猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

10年の間お付き合いいただき心から感謝申し上げます。今回は最終回、梅干しの配達で前橋飛行場跡まで行ってきました

2022-09-30 06:59:10 | あんじゃあない毎日

ブログ『猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日』は今回で最終回を迎えました。2012年の12月6日から始めて、今回で3667回目の記事となりました。今朝までの訪問者数はは152万(UU)、閲覧数は502万(PV)になっていました。大勢の皆さんに読んでいただけたことを、キキも私も心から感謝しています。


キキが他界してから間もなく5年となりますので、そろそろブログの相方から解放してあげたくなりました。日が経つほどに、思いは募り心が重くなってきていました。お許しをいただきたいと思います。


10月1日からは、キキに代わってCOCOを相方に、『猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活』をスタートさせます。明日、「最終回+1」をアップして、そこから飛んで行けるようにいたします。新しいブログで、引き続きよろしくお付き合いくださいますようお願いいたします。
籠に入れたり、肩に乗せたりして、キキとはいろんなところへ出かけました。ユキ子さんの車で、板倉町、上野村、嬬恋村、水上町はじめ、県内のあちこちへも出かけました。思い出を大切にしながら、最終回もいつもと同じように書かせてもらいます。

 


昨日の朝の空です。うろこ雲です。秋の雲を色染めながら朝日が昇ってきました。

 ベットの上でストレッチをしていると、COCOがやってきて私の足や腕に頭をぶつけます。何のことない、コチョコチョの要求なんです。ストレッチとともに毎朝の日課になっています。

 

 贈答用の小型の容器に詰めた梅干しを10ケース、約150粒です。昨日の昼前からお世話になっている皆さんのところへ配達に出ました。口の中に唾液をいっぱいにして待っている人も、種を割って天神様まで食べようと歯を鍛えている方もいるはずなんです。

 
まずまち中の2軒へお届けしてから、群馬大橋を渡って西へ行きました。群馬大橋の西詰から見た秋の赤城山です。川岸のハナミズキは、葉が色づきはじめ、実は真っ赤に熟していました。

 
石倉町から元総社へ、どこを走っていてもキンモクセイの香りです。一斉に花が咲きました。元総社町から高崎市の菅谷町へ。


ムサシが暮らすおうちにも寄りました。でも、ムサシの小屋は空っぽでした。「去年、サトウさんに写真を撮ってもらったしばらく後に逝ってしまったんです」、14歳だったそうです。これが去年の4月に元気だったムサシです。

 


旧帝国陸軍前橋飛行場があった菅谷田んぼからは群馬の山並みが良く見えます。赤城山、紅白の送電鉄塔の向こうの峰が鍋割です。前橋のまちから見る赤城山とずいぶん違います。77年前、ここで訓練をし沖縄へ向けて「特攻」のために出陣していった航空隊がいたなんて思えない風景です。

 
そして、西には浅間山、北西方角に榛名山の山並みです。稲穂が揺れる田んぼのど真ん中から上州の山並みを眺めてきました。私が生まれた77年前、前橋のまちも高崎のまちもみんな戦場だったのです。若き命が無駄に無残に失われていたのです。

 最近まち中ではあんまし見なくなったセイタカアワダチソウ、まだ咲き始めたばかりです。
  月見草 いいえそげんな花じゃなか
  あれは セイタカアワダチソウ
  信ちゃん 信介しゃん うちは一人になりました

山崎ハコの「織江の歌」を思い出していました。五木寛之の「青春の門」の主題歌、40年以上前の歌です。信介が生まれたのも、太平洋戦争の真っただ中の筑豊炭鉱でしたよね…。

 

 
大渡町から中央大橋を渡って前橋公園に来たら、川岸の道端のセイヨウニンジンボクがまだ花をいっぱい咲かせていました。変な名前の木です。名前の由来については山科植物資料館のこちらをご覧ください。それから、岩神町、平和町、住吉町と巡って梅干しの配達をしてきました。

 遅い昼食は呑竜仲店のヤギカフェです。マスターがランチの出前の回収に出かけましたから午後2時になっていたのですね。カレーライスとココナッツミルクをいただきました。「見ましたよ! どう見ても50代!」だって、墓参にチャリで嶺公園へ登ってゆく姿を目撃されていたんです。道端にヘタレ込んだりしていなくてよかった、誰に見られているか分かりませんから怖いです。

 

 おしまいにご近所でお世話になっている方のところへお届けして、10か所の配達を終えて家に帰りつくと、明日からの相方はグウスカ昼目の真っ最中でした。後は休息とって、カボスで作ったポン酢を漉してから、夕食の支度をしました。

 
夕食は野菜庫に半端に残っている野菜を食べることにしました。ほうれん草とマイタケのオムレツです。野菜のチーズ焼きは、ジャガイモ、ナス、万願寺唐辛子、玉ネギそしてトマト、チーズは賞味期限直前の生モッツレラです。

  
サラダは、モヤシ、キュウリ、ミョウガ、モロッコインゲン、ミニトマトを梅干しの梅肉使ったドレッシングで和えました。スープはトマトと万能ねぎ、ご飯は椎茸の石突きと万能ねぎ入りのガーリックライスです。15種類の野菜をいただきました。

 


<キキです。長いことお世話になりました。『お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常』からお付き合いいただいた皆さんとは14年半になるんですね。本当にありがとうございました。新しいブログではCOCOがちゃんとやってくれると思いますが、応援よろしくお願いしますね>

 <オヒゲとはもう22年を超える付き合いなんです。これからも目を離すと恥ずかしいことするかもしれないのでちゃんと見張ることにしてます。新しいブログにも遊びにきます。仲良くしてくださったたくさんたくさんの皆さん、本当にありがとうございました。>

 <おヒゲはちょいとシャイになっちまってますんで、これでおしまいにします。皆さん、ごきげんよう、お元気でね…>

新ブログ『猫のCOCOとひげじいさんのなっからさくい生活』へジャンプできる「最終回+1」は、明日の朝8時ごろにアップいたします。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい


