猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

明けましておめでとうございます、キキからお正月のメッセージをお届けさせます

2015-12-31 20:27:21 | あんじゃあない毎日

<あけましておめでとうございます
2016年が、幸多い年になりますよう、キキも一生懸命お祈りしてます
おヒゲともども、よろしくお願いしますね>

 <キキはさ、昨年から身体をこわしちゃって、お薬飲まないと生きていけなくなっちゃいました。でもね、ちゃんとお薬飲んで、気をつけて暮らして行きます。
皆さんもさ、お身体大事にしてください。健康でないとできることもできなくなっちゃいます。
年の初めのキキのお願いは、みんな健康で元気で行きましょうね!>

 

 <で、キキが暮らしている前橋市城東町4丁目のご近所猫さんの新年のメッセージ、聞いてあげてください、紹介します…>

 <最初は城東駅近くの茶猫さん、自称経済通なんです。「米国の利下げの日本経済への影響は小さいみたいだいね」だそうです。それで、「新年は小幅ながら上向きが期待できるぜ」って言ってます。当たるかな…
茶猫さんの予測、実感ないよって言う人もさ、挫けずに、希望を持って頑張ってくださいね…>

 <コチラも、城東駅近くで暮らす白猫さんです。お世話になってるおじさん、毎日デイケア施設へ通ってるんです。「おじさんが、いつまでも元気でいてほしいです」って。それでね、介護のお仕事する人が足らなくなっているというのをすごく心配してるんです。「おじさんみたいに不自由抱えている人たちをしっかり支えられる世の中にしてほしいな」って、白猫さんは優しいんです…>

 <次は、子ども公園近くのブチ猫さん、「猫はね、一に安心、二に安心、三四がなくて五も安心なんだ。安心が一番大事なんだよ。安心して暮らせる世の中がいいな」って。
このブログのタイトルに使ってる『あんじゃあない』ってのはね、心配ない、大丈夫って意味の上州弁なのね。今年は、あんじゃあない暮らしができる年にしたいね…>

 

 <ご近所猫さんたちまっとうに考えて暮らしてるのよ。さて、お待たせしました、町内一の人気者、ベランダ猫さんです>

<「明けましておめでとうございます。新年を寿ぎまして、一句詠みます…
  正月の子供に成りてみたき哉 
どう、いいでしょ…」だって。それって小林一茶じゃないの、ダメよ人の使っちゃ!
でも、キキももうすぐ18歳、子どもに戻れるといいな…>

 <自分で作らなくちゃいけないよって言ったらさ、「じゃあさ、向こうの広瀬川の岸でカラスが鳴いてるのが見えるから、
 おしょうがつのからすかあかあ これでどうかな…」
しょうがないな、今度は山頭火です。ベランダ猫さん自分で作らないでパクリ専科なのね。去年、あんなに問題になったばかりなのに、ダメだよね。今年はね、みんなして正直な一年にしようね!>

 

 <ベランダ猫さん家から見える広瀬川の岸には、狭い、人だけが通れる道があって、2軒の家があります。前はもっとあったんだけど…、今は2軒です。この2軒も、今年中に住んでる人は引っ越して、建物は取り壊されるんだそうです。家の脇に、八猫さんがいるでしょ、見えますか…>

 <おヒゲが会ったらさ、区画整理事業で壊されちまう家に住み着いた不運を嘆いていたんですって。それでね、おヒゲが夏目漱石の俳句を教えてあげたんですって。「偉い文学者でもさ、《 正月な男といわれ拙に処す 》って詠んでるんだよ。正月な男ってのはさ、おめでたい奴、世渡りのヘタな奴って意味なんだ。世渡りヘタだねって言われても、自分を見つめて生きてくしかないんだって、漱石は言ってるのね。自分は自分、不運だって嘆かずに、自分らしき生きなよ…」。おヒゲに言われてさ、「うん、しばらくは辛抱だね」って八猫さん…>

  <川沿いの路地に暮らす皆さんは優しいんですよ。ほら、川にせり出した柿の木の枝に、鳥さんのための餌台が取り付けられてるの見えるでしょ。毎朝、たくさんの鳥さんが集まるんです。八猫さんも、気を取り直して、一緒に引っ越していく気になってほしいな。住み慣れたとこ離れるのは寂しいでしょうけど…>

 

 <猫もいろいろなんです。大変なの、世間の荒波の中で生きてるんです。三河町の猫さんちなんか、子どもも大きくなって大変みたいです>

  

<子育てって、ヒトでも猫でも大変なのよね。でも、幸せな大変なのよね。キキは子どもを産み育てたことないんだけど、きっとそうだと思うのね。子どもたちって、希望なんだよね。
おヒゲが前にお世話になった白根善学校の本吉修二先生はさ、「子どもたちはみな善くなろうとしている、善くなる力を持っている」って言っておられるそうです。そうなのよね…
みんなして「善く生きようとしているのだよ」って信じあえる世の中になるといいな…、キキの新年のお願いです>

 

 

 

 明けましておめでとうございます。

私も、前橋工科大学の理事長の任期があと1年と少しになりました。ちょっとでも良くなったよって言っていただけるように、残りの任期に励みます。
前橋のまちも、少しずつ変化しています。若い人の姿が目立つようになってきた気がします。年寄りの出る幕は少なくなったほうが良いですよね。私も71歳を迎えます。

新年も、前橋のまちのあんじゃあない暮らしをキキと一緒に紹介して行きます。どうぞお見限りなくお付き合いくださいますようお願い申し上げます。

 

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
その、『美登利会』の様子は、こちらでご覧ください
舞踊教室などのご案内は、こちらで申しあげております
                         若 柳 糸 駒

 

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大晦日です。一年間お付き合いありがとうございました。良いお年をお迎えください…

2015-12-31 05:37:20 | あんじゃあない毎日

日が傾き始めたころの広瀬川、広東橋の上流です。水が光ってます。
今年も終わります。終わるんですね。
いろいろあったのです。一年ですから、何もなかったわけでなくて、いろいろあったんです。

 

  朝食前の仕事、㉒ローストビーフと㉓ゆで豚を鍋からあげました。ローストビーフは味がついてるのですけど、煮豚は味が付けてありません。盛り込むときに少し酸味を利かせた芥子醤油で味付けします。

一番心配してたのはキキのことでした。

 

 朝食後は神棚をきれいにして新しいご神札を納める作業です。ご神札のほかに、我が家は熊野神社のお札、ユキ子さんは大蓮寺の弁財天の芸道上達のお札、私は高尾山の家内安全のお札を納めます。

