Harmonia Mundiから2005年に発売されている、アレクサンドル・タローのアルバム(HMC901871)が素晴らしい。
(ここで全曲が試聴できる)
選曲もいいが、とにもかくにも演奏が心地良く、そして音色の質感と美しさに心打たれる……!
BWV.979(原曲はトレルリ(トレッリ)の楽曲)を、タロー自身がピアノ用に編曲しているのも良い。このアルバムは2004年9月に録音されたものだが、You Tube には2010年パリ・シャンゼリゼ劇場でのライヴ録音も up されている。これがまた緊張感を孕んだ演奏でいい。だがしかし、欲を言えばこの作品は、全曲通して録音して欲しかった。個人的には最終楽章に、大変な思い入れがある(ミケランジェリの古い録音や、映画『恐るべき子供たち』の劇中曲として使用されているイメージやインパクトが強い)ので…。
しかし何といっても、このアルバムの白眉は、『パストラーレ ヘ長調 BWV 590 - 第3楽章 アリア』だろう。
同じ音源が、やはりYou Tube に up されている。
ただ、静けさと共に聴く。
ただただ、心に降り重なる塵芥を慮る…。
そうしてただ、沈黙と共にここに在る……。
(ここで全曲が試聴できる)
選曲もいいが、とにもかくにも演奏が心地良く、そして音色の質感と美しさに心打たれる……!
BWV.979(原曲はトレルリ(トレッリ)の楽曲)を、タロー自身がピアノ用に編曲しているのも良い。このアルバムは2004年9月に録音されたものだが、You Tube には2010年パリ・シャンゼリゼ劇場でのライヴ録音も up されている。これがまた緊張感を孕んだ演奏でいい。だがしかし、欲を言えばこの作品は、全曲通して録音して欲しかった。個人的には最終楽章に、大変な思い入れがある(ミケランジェリの古い録音や、映画『恐るべき子供たち』の劇中曲として使用されているイメージやインパクトが強い)ので…。
しかし何といっても、このアルバムの白眉は、『パストラーレ ヘ長調 BWV 590 - 第3楽章 アリア』だろう。
同じ音源が、やはりYou Tube に up されている。
ただ、静けさと共に聴く。
ただただ、心に降り重なる塵芥を慮る…。
そうしてただ、沈黙と共にここに在る……。