新しいブログのタイトルは『猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活』と決まりました。

2022-09-29 06:50:02 | あんじゃあない毎日

10月1日にスタートする新しいブログのタイトル画です。絵本作家で彫刻家・版画家の野村たかあきさんが版画で彫ってつくってくれました。

 <新しいブログのタイトルは『猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活』に決まりました。「さくい」は群馬の方言、「気さくな」とか「気軽な」とかいう感じの形容詞です。「COCOはなっからさくい猫だいね」なんて使い方するんです>

 
<まっさかさくい顔してらいね、COCOは。この顔、とてもさくい感じ出てるからFBのカバーやなんかに使うといいと思うな。『猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日』も明日でおしまいになります。COCOのことよろしくね、それからおじさんからじいさんへ進化を遂げたおヒゲのことも頼むね…>

 

 
新しいブログのタイトルも決まって、アカウントも取得できたので、早めに買い物に街へ出ました。スズランの前の通りで街路樹の枝おろしをしてました。店休日だからみたい。お昼には早いので、白井屋ホテルのベーカリーもまだ空いていました。食パンとチャバッタを買いました。

 
それから前橋公園を抜けて岩神町へ、幸の池に下るトンネルの出口にクズのつるがぶる下がっているのが面白くて、思わず自転車を停めました。足元を見たら紫色の花、花はハギにそっくりだけど葉っぱが全く違わいね。これが「アレチヌスビトハギ」って外来侵入植物かな、初めてお目にかかりました。種まで確認できれば間違いないのだけど…

 
公園の芝生広場では保育園の子どもたちかな、散歩に来てみんなして遊んでいました。いいな…

 用事を済ませて、シオンの花を眺めて、青井食堂で昼食です。そうそう、「青井食堂ってさ、なっからさくい店だいね」です。でもね、なっからさくい店を現代言葉で『おもうまい店』って訳さないでくださいね。青井食堂の定食や焼きそばはおもうまいのでなく、普通においしいのです。

 

 
家に戻るとユキ子さんが庭からミョウガを60個ほど収穫してきてくれました。なっからのミョウガです。私は、いただき物の大分産のカボスで遊びました。

 
果汁を絞って、醤油(7)、カボス果汁(5)、煮切った味醂(3)を混ぜ、昆布と削り節を加えて一日置いて漉すと、七五三ポン酢ができます。カボス8個で400mlほどのポン酢ができるはずです。秋の味です。

 もう一つ、JAファーマーズ朝日町店の直売所で手に入れたローゼルです。実を包んでいる苞がハーブティーの材料になるのですが、いっぱい買い込んできたのでジャムにします。

 
ヘタを切り落として棒で突くと実が取れます。実とヘタは捨てて、苞だけ使います。200個ほどのから300gの苞が採れました。

 
水を加えて(今回は700ml)、苞が溶けるまであくを取りながら煮ます。そこへグラニュー糖(今回は800g)を加えて混ぜながら煮込みます。弱火で20分ほど煮れば出来上がりです。粗熱がとれたところでフローズンヨーグルトにかけて試食、しっかりした酸味と果物と違う香りが面白いです。ヨーグルトによく合います。

 

 
一仕事済ませて外へ出ると、少しぼやけた赤城山が見えていました。赤城山の色を運んでいるみたいな電車が走ってきました。電車の通り過ぎた後の線路敷きにはマルバルコウソウの花がいっぱい咲いていました。線路端も外来植物の世界です。

 
ちょっとだけ散歩したら、道端の家の庭に青いみかんがなっていました。顔見知り猫に挨拶したら、<今度は相方がCOCOなんだって、お似合いだね…>だって。「どうお似合いなの?」、<どっちもほどほどにさくいもんね…>と言われました。

 家に戻るとCOCOが猫窓にいました。「お似合いだって言われたぜ」と報告すると、<あ~ね>と言ったんですけど、目つきがね…、気に入らなげだいね。

 

 
夕食は梅干しを調味料に使いました。梅カツとナスのフライに野菜ソテー。豚ロース肉に練った梅肉を塗りつけてトンカツに揚げました。それと、茹で野菜の柚子ソース和えです。梅カツにはソースは無用、梅干し味でいただきます。おいしいです。

 みそ汁は庭で採れたミョウガです。歯が悪いのにトンカツなんてとお𠮟りを受けるかもしれませんが、ちょいと工夫しています。ロース肉をいったん倍ほどの面積になるまですりこ木で叩き伸ばしておいて、それを元の大きさに寄せてから梅肉で味付けししばらく置き、衣を付けて揚げました。こうすると歯の負担の少ないカツになります。

タイトルも決まりました。私もCOCOもさくく生きていこうと思っています。おじさんを卒業してじいさんになっても生きています。皆さんのおかげで、生活の記録を書き続けています。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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27日は二代目吉駒の祥月命日、嶺霊園の墓所まで標高差280mをヒルクライムして墓参しました。

2022-09-28 07:10:30 | あんじゃあない毎日

二代目吉駒の舞姿、清元「雁金」です。80歳代の後半の舞台だったと思います。


こちらは人間国宝の二世花柳壽楽師と踊った長唄「綱館」の舞台です。渡辺綱の伯母の茨木に化けて奪われた腕を取り返しに現れた鬼になっています。忘れられない舞台です。

 

 <昨日はさ、吉駒伯母さんの祥月命日でした。おヒゲは朝から伯母さんの舞台写真を見てました。ユキ子さんはお父さんが病院で検査を受けるのに付き添っていったので、代わりに、おヒゲが嶺霊園のお墓にお参りに行ったんです。ひとりで、自転車こいで…>

 

 
前日だとヒルクライムに紛れて登ったのかもしれませんが、昨日は全くの単独行でした。桃木川を渡り、赤城白川を過ぎて、赤城の山麓台地を目指します。曇り空、山の姿は全く見えませんでした。

