猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

こども公園と神明宮の桜を眺めながら、徴兵制のロシアの若者は戦場に駆り出されて死ぬ、75年前の日本と同じだなって…

2022-03-27 07:27:44 | あんじゃあない毎日

神明宮のソメイヨシノです。拝殿に向かうと花のトンネルになっています。神明宮のソメイヨシノは高齢化が進んでいます。いつ頃植えられたのかは知りませんが、子どものときからたくさんの花を見ていました。

 
拝殿脇には枝垂桜が1本、植えられています。もう咲き始めています。年を経るごとに美しくなってゆきます。昨日は曇り空でしたけど、雨が降りだす前に桜の花を見て回っていました。

 


こども公園ではエドヒガンサクラが五分咲近くまで花開いています。花を見ていたら、若いころに聞き覚えた歌を思い出しました。

 苦しみと怒りの中で 戦いの轍に割かれ
 殺された友の血潮が 僕らに平和を叫ばせる

1953年当時の学生が作った歌です。私たちの国は75年前に終わった戦争でたくさんの若者の命を失いました。殺しちまったんです。若者が死ぬしかなかった日本の社会制度の一つに徴兵制がありました。本人の意にかかわらず、「国民の義務」として若者は兵にされたのです。避けることができないまま、若者は戦場へ送られ死にました。

 
エドヒガンは花は少し小さめ、色は華やかなピンクです。美しい桜です。

お隣の韓国は今も徴兵制を敷いています。日本の自衛隊は徴兵制ではありません、志願者を国が雇用しています。世界的には、欧米の「先進国」では徴兵制はありません。欧米諸国では軍隊のプロ化が進み、現代の高度な技術を駆使する戦争では専門性に欠ける徴兵制は役に立たないという評価です。でも、ロシアと中国は徴兵制を維持しています。国家の「命令」一つで、若者は戦場へ駆り出されるのです。

 
佐久間川に枝垂れて咲いている白色の少し大ぶりの花はフナバラヨシノです。白い桜も素敵です。

ロシアによるウクライナ侵略が始まって一月、ロシア政府からその人的損失が公表されました。「3月25日までに、戦死者1,351人、戦傷者3,825人」、これに対して、欧米の情報機関は10,000人前後の戦死者が出ていると推測しています。ロシアの戦死者の中には、徴兵制によって駆り出された若者がたくさん含まれているはずです。この侵略戦争は、ウクライナの人々にとってとんでもない悲劇ですが、ロシアの若ものたちの悲劇でもあります。殺し殺されることの苦しさと怒りは決して消えることはありません。

 
ソメイヨシノも咲き始めています。咲き始めは白っぽいですが次第に色づいて行きます。それがソメイヨシノの魅力の一つかもしれません。観察用の水田には、アサザの小さな新葉が拡がってきていました。

私はこの侵略戦争が直ぐにでも終わってくれることだけ望んでいます。私たちの国が、75年前に多くの若者を失った損失は計り知れません。ウクライナとロシアの若者のために、直ちにこの戦争を停めることができないものなのでしょうか。失われた世代について少し知っている年寄りは、サクラを見ながらそれだけを考えていました。

 

  
アーモンドの花やハナモモの花にも出会いました。家に戻るとCOCOは丸くなって寝ていました。少し寒いのかもしれません。曇り空でしたから。

 昼前に用足しに出かけました。中央前橋駅の柳も新葉を伸ばし始めています。街中で二つ小さな用事を済ませてから、岩神町へ向かいました。

 
アジアパンのところの広瀬橋の下流に大きなソメイヨシノがいます。昔は川岸にズラッと並んでいた気がします。老木です。私よか年上ではないかと思うのです。今年も花を咲かせています。偉いです。

 養田鮮魚店に寄ったら、すごくいい、大きめのクロダイがいました。半身もらうことにしておろしてもらっていたら、「白子が入ってます、持っていきますか?」だって。「いただきま~す」です。クロダイは性転換する魚です。4~5歳の時期に、雌性ホルモンが多くなったオスは性転換して雌になります。ですから大きめのクロダイで精巣が発達しているオスは珍しいのです。得した気分です。

 それから、マリコさん家に寄って立ち話でお願い事してきました。アンズの花はもう散り始めていました。春の花は忙しいです。

 

 家に戻ってネットニュースを拾い読みしていたら、作曲家の三枝成彰さんの「プーチンを狂人とするのは西洋の価値観 ロシアは欧州から見下されている」(日刊ゲンダイDigital)という文章に出会いました。いろいろな皆さんがたくさんの解釈を示してくれていますけれど、どうしたら終わらせることができるかを書いているものに出会うことはありませんでした。一番大事なことが欠けています。

 

  
夕食は、春キャベツと椎茸のスープ、クロダイの白子と芽キャベツのホイル焼き、クロダイのアクアパッツァです。

  それと、舞茸とアレッタのアンチョビ炒め、そして野菜サラダです。「誕生日が二日続いたみたい…」とユキ子さんは喜んでいました。


加熱前のクロダイの白子です。私も食べるのは初めてでしたので、風味はバター、香りづけはイタリアンパセリだけとシンプルにしました。食味も食感もとてもよろしく、大変おいしくいただけました。養田鮮魚店さん、ごちそうさまでした。

 

3月26日の体温  7:15 36.5℃  14:00 36.6℃  22:00 36.6
 3月27日  7:20  体温 36.6℃  血圧 最高113 最低73

 

 ヒゲおじさんの連れ合いのユキ子こと三代目若柳吉駒でございます。
毎年春に開催しております美登利会舞踊公演は今年で78回目を迎えることができました。美登利会舞踊公演にあわせて、三代目若柳吉駒リサイタルも開催いたします。
 第78回美登利会 期日 4月10日(開演午後1時30分)
         会場 昌賢学園前橋ホール(市民文化会館)大ホール
         入場料 2000円
 三代目若柳吉駒リサイタル
         司会とお話 葛西聖司(伝統芸能解説者)
         長唄 四季折々 三代目若柳吉駒
         長唄 供奴 中村鷹之資(特別出演 歌舞伎俳優
)
         長唄 丁稚 三代目若柳吉駒
            唄   今藤政貴
            三味線 杵屋栄八郎
            囃子  堅田新十郎

会員一同、これまで以上に精進を重ね、精一杯つとめさせていただきますので、なに程よろしくお願い申し上げます。