猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

前橋文学館の「ばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」のほんの一部をご覧に入れます

2019-01-31 07:19:12 | あんじゃあない毎日

前橋文学館の一階ロビーに不思議なまちの風景がつくられています。
今はもう見ることのできない、なんとなく昔見たような気がするまちの風景なんです。

 1月26日から前橋文学館で始まった「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」の展示です。昨日は、文学館は休館日だったのですけれど、2日の「ほっこりばなしの打ち合わせを兼ねてのぞかせてもらってきました。
野村さんの絵本に出てくるまちの風景が、一階のロビーの壁一面に広がっていました。その前には、おかしな箱みたいのが二つと、自転車が一台…

 こういう自転車を覚えている人はみんな年金受給者になってしまっているかな、少しは現役の人もいるかな…、なんです。街頭紙芝居のオッチャンが使っていた自転車、荷台に取り付けられている箱が紙芝居の箱なんです。
私の頃は5円だったかな、水あめを棒に絡めたのを買うと、それが木戸銭、紙芝居が見られるんです。小遣いなくて、あめ買えなくて、少し離れたところから見ようとしていると…
「あっちいきなな…」って紙芝居屋のオッチャンに注意されて、
「タダ見だ、タダ見だ、いけないんだぁ~」なんて、あめ持ってる子たちにはやされちゃって…

 

そのとなり、この四角い箱は今の紙芝居ができる前の紙芝居なんですね。紙芝居ってさ、日本生まれの、日本育ち、この国の固有文化なんです。
萩原朔太郎研究会の事務局長をしていた紙芝居研究家の石山幸弘(「幸吉」は私の記憶違いでした)さん(前橋市民です)の「紙芝居文化史」(萌文書林刊)によると、紙芝居の源流は「1803年(享和3)年3月、染物の上絵職人だったった亀谷の熊吉より、神楽坂の貸席『春日井』で『「写し絵』が初演された」とされています。板ガラスに絵具で絵を描いて、後から蝋燭の光を当て、描いた絵を映し出す、幻燈みたいなものだったようです。この「写し絵」が紙芝居の源流だそうです。
その後、明治時代に入って創案された「立絵紙芝居」なんだそうです。写真に写っているのは、その立絵紙芝居(たちえかみしばい)がこの写真です。野村たかあきさんが復元したものです。平面的な紙でつくった人や動物やさまざまなものが箱の中で動く、人形芝居のようなものだったみたいです。昭和の初めまで続いていたと、石山さんの本には書いてあります。

(お詫び)石山さんごめんなさい。ボケたつもりもないのですが、石山さんは「幸吉」でなく、正しい名前は「幸弘」です。訂正してお詫びします。

 そして、これはもっと珍品、箱の蓋の裏に鏡が付いていて、人形やなんかを箱の底で動かして、鏡に映し出したものを見せる「立絵紙芝居」の一つなんです。これも野村さんが復元したものです。野村さんは、いろんなことする人なんです。
こういう変遷を経て、今の紙芝居、「平絵紙芝居(ひらえかみしばい)」が誕生したんです。
こういう展示、すごく珍しいです。滅多に見られません。
ぜひご覧いただきたいと思います。「野村たかあき展」はすごいのです。

 

  三階の展示場です。野村たかあきワールドが拡がっています。「ばあちゃんの恵方巻き」の原画とともに、版木も展示されてます。この絵本は、墨一色の版画に筆で彩色して描かれています。
野村たかあきさんは、木彫作家、版画家、画家、絵本作家、紙芝居作家、紙芝居復元家、落語研究家、わがまま亭主、親父、そして爺さん、更に酒飲みなんです。

 野村さんが書きものする部屋も復元されてます。
部屋の隅っこで猫が寝てます。「ばあちゃんのえんがわ」に出てきた猫ではないです。キキが、新潟県の柏崎まで会いに出かけたネコです。

というわけで、「ばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」のほんの一部をご覧に入れました。絵本の原画は会場でおたのしみください。

 

  稽古場の玄関にネコヤナギが飾られてました。
昨日もユキ子さんは東京、私は、前橋赤十字病院の耳鼻咽喉科を受診しに出かけました。

 待たされることもなく、とてもスムーズに診察できて、午前11時前に家に戻ってきました。病院の裏からは、ぼやけた赤城山が見えていました。

 

それから、有砂順子さんと「ほっこりばなし」の打ち合わせ兼ねて、文学館へ出かけたんです。
広瀬川です。交水堰から比刀根橋を眺めてます。冬枯れの風景です。

 <どこ行って来たの?>、近所の顔見知り猫です。
「文学館まで…」
<誰かに会った?>
「うん。ネコとマナティー…」
<…………… …>

 玄関先の水鉢に挿したネコヤナギが出迎えてくれました。いいね…

 

   野菜を中心に摂食制限の付いた昨日の三食です。
朝食は、鮭のフレーク、豆腐の卵とじ、白米のご飯でした。
昼食は、卵とじうどん、うどんは石田製麺のひも川です。
夕食は、ローストポーク、温豆腐の鶏そぼろかけ、牛肉の煮たの少々、白米のご飯です。

  <あんね、ユキ子さんもさ、冷蔵庫の扉に貼り紙したりして、協力してんです。昨日もお帰りは9時過ぎ、おヒゲは一人で先に食べてました。
ユキ子さんの夕食には、ちゃんと野菜もついてて…>

  <野菜サラダとローストポークでしょ、カキ菜ときのこのの炒めものとアイリッシュシチューの残り物、野菜だけしか入ってないのね。でも、多すぎたみたい、「お肉とカキ菜の炒めもの、」¥明日のお昼に残しとくね」だって…>

野村たかあき展の展示、なかなか面白いのです。よかったです。

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されます。2月2日13時半からは、「ほっこりばなし」、私も参加します。

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 


カラカラ天気の強風の中、隆興寺の白梅と滑り台に会って、ネコヤナギ買って

2019-01-30 07:58:05 | あんじゃあない毎日

三河町の隆興寺の庫裏の前の白梅がきれいに咲きそろってきました。
強い風の中、散歩の途中で立ち寄ったんです。

 