 上細井町の市立前橋高校の北側の坂道、『鎌倉坂』です。ここまでが昔の利根河原、ここから赤城山の山麓台地となります。昔々、この近くの善勝寺を訪れた旅の僧が立ち去った後、もしや北条時頼ではと思った住職が小僧に後を追わせたのです。小僧はこの坂下で旅の僧に追いつき住職の意を伝えると、「もう鎌倉へ着いた。帰るには及ばない」と、時頼は舟で利根川を渡って行ったそうです。以来この坂を鎌倉坂と呼ぶようになったという伝説があります。渡し船の船着き場があったというのは事実かもしれません。近くに「鳶石」と呼ばれる船つなぎ石も遺されています。

 鎌倉坂をのぼると大正用水に出ます。大正時代に計画決定したので大正用水という名ですが、出来上がったのは1947年(昭和22年)です。前橋市田口町で、広瀬・桃木両用水から分水して、赤城南面を東へ、伊勢崎市赤掘町まで全長24kmの農業用水です。

 
国道17号上武道路を渡ると小さな古墳に出会います。オブ塚古墳という小型の前方後円墳です。このあたりの山麓台地には、流れ下る小河川の傍にこういう小型の古墳がいくつも見られます。更にのぼって、嶺街へ入って県道渋川大胡線の信号の手前の消防団の車庫のところで一休みさせてもらって給水です。

 


県道渋川大胡線を過ぎてしばらくのぼると、山麓台地の山里に来たなって雰囲気になります。平らに見えますけど、緩やかな登りです。道端のちょいと高いとこへ上がってとった写真です。

 
道端に小さな地蔵さんを見っけ、ちょいと止まって振り返ると、結構な坂道を登ってきているんです。私の家の標高はほぼ100m、嶺霊園の伯母さんの墓所は380mほど、280m登らないとたどり着けないのです。

 
わかくさ幼稚園が見えてくるともう間もなく嶺公園です。嶺公園の入り口です。でも、伯母さんが眠る高岑院の墓地は公園の一番上の方にありますので、まだまだです。

 

 
公園の入り口まで来てちょいと寄り道、嶺公園の南側に隣接してそば畑が広がっています。花を見に寄りました。まだ咲き始め、これからってところでした。そば畑の向こうの柿の木の実はもう色づいていました。

 
そしてこれが登り坂のおしまいです。正面に見えるのが高岑院の墓地です。お花や線香等の墓参用品はザックに入れて背負って登ってきました。片道11㎞、標高差280mのヒルクライムでした。

 
水を替えて、花を手向けて、線香炊いてお参りしてきました。おばさんが逝って5年が過ぎました。近くの他所んちの墓所の卒塔婆にトンボがとまっていました。ユキ子さんは、父さんの病院での検査の付添をすませてからお参りしたようです。

 

 帰りは下り、スピードが出過ぎないように気を付けて下ってきました。家に着いて着替えにあがると、COCOは私のベットで気持ちよさそうに昼寝をしていました。顔を洗って着替えをすませて、「今帰ったよ!」って声をかけたんです。

 慌てて起きた寝ぼけ顔、<国葬に行ってたの?>だってさ。
「おまえ、前(7月20日)に話したでしょ、今の日本には『国葬』というのはないのです。天皇陛下の葬儀でも皇室典範第25条の規程の『大喪の礼』という行事です。天皇陛下のご葬儀でさえ法律の規定に基づいて行われるのに、元総理の葬儀を法律に規定のない『国葬』でやるってのは法治国家の原則に反しています。忘れちゃいましたか。呼ばれたって行くはずないでしょう!」
<あ~ね>。


「いんちき国葬へ行って来たんじゃないの、今日は二代目吉駒の祥月命日だから墓参りしてきたんです。この写真はね、1937年(昭和12年)に小柳町の柳座で開催された第1回の美登利会の舞台写真ですよ。二代目吉駒は第1回のときから舞台をつとめてたんだよ。写真で後見をしているのはユキ子さんのお祖母ちゃん、初代吉駒ですよ」


昔の写真を見せたら、COCOも真顔になりました。

夕食は少々くたぶれたので天川原町の南苑へ出かけました。写真はカメラを持って行かなかったのでありません。酢豚、五目豆腐、焼き餃子をいただきました。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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招き猫たちが相談して野村たかあきさんにお願いしたすごくかわいいCOCOの絵が届きました。梅干し730粒も仕上がりました。

2022-09-27 07:10:23 | あんじゃあない毎日

<野村たかあきさんからCOCOの絵が届きました。こないだお願いしておいた新しいブログの見出し用の絵も届きましたよ>

 <こないだ相談した時、実物はデブでちょいと強面のことが多いから、できるだけかわいらく描いてほしいってことになったでしょ、だから、思いっきしかわいく描いてってお願いしといたんですよ、かわいいでしょう>

 <かわいいね。すごくかわいいけど、ちとかわい過ぎないかい。COCOは結構たくましいけどな…>

 <あたいがなでなでしてあげると、喉をゴロゴロ鳴らしてすごく愛らしい顔するのよ。私は優しい顔のCOCO好きだな。蚕神猫ダルマさんの意見も聞いてみようよ?>

 <とってもかわいく描いてもらえたのね、よかったじゃない。私は大賛成よ。読者のみなさんにも喜んでいただけると思うのよ。それと、新しいタイトル画も見せて、え、タイトル画はタイトルが決まってから公表するの、そうなの…>

 <はい、新しいタイトル画はタイトルが決まったら公表します。皆さん、かわいいCOCO、どうぞよろしくお願いしますね>

 

 
昨日の朝のCOCOは、私のベットに差し込む朝日の中で日光浴をしていました。眩しいのかな、ちょいとぶ~たくれた顔していました。

 
夜干しをした梅漬けです。チェックするとほどよい乾き具合になっていました。良いですね、やっぱ手をかけてあげたかいがありました。きれいな梅干しに仕上がりました。

 
梅を食堂へ取り込んで選別しながら箱詰めをしていると、COCOは食堂の窓際にやってきて、やっぱ日向ぼっこをはじめました。満ち足りた顔をしています。すっかり秋の猫になっていました。