春先の検診の時からキキの健康状態は黄信号でした。気をつけて食餌を選び、健康管理をしてきたんです。でもね、12月9日、狩野獣医の診断が出ちゃったんです。腎不全、治すことのできない病気です。高齢猫の死因の第1位なんです。

 神棚をきれいにして、お餅も飾りました。正月が迎えられます。

猫は人工透析はできません。放っとけば尿毒症で死にます。尿毒症のリスクを回避する活性炭製剤を使って毒素を体外に排出させる対症療法しかありません。そう、昨日が21日目になりました。

 稽古場の座敷の隅に野村たかあきさんの座敷童が置いてあります。座敷童が住み着いた家には幸せが来るっていうんです。

毎日二度のキキの食餌には薬を混ぜます。これを食べてもらうことが、キキとの暮らしを続けるたった一つの道になってしまいました。
今まで知らなかった時の数え方を知りました。
とっても静かな時の数え方です。少し悲しいけど、時を刻むたんびに感謝の気持ちが沸いてくるんです。

 

 神棚きれいにして、今度は甘エビなんです。ロシア産の冷凍甘エビ1㎏、解凍してヒゲと脚と尾の先を切って、腹に抱えてる卵を取り除いて並べた状態です。何尾かな、数えてください。

そういや、これは大きなサイズの甘エビなんですけど、ほとんどが卵を持っているんです。前に養田さんに尋ねたら、甘エビって最初はみんなオスで、成長して何年かすると性転換してメスになるんだそうです。それで、大きなのはほとんどがメスなんだそうです。

  ㉔甘エビの鬼殻焼き、㉕甘エビのマリネです。両方とも背曲りになるように串を打って焼いたり揚げたりしてつくります。車エビ使うのに比べるとはるかに安上がりなんです。きれいですよ、殻ごと食べられますし。

キキは2000年の1月9日、前橋初市まつりの夜にわが家に転がり込んで来たんです。ガリガリに痩せて、1.8㎏しかなかったんです。仮に付けた名前は『うなぎネコ』でした。狩野獣医の診断は栄養失調、推定年齢2歳でした。

 こちらは、㉖蓮根入りつくね焼きです。鶏の挽肉に細かく砕いた蓮根を混ぜ込んで焼いて、甘辛いたれをつけて、胡麻を振ってあります。

でも、元気になってくれました。野良暮らしの習性を治すために、最初はケージ暮らしを強いました。まだ、母の介護をやっている頃でしたから、母の家にもキキのケージを用意して、私が泊まるときにはキキも泊りました。
一度だけ、「猫連れてきてるんでしょ、見せて」って寝たきりの母が言うので、枕元にキキを連れて行きました。額に、ちょっとだけ触れてくれました。母は、キキと会って間もなく、2月18日に86歳で逝きました。

 

ちょいと話はかわりますが、昨日の上毛新聞です。前橋工科大学の石田敏明教授が登場していました。上毛新聞から刊行された『群馬建築ガイド』、前工大の星和彦学長らと一緒に監修されたんです。
ブログでは前に紹介しましたけど、詳しくはこちらをご覧ください

 

 

  今年も見続けてきた広瀬川です。十六本堰の端毛川の方は橋の工事のために流れが緩やかになってます。カルガモたちが風を避けて集まってました。

キキは半年ほどかけて、標準体重まで回復させました。
それからは、私と暮らすための特訓が始まったんです。リードをつけて散歩をすること、肩に乗ること、膝の上で寝ること、私のことを母親だって摺りこまなくちゃなりません。大人になってからの摺りこみって手間暇かかりました。でもね、おかげで仲良くなりました。

 

  あれ、道端のヤツデの下に猫のお尻が見えてます。黒白のブチだ…
と思ってよく見ると、上の葉の間から顔が覗いてます。こっちをちゃんと見てるんです。

それからはさ、県庁の新採用職員の時間外特別講座の講師したり、黛さんがやってた県庁前広場の子どもキャンプでキャットウォークの先生したり、群馬県女性団体連合会の男女共同参画講演会の講師引き受けた私と一緒に登壇したり、いろんなことをさせてきました。まち中のお散歩も、るなぱあくのヒゲ園長のパートナーも…

 会う人みんなが「寒くなりましたね、良いお年を」って言うんですけど、ミモザの花が今にも咲きそう、つぼみがまん丸く膨らんじゃってました。

  岩神町の養田鮮魚店に向かっていたら、昔、共愛学園のあったところの裏通りで、白い猫に会いました。道の向こうには、榛名山の二ッ岳です。そうです、共愛の寄宿舎があった通りです。

それから、今の家をつくるとき、建築家の小見山健次さんにキキのことよく頼んだんです。そしたら小見山さん、『日本舞踊のお師匠さんと猫の住む家』ってテーマで設計しちゃったんです。私は消えちゃいました。もちろん、キキは新しい家をとても気に入ってくれました。

 

 養田さんちには、14㎏のブリが入ってました。最後の買い物は、鯛2尾、ブリ4切れ、それと夕食用の生ガキでした。
「今年もわがまま言って、お世話になりました。新年もよろしくお願いします」、しっかりご挨拶して…

それでさ、朝日新聞群馬県版の『ヒゲ園長とキキ』ってコラムがスタートしたんです。それに続いて、『ヒゲおじさん厨房に入る』でも、パートナーしてくれてたんです。そいで、『お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常』ってブログがスタートして、今のブログになったんです。

 

  ㉗タイの昆布〆でしょ、それから㉘ブリの照り焼きです。昆布〆は盛り込むときに切ります。

このブログの検索、トップは『猫のキキ』なんです。『ヒゲおじさん』ではないんです。
ずっと仲良くしてきました。この先、旅行も控えます。キキの体調を毎日見続けて、一緒に時を刻んでいこうと思ってます。新しい時の刻み方まで教えてもらえるなんて思ってもいなかったのですから…

 

 ㉙貝柱の黄身焼きです。これが、昨日の正月料理のおしまいなんですけど、今日もう一品用意して、30品にします。キリが良いですから。

 冷蔵庫の中がこんなになっちゃいました。でもさ、今日、皆さんのお重に詰めこむと、いっぺんに7割方がなくなります。よく食べてくださる皆さんです。

そんなわけで、今年最後の記事はキキのことばかりになりました。本当は、まちのことだの、大学のことだの書かなくちゃいけないはずですけど、すみません。私にとっては大事なことなんで…