 食事制限第一日は、朝食をすませ、家の片づけ事をしてから買い物に出ました。ユキ子さんは、昨日も東京の稽古場へ慌ただしく出かけて行きました。
児童文化センターは月曜休館ですからお休みではなかったのですが、強い北風が吹きつけてるせいかな、子どもたちの姿は見えませんでした。センターの南側のベンチでは、散歩の皆さんが風を避けてくつろいでました。
買い物は、インナーや靴下、購入先はワークマンです。

 11時からは、石原氏総合歯科で歯の治療。
どうやら、もう一回来なければならなくなりました。歯も歳をとりました。でも、石原先生おかげで、使えるから不思議なぐらいなんです。ありがたいことです。

  それと、2月2日の「ほっこりばなし」、私も参加するのに、話しだけだってえと、後で文句が出るのではと案じまして、ちょっとだけサービスさせてもらうことにして、前橋文学館からも例外的なお許しをいただきました。ほんの気持ちだけなんです。
それで、その仕込みもしてました。「食べもの」とまではいかない、そうそう、子どもの頃、近所のおばあちゃんやおばちゃんに、「手、きれいかい、これ上げる…」って、一匙の香煎(むぎこがし)を載せてもらってむせながらなめたことないですか、あんなもんです。ちょっぴりなんです、変に期待しないでくださいね。

  昼食後は、ユキ子さんの両親のところへ出かけました。
アイルランドシチュー、ローストビーフなんかを届けながら、元気にしているって顔見世に行ったんです。検査なんかしてるものですから、心配かけないようになんです。
庭には、水仙の花が咲いていました。

 

昨日の用事はここまで、風もますます強くなってきたので、家に引きこもろうかとも思ったんですけど、やっぱ身体を動かさないといけないと、散歩することにしました。
昼過ぎは、風速7~8m╱秒の強風が吹いてました。気象台では、午後1時過ぎに15.3m╱秒の北北西の風を記録したみたいです。

  正幸寺の木立も風で大きく揺れていました。風の音が激しく聞こえます。養行寺の山門前の道からは赤城山が見えるはずなのですが、山は雪雲に隠れていました。

   路地を抜けて隆興寺へ入りこんだら、梅の花に会いました。寒風に揺れながら、美しく咲いています。

梅の木のすぐ近くに、コンクリート製の滑り台があります。「昭和三十一年度修了記念」と刻まれたプレートが付いています。60年以上前に造られた滑り台、ちょっと前までは子どもたちが歓声をあげて滑っていたんです。

 今はもう、滑る子どもたちの姿はありません。お寺に付設されていた幼稚園はやめてしましましたから。でも、この滑り台好きです。時々触らせてもらっています。

 隆興寺の参道にサクラソウが咲いていました。

 

  本町通りへ出て、煥乎堂に立ち寄って、国道17号の竪町通りを下って、銀座通りを抜けて帰ってきました。
本町通りでは、広報中の消防車に出会いました。1月の前橋の降水量は0.5㎜です。ほとんど降ってないんです。火事と風邪に気をつけねばなんです。
銀座通りでも、気が大きな音を立てて揺れていました。風のまちでした。

 顔見知りの猫に出会いました。
「花こうに桜の花が届いているかな?」
<分かんない、うちのお店にも、まだ桜の花は飾ってないよ…>

花こうに寄って、枝ものを買って帰ることにしました。

 花こうに寄ったら、青い麦のがありました。
「桜は、まだ?」
「うん、まだ見ないよ…」、オカメザクラか啓翁桜があればと期待してたんですけど、麦はちょいと早すぎます。

 ネコヤナギがありました。これにしました。
明日、玄関先ん水鉢に挿したり、稽古場の玄関に飾ってもらいます。もうすぐ節分なんですから。
6時過ぎに東京から帰って来たユキ子さんが…

   柳のぉ上に猫がいる ♪
   だから〜 ネコヤナギ〜 ♪♪

って、歌っていました。あんじゃあないです。

 

   野菜を中心に摂食制限が加えられた食事が始まりました。昨日と今日は、「白米・食パン・うどん・肉・魚・たまご・豆腐・プリン・りんご・バナナ・野菜ジュース以外は食べないでください」というものです。そこで、昨日は…
朝食:白米のご飯、鮭フレーク、温豆腐
昼食:食パンのトースト、ハムとベーコンのソテー、スクランブルエッグ、温野菜ジュース
夕食:白米のご飯、ローストビーフ、豆腐の鶏そぼろ炒め、アイリッシュシチューの豚肉だけ
ということに相成りました。けっこう豪華な制限食でしょう、頑張ってます。

  ユキ子さんにはね、ローストびうーふには野菜(ちぢみほうれん草、キャベツ、椎茸)のソテーを添えて、白菜、赤大根、トマト、菜の花、ハムのサラダと、アイリッシュシチューを付けました。
「ローストビーフ美味しくできてますね…」、だそうです。

今日は、前橋赤十字病院の耳鼻科を受診します。

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されます。2月2日13時半からは、「ほっこりばなし」、私も参加します。

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 


雪山眺めて検査を受けて、麦畑見て春が待ち遠しくなって、野菜いっぱいのアイリッシュシチューを作りました…

2019-01-28 20:12:51 | あんじゃあない毎日

午前9時前、前橋赤十字病院へ着くと、地上ヘリポートのエプロンにドクターヘリが駐機してました。
ヘリコプターの左側、遠くに真っ白な山が見えています。

 

 

  新潟県との県境にある谷川岳です。薄曇りで日が当たってないので、はっきりと見えてないですけど、雪に包まれた山容が浮かび上がってます。山の雪もやんだんです。山頂や肩の小屋の情報はありませんが、天神平スキー場の積雪は、28日朝で3m40㎝だそうです。
その左、
子持山と小野小山の鞍部には、平標山や仙ノ倉山などの三国山系の雪山が見えていました。検査前、白い山並みを眺めて、呼吸を整えて…

 

  家を出るとき、水鉢には薄氷が張ってました。天は一面の薄雲、太陽がぼ〜とした輪郭を見せてくれていました。日差しは届いていませんでした。
ユキ子さんは、東京で稽古なので上京、私は予約したタクシーで病院へ向かったんです。

 