  
12粒詰め贈答用6箱、36粒詰め贈答用2箱と48粒詰め贈答用2箱、それと、48粒詰め贈答用予備4箱です。今日から配達します。

  
56粒詰めの自家用、それと選別の結果B級となった約200粒、これは梅びしおの原料にしたり、調味料として梅煮や梅肉和えに使ったりして行きます。そして、小粒で硬くしまっちまった約30粒は広口瓶に詰め梅酢を注いでこの先半年ほど寝かせてから使います。全部で、約730粒ほどありました。干す過程で20個ほどのツブレが出ていますので、総数は750個ほどだったようです。今年の梅漬けが終わりました。買い出しからずっと楽しい梅漬けでした。

 贈答用の箱にはこんな説明書きを貼りました。6月2日の降雹被害は梅の木をずいぶん痛めてしまったようで、来年の収穫にも影響が出るかもしれないという話を聞いています。来年が気になっています。

 
箱詰めが終わると、COCOが猫窓のテーブルにあがってびっくりしたような顔で見ていました。これで、原料梅16㎏、730粒です。

 

 
梅干しを仕上げながら、月曜定例の買い出しもしました。11時からは鈴木トレーナーのトレーニング指導もちゃんと受けました。すごく良い天気でした。こども公園には楽しそうな子どもたちの声が響いていました。常備菜も少し仕込んで、夕方には山下外科診療所に第4回目の新型コロナのワクチン接種をしてもらいに行きました。そこで、懐かしいバンコバさんに出会いました。

 

 
仕上がったばかりの梅干しの試食もしました。昼食には「梅おろしそば」で、夕食では「鶏肉と九条葱の梅肉和え」を作っていただきました。酸味が強く、塩辛くない良い漬けあがりとなっています。おいしくいただけました。手痛い被害を受けながら、安価で白加賀を分けてくれたはぐくみ農協の梅農家の皆さんに感謝です。

 

 
夕食は、鶏と九条ネギの梅肉和えのほかに、鶏肝と揚げ麩の炊き合わせ、野菜の天ぷらです。揚げた野菜はナス、万願寺唐辛子、シメジ、万能ねぎ、サツマイモ、モロッコインゲンです。

 
蕎麦とうどんの合い盛り、薬味は大根おろしと刻み茗荷です。昼も夜も麺食いになっちまいました。ワクチン接種の後は、何事もないようです。痛みも発熱もありません。

今日は、主催者が「弔意を求めない国葬」という信じられない『葬儀』があるらしいですが、信じられないものに付き合う義理はないです。それよか、今日は二代目吉駒、8年間食事係を引き受けたユキ子さんの伯母さんの祥月命日です。墓参りに行ってきます。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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ずいぶん遅くなった梅漬けの仕上げの合間に、秋の田んぼを眺めながら女屋町まで行くとソバ畑が花盛りでした。

2022-09-26 07:03:36 | あんじゃあない毎日

日干しを終えて梅酢の中で休ませていた梅を揚げて干し笊に拡げました。6月18日に漬けこんで、9月14日から日干しして、また梅酢の中で休ませてきた梅です。日が当たらない庭のデッキで風に当てます。一日風に当ててから夜干しをすることにしました。

 
夜干しした梅はもう梅酢に戻しませんので、梅酢は漉して瓶詰にしました。2500mlの梅酢が採れました。一部は漬物等の調味料に使いますが、大半は来年の梅漬けのために保存します。きれいな良い梅酢が得られてよかったです。

 
食堂から眺めると、干してある梅越しにハギやススキが見られます。9月も末になっての梅干しです。不思議な風景です。でも、いつもよか長めに漬けておいてよかったみたいです。

 

 
昼前に、猫窓から外を眺めているCOCOに見送られて買い物を兼ねた運動に出かけました。晴れ渡った秋の空、こども公園の芝生広場ではトンボを追いかける子どもたちの姿がありました。

 
通りかかった小学校は運動会をしていました。一日順延したらしいですけど、天気に恵まれて良かったですね。賑やかな歓声が聞こえていました。

 


東片貝の田んぼです。まだ茎や葉は緑ですけど、稲穂が黄色くなってきています。風に揺れてきれいです。

 
稲穂は首を垂れています。しっかり実っているみたいです。休耕田では水面に拡がったウキアゼナが白い小さな花をいっぱい咲かせていました。子どもの時には見たこともない外来種です。

 
休耕田の端の畔にダイサギが一羽いました。採餌しているみたいです。畔を動き回りながら、水中に嘴を差し込んでいました。

 上長磯町まで来たら、こんなに色づいた田んぼに出会いました。この田んぼだけ、他の田んぼよかずっと黄色くなっています。


桃ノ木川を渡って東上野町から女屋町へ。川上を眺めると、遠くに榛名山の二ッ岳が見えていました。吾妻の山並みは霞んで。

 


女屋町のそば畑です。ちょうど花が見頃を迎えていました。遠くに見える赤城山には雲がかかっていました。昨日は赤城山ヒルクライムが開催されていました。大勢の皆さんがチャリであの山登っているんだなって…

 
東上野町から女屋町にかけての古い利根川の河岸段丘の上には畑も広がっています。そばと大豆を作っている畑が多いみたいです。そばの白い花です。大豆畑はまだ緑、すっかり枯れて茶色くなってから収穫です。

 
女屋町の集落では猫に出会いました。田舎の猫はのんびりしています。

 

 
東上野町の狭い集落道を抜けていたら、栗のイガがいっぱい落ちていました。タイヤで踏みつけないように気を付けて通りました。田んぼの中に戻って赤城山を眺めたのですが、結局、雲がかかったままでした。買い物は、梅干しを詰める保存容器でした。