 

 夜、長男が遊びに来たので、サラダを作ってあげました。青大根・ブロッコリー・洋梨と生ハムです。ソースはユズのマーマレードを使ったソースです。

 

 <今年もさ、お付き合いくださったみなさん、ありがとうございました。
どうか、良いお年をお迎えください。
キキも、ちゃんとお薬飲んで元気してきますから、新年もよろしくお願いしますね…>

 

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
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組長の仕事、城東駅の工事、サテライトの企画書、アジアパン、そして正月料理作りが続いてます

2015-12-30 05:44:24 | あんじゃあない毎日

昨日の朝の仕事は、広報と回覧を配布する組長の仕事でした。本当は、28日にやらなくてはいけなかったんですけど、一日遅れ、すんませんです。
自治会の役員の仕事も7年目になります。それでね、今年、前橋市長の感謝状をもらっちゃったんです。6年やるともらえるんだそうです。こういうのもらうの、生まれて初めてのことでした。

私の担当区域には、こんな路地もあるんです。左側はね、前橋子ども公園の駐車場、昔はここに屠場があったんです。路地抜けたら、顔見知り猫に会って、朝のご挨拶でした。

 

 これはね、上毛電鉄の城東駅、ちょうど上りの電車が入ってきました。工事してるでしょ、駅の入り口を新しくする工事なんです。自転車置き場やスロープをつくり直して、今まで出入りできなかったこちら側に駅の入り口を設けるんです。
そうするとね、子ども公園へ行くのにずっと便利になるし、勢多農林高校の生徒にとっても便利になるんです。それで、駅の名前も『子ども公園駅』って変わるらしいんです。

 コブシの木にヤマバトがとまって鳴いてます。花芽が膨らんできています。
風は冷たくなりましたけど、まだ氷が張らない冬なんです。

 

  組長の仕事すませて、肉のチャンピオンへ一走り、予約しといたのは牛肉1.2㎏、豚ヒレ肉1.2㎏、鶏挽肉500g、鶏胸肉1枚です。
さっそく調理、左は豚ヒレ肉を香味野菜と一緒にゆでてるんです。右は、ローストビーフ、フライパンで表面を焼いてから赤ワインとしょうゆで作った調味液と一緒に保存パックに入れて、湯煎して作ります。オーブン使わないですませてます。
このまま、鍋の中で冷ましますんで、仕上げは今日になります。

 キキは、昼寝をしないで、私の調理を見張ってます。若い頃は、こうして鰹節をおねだりしてたんです。今は、鰹節は身体に負担が大きいのであげません。
肉煮ながら、一昨日の忘年会の席で学長と事務局長から渡された前橋工科大学のサテライト施設に関する企画書を読んでました。そして、最後のページを見て、ものすごくうれしくなりました。企画書の制作者のリストがついてたんです。
総合デザイン工学科教授 松井淳、名誉教授 林貞夫、地域連携推進センター研究協力員 橋本薫、この三人の研究者の名前に続いて、建築学科の1年生5名、総合デザイン工学科の3年生7名の名前が並んでいたんです。

企画を頼んだのは私です。受けてくれた教員の皆さんは、ちゃんと学生を参加させて、企画書の制作にあたってくれたんです。これって、お願いしたわけではありません。教員の自主的な判断です。
前橋工科大学では、大学を良くしていく作業もまた教育活動の一環なんです。そうしてくれている教員の皆さんに感謝します。

年が明けたら、仕事の進め方の計画を添えて、設置者の前橋市長に見てもらいます。

 

 肉の加熱と企画書のチェックを終えてから、岩神町の養田鮮魚店へ。平和町の路地の向こうには、榛名山の二ッ岳が見えてました。

 広瀬川の相生橋の上から見た赤城山です。赤城の向こうは雪が降ってるみたいです。ひょっとすると黒檜も吹雪いてるかも、山眺めながら、読み終えた企画書のこと考えてました。
養田鮮魚店では、生タラコ1箱、冷凍のホタテ貝柱1箱、蒲鉾紅白各1本を受け取りました。蒲鉾はお正月ですから、特上にしました。

 それから、アジアパンで昼食用のパンを買いました。
アジアパンてばさ、『たまご生』ってのが有名なんです。昔近くにあった共愛学園の女子学生たちが流行らせたおしゃれなパンなんです。卵パンというまん丸なパンを横に二つにスライスして、間に生クリームをサンドしてるんです。
お店ではね、生クリームだけでなく、バター、イチゴジャム、あんこ…、いろんなのが用意されてるんです。昨日もね、「あんバタ一つと苺生ふたつお願いしますね」なんて、注文してる女性がいてさ、店員が手際よくサンドしてましたよ。そうそう、たまごパンは通販もありますよ、HP見てください。
写真の『ぐんまちゃんパン』は、中にカスタードクリームが入ってるんです。

 

 ほら、一昨日シャトアさんで分けていただいた白餡で抹茶羊羹ができました。抹茶は、鳥山海苔店のおかみさんからのいただき物なんです。皆さんのご好意で、定番の口取羊羹ができました。ありがとうございますって感謝の⑭抹茶羊羹です。

きれいでしょ、養田さんで分けてもらった生タラコです。切って、皮が内側になるようにひっくり返して並べたところです。こうしてから煮ます。

   

  

⑮牛蒡の炒め煮、⑯筍煮、⑰蓮根煮、⑱人参の甘煮、⑲南瓜煮、⑳数の子、㉑煮たらこ、㉑伊達巻、昨日はここまで作りました。そして、煮豚とローストビーフが半完成です。せっせせっせなんです。
私の伊達巻はね、ホタテ貝柱をすり身にして卵とあわせて焼きます。おいしいですよ。

 正月に飲むコーヒーがないよってユキ子さんが言うんで、夕方慌てて焙煎館まで一走り、そうなんです、今日が水曜日でしょ、それなんで昨日で年内の営業をおしまいにしてしまうお店があるんです。焙煎館もそうなんです。
「本年最後の客になっちゃたかな?」
「ありがとね、良いお年を」
「そちらこそ、良いお年を、身体気をつけようぜ…」
帰り道、『ひろ子』にちょっとだけ顔出して、居合わせた皆さんにも年の瀬のご挨拶、あちこちで「良いお年を」なんです。

 ほんと、良い年になるといいやいね…
夕食には、蛤の吸い物をつくりました。養田さんちにね、九十九里産の素敵な蛤がいたんです。伯母さんも懐かしがってくれました。
「昔はさ、良いことがあると蛤だったよね…」

