猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

前橋花見三日目は雨、昔「1府14県連合共進会」の主会場だった日吉1号公園の河津桜…

2019-02-28 20:47:06 | あんじゃあない毎日

花見三日目は雨になりました。
群馬県民会館の東側にある「日吉町1号公園」の河津桜です。
この公園には、成木が5本、若木が10本ほど、河津桜が植えられています。
間もなく見ごろを迎えそうです。

 

  グリンピースの豆ご飯といただきもののカキ菜の味噌汁で朝食を食べ始めたころ、雨が降り出しました。強い雨ではなくて、しとしとと静かな雨でした。
天気予報をネットで確認して見たら、一日中雨みたいです。私は用事がありませんからのんびりすることにしました。

  でも、ユキ子さんが朝日町の両親の家へご用に行って戻ってくるのを待って、JAファーマーズへ夕食の食材を買いに行きました。もちろん、歩きで、傘さして。
広瀬川はまだ断水が続いています。子ども公園も雨なんで人影がありません。人声の届かない静けさです。

  賑やかだったのは広瀬川の川岸のセンダンの木だけ、ヒヨドリの群れが食事に来てました。鳴き交わしながら、もう白っぽくなってしまった硬いセンダンの実を食べています。近くのケヤキの木の枝には、順番待ちしているのかな、センダンの木に行かずにじっとしているヒヨドリたちがいました。小雨の中の鳥の姿は影法師でした。

で、買い物を片づけてから、運動のために散歩に出かけました。次の入院までに、しっかりした身体にしとかねばなのです。

  城東町の路地では、あちこちで椿の花が咲き始めています。白いのや、紅いのや、ピンクのやら…。右の写真は赤い花の椿の木の中に、徒長した梅の枝が入り込んで白い花を咲かせています。梅と椿のコラボです。

  雨は大したことはなかったんですが、やっぱ傘をさしていないと濡れてしまいます。路地では、傘を差した男の人へ、向こうのほうから女性が大きな声で話しかけています。彼女は傘をさしていません。話の中身は分かりません。小雨の路地です。
水のない佐久間川です。このあたりの水路の底は面白いつくりになっています。断水のときだけ見える風景です。

 

 日吉町い郷公園に着きました。期待していた通り、カワヅサクラは美しく咲いてくれていました。雨の中、来て良かったです。
この公園のある場所は、1910年(明治43年)に『1府14県連合共進会』の主会場(第一会場)として造成された土地なんです。第二会場は連雀町(現本町)にあった「参考館」、第三会場は紅雲町の現在は前橋女子高校のところだったそうです。前女の第三会場は「馬匹共進会」という家畜の品評会が開かれたようです。
この共進会は群馬県の主催で、関東地方と東北地方の1府14県の農産物や工業製品などを紹介する「博覧会」でした。そして、この共進会に来県する来賓の皆さんのための迎賓館として建造されたのが「臨江閣」なんです。

「共進会」が終わった会場跡地に、県立師範学校が移され、のちに群馬大学学芸学部となりました。私が子どものころも、群大学芸学部でした。

  一本だけ、五分咲きを越えているのではという桜がありました。見事です。雨の中、その美しさに見とれてました。
この桜の木が暮しているあたりには、群大学芸学部の木造の体育館がありました。私が通っていた付属中学には体育館がなかったので、公式戦の前になると、ここにあった木造の体育館でバスケットボールの練習をしました。強かったんです、私が所属していたチームは。

 若木の下の花壇では菜の花が咲いていました。
花見しながら、ここにあった体育館で練習していたころのことを思い出していました。
群大学芸学部は、1966年に教育学部と改称され、その後、1970年に荒牧町の方へ引っ越して行きました。その跡地に、群馬県民会館、県立図書館、前橋商工会議所会館、そしてこの日吉町1号公園がつくられたんです。私がこのまちに戻って来たときには、ちょうど県民会館が出来上がって、この公園のある場所は広い空き地、まだ公園になっていませんでした。
公園の中に、学芸学部時代をしのばせる大きなプラタナスの木が遺されています。

 

  1号公園の花見を終えて、住吉町の路地を抜け、愛宕神社の裏口から境内を通りました。ただ通り抜けちゃうのも何なんで、お参りもさせていただきました。
境内の生け垣では、派手目の椿が咲き始めてました。

断水している広瀬川、比刀根橋です。交水堰の貯まり水で、カルガモが羽を休めていました。小雨はやむことなく降り続いてました。

  で、お昼は、呑竜仲店のヤギカフェ、「ブラックドライカレーミックスチーズソースかけ」をいただきました。退院報告をしながら…。
「ブラックドライカレー」なるものは新作らしいのです。何がブラックなのかについては、ヤギカフェ日記(2月21日)をご覧ください。いずれにせよ、冬限定メニューらしいので、間もなく姿を消しそうです。食べてみたい方は、日記なんか読まなくていいですからお店に一直線ですよ。

 

  昨日のまちは、小さな子どもを連れた人の姿に何度も出会いました。何かあったのかな…

 