 
家に戻るとCOCOが四肢を伸ばして寝ていました。すごくよく寝ていて、カメラを近づけても気づきませんでした。起こさないで寝せておきました。

 

 
夕方、食堂のガラス戸からウッドデッキに干してある梅をCOCOが眺めていました。<いい塩梅かな…>、「なかなかだよ…」今年の梅は6月2日に榛名山麓一帯を襲った降雹の被害を受けて選外品となっちまった白加賀の青梅を使いました。「選外品でも…」ではなく、「選外品だからこそ…」の気概で漬けてきました。このまま夜干しをします。ようやく仕上げです。

 

 
夕食は引き続き歯に負担をかけないめにゅーです。タマゴとカリフラワー炒めです。あんかけ風の味付けです。それと、豚の肩ロース肉の柔らか煮です。しっかり軟らかく煮ました。

  
野菜の中華風サラダ、しば漬けとサヤインゲンのチャーハン、豆腐と青ネギのスープです。歯茎の炎症も収まり痛みもすっかりとれましたけど、せっかく直してもらった歯を大事にしたいと思います。しばらく、気を付けて料理します。

今日は梅の仕上げができるかな…、11時からはトレーニング、午後は新型コロナのワクチン接種(4回目)を予約しています。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
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日差しが街へ戻って来ました。今日は驛家の木馬祭り、昨日は青柚子で柚子こしょうづくり、キキからのお知らせもあります

2022-09-25 07:35:17 | あんじゃあない毎日

昨日の昼過ぎ、南の空は見事に晴れ渡っていました。北の空、赤城山の方角はまだ雲に覆われていましたけど、前橋のまちには強い日差しが届いていました。


ほら、広瀬川の交水堰も日差しを浴びていました。水は濁っていましたけど、秋というよか夏を感じさせる日差しでしたいね。眩しかった…

 
岩神町の養田鮮魚店へ行ったんです。風呂川に枝垂れるカキの枝にぶる下がった柿の実がしっかり色づいてきていました。弁天通の大蓮寺の前には「驛家の木馬祭り」の木馬が勢ぞろいして並んでいました。


今年の秋まつりは今日(25日)午後1時からなんですね。どなたでも飛び入り参加できるみたいです、危なくないお祭りですからぜひお遊びに…。ポスターは「驛家の木馬祭り」のFBホームからお借りしました。

 

 
<ご無沙汰してます、キキです。昨日のおヒゲは朝早くにお向かいの石原総合歯科へ出かけたんです。8時40分だったんだけど、もう雨はあがっていました>

 
<おうちのハギは朝まで降り続いた雨でびしょ濡れでした。おヒゲは15分ほどで帰ってきました。「もう痛みも治まったし、かみ合わせも大丈夫、院長さんもしばらくこれでって…」と言っていました。それから、台所で柚子こしょうを仕込み始めたんです>

 

 
<小さな青柚子が21個、おろし金で表皮を摺り下ろして、青柚子を裸柚子にしちゃいました。計量したらおろした柚子の皮は約100gでした。ここで材料の分量をお知らせしますね。用意するのは、柚子の皮の重量の8割から10割の青唐辛子、柚子の皮の重量の2割の食塩です。唐辛子の量は種を抜いて使う場合です。種ごと使う人は柚子の皮の目方の半分以下でよろしいと思いますよ>

 
<今度は青唐辛子、これで140gほどありましたけど、ヘタと種を取り除いたら90gでした。これを細かく刻んですり鉢ですり潰します。量が多ければミキサーでやってもいいですけど、この量だとすり鉢みたい。唐辛子をいじるときは、手袋、マスク、ゴーグルをつけてくださいね、口や目に液が飛ぶと大変ですから>

 
<おろした柚子の皮100g、刻んだ青唐辛子90g、塩20gです。唐辛子をすり潰して、柚子の皮と塩をよく混ぜ合わせれば出来上がりです>

 <ガラス瓶に詰めて、2~3日で塩が馴染みます。冷蔵庫なら1年は保存できますよ。昔やってたキキの料理教室ふうにおヒゲの作業を紹介してみました>

 


<そいでね、キキからお知らせです。このブログは10年前、2012年10月6日に始めたんです。昨日までに3661件の記事をアップしてきました。よく続けてきたんですけど、キキは死んじゃってもう5年になるんですよね。そいでね、おヒゲに相談して引退させてもらうことにしました。10月1日から、新しいブログに模様替えしてもらって、タイトルから『猫のキキ』を消してもらいます。ご挨拶はあらためてしますけど、あらかじめお知らせしておきますね。引退しても、ちょくちょく遊びに来ますよ…>

 

 
呑竜仲店にも眩しい日差しが届いていました。歯の具合のこともあって、ちょいと間が空いちゃいましたけど、遅い昼食をヤギカフェでいただきました。キキも一緒に遊びに来たお店なんですよね。

 
家に帰るとCOCOは昼寝の真っ最中、でもね、顔覗き込むと気配を感じて上目遣いに眼を開けるんです。またすぐ眠ってしまいますけど。私はしばらく休んでから、夕食づくりです。写真はユキ子さんの両親へ届けたおかずです。刺身は、帆立貝柱、マグロ、それと酢味噌和えにしたクロダイです。焼き物はクロダイの柚庵焼き、それと野菜の煮物です。

 
夕食のおかずを届けに出たら、昼間よか雲が増えていました。JAファーマーズが見えているのは南東の方角ですけど、夕焼けっぽく雲が茜色になっています。自転車が走っている方角が日が沈む西の方角です。クモがいっぱいで夕日は見えませんでした。今日からは天気が回復するみたいです。

 

  
夕食です。マグロとホタテ貝柱のさしみです。クロダイの酢味噌和えにはきゅりが少し混ぜてあります。トッピングは酢漬け茗荷の刻んだのと青柚子の皮のおろしです。それと、クロダイの柚庵焼き、柚子こしょうで皮を使った残りの柚子を使っています。無駄にはしません。