 「必要な場合は鎮静剤を使わせてもらいます。使うと、検査後しばらく安静が必要です」、先週の事前説明でこんな話があったので、安静時間の暇つぶし用に安西水丸のイラスト付き句集「水丸さんのゴーシチゴ」(刊:ぴあ)と、まど・みちお詩集「うちゅうの目」(刊:フォイル)の2冊を持って行ったんです。
でもね、担当のお医者さんがうまくやってくれて、鎮静剤なんかを使わなくてすみました。検査後の休息はたったの20分、それなんで、ほとんど見てる間がなくて…

水丸さんのこの句とイラスト、ものすごく魅かれちゃいました。
高校出て、東京へ、初めて家に戻ったのが5月の初め、家へ向かって歩いていた夜道、麦の匂いに立ち尽くしたことを思い出していました。

会計をすませてから、病院の東の田んぼの麦を見に行きました。
水丸さんみたいに、青く伸びた麦畑の中を、青い香りにむせながら走れるようでいたいなって、いなくちゃなって…。
前橋の春は、とにかく青い麦です。ただ、ただ麦…

  雪の赤城山も見えてました。ここからだと、荒山の脇に地蔵岳が見えています、山頂のアンテナも。その右で尖っているのは、長七郎山です。

 

 家へ戻ってから、自転車でちょいと三俣町まで、その帰りにJAファーマーズで買い物しました。曇ってましたけど、風もなくて穏やか、車いすのおばあちゃんが、愛犬と一緒に散歩してました。久しぶりに、幟旗が揺れていません。

  それから、日が差しこんできたまちへ、弁天通の裏路地で猫が2匹、日向ぼっこで、のんびり寝てました。
あおい食堂でお昼して、買い物をして帰って来たんです。

 

 <戻ってきたおヒゲは、料理をはじめました。「今夜は遅くなります」ってユキ子さんは言ってたんですけど…>

   <最初は、養田鮮魚店で買ってきた北海道産の甘塩の時鮭を焼いてさ、皮と骨を取り除いて、細かくほぐして、それをフライパンで炒って、みりん大さじ2.5杯と減塩醤油大さじ1杯を加えて、水分を飛ばして出来上がり、鮭のフレークでした。
朝ごはんのおかずにするらしいんです>

 <それから、豚の肩ロースのブロック約500g、ジャガイモ3個、ニンジン2本、タマネギ1個、ブナシメジ1房、ローリエ4枚用意したんです。何人前って聞いたらさ、4人前だって>

  <肉も野菜もだいたい同じぐらいの大きさにカットして、肉には塩コショウして、良く摺りこんでました。
何作るの、「アイリッシュシチュー、昔、シュンやコーによく作ってやった料理だよ」だって>

   

<寸胴鍋に、まずは野菜を半量入れて、その上に肉とローリエを半量、その上に残りの野菜全部、そしておしまいに残りの肉とローリエ全部、結局四層にして鍋に詰めて、水道の水をひたひたになるまで入れたんです。
そいで、火に掛けて、中火で1時間、アクと浮き上がってくる脂をアク取り網ですくい取りながらね。ジャガイモが崩れ始めたら味付け、塩とこしょうだけでした…>

 <どうしてアイリッシュシチューなのって聞いたらね、「うん、火曜日から野菜類を食べることが制限されるんだ、金曜日の検査のためにね。それで、今夜は、野菜をいっぱい食べて、心残りがないようにするのさ」だって。握りこぶしして、気合入れてんですよ、たまに出てくると、おヒゲ変なんだから…>
というわけで、昔の「キキの料理教室風」に…
         
(キキの写真は2012年1月のです)

 

 家の近くを子ども連れの家族が行きます。こういういう風景見ると昔を思い出します。二男のコーは小児アレルギー疾患を持っていたんです。それで、専門医から鶏と牛に由来する一切の食材が禁止されました。既成食品のほとんどが食べられなくなりました。外食もできません。ユキ子さんはずいぶんと苦労してました。
そんなときに、私が作ったのが、豚肉を使ったアイリッシュシチュー、それも、バターやミルクやなんかを一切使わない、ものすごくシンプルな奴だったんです。ただ水で煮るだけの…
実はこの家族連れの後ろ姿を見て、たっぷりの野菜食のメニューにって思い出したんです。

野菜たっぷりの夕食です。豚肉のアイリッシュシチューとちぢみホウレンソウとトマトのソテーです。
たっぷりの野菜を食べました。たった4日間の別れですけど…

  アイリッシュシチューのレシピには、ブールマニエや生クリームを使った「ホワイトシチュー」風のものや、タマネギや肉を炒めたり焼いたりしてから煮るもの、押し麦を入れるもの、いろいろなのがあります。どれが正しいというのでなくて、「家庭の数だけレシピがある」と言われる、正統派の家庭料理なんです。おいしいです、勝手に作ってみてください。
それとね、ちぢみほうれん草の一番おいしい食べ方は、生のママ、下ゆでせずにソテーして食べることだと思います。シンプルイズベストです。

さあ、野菜いっぱい食べたから、今日からしっかり我慢します。
ということで、今朝のこの記事は、コーヒーや茶でなく、白湯を飲みながら書いてます。

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されます。2月2日13時半からは、「ほっこりばなし」、私も参加します。

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 


ちょっとだけの雪景色の日、雪化粧した山並みを見物しながら、今週の準備…

2019-01-28 07:21:41 | あんじゃあない毎日

二階の窓から外を見ると、ご近所の赤い屋根の雪はもう解けはじめていました。屋根の隣りに、雪化粧した鍋割が顔を出していました。
雪の朝、8時半ごろのことです。

 外へ出ると、雪の残る道を家族連れが歩いています。明るい日差しが届いていて、雪の影響はほとんどないみたいです。

 

 外へ出たついでに子ども公園まで行ってみました。
芝生の広場は一面真っ白でした。きれい…

子どもが雪を手にとって遊んでいます。父親が見下ろしています。
雪の上の足跡、素敵な雪景色、いいな…

  佐久間川の石垣にも、まだ雪がはりついていました。日曜日です、もう子どもたちが遊びに来ていました。
雪の子ども公園です。

JAファーマーズの開店時間になっていたので、買い物をして帰ることにしました。

  左は赤城山、鍋割だけが雪化粧した姿を見せていました。他の峰は、まだ雪雲の中でした。
右は、榛名山の二ッ岳です。こちらも雪化粧しています。榛名山にはもう雪雲はかかっていませんでした。

