天川二子山古墳のソメイヨシノです。高校生の時、この花の下に寝転んでいました。ただ寝ころんでいただけです。
昨日、出たついでに立ち寄りました。二子山古墳は6世紀前半に築造された全長104mの前方後円墳、国の史跡に指定されています。ということよか、前橋高校の旧天川原校舎の直ぐ近くの遊び場だったんです。でかい墳丘の上には、欅や榎などに混ざってソメイヨシノが暮らしていました。子どものころから見上げる大木でした。
前のは前方部と後円部の鞍部の桜です。後のは前方部の桜です。どちらもずいぶん年寄りになりました。枯れてしまった幹、樹勢の衰えは仕方ないのですね。授業をさぼって屋上で本を読んでいたら見っかって、こっぴどく叱られたのです。それで、止む無く場所を変え、体育館の裏かこの墳丘上が逃げ場となりました。
これは後円部の桜です。もう幹はボロボロです。そうですよね、あれから60年経っているのです。遅くに家に帰ったら奥で父親と話している男の声がしていました。その夜、父が珍しく説教を垂れました。「全く出ないのはよくない、半分ぐらいは出なさい」。言われた通り、2回に1回は出席するようになり、問題は解消、墳丘上にいる時間が減っただけでした。
桜の花越しに見る赤城山です。前橋台地の上から見る赤城山は街中から見る赤城山に比べるとずっとずっと雄大に見えます。
年老いたとはいえ、枯れた幹や枝が増えたとはいえ、今も美しい花を咲かせています。少年のときに出会った桜です。今も一緒にいます、嬉しいです。「ある小学校の運動場に、一本の大きな桜の木がありました」、小川未明の「学校の桜の木」の冒頭です。墳丘の桜は、私にとって学校の桜の木みたいです・
日曜日でしたけど、墳丘の桜を独り占めして楽しんでいました。ようやく人声がしたので降りてみると、男の子を連れた家族が登って行きました。男の子が大人になり、爺になっても、墳丘の桜は花咲かせ続けているといいなって、そう思いました。足元には、スミレの花…
帰り道、両毛線の高架に並行して流れる端気川を覗いたら、カルガモが速い流れの中で忙しく採餌していました。珍しく空腹を感じました。食道がんの手術をしてから、「腹減った!」って感覚がものすごく乏しくなっているのです。
家に戻って仙台麩を使ったお好み焼きを焼きました。11年前、仙台麩の山形屋が募集していた調理例に応募してホームページに掲載された作品なんです。仙台藩の伊達政宗の家紋「九曜紋」に見立てて作ったんです。見た目の面白さだけでなく、おいしいのですよ。
午後は朝日町の高岑院へ行きました。ユキ子さんの実家の菩提寺です。庫裏の前には高齢のソメイヨシノが暮らしています。だいぶ樹勢が衰えてきていますが、今年もきれいな花を咲かせてくれていました。
本堂脇には枝垂桜です。少し濃いめのピンクの花です。
寒緋桜もまだ散らずに咲いていました。いろんな桜に出会います。門を入ってすぐのところのユリノキが新芽を吹いていました。美しい樹形です。5月の下旬になるとたくさんの花が咲きます。楽しみに待ちます。
COCOは、昼寝三昧で日曜日を過ごしていました。日曜であろうとなかろうと、いつだって昼寝三昧なのですけど…
夕食、まずはシラウオと春新ネギのかき揚げとサバの竜田揚げです。シラウオは霞ケ浦産、春そのものですね。それから、サバの味噌煮、大根とツミナを添えました。そして、春キャベツのナムルとキュウリのフキ味噌和えです。
汁は豆腐ときぬ青のりです。きぬ青のりは有砂順子さんからいただいた伊予の特産品、原料はすじ青のりという河川の河口部で暮らす藻です。とても香り高いです。
昨日もまた桜を眺めて暮らしました。今日はどこの桜を眺めるのかな…
3月27日の体温 7:15 36.6℃ 12:30 36.5℃ 21:00 36.5℃
3月28日 7:30 体温 36.6℃ 血圧 最高106 最低63
ヒゲおじさんの連れ合いのユキ子こと三代目若柳吉駒でございます。
毎年春に開催しております美登利会舞踊公演は今年で78回目を迎えることができました。美登利会舞踊公演にあわせて、三代目若柳吉駒リサイタルも開催いたします。
第78回美登利会 期日 4月10日(開演午後1時30分)
会場 昌賢学園前橋ホール(市民文化会館)大ホール
入場料 2000円
三代目若柳吉駒リサイタル
司会とお話 葛西聖司(伝統芸能解説者)
長唄 四季折々 三代目若柳吉駒
長唄 供奴 中村鷹之資(特別出演 歌舞伎俳優)
長唄 丁稚 三代目若柳吉駒
唄 今藤政貴
三味線 杵屋栄八郎
囃子 堅田新十郎
会員一同、これまで以上に精進を重ね、精一杯つとめさせていただきますので、なに程よろしくお願い申し上げます。