 

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
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キキの首に銀色の鈴が戻って、シャトアさんが白あん分けてくださいました…

2015-12-29 06:15:22 | あんじゃあない毎日

城東町2丁目の坂内酒店に酒代を支払いに行ったら、裏の花園公園で兄妹らしい男の子と女の子がブランコを思い切り漕いでました。
楽しそうなんで眺めていたら、「ねえ、まだ遊びたいの?」って大きな声、お母さんが怖そうな顔してにらんでました。
坂内酒店さんのあとで立ち寄ったおうちでも、「学校が休みでしょ、やんなっちゃうのよ、仕事がはかどらないで…」ってお母さんがぼやいてました。年の瀬です。

 

 キキの首にリボンみたいのがついてるでしょ、これリボンじゃないんです。ほら、首輪替えたらさ、新しい首輪が合わないらしくて首の毛が少し抜けちゃったんで、あわてて首輪止めてたんです。そしたら、抜け毛がとまって、抜けたところも新しい毛が生えてきたんです。
「ねえ、やっぱり道下さんの鈴つけようよ」って、ユキ子さんが言いだして、ちりめんの端切れを細長く切って、袋に縫って、鈴を取り付けて首に巻いたんです。リボンみたいに見えるのは、その結び目…
でもね、結び目が大きいもんだから鈴は背中の方へ行っちゃってさ、結び目が前に来ちゃったんです。
その結果、キキが水飲んだら、結び目が水に漬かっちゃってびしょびしょ、こりゃだめだ…

 でもめげないで、改良の努力なんです。結ぶんでなくてスナップで止めるようにしてもらったんです。そしたらさ、鈴がちゃんと前に来て、良かった、あきらめないで…
この鈴はさ、亡くなった道下のご主人の、その先代の父上が、ずいぶん昔に仕入れた黄色の首輪についていた銀色の鈴なんです。キキはずっと付けてきてたんで、やっぱつけてないと寂しいよっていうものですから…

 

 これはね、朝飯前につくった寒天寄せの口取です。白いのは、洋梨のシロップ煮、それをまっちゃ入りの寒天で寄せたんです。たまたま、レイ子さんが来たんで試食してもらって、もうちょっと改善すればOKってことになってたんですけど…
FBの方に、「いま 連絡したら パンのシャトアさんが 分けてくださるそうです」ってちかにゃんさんからコメントが入ったんです。心配して、パン屋の『シャトア』さんに頼んでくれたんです。
その結果、この試作品はレイ子さんが試食しただけで姿を消すこととなりました。やっぱ、抹茶羊羹に勝てなそうです。

 

  それで、凍み豆腐を卵液にくぐして油で揚げたり、戻しておいた本身欠きにしんをさっとゆでて水洗いしたり、八つ頭を切ったり…、手元に届いてる材料の下ごしらえしてから、坂内酒店経由で用足ししてから、シャトアさんへ行ったんです。

 シャトアさん昨日はお休みだったんです。それをわざわざ出てきてくれて、加糖してある白餡1㎏を分けてくださったんです。本当にすみませんでした。
ちかにゃんさん、シャトアさん、ありがとうございました。

 その足でね、青井食堂によってカツ丼で腹ごしらえしてたら、近くのローズコレクションのKさんがやってきてさ、「あれ、着てないんだ、つまんないの、きっとにゃんガルーパーカー着てくると思って見に来たのに…」だって。すんません、諸事情ありまして…

 家に戻ったら、キキはゆったりとベットの上でお休みしてくれていました。

 

   

   

 正月料理はさ、⑤赤ダイコンの甘酢漬け、⑥キンカンの甘煮、⑦身欠きにしんの有馬煮、⑧椎茸の海老しんじょう、⑨揚げ凍み豆腐の含め煮、⑩干椎茸の含め煮、⑪里芋の煮ころがし、⑫八つ頭の白煮、⑬クルミの飴炊き、昨日はこれだけできました。夕方からは、町内の自治会の納会と大学の事務局の皆さんの忘年会にお邪魔しましたし、用足しもしながらでしたで、その割にははかどったみたいです。
一昨日、①イカ人参、②白菜の甘酢漬け、③紫花豆、④黒豆をつくりましたから、それで、⑤からはじまってます。

 

 それに、けっこう人の出入りもあったんです。レイ子さんが青柳の『初市おこし』届けてくれたら、Yさんが大心堂の『古代おこし』届けてくれて、おこし重なり…
宅配便がさ、唐津のいかしゅうまいの冷凍を配達してくれたら、佐川急便が横浜崎陽軒のしゅうまいを配達してきてさ、しゅうまい重なり…
おかしな日でした。

 それと、姉さんとNさんが、正月料理を詰めるお重を届けてくれて、Nさんからは、キキにってお守りいただきました。ご心配かけます。ありがとう。

 

 

 

 

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『あんこや』が閉店しちゃってました。正月料理づくり、出だしは少々気落ちです…

2015-12-28 06:23:21 | あんじゃあない毎日

始まりました。正月料理作りなんで す。
まな板の上に、薄切りした長ニンジンが並びました。イカ人参つくってるんです。

去年と変わりなくやる気になってきました。
わが家の分、姉さん家の分、ユキ子さんのご両親家の分、N家の分、お友だちの分…、20人前ほどになります。

 これは仕込んだイカ人参です。
イカ人参は、私の父の生まれ在所の福島市周辺の伝統的な料理なんです。昆布や数の子が入ってない松前漬けではありません。全く異なるものです。わが家の冬には欠くことのできない食べ物なのです。
つくり方は、去年の記事を見てください

 

 <でもね、困ったことが起きちゃったんです。
おヒゲは朝食すませるとすぐに自転車で出かけたんですけど、悲しげな顔して帰ってきたんです。
「あんこ屋さんが閉店しちゃってた…」って。毎年、口取羊羹つくる白あんを分けてもらってた南町の『あんこや』さん、辞めちゃったっていうんです…>

 店の前に貼り紙が出てました。
これで、前橋のまちで、私があんこを分けてもらうことのできる製餡所が、全くなくなってしまったみたいです。
昼間、スズランデパートやクラシード見て歩いたんですけど、白あんはありませんでした。
来年からは、自分で白花豆から白あんをつくるか、通販に頼るしかないんです。悲しいことですけど、仕方ないのかもしれません。