 

   JAファーマーズで買ってきた豚のモモ肉と牛のモモ肉のブロックをローストポークとローストビーフに加工しました。ブロック肉をカットして、常温に戻して、塩コショウして、フライパンで周りを焼いて、赤ワインと醤油を合わせたタレと一緒に冷凍用の保存袋に入れて、水から湯煎で90℃まで水温をあげて、後は火を消して余熱で…、なんです。
昨日の夕食のおかずではないです。ちょいと事情があって作ったんです。

ユキ子さんは、東京の稽古場へ慌ただしく出かけて行きました。

 

それから、ちょっと用事があって北の方へ出向いたんで、ついでに赤城山を眺めに桃ノ木川の堤防へ。健康科学大学のちょっと下流です。昼近くなっていましたけど、赤城山には雪雲がかかっていました。

  桃ノ木川の日の当たっていない護岸には、はりついた雪がまだ残っていました。その下を、キラキラ光る水が流れて行きます。
上流には、榛名山が見えていました。雪化粧が崩れ始めているみたいです。

 足元に花が咲いてました。ナズナです。風に吹き倒されたのかな、でも、横になっても咲いてます。
遠くで花火が炸裂するみたいな大きな音がしていました。何だろう…、分かりません。

これは、子持山です。榛名山よりも雪がたくさんあるみたいです。
冷たい風が吹いてました。景色も、空気も、冷たかったです。

 まちに戻って。呑竜仲店のヤギカフェでランチを食べました。温かいランチとチャイ、うれしいです。楽しくよもやま話して…

 家へ戻ってからは、山都園の「まえばし玄米ほうじ茶」を熱々に淹れて、それをちびちびしながら、2月2日の野村たかあき展のイベント「ほっこりばなし」の準備のご用をしてました。静かな日曜日でした。

 

  夕方近く、前橋駅へ行って、石田製麺のうどんを買い込んできました。在庫がなくなりそうだったものですから。
その帰りに見た赤城山、雪雲が後退して、荒山の姿も見えるようになっていました。寒波が遠ざかって行ったんですね。よかった。

 

 昨日の夕食は、鶏の博多水炊きでした。
「帰りは8時ごろになります」って、ユキ子さんからメールが届いていたので、一人で先に食べることにしました。8時までに、夕食をすませる習慣をつけておきたかったからなんです。

  スープはおろしショウガの搾り汁と塩で味付けしていただきます。すごくおいしいです。鶏や野菜は、マナティーさんからもらった伊予産のダイダイで作ったポン酢でいただきました。

帰って来たユキ子さんも、一人鍋を楽しんでました。

 

 夕方、こんなんを作りました。火曜日から金曜日までの私の食事の予定献立です。
今週は、月曜から金曜までの5日の間に、三つの検査と二つの診療科での診察が予定されています。木曜だけが休みです。そして土曜は、前橋文学館で野村さんと有砂さんと一緒に「ほっこりばなし」なんです。
すごい過密スケジュール、その上、金曜の検査は三日前の火曜日から食事制限が課せられています。それなので、私が制限をきちんと守りながら、ちょっと食材を足すことで、ユキ子さんやユキ子さんの両親にも食べてもらうことのできる予定献立を、学校の給食予定表みたいに作ってみたんです。

ローストポーク、ローストビーフ、鶏そぼろも、この予定献立のために仕込みました。でもさ、ちゃんと出来ないで予定変更ばかりになってしまうと恥ずかしいので、モザイクをかけました。お許しを。

全身をくまなく調べてもらうことにしたものですから、たくさんの検査を受けることになりました。大げさですけど、あんじゃあないんですよ。

 

雪景色を眺めて歩いた日は、猫に会うことはありませんでした。でもね、雪の上に、猫の足跡を見っけたんです。雪の上を歩く猫もいるのですね…

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されます。2月2日13時半からは、「ほっこりばなし」、私も参加します。

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください


赤城も榛名も雪雲に包まれた土曜日は雪の予感、当たり! 目を覚ましたら前橋はこの冬初めての雪景色です

2019-01-27 06:57:35 | あんじゃあない毎日

今朝の6時半前です。目を覚まして外を見ると薄っすらと雪景色でした。
この冬初めて見る、このまちの雪景色です。

 屋根にも雪が少しですけど積もっています。
「私が寝るときには、もうチラチラしてましたよ…」、ユキ子さんの話です。前橋地方気象台の毎正時観測データを見ると、昨夜の23時から積雪1㎝、今朝の午前2時から2㎝と表示されていました。今も…

外に出て見ると、まだ防犯灯がついてました。凍りついた雪がシャキシャキ、ジャリシャリと音を立てます。
上毛電鉄の線路敷きは真っ白、レールだけが光ってました。雪の朝です。

 

 「寒いから、ゆっくり出かけたら…」、午前中からお弟子さんの稽古が始まっていたユキ子さんに言われて、出かけるのを止して在庫の食材で惣菜づくりをすることにしました。
大根、軟化ウド、それと蓮根です。

   作ったのはこの三つ、豚バラ大根、ウドと牛肉の炊き合わせ、それと蓮根と鶏肉の炒め煮です。すごく色が濃い煮ものなんですけど、大根は焼いて焦げ目をつけて枯れ兄たりしてるのと、使っているチョーコーの50%減塩醤油が通常の濃い口しょうゆよりも色濃いので、こんな仕上がりとなります。これでも、通常の煮もののレシピの塩分量の半分です。

 レンジの排気ダクトの働きを弱くしておいたら、キッチンのガラスが見事に結露しちゃいました。昨日はなかなか気温が上がらなくて、昼近くなっても外は5℃ちょっと、風も強く吹いていました。
風の中を、レイ子さんが訪ねてくれました。2日に文学館でやる「おばあちゃんのほっこりごはんのほっこりばなし」のお手伝いをお願いしているものですから、その打ち合わせに来てくれたんです。

   お昼を食べながら打ち合わせしました。白菜とコンニャクの柚子風味のサラダ、キャベツとアンチョビのスパゲッティー、それと、カルボナーラです。これで一人前、使ったスパゲッティーの量は一人前80gと少なめにしています。