  野菜の煮物と、汁はトマトとモロヘイヤの卵とじです。「魚が全く来ません!」といたく不機嫌な養田鮮魚店で買った魚ですが、おいしくいただきました。

 

 <あんね、新しいブログはCOCOが私の代わりにおヒゲの相方をつとめることになります。そいでね、タイトル考えてるんだけど、『デブCOCOと死にぞこないのヒゲジジイの冥途の旅』っての提案したら即座に却下、『シャム猫COCOとヒゲ爺のさくい話』てのはって言ったらつまらねえだって。いろいろ考えてるんだけど、間に合うかな…>

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい

 

 


ボンファムのロールキャベツ食べて雲間の赤城山眺めて来たら、COCOと腕の折り方と醤油の飲み方の話になりました…

2022-09-24 07:10:18 | あんじゃあない毎日

昨日の午後2時過ぎ、雨の合間に赤城山が雲の中からちょっぴり姿を現してくれました。中央大橋の西詰近くの利根川の川岸からの眺めです。

 
鈴木トレーナーの出張指導を受けた後、ユキ子さんと一緒に用足しに出ました。出たついでに元総社町のボンファムでちょいと遅い昼食を摂りました。小さな洋食屋さんです。

 
私はロールキャベツです。前橋ではロールキャベツがいつでも食べられる店はここぐらい、好きなんです。ボリュームたっぷりです。ユキ子さんはカツライスです。お皿にのったソースカツ丼風です。のんびりゆっくり食事させてもらいました。


その帰りに雲間から姿を現した赤城の峰を見たんです。手前に見える大きな建物は群大病院です。岩神町から小出町方向の建物が見えています。こんな赤城山もいいですね、秋の雰囲気ではないですけど…

 


家に帰ってトレーニングに使った吉駒の稽古場を片付けに行くと、マットの上に集まっている連中がいました。


左から怪鳥、座敷童、キキモデルの招き猫とその手下です。三つとも野村たかあきさんのところからわが家へ移り越してきた仲間なんです。丸くなって相談していた中身は後でお話しします。

 

 戻ってくるとわが家の内玄関の猫窓でCOCOが待っていました。「わりい、ほったらかしで…」、<ψΩεσωГΩЗ……>。「え! 腕を折ると兵隊にならなくてすむのかって……、そうか、前線の兵士が足らなくてロシアが出した動員令のこと?」、<あ~ね>。

 「動員令を出したら、各地で反対運動が起きて、徴兵を逃れるために国外へ逃げ出す若者が急増してるんだってね」、<あ~ね>。「それに、東スポのニュースでは『腕の折り方』の検索が急上昇してるって書いてらいね」、<あ~ね>。「ロシアではきっと腕を折る程度の怪我をしていると兵役が免除されるんだろうね…」、<ζ¶ЯφЩЗζБ………>。「えっ! もしオレがロシアの若者で、召集が来たらどうするかって、そんなこと知りたいの?」、<あ~ね>。


「そうさね、まず逃げることを考えらいね、逃げそこなったらなにがなんでも召集を拒否するだろうな、卑怯者と呼ばれようと、犯罪者にされようと、戦争は絶対嫌だいネ…」、<Huu~n>。「父さんから聞いた話だけど、父さんの時代の日本は戦争していて、男は誰もが徴兵されたんだ。それで、召集令状が届いて、徴兵検査の日が来ると、醤油の一気飲みをして徴収逃れをしたんだって…」、<??……>。「醤油を飲むと、食塩の過剰摂取で病的な状態になるんだいね。ヘタすりゃ死んじまうけど。それで、兵役に堪えられない病弱者扱いで戦地へ行くことを逃れられたんだって。ロシアの『腕の折り方』と一緒だいね、『醤油飲み』が消極的な兵役拒否なんだいね…」。

 話の後も、何か考えているみたいでした。男盛りのCOCOにとって動員令は身近な問題なんだと思います。ロシアの若者たちの苦悩を思っているのかもしれません。

 

 
夕食は鶏のモモ肉のクワ焼き、シシトウガラシとサヤインゲンを添えて青ネギをたっぷり散らしました。モモ肉は、柔らかく焼きあがるように薄く切っておろし生姜を加えた酒に漬け込んでおきました。サラダはモヤシ、人参、小松菜、トマト、茗荷、錦糸卵に醤油味のソースにしました。

 
汁は土佐すじ青のりとわが家のミョウガです。それと、豆腐が半端に残っていたので温かくしていただきました。見た目普通の家庭料理ですけど、歯の負担が軽くなるように工夫しています。

今朝は8時45分に石原総合歯科を受診します。台風の影響で午前中は雨のようです。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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ピンクのヒガンバナ探しながら染谷川を高崎の日高町まで行ったら、トウゴマの真っ赤なトゲの実にも出会いました

2022-09-23 06:52:41 | あんじゃあない毎日

ピンクのヒガンバナに出会いいました。高崎市新保田中町の八幡宮近く、染谷川の岸に咲いていました。こないだ元総社町の染谷川沿いで出会うことができなかったので、昨日は少し下流を狙らってみたんです。


染谷川に架かる八幡橋です。木製の歩行者専用の橋、八幡宮への参道です。ピンクのヒガンバナに出会ったのはこの少し上流でした。

 
川沿いの道の端にはヒガンバナがたくさん咲いています。ピンクのはないかなって探しながら行くと、川岸側で咲いていたのです。

 
出会えて良かったです。真っ赤なヒガンバナの中に、色の薄い淡いピンクの花を見っけると、なんか嬉しくなります。良いことがありそうな予感…

 


前橋の江田町から染谷川沿いの道へ入ると、川岸もフェンスもつる草で覆われています。ヒガンバナの姿はありません。つる草は繁殖力も強く、他の植物を覆うことで川沿いを独占してしまっているんです。

 
一番勢力が強いのはアレチウリです。前のが雄花、後のが雌花です。たくさんの花を咲かせて、たくさんの実をつけ、膨大な種を散らします。北アメリカから渡って来た外来種、駆除対象の「特定外来生物」に指定されてもめげないですね。