私が正月料理を始めたときには、広瀬川の端の信澤製餡所がまだやってました。そこが閉めちゃって、それで、こちらの製餡所を頼りにしてたんですけどさ…

  でも、口取のない正月料理ってのは考えにくいです。家に戻ったら、ユキ子さんが頂いた洋梨がありました。シロップ煮にして、今日、鳥山海苔店でいただいた抹茶とあわせて口取の試作をしてみます。うまくいくかな…

 

  これは、今日の仕事の準備、本身欠きにしんと乾し椎茸を水に漬けました。ゆっくり時間をかけて戻すのがいいんです。

 お昼近くまで白あん探しやってしまって、煮豆のスタートが遅れました。昨日から戻していた紫花豆と黒豆を火にかけて時間をかけて柔らかく茹でます。
黒豆は、戻し汁そのままで弱火でコトコトゆでればよいのですけど、紫花豆は独特の渋みがあるのでゆでこぼしをします。それで、豆の浮き上がりを防ぐのとゆでこぼししやすくするためにザルで落し蓋してゆでるんです。

 沸騰したらさ、鍋ごと流しに持ち込んでざるの上からジャージャー水かけちゃうんです。それで、鍋のゆで汁を冷ましてから、水替えしてまたゆでます。この作業を4回ほどして、渋抜きとアク抜きするんです。ザルは、やけど予防に役立つのです。

 

 それから、白菜の甘酢漬け作って…

 甘酢漬けには白菜の白いとこしか使いませんから、柔らかい葉先の方は、お昼にスパゲティーにして食べちゃいました。スパゲティーの3倍ぐらい白菜が入ってます。おいしいです。

 

 午後は、本読みながら煮豆の見張りだけ、本当は口取羊羹つくってなくちゃいけないんですけど、少し気落ちしちゃって…
そこへ、元丸三味噌店のおかみさんと娘さんが「塩沢のはっか糖です」って、届けてくださったんです。うれしいな…
きれいです。真っ白、越後の雪の色…
上杉謙信の時代から盛んになったはっかづくりが今も続いているんですね…

 

 旧知のSさんが、「年内に一度飲みたいですね…」って言ってきてたんで、夕方から二人で呑むことにしました。
ヤギカフェで呑んで、いわまるで寿司つまんで…
久しぶりで楽しかったです。大した話もなかったんですけど…

 

 家に戻ったら、キキがご飯の追加をっていうんです。それで、ドライフードを出してあげました。
食欲が少し出てきたみたい、よろこばしきことです。

 

  それから、寝るまでの間また火を入れといた煮豆、一晩かけて煮汁ごと冷ましました。今朝早起きをして煮豆を仕上げ、おいしく炊けてました。

 

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
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                         若 柳 糸 駒

 

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松飾り、買い物、花豆、黒豆…、はじめたら一日遅れのクリスマスプレゼントが届いて

2015-12-27 06:42:45 | あんじゃあない毎日

昨日の夕方なんです。「お届けが一日遅れて申し訳ありません」ってわび状付きのクリスマスプレゼントが届いうたんです。私宛に。
さっそく、キキに見てもらったらさ、
<なによそれ! 自分で鏡見てごらん!>だって。

キキが相手してくれないんで、『ひろ子』へ出かけてみました。

 『ひろ子』のカウンターに座ると向かいが鏡、キキに言われたとおり、自分で鏡見たんです。
「わはぁ!」、これはひろ子さんの反応です。
「はぁ、なんですか?」、ほとんど無反応なのは居合わせたAさん。

表で出会ったモモヤの和子さん、「あれぇ、なりきることにしたんだ!」

 <あんね、まだ肩書もあることなんでさ、この耳と肉球の付いたパーカー着て、むやみにお出かけしないように話しておきました。おヒゲも理解したようです。
送ってくれたユカさん、ありがとうございました。でもね、おヒゲは猫になれませんのよ、絶対に…>

 

 昨日から正月料理の支度をスタートさせました。
一番最初の仕事は、だいたいのメニュー決めて、材料をリストして、注文と買い出しすることなんです。それと、煮豆が始まるんです。これはヒロ子さんにいただいた花豆、朝一で水に漬けます。丸1日以上漬けとくんです。

  それから、『肉のチャンピオン』にローストビーフと紅茶豚の材料を、『養田鮮魚店』にヒラメやブリ、貝柱なんかの注文です。
岩神町の広瀬橋、広瀬川の向こうに真っ白な仙ノ倉なんかの三国山脈が見えてました。三中通りの向こうには榛名山です。この通りが、朔太郎の『小出新道』だっていう人もいますけど…。よく晴れた年の瀬です。
養田さんちでは、とりあえず、冷凍甘エビと本身欠きにしんを一箱ずつもらって、それ以外は30日にもらいに行くことにしました。

 

岩神町は、前橋の市街地の中では珍しく坂道の風景が見られるんです。それも、狭い路地なんです。前橋空襲で被災しなかったからかもしれません。でも、こう言う風景、いいでしょ…

 

  帰り道に大蓮寺に門松が立ったのを見て、『花こう』に寄って松と輪飾りを分けてもらって、家の柱につけました。年の瀬なんです。

 

  それから、また買い物、今度は西へ、『ダイソー』と『グントー』です。黒猫に年末のあいさつしたら、ハクセキレイに会いました。前橋のまちは、セグロセキレイが多いのですけど、ハクセキレイもたまには会います。

  買ってきたのは、つくった正月料理を保存する容器や、除菌用の塩素製剤なんかです。立ち寄った『グントー』で、とても昔風のお玉を見っけたんで、思わず買い込みました。250円です。

買い物は、原則として個人商店や専門店のお世話になることにしています。しかも、自転車か徒歩で自動車は使いませんから、年末は買い物の手順を間違えないようにしないといけないんです。

 

  それから黒豆です。
この黒豆はレイ子さんにいただいた京都の有名な黒豆専門店『北尾』のです。400g、高いんだろうな、きっと…
黒豆を戻すのに用意するのは、水2ℓ、炭酸水1ℓ、砂糖大さじ4、しょうゆ大さじ2(わが家は50%減塩の醤油)、それと錆釘1本、用意します。
それがさ、古釘が見つからなかったんです。それで、『青井食堂』へ昼食しに行って、タンメンを食べて、「古釘…」って言ったらさ、亡くなったお父さんが使ってたっていうものすごい年期もんの道具箱出してくれたんです。入ってました、錆釘…

