段ボールの船に乗って自分だけに見える海を旅する短い話。語り部は、公園で昼寝している犬のボク。

ここ最近、保育園で毎日子供たちから読んでと頼まれる絵本。読み進めていると、彼等が他の絵本とは違った興味を示しているのが良く分かる。

内容に関して細かく紹介してしまうと面白くないので、もし読まれる機会があったら(なかなか入手困難かもしれないが)是非一読を。子供なら誰でもする見立て遊びを、犬の視点から捉えていて非常に面白い。ユニークで、絵本ならではの遊びを活かしている作品。





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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぱたぽん)
2007-12-01 00:51:57
そういえば私も幼稚園にあがるちょっとまえぐらいのころ
母親が家事で相手してくれないときなどに、押入れの中や家具の中にかくれて、雑誌の付録でつくった幻灯機などつけてひとり空想遊びをしてましたっけ。
お久しぶりです (ciapooh)
2007-12-01 01:25:08
 『自分だけに見える海』と言うのがいいですね。
 そんな時があったような・・・記憶の彼方ですが、子どもたちを
 見ていると、あぁ自分もそんなことが…と思い当たることの幾つか。
 絵本はそんな幸せな気分を味あわせてくれますよね。
 
ぱたぽんさんへ (ショパンⅢ世)
2007-12-01 01:45:12
>雑誌の付録でつくった幻灯機

僕は恐らく作った事がない(記憶がない)ですが、いいですよね、そういう付録。そういった代物が、現代の子供たちになかなか縁がないのが残念です。


押入れの中は僕も良く探検しました(笑)。部屋が物で溢れ返ってくると、今でも時々押入れで寝たくなります(笑)。


ciapoohさんへ (ショパンⅢ世)
2007-12-01 01:51:55
>『自分だけに見える海』と言うのがいいですね。

その海での遊びに、語り部の犬が仕方なく付き合うのが面白いんです♪ できる事ならその箇所の絵を紹介したいところですが、本書は現在僕の手元には無いもので…。


いつもコメントをありがとうございます☆
Unknown (Minnesingerin)
2007-12-01 22:24:10
私は子どもの頃、よく、公園の砂場で宇宙船を作って宇宙旅行をする遊びをしました。
それから、学習机の下を洞穴に見立てて「原始時代ごっこ」もやりましたっけ。
はるかな海とか、はるかな宇宙とか、はるか昔とか、遠い世界に空想をめぐらすのって楽しいですよね。
Minnesingerinさんへ (ショパンⅢ世)
2007-12-02 19:43:14
やはり誰でも、幼き日々には貴重な遊びをしていたものですよね。それを僕は今、主に1歳2歳の子たちと共にやっているわけですから、本当に貴重な経験をさせてもらっていると思います。彼等に対しても、園長先生に対しても感謝しています。
『~ごっこ』というのは、響きが温かいですね。


>はるかな海とか、はるかな宇宙とか、はるか昔とか

『遥か』という言葉自体、僕は好きです。

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