 

レイ子さんとの打ち合わせをすませてから、用足しに出ました。強い風が吹いてました。
まちの北、いつもなら赤城山が見えている空は雪雲に覆われてます。赤城山は雲の中です。雪が降っているんです。

   どこから見ても、北の空はしっかりと雪雲です。夜になると、雪雲がこのまちの上まで出張ってきそうな予感がしました。
風の中の用足しになっちゃいました。

  この二枚の写真を見てください。左はね、街中の千代田町5丁目、鮨屋「いわまる」のある出世稲荷の前あたりで撮ったんです。路地の奥に、榛名山の峰が少しぼんやりしてますけどまだ見えていました。赤城山は雲に包まれてたけど、榛名山は見えていたんです。
右の写真はその1時間ほど後、岩神町のアジアパンの前あたりからみた通りの風景です。用事が済んだんで、養田鮮魚店に寄ろうって風に逆らって走っていたんです。いつもなら榛名山がきれいに見える場所なんですけど、すっかり雪雲に覆われてしまってました。雪雲がこっちへ向かって来ていました。

 「榛名山が隠れちゃってるぜ!」
「どれどれ、あれぇ~、寒みいはずだ…」、養田さんも店の外へ出て眺めてました。
店には生ニシンが届いてました。ニシンは別名「春告げ魚」。雪雲に運ばれてきたわけではないです。

 

風呂川も寒そうでした。どこへ行っても寒そうでした。

 陽が傾いた南西の空の雲も、茜色に染まることはありませんでした。
千切れた雪雲は勢いよくこのまちの上を通り過ぎて行きます。

 まちへ戻ったら、家に帰る子どもたちの姿がありました。せかされてるみたい…
インフルエンザも流行っているから、早く帰った方がいいみたいです。

 

   

夕食です。コハダと赤大根の柚子ポン酢和え、ササカレイの塩焼き、蕪と椎茸とホウレンソウの卵とじ、マダラの白子のフライです。
ササガレイは、別名「ヤナギムシカレイ(柳虫鰈)」っていうのだそうです。皮目の斑紋が柳に付く虫に似ているからっていうのですが、柳に付く虫を知らない私にはさっぱり分かりません。でもおいしい魚なんです。
白子のフライは絶品です。大好きです。

のんびりできた土曜日は、雪の予感、当たっちゃって、目を覚ましたら雪景色でした。

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されます。2月2日13時半からは、「ほっこりばなし」、私も参加します。

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 


朝倉田んぼで山並み眺めながら鳥探しして、『コナリエ』のカンパレッネ食べた…

2019-01-26 07:34:20 | あんじゃあない毎日

真っ白な浅間山が見えていました。きれいです。
昨日の10時ごろ、前橋赤十字病院近くの朝倉田んぼから眺めたんです。

 朝食後、町内の十組の5人の班長さんへ宛てた手紙をこしらえて、届けて回りました。10年続けてきた組長の仕事を辞めることになったんで、挨拶状書いたんです。
Oさんちのサビ猫が、玄関先で日向ぼっこをしてました。

 病院の検査は11時半からでしたので、30分前の11時に間に合うように病院へ向かいました。朝倉田んぼには、まだ朝の散歩をする皆さんの姿がありました。
赤城山の山頂は雪雲に包まれていました。

 

 昨日の検査は、検査前に約1時間の安静時間があったんで、本を一冊持って行きました。『猪熊弦一郎のおもちゃ箱』(文:小宮山さくら 刊:小学館)です。猪熊弦一郎の作品や使ったり集めたりしたものの写真がいっぱいの本なんです。猪熊さんの絵を眺めて安静にしてようって思ったんですけど…
それに、「いい生き方」ってキャッチコピーが素敵なんです。

   でもね、「ごめんなさい、検査前の安静時間では、読書はだめなんです。できるだけ、頭を使わないようにしていただく必要があるものですから…」って、検査スタッフからダメ出しされちゃいました。
「検査後の安静時間では、読んでいただいて大丈夫ですから…」
というわけで、検査後の安静時間に、猪熊弦一郎さんの猫の絵を眺めていました。好きです。

 

 前橋赤十字病院のある通称「朝倉田んぼ」では、裏作の春麦が育っています。もう麦踏みされて、分けつも始まっているみたいです。麦踏みっていっても、昔みたいに足で踏むわけでなく、トレーラーで重いローラーを曳いて転圧するんです、写真を見るとトラクターの車輪やローラーの跡が見えるでしょう。

  ブロッコリーです。これからみたい。キャベツ畑は収穫の真っ最中でした。そんな風景の中で、鳥の姿を追っていました。麦が植えられた田んぼや休耕田を歩いていたり、低く飛ぶ鳥の姿を探していたんです。「いたっ!」って思って…

 撮ってみたら、<オレ、カラスだもんねェ〜>だってさ。残念。

 <オヒゲが探していたのはこの鳥なのね、タゲリっていうの。冬に日本に渡ってくるチドリの仲間のなかで、一番大きな鳥なんです。ちょうどハトぐらいのおおきさなんですよ。
この写真はさ、2015年1月26日に、オヒゲが朝倉田んぼで出会ったタゲリです。きれいな鳥なんです>

 という訳で、前橋赤十字病院へ行くと、こんな遊びもできるんです。いいでしょう…
赤城山の山頂とその向こうは雪が降っているみたいでした。でも、昨日は風が大したことなくて、田んぼで鳥探しができたんです。

 

検査をすませてから、まちへ用足しに行きました。
きっと赤城山がきれいだろうなって思って、5番街の市営駐車場の9階へあがって見たら、見事でした。冬の赤城山です。

  雪雲が引いて、上越国境の雪山も姿を現し始めていました。
見下ろすまちの通りは、寒いからかな、人の数は少ないです。

 用足しして、遅い昼食をすませて、家に戻りました。
夕食は、ストックで作ることにしてたんで、昨日は買い物はなしでした…

 

   夕食は、前日の残りのローストポークをサラダ仕立てにして、柚子いっぱいのドレッシングでいただきました。それと、野菜いっぱいのスパニッシュオムレツです。フライパンで焼いたんですけど、うまいこと焼けました。これで卵は3個に、ほうれん草半束、春菊半束、ジャガイモ1個、生シイタケ3個です。野菜は、昨日までの料理に使った残り物です。

それとね、チーズのクリームソースでパスタでした。
使ったパスタはさ、新前橋駅前のパスタ製造所『コナリエ』のカンパレッネっという生パスタ(冷凍で販売)です。チーズは神津牧場のゴーダと東毛酪連のエダムタイプを混ぜました。すべて、JAファーマーズ朝日町店で手に入る地元の食材なんです。ユキ子さんがよろこんでいました。
『コナリエ』のホームページはコチラです。前橋市のふるさと納税の返礼品にも使われてるって話しです。是非お試しを、おいしいですよ!