   帰り道です。中央駅近くのガレージで暮らす顔見知り猫に会いました。雨なんで硝子戸の中にいたのですが、私が立ち止まると、猫用の出入り口から顔を出してくれました。
<入院してたんだって?>
「そうなんだ、10日とちょっとだけどさ」
<何してたん?、切られたん?>
「切られたりしないよ、5日間連続でさ、薬を点滴され続けて、あとは加減を診てもらってたの」
<で、治ったの病気は…>
「まだまだなんだ、しばらくかかるの」
<せいぜいきをつけな…>
「ありがとう、心配してくれて…」

  話してたら、別な猫がやってきました。
<ヒゲさ、しばらく見なかったろう、病気で入院してたんだって…>
<そうなの、病気なの…>、こんどは後から来た猫が顔を出しました。
<でさ、なんて病気なの?>
「うん、『ジジイのニキビ』ってんだよ」
<猫にもうつる?>
「いいや、猫にも人にもうつらない病気だよ」
<良かった…>

 三匹目のは顔を出しませんでした。ガラスの向こうから何か言ってました。
<早く治るといいね…>って聞こえた気がしました。

 

  夕食のスープはトマトとカキ菜と卵のスープです。前菜は酢漬けニシンンとウドのサラダ仕立です。ニシンとってもおいしくなりました。

   主菜はポークステーキ、添えた温野菜はウドの芽と皮、ズッキーニ、茎ブロッコリーです。種子入りマスタードを加えたマーガリンのソースでいただきました。それと、炒めたちじみほうれん草、グリーンピース入りのバターライスでした。

 ステーキの豚肉は肩ロース、買ってきてすぐに赤ワインに漬け混んでおきました。9時間ほど漬けておいたことになります。ほんとうは丸一日ぐらい漬けた方がいいみたいですけど。こうすると、豚肉がちょっと変わって、別なおいしさになります。

元気な病人は、退院後、少し美味しいもの食べすぎてるみたいです。すみません、体力増強のためなんです。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。


花見二日目は力丸町まで、河津桜、ミモザ、サンシュユ、ミツマタ、菜の花、レンギョウ……、でも、タゲリには会えませんでした

2019-02-28 07:16:38 | あんじゃあない毎日

昨日もお花見ツアーをしちゃいました。二日続けてやってしまったんです。
この河津桜は、天川二子山古墳の南側の広場に植えられているものです。ちゃんと咲いててくれました。

  天川二子山古墳は全長104mの前方後円墳、6世紀後半に造られたといわれ、国の史跡になっています。その南側の広場に河津桜が植えられています。

  墳丘の南斜面では、水仙の花がたくさん咲いていました。墳丘の縁に、これはたぶん園芸種の緋寒桜だと思います、今にも花開きそうになっていました。
墳丘には、大きなソメイヨシノが何本も暮しています。3月の末になれば、花盛り、またお目にかけます。

 

 実は、12時に前橋ミナミ眼科の受診を予約してたんです。入院中に目薬が終わりそうになって、退院するとすぐに予約を入れておおいたんです。風がつよかったり、好転だったりしたらタクシーで逝く予定にしてたんですけど、目を覚ましたら朝焼けの空でした。
10時になっても風のない曇り空、自転車で行くことにしました。ミナミ眼科は宮地町、新しい前橋赤十字病院の南、市立第七中学校のすぐお隣りにあります。寄り道せずに往復すると8㎞ほどです。

 寄り道しないでなんてことはあり得ません。しっかりやるつもりで10時半ごろに家を出ました。赤城山がぼんやり見えています。空は高曇り、風もなく、すごく走りやすい環境でした。
ということで、最初の寄り道が天川二子山古墳だったてことなんです。

  つぼみの膨らんだコブシの木を見上げたり、ミモザの黄色い花に足止めされたり、あちこちで花見をしながら、南へ向かって走って行きました。

   朝倉町の集落道です。前橋赤十字病院の西、上陽小学校のあるあたり、このあたりが昔の朝倉の中心だったはずです。
朝倉猫に会いました。
<どこ行くの?>
「板倉先生に会いに行くの」
<板倉先生って何の先生?>
「おメメの先生…」
<…………>

 

サンヨー食品の工場のところを東へ曲がると広い朝倉田んぼに出ます。
麦踏みのローラーを曳いたトレーラーが休んでいる向こうに前橋赤十字病院が見えていました。

 ここからは、田んぼ道、時計を見たら12時にはまだ少し間があります。それではと、ここからはタゲリを探しながら走ることにしたんです。
このあたりの田んぼには、冬になると渡り鳥のタゲリが来ているんです。大型のチドリ、とっても美しい姿をしています。何度か会ってるんです。嘘でないですよ、こちらを見てください
で、田んぼ道をあっちいったり、こっちへ来たり、時計見ながら少しずつ宮地町のミナミ眼科の方へ…