  黒豆はね、豆400gを水2ℓで煮ちゃうんです。沸騰したら炭酸水、砂糖、しょうゆ、ガーゼに包んだ錆釘入れて、再沸騰したらアクをよく取って火を止めます。そのまま1日置いとくと、中まで柔らかく戻すことができます。
それから、砂糖を加えて煮るんです。

 

 あと、近くの『JAファーマーズ』で直売の野菜を少し買って、傾いた冬の日を広東橋の上から眺めて戻ったら、一日遅れのクリスマスプレゼントが届いたんです。

 猫パーカー着て出かけたとき、『八百駒』さんにも寄りました。で、和子さんに見られちゃったんです。諏訪橋の袂には、正月飾りの露店が出てて、年の瀬です。

京は、豆を煮て、イカ人参なんかを仕込まなくちゃいけません。やります。猫パーカー着ないで…

 

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
その、『美登利会』の様子は、こちらでご覧ください
舞踊教室などのご案内は、こちらで申しあげております
                         若 柳 糸 駒

 

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前工大の後援会報いただいて、TABROOMにマッシュルームのオーナーズ・レビューが載りました…

2015-12-26 06:02:17 | あんじゃあない毎日

朝の広瀬川、広東橋の上流です。朝たって、9時過ぎです。
今年最後の出勤、冬空です。冷たい風が吹いてます。

 通勤路でカワラヒワを見っけました。紅葉したブルーベリーの木にとまってたんです。カメラを取り出す間に飛んで行ってしまって、ブルーベリーの紅葉だけが撮れました。

 ワタの実です。真っ白。
今年もいろんなもの見たなって思うんです。いろんなことあったし…

 

  大学は、23日あたりで講義や実習が終わってますので、学生の姿はほとんどありません。私の執務室から見える隣りの校舎の階段室にも学生の姿はありません。自転車置き場もガラガラ、卒業制作なんかで忙しい学生たちだけが残っています。

  赤城山です。
今年最後の決済は、200人の応募があった事務職員の採用手続きに関するものでした。それと一緒に、『前橋工科大学後援会報』ができたって渡されました。
秋の前橋まつりでだんべえ踊りのパレードに参加した工大生の写真が冒頭をかざってます。この会報は、学生の保護者の皆さんへ送られるんです。

 中を見たら、こんな記事が載ってました。
4月でしたいね、学生のみなさん相手に料理教室やっちゃったんですね。楽しかったいね…

  

私の寄稿は、『学生が蒔く文化の種』ってんでした。ことしは、教員の皆さんも、学生たちも、前橋のまちへいろんな働きかけをしてくれた年でした。ありがたいことだと感じています。
よかったら、ポップアップ画面で読んでください。

 

 用事がなかったんで、昼前に帰宅しました。玄関先の水鉢で、M農園のブロッコリーが花を咲かせてます。なかなかいいです。

玄関に入ると、こういう椅子が土間に置かれています。
山形の天童木工の『マッシュルーム』という曲木のスツールです。1961年に、曲木技術の可能性を示すために制作されたんです。平らな板を、複雑な曲線に曲げて、それを組み合わせてつくられています。
その後、製造されなかったんですけど、2003年に復刻され、以来ずっと作られてます。私の家にあるのは、2,004年製です。
上にのってるのは、前橋在住の絵本作家で木彫家の野村たかあきさんの招き猫です。

 <あんね、ここん家の家具はさ、家つくったときに映光家具の藤野さんていうおヒゲのお友だちがさ、全部コーディネートしてくれたんです。ベットから椅子、机までまでね。キキがお気に入りのこのベットも、居間の椅子もそうなんです。でもね、このスツールだけはちょっと違うんです、ちょっとしたいわれがあって、ここん家にあるんです。
そのいわれと、このスツールの良さについてのおヒゲのお話しが、『TABROOM』って家具を紹介するサイトのマッシュルームのオーナーズレビューに載ったんですよ。見てね。

それにしてもさ、TABROOMの編集さんってすごいね、6年前のこのブログの記事を見っけて連絡してきたんですよ、感心すらいね

そうなんです、キキと私のブログを見つけてくれたTABROOMさんに感謝します。きっかけになったブログの記事はこちらです

 

  

夕方、岩神町の養田鮮魚店へ買い物に行きました。風呂川には、やぶ椿の花が枝垂れて、強い北西風に揺れてました。
寒いってのに、平和町界隈の猫は外に出てうろうろしてるんです。このあたりで暮らしてるNさんも、そういやいつもウロウロしてらいね。

 タカサゴユリの帰り花です。こんなもんまで帰り花咲かせてるんです。おかしな冬です。

 養田さんちからの帰り道、スズランデパートのショウ・ウィンドーはXmasから賀正に模様替えをしてました。忙しだいね。

 

  赤穂産の生ガキです。カボスのポン酢と柚子コショウでいただきました。小蕪の丸煮、ニンジンとブロッコリーの茎、豚肉の細切りがお付き合いです。
料理教室やった記事が載っちゃってたんで、少し気合い入れて、年末の食事をつくったんです。

  お刺身は、マグロと山芋、それとヤリイカです。ヤリイカは、青大根に盛りました。

 それと、煮アナゴの焼き物です。添えてあるのは赤ダイコンの酢漬けです。
養田さん、伯母さん生ガキとアナゴがとても気に入ったみたいです。喜んでくれましたよ。今日さ、正月料理の食材注文に行きますんで、よろしく願います。

 

 

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
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歩いていると、前工大のポスター、城四の猫たち、そしてジョウビタキ…

2015-12-25 06:17:05 | あんじゃあない毎日

昨日の昼前です。家の片づけ仕事してたんですが、ちょいとした用事ができて出かけたんです。
広瀬川の比刀根橋のあたり、お母さんは自転車、男の子二人は跳ねるように走ってます。いいな、こういう風景好きです。

  弁天通抜けてたら、おしゃれな雑貨屋さんの店の前に見かけたことのあるポスターです。あれ、前橋工科大学がやる空家シンポジウム「これからの空家活用の可能性」のポスターです。突然出会うとなんかうれしくなります。
このシンポジウム、詳しいことはこちらをご覧ください

 で、まちでお昼しないで、家に戻ってベーグル焼いてオープンサンド造りました。ハム、トマト、リンゴ、それとホウレンソウ。ソースはユズのマーマレード入れたヨーグルトソースです。

 