週末は病院の検査はお休みです。のんびり過ごします。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 


風のまち、路地にはめ込まれた鍋割見て、ヤツデデッポウしてあすびました…

2019-01-25 07:26:19 | あんじゃあない毎日

路地の奥、軒や屋根、電信柱なんかで区切られた狭い空間に、赤城山の鍋割が、ハメ込まれたみたいに身動きしないでじっとしてました。
鍋割がはめ込まれた小さな空から風が吹き込んできていました。とても、寒い風景でした。

三河町の路地です。区画整理事業が進んできて、人の暮らしがめっきり減ってしまった路地、間もなく姿を消すこととなります。
昨日は赤城颪が強かったんです、朝からずっと。

 

 病院へ行く用事がなかったんで、JAファーマーズの開店を待って野菜を買いに行きました。阿佐見重樹さんの青首大根、井上秀人さんの白菜、高橋篤さんのちぢみほうれん草、高橋まさ子さんの原木生椎茸、戸丸信明さんの小松菜、直売の野菜はどれも新鮮です。みんな前橋産です。

 時間もあったんで、直ぐに惣菜を少し仕込みました。刻み昆布を炊いていたら、レンジフードの排気口が北風を受けて唸り声をあげていました。我が家では珍しいことです。

   戸丸信明さんの小松菜はしょうゆ漬けに、高橋まさ子さんの原木生椎茸は含め煮に、それから相模屋の厚揚げも煮ました。

 

それから、用足しにまちへ出かけました。広瀬川の十六本橋です。川岸の竹が大きく揺れていました。

 カルガモたちは、岸近くで一かたまりになって、風を避けていました。
昨日の最大風速は15メートル╱秒ほどだったみたいです。常に、5~7メートル╱秒の風が吹き抜けていたんです。

それから、三河町を通って八展通りの井上ビニールさんへ向かう途中で、路地の隙間にハメ込まれた鍋割を見たんです。

 

 まちも風の中でした。買い物帰りの女性が、背中を風に押されて早足になってました。焼きまんじゅうの幟旗が、音を立てて揺れてました。

用事をすませて、あおい食堂で温かいタンメンを作ってもらいました。ホッとします。

 

帰りは、馬場川沿いの道を抜けました。正幸寺の山門前の石橋です。水面に風が模様を描いています。

  足元で緑濃く茂っているのはヒガンバナの葉っぱ、春が過ぎると枯れてなくなります。不思議です。
頭上ではヒヨドリたちが賑やかです。センダンの実を食べに集まってきていました。

生け垣に、ジョウビタキの美しい姿があったのですが、写真に撮りそこないました。

  のんびりした家路、ヤツデの木を見っけました。
実を一房とって、房の柄をもいで二つに折って、実を一個挟みます。実の細い柄をきゅっと引っ張ると、実が飛んで行きます。ヤツデデッポウです。今が遊びごろなんです。

 ヤツデデッポウでしていたら、顔見知り猫がこっちを見てました。
<何してんの?>
「ヤツデデッポウであすんでるんだい…」

 顔見知り猫は、何も言わずに道を渡って行ってしましました。
猫にとって、どうでもよい遊びだったみたいです。

家並の上の赤城山です。荒山も雪雲に包まれていました。
赤城山の北、新潟との県境のみなかみ町は、120㎝を超える積雪になっているそうです。スキー場はいいけれど、まちで暮らしている人は大変だいね…

 

  夕食で、高橋篤さんのちぢみほうれん草をいただきました。
スープには、ほうれん草の芯の部分を使いました。加糖広さんの「甘しずく」ってトマトにお付き合い願いました。おいしいスープができました。

  それから、ローストポークとちぢみほうれん草のソテーです。肉の下にたくさんのホウレンソウが隠れています。
サラダは、ごはん代わりにポテトサラダにしました。豚肉と野菜いっぱいのおいしい夕食になりました。

今日は、午前中から前橋赤十字病院へ出かけます。他の検査と一緒に出来ない、ちょっと特別な検査を受けてきます。朝ごはんは抜きです。
でもさ、前の晩にたっぷりと食べたからあんじゃあないです。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください


前橋赤十字病院にあれこれ検査をお願いして、「いわまる」で鮨食った…

2019-01-24 07:03:47 | あんじゃあない毎日

野村たかあきさんの若い頃の版画作品、「風神の子雷神の子」です。幅140㎝、高さ90㎝ほどの大きさです。
この家ができたときから、居間の壁を飾っています。というよりも、この版画のためにこの壁を計画してもらったんです。
毎日、二人の神の子と顔を合わせています。昨日の朝も、しっかりと顔を合わせてから、前橋赤十字病院へ出かけました。

風も穏やかで、すごく温かく感じていました。でも、気象台の観測データをチェックしたら、最高気温は9.9℃、実感と少しかけ離れていました。

加藤外科内科病院で検診を受け、副院長さんのお話しを聞いて、自分の健康状態についてもう少し詳細に検査してもらう気になったんです。その上で、やるべきことに取り組んで、やってはいけないことを止めて、暮らしの形を少しだけいじくって見る気になりました。
大人になってから50数年、大きな病気はしていません。もちろん、入院や手術の経歴もありません。
ずっと、自分自身は縁がなかったんです。ただ、自分の両親や友人、ユキ子さんの伯母さんや両親、皆さんと一緒してくる中で、たくさんの病気や健康障害と向き合ってきています。死にも立ち合いました。