  結局、タゲリに会えないまま前橋ミナミ眼科に到着。ミナミ眼科っていいんですよ。何がいいって、自転車置き場が一番優遇されていて、エントランスの軒下にあるんです。振り向くとそこにドアが、なんです。最近の建物は、自転車置き場をやたらと入口から離れたところに配置しているのが多いです。群馬県庁なんかが最たるもんです。あれはひどすぎます。あすこに比べて、ミナミ眼科はすこぶる親切なんです、自転車置き場だけでなく、目医者さんとしても…
で、板倉院長さんに診察してもらって、異常なしでした。変化がなければ良いのです。目薬を処方していただいて…

 せっかくここまで来たんだから、力丸町の「こむぎ」でうどん食べてこうってことにしたんです。ミナミ眼科からは東へ1キロぐらいです。
寝ぼけた赤城山眺めながら、タゲリ探しを続けて…

 力丸町の「こむぎ」の手前の菜園でも、河津桜が咲き始めてました。花見も続行なんです。

  「こむぎ」の店の入り口の大きな壺にも、桜の枝が挿されていました。きれいです。
ご主人にご挨拶して坐りこんだら、そこへ、午前の診察を終えた板倉院長さんがやってきました。すっかり「こむぎ」が気に入っちゃったみたいです。院長さんとよもやま話しながらうどん食べました。
おいしいですね、小麦の香がします。いいですね、一面の麦畑を走り抜けて来た後の小麦の香なんです。

 

 帰りは、まずは田舎猫を捕まえて聞き込みからです。ちょうど、田んぼに遊びに行って戻ってきた猫に会えました。
「ねえ、このあたりの田んぼでさ、タゲリ見ない?」
<一昨日かな、西善町の方の田んぼの上を飛んでるの見たよ…>

 で、タゲリ探索続行です。なんかいますね、でも、カラスですね。一番会うのはカラス、その次はムクドリ、それからツグミ、ヒバリも見ます。水路からはアオサギが飛び立って行ったりしますけど、タゲリの姿は見えません。

  なんかいますね、目が悪いから運転免許も取れなかったくせに、こういうのは見えちゃうんですね。見えますか、左の写真の茶色い点…
トビでした。トビがお食事中だったんです。
結局、田んぼ道をグルグルしたんですけど、タゲリには会えませんでした。残念…

 

でも、お花見は出来ました。集落を抜けるとき、庭や菜園に春の花が咲いているんです。

   
サンシュユでしょ、ミツマタですよね、菜園の菜の花、レンギョウ…

みんな、みんな春の花です。黄色が多いですよね、春の花って。

家に着いたのは、午後2時半を過ぎていました。都合、15㎞ほど走ったみたいです。ほどよい運動となりました。

 

  黄色の花をいっぱい見た日の夕食、せっかくだもんね、スープも、やっぱ、黄色くしたくなりますよね。これ、ニンジンのポタージュです。おいしいですよ…
ご飯は、ニンジンの葉をたくさん入れたバターライスです。いいでしょ、菜の花畑を食べてるみたいで。

メインはさ、サクラマスのムニエルにパセリたっぷりのレモンバターソースです。温野菜は、椎茸、茎ブロッコリー、グリーンピース入りのマッシュポテトです。
サクラマスのふわっとした優しい食感何とも言えないです、、春なんですよね。花見のあとのサクラマス、最高です。

  実はね、小麦のおかみさんが自宅の菜園で採れたニンジンをお土産に持たせてくれたんです。お土産ではなくて、お見舞いだったのかな…
姿かたちは適当に不細工でしたけど、切ってみたらものすごくきれいな色をしてたんです。しめしめって嬉しくなって、スライスして、タマネギと一緒にバターでしっかり炒めて、市販の固形ブイヨンを溶かしたスープで柔らかくなるまで煮て、粗熱取れたらミキサーで粉砕、それに、総社町のタカハシ乳業のおいしい牛乳を加えて温めると、ニンジンのポタージュが出来りなんです。小麦粉なんか使わなくていいです。生クリームもいりません。
写真の人参、8人前をめどに作ってました。二人前ずつ保存袋に分けて、三つは冷凍保存、食べる時に解凍して牛乳加えて温めれば楽チンなんです。
おいしいニンジンありがとう、ごちそうさまでした。

自転車で花見してる元気な病人、あんじゃあないやいね。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。

 

 


前橋も花見ができるぜ! 河津桜が市ノ坪公園やなんかで咲き始めたよ…

2019-02-27 06:22:53 | あんじゃあない毎日

桜です。桜の花が咲きました。
前橋のまちに春の花見のシーズンがやってきました。うれしいです。

 昨日は少し風も吹いて寒さを感じましたけど、一昨日はぽかぽか陽気だったではないですか。それなんでね、きっとと思って、見に行ったんです。
前橋市民文化会館の南にある「市ノ坪公園」です。この公園には三本の河津桜が暮らしています。
遠目に眺めて見たら、左側の一本には花がしっかり見えてました。咲いたんです、咲いてましたです。