 この用足し、歩いて行ったんです。急ぐこともないものですから。うちの町内の塀です。向かいの家の影がいろんな風に映るんで面白いんです。見物しながらテクテク…

  狭い路地の奥の空き地を覗いたら、猫のジャンプが見られました。左下にもいるでしょ、二匹の猫が戯れてんです。若い猫、げんきです…

  左が下にいる猫、右が見事なジャンプを見せてくれた猫です。まあ、ご近所猫ですから、顔見知りってば顔見知りなんです。<あいつ、また覗きに来た、やな奴…>てな感じで見られちゃうんです。

 

 中央前橋駅に向かう路地、猫が道を横切りました。この猫はね、頭突っ込んでるお家ではなくて、反対側の家で暮らしてる猫なんです。
  待ってたら、出てきました。道をゆっくり渡って家へ戻るみたいです。何の用事だったのかな…
冬とは思えない暖かな城東町4丁目の昼前の猫たちです。

 

  猫にあいさつして路地を歩いてたら、ぼさぼさな庭木に鳥の姿です。忙しく動き回ってます。ジョウビタキみたいです。もっとちゃんとした姿撮りたいなってんで、あとを追いました。

 高いところへと止まると、しばらくじっと周囲を見渡していてくれます。テレビのアンテナに止まってくれました。
やっぱ、ジョウビタキです。きれい。
こんなして、猫だの鳥だの相手に遊びながらでも、ちゃんと目的地にたどり着いちゃうから、歩いて行くのは面白いもんですよ。

 

 

キキはお薬入りご飯食べて、猫らしくしてます。できるだけストレスのないようにゆったり暮らしてもらってます。
これはね、夕方、ご飯を要求に二階から降りてきたところなんです。
左側の毛羽立った柱、変な柱でしょ、『猫柱』っていうんです。杉の4寸角の柱を桐の合板で巻いて、その上にフェルトを貼ってあるんです。キキが家の中でも木登りできるようにって考えたんです。
ずっと愛用して、楽しんでくれてたんです。それで、フェルトがすっかり毛羽立っちゃったんです。でも、3年前ほどからは登らなくなりました。歳のせいだと思います。

 

  夕方のスズランデパート前です。『ひろ子』へ届けものして、知り合いとまち中で会った帰りです。クリスマスイブだったんですよね。イルミネーションの前で写真を撮ってる人がいました。

 

   

クリスマスイブの夕食はロールカツでした。ニンジンのグラッセ、コンソメで柔らかく煮たゴボウ、それとブロッコリーを巻きました。
前菜は青大根とブロッコリーとリンゴのサラダ、茹で卵の黄身を散らして少しだけおしゃれに、でも汁はスープでなくてトン汁だったんです。

 

 わが家ではクリスマスのお祝いはしません。
でも、メリー・クリスマスです。

 

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
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お隣では地鎮祭、天狗坂から十六本橋、じきになくなる風景をちゃんと覚えておこうと…

2015-12-24 06:32:03 | あんじゃあない毎日

三河町の東福寺、馬場川に架けられた石橋の低くて小さな橋柱、穿たれた窪みに、木彫りの仏さまが針金で結わえられています。

 

 この橋から本町の通りに登る坂道が、江戸時代に『天狗坂』と呼ばれていたんだそうです。東福寺の祀られた聖天さんにお参りに来る若い男女の姿を天狗のごとき『異形』と見た人たちがいたようです。

どうして、聖天さんはなくなっちまったのかな…

  馬場川の護岸の石積の苔が黄色くなってました。川岸のクサギ、実はなくなったけど、身を包んでいた赤い苞だけが残ってます。
二中地区の区画整理事業は前橋日赤病院よりの朝日町からはじまって、西に向かって工事が進められています。朝日町はずいぶんと仕事が進んで、今は三河町2丁目あたりが工事の中心、そこから三河町1丁目の方へ向かってきています。
この橋の辺りで工事が行われて、風景が変わるのはいつ頃なのかな…

 

 

 

  昨日の朝食のおかずです。伯母さんたちが戻ってきたので、ちゃんとしました。
手前左から、イカ人参、白菜の酢漬け、カリフラワーのピクルス、蓮根のきんぴら、クルミの飴炊き、マイタケの炒め煮、向こうの左から、赤カブの酢漬け、ひじきと大豆の炒め煮、そして、炒りおからです。このほかに、焼椎茸とさつま芋のレモン煮がつきました。
赤カブの酢漬けはM農園さんから頂いた赤カブです。きれいに漬かりました。

 朝食を食べてたら、隣の分譲地で神職が地鎮祭の支度を始めました。この分譲地は5区画ですけど、これで3区画で住宅づくりが始まるんですね。

 施主は若いご夫婦です。女の子を連れて、赤ちゃんを抱っこしています。いいな…、鍬入れをしています。
私は、インテリアポータルサイト TABROOMというところから、メールインタビューの申し入れがあって、その回答を書いていました。2009年5月31日の私のブログの記事がきっかけになりました。長いことやってると、いろんなことがあります。

 キキはお薬入りのご飯をちゃんと食べて、ベットカバーの下に潜り込んでいます。猫ごたつは使ってくれません。
記憶が不確かだったりして、調べたりなんだりで、回答づくりにお昼近くまでかかってしまいました。終わって外を見たら、祭祀は終わっていて、ヒトの姿がなくなってました。

 

   それから用足しに出て、帰り道に三河町界隈を歩いてたんです。一昨日の続きです。
区画整理が始まると人の姿が減ります。使われなくなった住まいがさらし者みたいに並んでます。壊されるのを待ってるんですね。
今どきの区画整理、家屋の曳き移転なんかほとんど見られません。解体新築か、区域外移転が普通です。ですから、とりあえずは家が壊されてゆくのを見ているしかありません。

   路地に潜り込んでみます。住む人のいなくなった引き戸の格子にチラシがたくさん挟まって、板塀が少し傾きはじめています。

   家がなくなった空き地の向こうに使われない家が残ってます。板壁には木製の郵便受け、トタン屋根に突き出したブリキの煙突、あれ、軒のトタン板はブロックで押さえてる…

   路地の奥の家と塀の隙間、その向こうにも家があります。この狭い隙間から出入りしてたみたい…
さびたトタン板の外壁、家が取り壊されて更地になってしまうと、そこに何が存在してたのか全く分からなくなります。つい先だってまで、家があって、人の暮らしもあったはずなんですけど…

  馬場川沿いの道に戻りました。ヒメジオンが咲いてます。この川岸の風景も大きく変わることになりそうです。「消防車が通れるように、道拡げるんだって」って、この川岸で暮らす人が話してました。
『ひろ子』の暖簾ののり抜きは、この川でやってもらったんです。10年ほど前のことだっけな…