病院を出たのは午後3時ごろになってました。赤城山は、まるで春霞の中みたいな姿をしていました。

 紹介していただいた医師の診察を受け、昨日は基礎的な検査、血液、尿、心電図、肺機能、胸部と腹部のレントゲン撮影、これだけしました。
そして、担当の医師には、しばらくかけて、いくつかの検査と他の診療科の診察を予定してもらい、私の身体の健康状態を正確に把握してもらうことをお願いしました。

朝倉田んぼの麦です。青く育っています。この麦の背丈がもう少し伸びたころには、やるべきこととやってはいけないことがしっかり見えてくると思っています。

 「10本とりますので、少し時間がかかります…」
「10本で、何ミリリットルですか?」
「20ミリリットルほどです」
「ああ、大さじ一杯ちょっとですね」
「そうですね…」、採血検査でのスタッフとの会話です。

「来週の検査では、検査三日前から食べ物に制限があります…」
「大丈夫です、食べ物作るのは私ですから…」、予定された検査の事前説明での会話です。

変な爺さん、って思われた気がしています。余分なこと言って…

 

 病院から戻って、朝食後はなにも食べたり飲んだりしていなかったので、「まえばし玄米ほうじ茶」を淹れて飲んでました。窓の外が暗くなってきたので、外へ出て見たら、西の空が見事に夕焼けしていました。
「夕飯、どっか食べ行かない、久しぶりに…」
「うん、いいよ、お稽古終わるの7時ぐらいだから…」、ということになりました。

7時過ぎの前橋中央駅の夜景です。
夕食は、鮨屋の「いわまる」にしました。2ヵ月ぶりぐらいかな、ごぶさたで入れてもらえないんじゃないのかって心配だったんですけど、電話したら大事なかったです。

 

  愛知から届いたっていうノレソレ、あなごの稚魚、春の魚です。それと、煮ガキ、冬の貝だいね。突き出しは、春と冬とが一つずつでした。

「酒、飲めなくなっちゃいそう…、仕方ないやいね…」
そう言いながら、刺身の盛り合わせをこしらえてもらいました。炙り塩した魚が二つ、一つはキンメダイ、もう一つは忘れました。それから、サヨリとキジハタ、アオリイカ、アオヤギとタイラギ、春と冬とが一緒しています。うれしいです、サヨリもアオヤギもおいしかったです。

 それから、これはシラウオです。しっかり春です。
もうあと何日かすると立春なんですよね、2月4日だいね。

 

   

握ってもらった寿司です。左から、シャコ、〆サバ、アナゴ、車エビです。写真にないけど、マグロの赤身、コハダもいただきました。

「どうして寿司屋になったの?」
「なりゆきですよね」、ご主人は前橋工業高校の野球部出身、渡辺久信さんのチョイと後輩なんです。
「でも、好きだったんだろう?」
「子どものときから酢が大嫌いだったんです。それに、細かいことするのも苦手でした…」
「へぇ~、今は細かい仕事をていねいにしてるのにね…」

なりゆきってすごいですね。そういや自分もなりゆきだよね。
大人になってからこの歳まで病気しなかったのも努力結果なんかじゃなくて、なりゆきでさいね。健康を自分の問題として考えなくてはいけなくなったのも、なりゆきってばなりゆきですよね。
なにはともあれ、いわまるの寿司、おいしかったです。ごちそうさま。

 

帰り道、中央前橋駅に桐生からの電車が入るところでした。慌てて撮った、揺れてる夜景です。

  ワカラン というのが
  オレの わかりかただと
  思わせてくださるように
  …………

こないだ出てきたまど・みちお詩集に収められていた詩を思い出していました。

  オレは じょうきげん
  ホンが よめんことわすれて
  ひさびさ ネコと
  ひなたぼっこだ
  …………

いわまるのご主人は、鮨屋だから猫飼ってないけど、どうやら猫が大好きみたい、一緒にひなたぼっこがしたいだろうな…
おいしい寿司食って、あんじゃあない気分なんであります。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください


防寒着姿の目立つまち、スズラン、山都園、リバティー、JAファーマーズなんかで買い物してました…

2019-01-23 07:42:00 | あんじゃあない毎日

中央前橋駅近くのビルドインガレージで暮らしている猫たちです。いつもだと、昼間はお出かけしていることが多いのですが、昨日は風が強かったせいですか、昼過ぎだというのに、硝子戸の中に引きこもっていました。
顔見知りなものですからガラス越しに挨拶したら…
<今日は、オレんちの前、何度も通るじゃない、何してんだい?>だって。
そうなんです、昨日はまちへ買い物しに行ったものですから、猫たちの前を4回通りました。

   最初はスズランデパート、ナイトウエア―売り場でパジャマを2組、スコッチハウスでシャツ2枚を買いました。パジャマは、前にボタンがついているのが必要になりそうなものですから。シャツは、古いのの衿まわりが痛んできたからなんです。

 格子模様にペンギンがいるのを選んで、販売員さんに「ペンギンじゃなくて猫のはないですか?」って尋ねたんです。
「これは、マンシングですから、ペンギンさんだけなんですよ」
「猫のいるのはないですか?」
「う~ん、ないです…」、ペンギンで我慢です。

 

  次に、国道17号の竪町の角にある山都園へ行きました。
100g入りの「まえばし玄米ほうじ茶」を3袋買いました。この玄米ほうじ茶に入っている炒り米の原料は、野村たかあきさんのでくの坊の近くで農業しながら演劇活動をしている大島さんが生産した米「ひとめぼれ」を使用しています。そうそう、JAファーマーズ朝日町店でも売ってますよ。
それから、大和園は通信販売をしています。ネットショッピングはコチラからです

 山都園で、荷物が自転車で運搬可能な限界に近づきました。
寒かったです。まちを行く人は、みんなしっかりと防寒着を着て…
私も寒くなったんで、あおい食堂で、温かいラーメンでお昼しました。

 

いったん家へ荷物を運んでから、また防寒着のまちへ、ちょいとした用事をすませてから、広瀬川の諏訪橋上流の川岸にある紅茶屋の「リバティー」へ。

 ケニアとアールグレーを一袋ずつ買いました。

 信号待ちのカップルも、すっぽりと防寒着に包まれていました。
こんなわけで、中央前橋駅近くで、顔見知り猫に「何度も通るじゃない…」って言われたわけなんです。

 