まだ咲き始めたばかりみたいです。でも、咲いてます。

  前橋のまちへ河津桜がやってきたのはずいぶん前のことです。最初のは、日本桜の会から県が寄贈を受けて、敷島公園脇の利根川の高水敷に植えたのだったと記憶しています。もう50年近く前のことのような気がします。
今も元気なんですよ、敷島河原の河津桜。でもさ、無粋なんだいね県庁さんは、すぐお隣が公衆便所なんです。なんとも情けないロケーションなんで、観に行かなくなりました。てなこと思い出して…

市ノ坪公園の河津桜は、広々したところで暮らしていて、とっても伸びやかです。きれいな姿をしています。
もう少し花が増えると、メジロの群れが遊びに来るはずです。

  これはね、2016年2月16日に同じ桜の木で撮影したメジロです。メジロは花が大好物なんです。

  築山の上の四阿脇の河津桜も咲いてました。
このまちで、一番早くにお花見ができる公園、南町の「市ノ坪公園」です。のんびり遊びに行ってください。

 

  大手町に用事があったんで、矢田川沿いの道を伝ってゆきました。川岸には、スミレの花が咲いていました。矢田川には、水は流れていません。広瀬川の水がとまると、この川も干上がります。

  紅雲町2丁目の自治会館にも河津桜は暮しています。通り道なんで覗いて見たら、ちゃんと咲き始めていました。県立前橋女子高校のちょい北です。
余談ですけど、群馬ってところは、いまだに県立の女子高校って変なんが遺されてるんだいね…、男子校っていう化石化しそうな代もんも保存されています。何で共学にならないのかな、その方が自然で普通だとおもうけど…

  次はどこだっけ、龍海院ですね。本堂前に最近植えられた河津桜がいるんです。まだ若木ですけど、咲いてました。いいですね、かわいいです。
御本尊にご挨拶してたら、墓参に来たらしい女性に、「ごくろうさまです」って言われちゃいました。花見で労をねぎらわれたのって、初めての経験みたいです。

  龍海院には前橋藩主をつとめた酒井家の累代のお殿さんの墓所があります。ヤブツバキの木がたくさん暮していたのですが、墓所を痛めないためにだいぶ片付けられちゃいました。でも、残してもらえた木には、ちゃんと花が咲いてました。

 

 お腹空いたんで、花見を中断、まちへ戻って、あおい食堂でカツ丼をいただきました。何日ぶりの外食かな、おいしかったです。
ちょうどね、私と同い年の御常連が、ビール飲みながらお昼してたんです。聞いたらさ、病院で治療した帰り道なんだって、二人仲良くさ、病を笑い種にしてご飯しちゃいました。カツ丼の向こうに見えているビアグラス、あれって私が飲んだんじゃないですよ。御常連が飲んだんです。嘘じゃないです、ほんとうです。

   それからさ、大手町へ。用事すませた帰り道、県庁の南にある清光寺に寄らせてもらいました。このお寺の境内の梅、きれいなんです。
本堂脇の宝塔のところの白梅、ちょうど見ごろでした。美しい梅です。
庫裏の庭で暮らしている大きな紅梅、境内の外の道からもよく見えるのですけれど、満開になっていました。河津桜ばかりが花ではないよって言っているみたいです。

 

 それから、岩神町の養田鮮魚店へ。
「しばらく見えなかったから、どうしてるんかって…」
「なかなかいい具合だよ、うまくいきそうな気がする…」
「オレにできたんだからさ、だいじょうぶだよ…」
鮮魚ケースには、春の魚、ホンマスがいました。半身分けてもらいました。関東地方でいうホンマスはサクラマスです。河川で産卵し、海で大きくなって、また川に戻ってくる、サケと同じような生態をもつ魚です。東北地方や北海道では、ちょうど桜が咲くころに川に戻って来るので、サクラマスの名があるんです。とびきりおいしい魚です。
「花見してきたんさ、ちょうどぴったし…」

でさ、水の枯れた広瀬川眺めて家に戻ってきたんです。この間、電話数本…
「どこいるの、家に来たけどいない…」
「今、イワガミあたり…」
「何してんの?」
「自転車こいでる…」
「病人がそんなことしてて、寝てなくていいの?」
「勝手に決めんない! 元気な病人がいちゃいけないのかい」
「でも、イメージってんがあるじゃない、病人らしくしてなよ…」
家に戻ったら、籠の中に果物が入ってました。ごちそうさまです。

 それからさ、マナティーさんが殻付の活きガキ届けてくれました。愛媛県は宇和の海で育ったカキです。
「持ってきたんだけどさ、考えてみたらおヒゲさん感染症に気を付けなくちゃいけないんだったいね、だから、食べない方がいいかも知れない…」、凄いこと言って置いてっちゃいました。
たくさんいただいたんで、ちゃんとこしらえて、流水でしっかり洗浄して、ユキ子さんの両親へもお裾分け、どうせ感染症になるのなら道連れがいた方がいいやいね…
どんな食べもんでも、ちゃんとこしらえないで生食すると感染症になる確率が、僅かですけどあります。それだけのことです。