 
次に強いのはマルバルコウソウですね。やっぱ北アメリカ原産の外来種です。橙色の花のと、白花のとが一緒に咲いてました。その次に多いのはマメアサガオみたいです。これも北アメリカ原産の外来種です。

 こんなんもいました。葉っぱが丸いからマルバアメリカアサガオっていうらしいです。葉っぱが三つから五つに裂けているのはアメリカアサガオっていうんだって教えてくれた人がいます。こいつは熱帯アメリカ原産、やっぱ外来種です。凄いですね、染谷川は外来植物の展示場です。

 


道端の菜園でこんなんに出会っちまいました。最近は滅多にお目にかからない、ずいぶん久しぶりに見る作物です。トウゴマという作物ですが、食用にする作物ではないですから知らない方が多いと思います。

 
赤い実がなっています。カリフラワーをちっこくしたみたいな花です。赤い実は熟すと茶色くなります。中の種を絞ってとった植物油が「ひまし油」です。私が子どものときには「下剤」として使われていました。それから粘性が高いので、機械の樹滑油としても利用されていたのだそうです。そのひまし油の原料として栽培されていた作物ですが、「ひまし油」が使われなくなって、畑から消えた作物です。

 

 花見がてらに出向いた先は高崎市日高町の「BROWN WORKS COFFEE」です。焼き菓子とチーズケーキとコーヒー豆を買いました。ここのチーズケーキは濃厚でなかなかなのですよ。

 

 
帰りは菜園に咲くショウガの花なんかを眺めながら、前橋の箱田町へ出ました。

 
箱田町を流れる」滝川です。川沿いの道をのんびり走りました。こちらは染谷川と違ってものすごく良く手入れされていてつる草の姿も見えません。その分、「殺風景」です。川沿いの住宅の庭にシロバナマンジュシャゲを見っけました。


南部大橋を渡ってまちへ帰ってきました。一日曇り空、夕方からは雨になりました。今日も明日も雨のようです。この雨で、里のヒガンバナはおしまいになっちまいそう、昨日のうちに見に行ってよかったです。

 

 家に戻るとCOCOが甘えてきました。しばらくコチョコチョしてやって、希望に応えてあげました。それから街へ、平野屋さんで十六穀米と黒豆を、焙煎館でコーヒー豆を買いました。焙煎館は輸入が止まったスラウェシを私の分だけ取っておいてくれました。それから、青井食堂で遅い昼食をしてあとはのんびり過ごしました。

 

 先に夕食を済ませたCOCOが、夕食の支度を階段から眺めています。昨日の夕食も、歯に負担がかからないめにゅーとなりました。

 
はんぺんのチーズはさみ品川巻きです。はんぺんに切り込みを入れてチェダーチーズをはさんで溶け出さないように海苔を巻いて焼きました。歯に負担掛からないやいね。冬瓜、人参、シメジ、万願寺唐辛子、豆腐、刻み茗荷のスープです。これも柔らかいものばかり。

 
麻婆豆腐ナスです。夕方、「麻婆豆腐と麻婆茄子どっちがいい?」ってユキ子さんに聞いたら、「両方!」って答えて、両親のご用で出かけて行きました。それで、豆腐もナスもいてた麻婆になりました。サラダは、トマト、レタス、ゆでたシメジ、ブロッコリーに胡麻ソースです。歯の痛みはもうとれていますが、食べ物にはしばらく気を付けて行きます。

昨日の夕方から降り出した雨は夜にいったん止んだみたいですけど、今朝また降りだして、気温17℃の涼しい朝になりました。今日は一日雨みたい、鈴木トレーナーの出張指導を受けて、あとはのんびりCOCOと暮らします。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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ミョウガが1.5㎏採れた日は、歯の痛みを堪えてトレーニング、買い物は輪ゴム、歯に負担の少ない夕食準備してから歯の治療…

2022-09-22 07:06:20 | あんじゃあない毎日

昨日の朝、ユキ子さんが庭のミョウガを摘んできてくれました。計量したら約1.5㎏、個数は百個を超えていました。二日続いた雨のおかげのようです。

 今回採れたのは、西側の隣家との間の狭い庭に植えこんであるミョウガです。こちらのミョウガは少し遅くに花芽を出します。でも、一度に1.5㎏も採れたのは記憶にありません。大収穫でした。

 

 11時からは鈴木トレーナーの出張指導でした。月曜日が旗日だったんで、今週は水曜日に変更されていました。歯が痛いのでどうかなと心配してたのですが、「今日はバランスがいいですね!」って褒められました。体幹バランスがいつになく良かったんです。歯の具合とは無関係だと思いますが…

 終わってから稽古場を片付けに行くと、座敷童が横倒ししてあったストレッチポールの上で横に寝ていました。凄いバランスの良さです。いくら好調だったからといっても、私にはできません。

 


昼食休憩後、買い物に出ました。トレーニングを終えたときには見えていた赤城山を雲が包み込みかけていました。買い物済ませて帰るときには、すっかり雲に包み込まれていました。

 
広瀬川の堆積土砂に生えているアシの穂がもう実りを迎えているみたいです。穂を垂れていました。

 
十六本堰の水門は全開状態です。勢いよく大量の水が水門を潜り抜けてきていました。水門直下の水路壁に生えたコスモスが、白い花を咲かせていました。

 
川面にせり出した木をノブドウが覆い尽くしています。たくさんの実がなっているのですが、時々、ノブドウの葉が不規則に揺れるんです。こっちが揺れたと思うと、今度は別なとこが揺れます。何かいるみたい、気をつけてしばらく見ていました。


ノブドウの葉を揺らしていたのはヒヨドリでした。葉の下から姿を現したところを撮ることができました。ノブドウの実を食べに来ているんです、羽の下のところなんか、みんな食べちまったらしく、柄だけになってます。

 

