今この歓心の音を
友よ
あなたはどこで聞いている
凍てついたとばかり思っていた観照は目を醒まし
夢向こうに見ていた華は互いに差し向かい
いつやら
凡ての頬に紅が差し
あまねく大気は鏡となって垣根を払う
生ける者の談笑が
味醂と醤油に混じって
この大夜を燃やしている
暦年の掉尾を飾って
この大地を揺るがしている
今この求心の原に立って
友よ
除夜の鐘は美しく
天空の星々は一等の高みにあって
わたしたちもその高みにありて
あまねく凡ては魔方陣の上に立ちて
早暁の草を食んでいる
友よ
またいつか会おう
その時まで
除夜の音を
除夜の音を
風上から鳴らしておくれ
握る鐘綱の音の限りに
友よ
あなたはどこで聞いている
凍てついたとばかり思っていた観照は目を醒まし
夢向こうに見ていた華は互いに差し向かい
いつやら
凡ての頬に紅が差し
あまねく大気は鏡となって垣根を払う
生ける者の談笑が
味醂と醤油に混じって
この大夜を燃やしている
暦年の掉尾を飾って
この大地を揺るがしている
今この求心の原に立って
友よ
除夜の鐘は美しく
天空の星々は一等の高みにあって
わたしたちもその高みにありて
あまねく凡ては魔方陣の上に立ちて
早暁の草を食んでいる
友よ
またいつか会おう
その時まで
除夜の音を
除夜の音を
風上から鳴らしておくれ
握る鐘綱の音の限りに