 

  ユキ子さんが東京の稽古場から戻ったのは9時過ぎてました。ニシンの酢漬けのサラダ、野菜はうろ抜きネギ、セリ、トマトです。ちゃんと感染症対策をした生ガキです。北海道と宇和の海が並びました。どちらもおいしいです。

   少し寒かったんで、ダイコン、サトイモ、豆腐を昆布出汁で炊いて、牛挽肉とフキノトウを入れた甘めの肉味噌でいただきました。冬の名残です。
それと今が旬のカワハギの刺身です。
ホンマスは、カキが届いたんで先送りとなりました。
「おいしいですね、マナティーさんにお礼しなくちゃ…」と、ユキ子さんが申しておりました。

デザートはヒトシさんからいただいた果物、日付が変わるころになってようやく、病人らしくパジャマに着替えて、ベットに横になりました。誰だってさ、一日の三分の一近くは「病人」みたいになれるんですね。あんじゃあないんさ…
自覚症状がないものですから、勝手言ってます、あしからず…

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。

 

 


退院の翌日は料理して遊んでいました。おまけは、思い出して作った「サバ缶のふりかけ」の作り方です

2019-02-26 06:40:10 | あんじゃあない毎日

昨日つくった常備菜です。出来上がった七つの惣菜を小皿にとりました。
手前、左は小松菜の醤油漬け、右は胡桃ちりめんです。
中の段、左は里芋の煮ころがし、長ヒジキの炒め煮、サバ缶のふりかけ、なんです。
上の段、左は蓮根と牛肉のきんぴら、右はウドと鶏肉の煮ものです。
こういう形で朝ごはん用の惣菜を用意するようになったのは、一昨年の秋に93歳で逝った吉駒伯母さんと一緒に暮らし始めた13年前からなんです。ちゃんと朝ごはんを食べる習慣のなかった伯母さんに、朝ごはんのおいしさを知って欲しかったんです。それで、少なくとも七種類のおかずを載せた小皿が並ぶ朝食を作ることにして、常備菜の習慣ができたんです。

 一皿だけ、違うのがあります。これは、二男のためにつくったおかずがはじまりなんです。サバの水煮の缶詰を使ったふりかけなんです。朝ごはんにも、お弁当にも、握り飯にも大活躍した子育て時代のおかずです。松の実入れて、楽しみ増やして…

 

  

「しばらくは、ヒトがたくさん集まる場所へ行かないでくださいね。出かけるときは、ちゃんとマスクして…」って言い渡されての退院だったんです。治療の影響で『骨髄抑制』というのが起きている可能性があるので、感染症にならないようにって話なんです。それなんで、昨日は家で料理することにしたんです。
昆布は前の晩から水に漬けておいて、濃い目の煮物出汁をとって、あれこれ食材を下ごしらえして…
それにしても小松菜きれいですね。ほんと、きれい、30秒弱、熱湯に入れて水にとって冷ましたとこなんです。きれいです。
でもね、一昨日たまたま出会った農業者、この陽気ぼやいてました。「野菜農家を殺す気か!」って。
陽気が良すぎて、気温が急上昇、葉物野菜が徒長しちゃってどうしょうもないらしいんです。お天気だけは普通でいてほしいやいね。

  でもね、10日ちょっとだけなのに、ブランクって調子悪いものですね。ちょいとした手順間違えて、手もどり続出、1.5倍ほど作業時間が余分にかかるんです。驚きました。
人間て不便なものですね、この胡桃ちりめんも、みりんとしょうゆを計量して、合わせて用意しといてから、胡桃を炒り始めると楽チンなのに、昨日は用意しないで炒り始めちゃて、気づいたときは胡桃とちりめんの重量を忘れちまっていて、捨てた袋をゴミ入れから探し出して、食材の量を思い出したりして…、やんなっちまいます。

 

  そんなわけで、作業の区切りの付くとこで休憩、自転車で散歩に出かけました。ちゃんとマスクして、帽子をかぶって…
梅はもう見ごろを過ぎちゃいましたね。あれ、マンハッタンがあった路地の建物が取り壊されて、駐車場になってしまっています。この通り、今から50年ほど前には前橋のまちで屈指の飲み屋街の一つだったんです。今は、飲み屋が2軒、カレーショップが1軒あるだけです。マンハッタンのことは、2017年11月14日の記事に掲載した「前橋の路地第16回」を読んでください。もう消え去った古き時代の前橋です。

   梅は見ごろを過ぎたけど、道端ではボケやエンドウ豆の花がきれいですね。早い春だいね…、野菜農家泣かせの早い春なんですよね…
黒猫に出会いました。「このおっちゃん、なにヘロヘロしてんだろう???」って顔してこっちを見てくれました。