 
買い物の帰り道は、三河町の養行寺に寄りました。鬼子母神を祀っているお堂の脇のザクロの実が色づき始めていました。平岩親吉が甲府に移封された後に厩橋城主となった酒井重忠の母がこの鬼子母神を祀ったと伝えられています。

 家に戻って、庭で採れたミョウガのうち、70個を梅酢入りの甘酢に漬け込みました。買い物に行ったのは、ポリ袋の口を止める輪ゴムを八展通の井上ビニールまで買いに行ってきたんです。3日も漬けておくとおいしくなります。

 
昼寝から目覚めたCOCOは、熱心に毛づくろいをしていました。長いと、一時間近くやっています。きれい好きなんです。

 
ミョウガの後は、夕食に使う食材の下ごしらえ、これをすませてから石原総合歯科へ出かけました。歯に負担の少ないメニューを想定しています。「ちょいと、石原先生に歯の具合を治してもらってくらぁ…」、階段からこちらを見ているCOCOに声をかけると、<あ~ね>でした。

 

 
約40分ほどかかった治療の後、「歯に負荷があまりかからない食事をしてください。土曜日にまた…」と石原院長。で、作った夕食です。ウナギの蓮根蒸です。冷凍のウナギのかば焼きが一切れあったんで、それとおろし蓮根に卵白を混ぜ片栗粉をちょいと加えたのを一緒に蒸して銀餡をかけました。冬瓜の油味噌はうわじま麦味噌を使用、どちらも歯に負担の少ない食べ物です。

 
豆腐と白菜の卵とじは、水を絞っておいた豆腐をバーナーで焼いてから煮ています。それと、トマトとマイタケとキュウリの酢の物です。キュウリも軽く茹でて噛みやすくしてあります。なにせ、晩年の両親の食事を8年間も作りましたから、こういうメニューは得意です。

 歯の痛みがとれてきています。石原院長は心配して痛み止めの飲み薬も出してくれましたけど、使わなくて済んでいます。ありがたいことです。
明日と明後日は雨の予報、今日のうちにコーヒー豆を買いに行かねばならないみたい、新型コロナの4回目のワクチン接種は29日に予約しました。

 

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台風が遠く去った雨上がり、「曼珠沙華 恐や 赤しや まだ七つ…」と唱えながらヒガンバナをながめてました

2022-09-21 07:08:18 | あんじゃあない毎日

昨日は彼岸の入りでした。雨の上がるのを待ってヒガンバナを見に出かけました。


雨上がりの赤城山です。手前は利根川、群馬大橋の西詰から眺めていました。南西から少し強い風が吹きつけていました。利根川はほとんど増水していません、水の濁りもたいしたことなくいつもの流れと変わりありませんでした。

 
群馬大橋を渡ったのは2時半過ぎでした。行った先は、元総社町と鳥羽町の境を流れる染谷川でした。このあたりの畑地や野ッ原にはヒガンバナがたくさん咲いているはずです。以前、ピンクのヒガンバナに出会ったのもこのあたりだったと記憶しています。

 


咲いていました。畑地のはずれの傾斜地の下に咲いていました。

  路の辺の壱師(いちし)の花のいちしろく
       人皆知りぬわが恋妻(こいづま)は

柿本人麻呂の歌(万葉集第11巻)です。壱師の花はヒガンバナだというっ説がありますが、確定していません。「道端でいちし花がめっちゃ目立つみたくに、オレの彼女は目立つんだいね、みんなにバレバレだい!」ってなぜいたくな悩みを唄っているのですね、人麻呂さんはもてたみたいですね。

  GONSHAN(ごんしゃん) GONSHAN 何処へゆく
  赤い御墓の 曼珠沙華(ひがんばな) 曼珠沙華
  今日も手折りに 来たわいな

北原白秋の『曼殊沙華』です。山田耕筰が曲をつけています。GONSHAN(ごんしゃん)は白秋の故郷の柳川の方言、「良いとこの娘」という意味らしいです。

  GONSHAN GONSHAN 何本か
  地には七本 血のように 血のように
  ちょうどあの児の 年の数

白秋のこの詩は意味不明です。詮索されたい方はリンクを張ってある「世界の民謡・童謡」をご覧ください。わたしはただ、「何時まで取っても 曼珠沙華 曼珠沙華 恐や 赤しや まだ七つ …」と念仏のごとくに唱えながらヒガンバナに見入っていたんです。

 

 
街へ戻ってきたときには、もう街の建物の脇から太陽がちょっぴり顔を出しているころでした。近所まできたらシロバナマンジュシャゲに出会いました。

 

 
朝から昼過ぎまでは雨が降ったり止んだりでした。でも、10時過ぎに…

 
雨が止んで赤城山が姿を現したんです。それで、JAファーマーズへ野菜を買いに出かけたら、帰りは降られてしまいました。それなりに濡れて、シャツを着替えました。それに、日曜日の朝から入れ歯を支えている歯の具合が良くなくて、ものがよく噛めなくなっちまっていたんです。そんなことで、昼食はコーンとカリフラワー入りのパングラタン、食べやすいのを作りました。

 
それから、COCOのところへ「社団法人メノキ」からお便りが届きました。社団の出版部門のメノキ書房から初出版の絵本「みえなくなった ちょうこくか」(文:立木寛子 彫刻作品:三輪途道)の案内と、昨日紹介した展覧会「ミルコト ミエナイコト サワルコト」へのご招待でした。読んで聞かせたやると、<あ~ね、いく!>だって。どうしようかな…

 

 
夕食はよく煮込んだポークカレー、ほとんど形はありませんが、豚肉、人参、玉ネギ、ナス、シメジが入っています。チェダーチーズを載せてバーナーで炙りました。サラダはトマト、ブロッコリー、柔らかく茹でた黒千石大豆、それと湯葉です。少々痛む歯でもおいしく食べられました。

 COCOはと見たら、あごの下を後ろ足でコチョコチョしていました。石原総合歯科は、今日の夕方に診察してくれることになりました。もうちっとの我慢です。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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