 <突然ですが、狐のフーです。おヒゲが片づけしてて捨てなかったものをお目にかけます。これが最終回です>

 <実はね、おヒゲ、昔は県庁職員だったんです。その頃の写真がたくさん出てきたんですけど、みんな捨てることにしたらしいんです。でもね、何枚か残すことにしたみたい…>

<これはね、「58歳ぐらいの頃、谷川岳に登った時に撮ってもらった写真だいね」と言っています。今とは別人だいね…>

  <それと、若い人と尾瀬へ行ったときの写真、今住んでいる家が完成したばかりの2002年4月に、お友だち招いてホームパーティーしてたときに撮ってもらった写真、こういう写真は残すことにしたみたいなんです>

 

 昨日最後の買い物は、JAファーマーズで野菜やなんか。
注目は、近藤スワインポークの「無添加 前橋ころとんベーコン」、価格は少し高いですけど、すごくおいしいベーコンです。このまちは、こういう素敵なものも作られているのが嬉しいです。

   夕食はね、無添加前橋ころとんベーコンと蕪とトマトのスープ、相模屋のごまどうふと野菜のサラダ・手づくりの柚子ドレッシング、それと無添加前橋ころとんベーコンと野菜のチーズ焼きでした。産直野菜いっぱいと上等ベーコンの組み合わせ、おいしかったです。

きょうは、前橋赤十字病院へちょいと行ってきます。

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されます。2月2日13時半からは、「ほっこりばなし」、私も参加します。

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください


乾ききった日が続いています。雨が恋しいです。青空が恨めしくなってきています…

2019-01-22 07:51:13 | あんじゃあない毎日

冬は、前橋のまちの通りや路地のあちこちから、赤城山や榛名山がまるですぐそこにあるかのように見えます。空気が乾いて、強い風が吹いている日はとりわけなんです。
若宮町の才川通りからも、赤城山がものすごく近くに見えていました。

   

青い嶺を眺めながら、自転車で移動するのも悪くないものです。ちゃんとネックウォーマーをして、皮手袋して、ブーツを履いて、寒さに立ち向かうんです。
前橋のまちは、意外なところから山が眺められ。るのです。

 

  昨日の朝は忙しでした。
ブログをアップして、チャイを淹れて、可燃ごみを整理して出して、それから朝食、ユキ子さんがいないので一人の朝飯ですけど、湯漬けのご飯を常備菜でちゃんと食べました。
それから、加藤外科内科医院に診察代を払っていないのに気づいたものですから、払いに行きました。そいで、ごめんなさいして帰ると、玄関周りの植木鉢とユキノシタやシャガが暮らしている庭に水撒きです。もう何日雨が降らないのかな、極端に乾燥した日々、支援を求められているんです。

 

それから用足しに出かけました。
こないだ、呑竜仲店のヤギカフェのマスターと、「このあたりの猫、減りましたね」、「呑竜は減ったんですけど、少し行くとまだいるんです」、「いますね、広瀬川寄りのほうに…」
で、通りがかりに話題にした猫を見て行きました。
家と家の間から、明るい日差しの差仕込む向こうを眺めているのに会いました。

 日向ぼっこしながら、毛づくろいしているのにも。
家の外で、餌を与え、休息の場所を提供する人がいる限り、まち猫は暮らして行けます。

 

 <お話の途中ですけど、狐のフーです。おヒゲが片づけをして、捨てないで残したもので、昨日お見せしなかったものをお見せします>

<1985年ですからずいぶん前の、あの小倉智昭さんからもらったサインなんです。小倉さんと一緒してた仕事が打ち切られて、そのお別れ会で貰ったらしいんです。今度、文学館の「ほっこりばなし」で一緒する有砂順子さんもこの仕事に参加してたから、同じようなサイン持っているのかも…>

 こっちは、絵本作家で漫画家の馬場のぼるさんにいただいたサインです。これも同じころの思い出らしいです。
明日も、少しお目にかけますね、お邪魔さまでした>

 

 用事をすませてから、岩神町の養田鮮魚店へ向かいました。広瀬川の相生橋から北を見ると、子持山の向こうは雪雲の中でした。沼田や水上は雪が降っているみたいです。

養田さんちの鮮魚ケースです。養田さんは、魚を姿のまま並べて見せておいてくれます。そいで、お客さんの希望にあわせてこしらえてくれるんです。

  マダラの白子と、ソイ1尾と、ハマグリ6個を買いました。ソイは、三枚におろしてもらって、頭は兜割り、中落ちももらってきました。

 

 

 そうそう、お昼頃かな、消防車が緊急出動していくのに会いました。
後で分かったことですけど、城東町5丁目の市営住宅で火事が発生してたんだそうです。暮していた二人が怪我をしたらしいですけど、火事は火元の一室だけで消し止められたって話でした。
乾燥した日が続いてます、気をつけなくては。

 昼食に寄ったあおい食堂の前です。前を行く買い物帰りの女性が、前かがみになってます。強い風が吹き抜けていたんです。

 家に戻って、魚を片づけてから野菜を買いに行ったJAファーマーズ、幟旗が北風に吹かれてくしゃくしゃになってました。夕方になっても風は凪ぐことがなかったんです。

 

  夕食は、タラの白子、ソイ、ハマグリのちり鍋にしました。
スープは、昆布とソイの中落ちでとりました。
ユキ子さんの両親の家にも、鍋セットにしてお届けしました。

   

ユキ子さんが温かい鍋が待つ家へ東京から戻ってきたのは7時近くになってました。
白子も、ハマグリもすごくおいしかったです。ポン酢はマナティーさんにもらった伊予のダイダイで作ったものです。それにね、魚の下ごしらえをしているところにマナティーさんが現れたんです。おみやげに、アコヤガイの貝柱と、右端の写真に写っているスダチ七味唐辛子ってのを持ってきてくれました。スダチ七味は、紅葉おろしにさっそくに使わせてもらいました。うん、なかなかです。

雨が恋しいです。青空が恨めしくなってきています。

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されます。2月2日13時半からは、「ほっこりばなし」、私も参加します。

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

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