 「人が大勢集まるところ」はダメなので、焙煎館に寄ってコーヒー豆を買いました。清子さんがいつもと違う顔してるんで尋ねたら、「風邪気味なのよ…」だって。大慌てでコーヒー豆だけ買って逃走…。
出てきたら、見覚えはあるのですが、どなたかよく分からない女性に声かけられました。何言われるのかなって思ったらさ…
「あれ、××屋さんにさ、『ヒゲおじさん危ないらしいのよ』って耳打ちされたの一昨日だったんだけど、自転車乗ってていいの?」だって。なんてこった、葬式の話まで出てるんじゃないかと心配になりました。

広瀬川の水の流れが完全に止まっていました。春の断水です。
広瀬川は、広瀬桃木両用水土地改良区という農業法人が管理する農業用水なんです。それで、毎年、田んぼの水の需要期に入る前に水を止めて、水路や堰の点検と整備をやるんです。「定期断水」っていうんですけどm今年は2月20日から3月5日まで断水します。3月5日の午前9時、広瀬川に水が戻ってくる姿が見られるはずなんです。
広瀬川の断水で、風呂川・端気川・韮川・桃木川・大正用水・四ヶ村用水・川原用水・水産試験場用水・水道沢用水 、これだけの用水の水がみんな止まってしまいます。詳しいことは、こちらをご覧ください

それにしても温かでした。赤城山も、春霞被っているみたい、寝ぼけ顔してました。

   

道端の草ぐさです。オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、ナズナです。みんな咲いています。
入院前には、ヒメオドリコソウの花は見なかった気がします。

 

 で、気分転換したんで、家に戻ってせっせせっせ、惣菜を仕上げたんです。

 ひとつ追加したのが、「サバ缶のふりかけ」でした。
材料は、サバ缶(内容量170g)3缶、削り節80g(乾煎りしてもみ砕いておく)、松の実60g、焼き海苔全景3枚(もみ砕いておく)、それと乾し芽ヒジキ26g(みずで戻して、出汁300ml、みりん200ml、減塩(50%)醤油150mlの煮汁が半分ぐらいになるまで下にして、煮汁ごと)、炒りゴマ適量、です。

 サバ缶を汁ごとフライパンに入れて、ポテトマッシャーで細かく潰しながら加熱します。細かく潰してくださいね。

 そこに、芽ヒジキとその煮汁、松の実を加えて煮ます。煮汁が少なくなったら味見して、好みの味に調えてください。今回は、砂糖大さじ1、減塩醤油50mlほどを足しました。サバ缶の塩分量で、味付けが大きく左右されます。現在のわが家のは、減塩食を必要としている人向けです。
実はね、この料理、二男が小児アレルギー疾患を持っていたんで始まったものなんです。鶏と牛に由来する食物がアウトで、市販のふりかけが食べられなかったんです。

 味整えて、煮汁が少なくなったら、削り節、炒りゴマ、もみ海苔を』くわえてヘラでよく混ぜ合わせれば出来上がりです。バットに拡げて冷ましながら水分を飛ばしましょう。水分が多いかなと思ったら炒り続けて加減してください。あの有名な「錦松梅」みたくに出来上がれば大成功です。
子どもはふりかけが好きなんですね、わが家の息子も食べたがったんです。でも、市販のものはアウトでした。そいじゃってんで、ユキ子さんと考えたのがこのふりかけだったんです。喜んでもらえました。
自分が病と向き合うことになって、思い出したんです。きっかけは息子のためってことだったけど、家族全員でおいしく食べたこのふりかけ…

 

  夕方、朝日町で暮らすユキ子さんの両親のところへ夕食のおかずを届けました。メインは、和風ローストビーフ、湯煎で加熱したものです。それと、セリ、フキノトウ、ウドの芽の天ぷら、うろ抜きネギの酢味噌和えなんかを詰めてお届けしました。
「無理しないようにね…」、93歳の義父に言われちゃいましたけど、ちっとも無理なんかしてません。

帰り道、美しい夕焼け空を眺めてました。家混みの空の夕焼けも素敵です。

 

  夕食です。うろ抜きネギと湯引きした牛肉の酢味噌和えです。和風ローストビーフです。今回のは、少し良く熱を加えてみました。肉質のせいなのですが、柔らかく仕上がりました。

  天ぷらです。手前の茶色いのは煮ころがしの里芋をあげたものです。おいしいんですよ。それと、フキノトウ、セリ、ウドの芽です。
椀は、ばら海苔とセリです。善い香りに出来上がりました。出汁もうまいこと採れてました。
ユキ子さんは、昨日も東京の稽古場へお出かけ、帰って来たのは夜の9時ころになりました。2週間ぶりで一緒に食べる夕食でした。

夕方、病院の看護師さんが「御加減いかがですか、変わりないですか?」って電話をくれました。ありがたいことです。
「大丈夫、気をつけています。あんじゃあないです…」

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。


病と向き合うことに専念してました。12日間も勝手に休んでしまって、すみません…

2019-02-25 06:19:25 | あんじゃあない毎日

昨日の午後、家へ帰ってきました。留守続きでごめんなさい。
2月13日から24日まで12日間も家を離れていました。こんなことは、このまちへ戻ってきた26歳の春から49年間、一度もなかったことでした。