 

朝、地鎮祭を見た清だと思うんです。なくなるものが気になって…
広瀬川の十六本橋の上流、見えてる家はうちの町内なんですけど、この家もなくなります。ここは、広瀬川沿いの緑地公園になるんだそうです。川岸に家のある風景、間もなく見納めなんです。

ヒトの暮らしを支えられなくなった風景なんです。だからなくなってくんです。理屈ではそうなんです。分かっています。
ただ、ちゃんと記憶しときたいんです。自分が暮らしてきた時代の風景を。ちゃんと。

 

  夕食は大根と八つ頭の味噌田楽、伯母さんの大好物なんです。「真っ白だね…」って、柚子味噌つけて、温かいです。大根も八つ頭もいただき物です。

 それと、豚肉の生姜焼き、付け合せはホウレンソウ、ブナシメジ、パプリカです。

 

 キキはお薬入りご飯、猫ごたつはよけて通って、お気に入りの椅子の上で丸くなってました。
あんじゃあなかったです。

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
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用事のない冬至、柚子のマーマレード作って、空き地や路地の風景を眺めてました…

2015-12-23 05:36:37 | あんじゃあない毎日

キキは、せっかくプレゼントした猫ごたつを使いません。今までと変わりなく、お気に入りの椅子の上と、ベットカバーの中をいつもの居場所にしています。
年とるとさ、保守的になるんですよね、変化を嫌って…
私も、そうなりつつあるのかな…

 

 昨日は、私の大学の仕事はお休み、他のご用もないのでのんびりすることにして、あちこちから頂いた柚子が溜まったので、柚子湯に使う分を残して、マーマレードに加工しました。
果汁を絞って、種をとって、外皮を千切りにしてゆでて苦みを調整して…
種はさ、水でゆでて、そのゆで汁を外皮を煮るときに使うんです。

 少し苦みの強いマーマレードになりました。外皮のゆでこぼし、もう一度した方が良かったかな…
ついでなんで、常備菜に、クルミの飴炊き、さつま芋のレモン煮、大豆とヒジキの炒め煮も作りました。

 

 それから、買い物がてらお昼を食べに出かけました。
広瀬川の広東橋から上流を眺めてます。この川岸の両岸、今は樹木が全くありません。きれいに切り払われました。
でも、去年まではね、うっそうと樹木が茂ってました。桜、欅、ニワウルシ、柳…、そう、大きな公孫樹も暮らしてました。桜は川面に枝を垂らし、オナガやヒヨドリが群れて、賑やかに鳴き交わしていたんです。

区画整理事業と宅地造成のために、樹木はみんな切り払われました。寂しいなって思うんです。正直言って…

 

 橋の袂の道端にクサフジを見っけました。青々とツルを伸ばしてます。今にも花を咲かせそう…
春の野草なんですよね、今からこんなになってしまって、また枯れなくちゃなりませんよね。

 区画整理でできた空き地です。ここはちゃんと冬景色です。手前は俗称ホコリグサ、本当の名前はスズメのカタビラのの枯れた穂、その向こうにエノコログサ、更に向こうにカゼクサ、みんなイネ科の草ですよね。北風に揺れてきれい。

 とりわけ、カゼクサの枯れ穂は美しく揺れます。好きです。冬なんです。冬って、こういう色なんです。

 写真撮ってたら、見回り中の猫に不審者扱いされてました。じっと観察してたみたいです、私のことを…

 

 でもね、こっちの空き地は草が青々してるんです。猫の親子がやってきて、やわらかな草を食べてます。手前の子猫、今年の夏の初めに初めて会ったときは手のひらに乗るぐらいの大きさだったんです。すっかり大きくなりました。
でもね、冬景色でないよね、これって…

 

もうじき姿を消す三河町の路地です。この丸窓の家、居酒屋さんだったんです。私が子どものころから見覚えのある丸窓です。今は無人、建物は壊されるのを待ってます。
区画整理事業はすぐそこまでやってきてますから。

 消防車も入れない未舗装の路地、傾いた軒、決してこのままで良いというつもりはありません。でも、懐かしいんです。こんな路地でメンコして育ったんですから。今は、子どもの姿なんかありません。
いつ見納めになるのかなと思いながら、路地に立ってるんです。

  あれ、猫が来ます。
路地の奥の青いのは空ではありません。空色に塗られたトタン板です。手前のトタンは錆だらけ…
猫は洗濯ものが揺れてる家を目指してるみたいです。

 当たり! 猫は迷わず洗濯もんが揺れる家に入って行きました。

昼飯食べて家へ戻ったら、人が訪ねてきてくれました。お願いしといた用事の話がすんだ後の雑談で、ある団体の親分の話になりました。もういい歳なのにまだ職にしがみついてるんだってねと言ったら、「辞める気ないんですよね、滅茶苦茶です」って、温厚な人があきれ顔になりました。
古きゃいいってわけにはいかないですよね、長くやってりゃいいってこともないですよね。でもね、ヒトの世界にはこだわりってもんがあって、なかなか面倒なんですよね…

 しばらくすると、猫は口に何かくわえて洗濯もんの揺れる家から出てきました。そして、もと来た路地の奥へ帰って行きました。向こうに、青空みたいに見えるのはトタン板、書割みたいな路地の風景なんです。

猫はこだわりがなくていいですよね。
私もこだわりを捨てるときがもうじきな気がしています。古いだけになったらおしまいだもんね、潔さが求められてるんだいね…

この路地の風景、猫が歩いてる風景、あと何回見られるかな。失うことはすごく寂しいです。でも、失うしかない風景なんですよね、人の暮らしを支えきれなくなった風景です。

 

冬至の夕日です。『ひろ子』にちょっとだけ顔出して、キキにお薬入りのご飯用意してあげて、柚子湯の支度して…

 私は、ハムステーキを焼いて、朝つくった柚子のマーマレードのソースでいただきました。たまには、甘いソースもいいやいね…

居眠りしてたら、伯母さんとユキ子さんが東京から帰ってきました。

 

 

 

 

 

 前橋で日本舞踊の師匠をしている直派若柳流の若柳糸駒です。前橋のまちで、毎年4月に『美登利会』という舞踊会に参加しています。お稽古場は、城東町4丁目です。よろしくご贔屓のほどお願い申し上げます。
その、『美登利会』の様子は、こちらでご覧ください
舞踊教室などのご案内は、こちらで申しあげております
                         若 柳 糸 駒

 

 

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