留守している間は、キキが代りを務めてくれましたけど、「顔出し」しかできなくなっているものですから、ほんと、申し訳ありませんでした。お許しください。

家を離れている間、ドイツ生まれの「連れ戻り人形」と野村たかあきさんが描いてくれた「猫又」になったキキが一緒してくれていました。
ドイツ生まれの「連れ戻り人形」は、まだ名前を付けてないのですが、吉駒伯母さんが東京のホテルで倒れて、東京女子医大と慶応大学病院で心臓病の治療を受けたとき、病院の付き添いに派遣した人形です。そして、しっかり、伯母さんを前橋に連れ戻してくれたんです。中央通商店街の黒田人形店のおかみさんの紹介で知り合った人形なんです。
それから、生前のキキは、歳をとったら「猫又」になれると信じていたようです。それで、野村たかあきさんにお願いして、猫又になった姿を描いてもらって、たいそう喜んでいました。
<ちょっと、ちょっと、そんな話よかさ…>

 

 <nanashiさんからさ、「……心配するわけです。どうしてとか。再開時には「なぜ」「どうして」とかいろいろお話するわけですよね。 そうじゃないと、気持ち悪いわね。ブログ拝見しているものとして……」、厳しいコメントが入っているじゃない、オヒゲ自分のことだとデレデレでダメなんで、代ってあたしが説明しますね…>

 <おヒゲはさ、1月の初めに病気の疑いがかけられました。見っけてくれたんは、朝日町の加藤外科内科医院の副院長さんでした。それでね、知り合いの方にその道の専門医を紹介してもらって、全身くまなく検査したんです。それが1月のこと…
それで、野村さんや有砂さんと文学館のお仕事した直後に、検査結果から二つの病気があることが確定したんです。2月の6日のことだったかな…
主治医のお医者さんは、検査結果に基づいてすぐに治療計画を作ってくれました。おヒゲもその計画を受け入れ、病気の治療が始まったんです>

 <治療計画はね、2月と3月にそれぞれ一回ずつ、2週間入院して、お医者さんの管理下でお薬による治療をするんですって。間を置いて2回なんです。
それで、4月はようすを見て、5月になったら前のと違う方法で治療をするっていう計画なんです。
こういう計画の一期目の治療のために、2月12日のお昼頃に入院してさ、昨日のお昼過ぎにお許しが出て帰って来たんです。こういうことなんです…>

 <お部屋全体が見まわせる高いところから見張ってたんだけど、おヒゲはさ、模範囚だったのよ。じゃない、じゃない、「模範患者」として努力してました。いつもと全然違うのね、良い子ぶりっ子してさ、笑顔で、明るく振る舞って…、スタッフの皆さんから一度も叱られることなく、逆にさ、褒められたりしちゃって、そいで、またへらへら、ハエ獲りの秘技まで披露しちゃってさ…
でも、「立派な健康状態」って主治医に褒めてもらえた身体のおかげで、お薬の副作用もとても少なくて、毎日ストレッチしたり、散歩したり、元気元気だったんです。それで、2週間の予定が繰り上がって、少し早めに連れ戻すことができたんです。
すごいでしょ、あたし名前も付けてもらってないのにちゃんと役目を果たしたんですよ…>

これは、見張り役をつとめたドイツ生まれの人形が見たまぎれもない事実です。
この先、しばらくの間、時々出てもらって病気の話をしてもらおうと考えています。まだ。薬の影響で「骨髄抑制」という反応が残っているらしいのです。「感染症に十分気をつけてください」と主治医に申し渡されての退院なんで、行動はだいぶ制約されそうです。しょうがないです。

入院した病院あたりから見ることのできる冬の夕日です。
妙義山の峰の間に日が沈んで行きます。右の峰は白雲山、左側が金鶏山だと思います。

病院の中は写真撮影が原則禁止されています。当然のことです。
そんなわけで、外に出て撮ることができた何枚かの写真のほかは、ご覧に入れることができません。お許しを。

 <ドイツ生まれの人形さんが言い忘れたことがあります。それは、おヒゲの症状に付けられた病気の名前です。
オヒゲに聞いたらさ、「ジジイのニキビだいね…」と言っていました。
「ヒトは誰でも病気になるんさ、猫もそうだろうに。だから、『病名』ってのは大した意味がねえやいね」とおヒゲは言うんです。
「そんなことよかさ、大人になって初めて、簡単におしまいに出来ない病気と付き合うことになって思うんだけど、病気を治すってことよか、病気とうまいこと折り合いつけて、一緒に暮らして行くことの方が大事だと思うのさ…」、なんて言っているんです>

 <入院前に、事情をちゃんと話さなくてはいけない人に会ったオヒゲは、その方から「頑張ってください、頑張って治して、前のように元気に活躍してください!」って激励されて困っていたんです。おヒゲにとって、これって無理な話としてしか受け止められなかったみたいです。
病気が治るかどうかは病気になった人の意志で決まるわけではない、医師の知見と技術は絶対に必要ですけど、それだって万能ではない、治らないこともある、治ることもある。おヒゲは当たり前のことを受け入れたんです。
「頑張りません、頑張らないで、のんびり、デレデレやってこうと思ってます。ヒトは、どのみち、病から逃れられないですよね。時間はたっぷりありますから、折り合いのつく暮らし方を考えながらやって行くことにしてますよ…」って、笑いながら話したのですが、真剣に心配してくれているお相手さんは、困った顔をしていました…>

というわけで、私の病名は『ジジイのニキビ』ということでお許しください。
蛇足ですけど、「あんただと、『ババアのフキデモン』だいね」と女性の友人に言ったらさ、プイと横向かれちゃいました。「病名」は相手を見て付けないといけないみたいです。

 

ということで、戻ってきちゃいました。また、2週間ぐらい間をおいてから、病院に入って二期目の治療をしてもらいます。それまでは、毎日、記事を書きます。
家の前に、この家を建てる前から暮らしていたツバキの木があるんです。出かけたときはまだ咲いてなかったのですが、一つ、二つ…、花が咲き始めてました。

二週間の入院期間とその前の検査が続いた間、私の病に取り組みながら、私に病と向き合うことを教え続けてくれた主治医をはじめとする医師の皆さん、外来と病棟の看護師、看護助手、清掃員、事務員などの皆さん、それから放射線技師、検査技師、薬剤師、栄養士、歯科衛生士、ソーシャルケースワーカー、たくさんの医療スタッフの皆さん、ありがとうございました。こんなにいっぱいの皆さんの世話になるのって初めてです。感謝です。ありがとう、また、世話かけます、お見限りなきょうお願いします。

 

  玄関の水鉢のネコヤナギも元気してました。
シャワー浴びて、着替えして、洗濯して、病院から持ち帰ったものを片づけてから、JAファーマーズへ買い出しに行きました。いろいろ買い込んじゃいました。

  ユキ子さんは、昨日も東京の稽古場へ出かけてました。夕方から業界の関係者と会って夕食して帰るって連絡があったんで、簡単な独り飯を作りました。
左は、湯葉とトマトとレタスのサラダ、レバニラ炒め、右はソバです。汁は牛肉、シイタケ、うろ抜きネギをたっぷり入れた温かい汁にしました。しっかり昆布とかつお節で出汁とって、薫り高い汁に仕立てたんです。麺食いの夜になりました。

「あら、ご家族のお迎えないのですか?」、退院を見送ってくれた看護師さんに言われちゃいました。
「連れ合いは、仕事でお忙しなんです、今日も東京へ出かけていて…」
「独りで、お帰りなんですね…」、看護師さんちだって忙しいでしょう、ちゃんと亭主を仕込んでおいた方がいいですよ、とでも言えばよかったのかな…、同情されっぱなしにしちゃっていけなかったみたいです。
元気な「病人」には、退院時の出迎えは無用です!

 キキはよくやってくれました。ブログをまかせた都合で、写真も持たずに、「猫又」の方を連れてったんです。お疲れさまでした。

それなりにしつこい病気みたいです。
でも、あんじゃあないです。なんとかなると思っています。
よく話し合って、付き合い方を工夫して、仲良しして暮らします。

この先も何度か、病気と向き合うことに専念しなくちゃいけなくなりそうです。そんな時は、ブログはお休みをさせていただきます。お許しください。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。


長らくお休みしていてごめんなさい

2019-02-24 15:55:47 | あんじゃあない毎日

キキです。
インナーの通販の案内見てるんです。なかなかいいのがないんです。

 おヒゲ、その辺まで来てるみたいなんですけど、恥ずかしいのかな、へらへらしてます。
早く出てきてちゃんと謝らなくてはいけないんだもんね。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。

 


 


キキです、お知らせ係も長くなっちゃって…

2019-02-24 07:30:00 | あんじゃあない毎日

キキです。顔出しも長くなって十二日目なんです。少しくたぶれてきました。
おヒゲが悪いんです。お許しください。

 

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おヒゲが「なぬッ!」って…

2019-02-23 07:30:00 | あんじゃあない毎日

ききです。顔出し十一日目を迎えました。
おヒゲ、まだもうちっとお休みいただきたいっていうんです。
みんなが心配してるよって言ったらさ…

 「なぬッ!」って、神妙な顔をしていました。お許しください。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
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本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。


ごめんなさい、今日のキキです

2019-02-22 07:30:00 | あんじゃあない毎日

ききです。顔出しも十日目になってしましました。
おヒゲが休んでいてごめんなさい。
もうしばらく、ご辛抱を…

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

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お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。


キキです。毎日キキの顔ばっかで…

2019-02-21 07:30:00 | あんじゃあない毎日

キキです。今日も顔出し、九日目になります。10年ほど前の写真です。
お休み続いてごめんなさい。

 おヒゲ怒ったりしてませんから、大事ないです。
カレードスコープのぞいたり、ご本読んだりして、騒がないでおとなしくしています。
あんじゃあないんです。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

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