「なんでもあるけれど、なんにもない」平凡な人生を
終わりにしようとしたトワ。
クスリをテーブルいっぱい並べて
ひとつずつ飲み込んで横たわって、死ぬはずだった。
けれど目が覚めた場所は、風変わりな精神病院。
死なせてくれ、というトワに
院長は『クスリのせいで心臓が壊れて、キミは7日後には死ぬ』と告げる。
精神病院は森の中の美しい建物で、
「キッチン」で雄一の母が入ったところを思い出した。
患者達はそれぞれ個性的で、愛らしい人々だった。
女優だった日々を忘れられない老女や、
弁護士だった謎めいた女。
トワのルームメイトは催眠中毒で、
とぶのが大好き。
”ううあ”と一緒にNHKに出ているヘンテコなお兄さんが
そのまま出てたのにはびっくり。
そして、トワの心を開くクロードは、言葉を発しない。
看護婦も一筋縄ではいかなくて、
スキットルにウォッカを隠し持っている婦長は、
神出鬼没だし、
もう一人の看護婦も、なんだか恐い。
もちろん院長も変わっているのだが、
『石も成長するんだよ』とトワに水晶を手渡す瞳は、
とても優しい。
そんな皆が作り上げる、優しい空間でも、
トワのかたくなな心が解けていくには、
期限ギリギリの時間が必要だった。
女優が良かったですね~。
主役の真木よう子はもちろん、
風吹ジュンも片桐はいりも。
中島朋子は「あさってダンス」以来の好きなキャラクターだったし、
怨念めいていない荻野目慶子も良かった。
あと、きんきんした声の女優が一人もいなかったのも良かったところ。
自分の心に正直に生きると
精神病院に入るはめになるが、
いくら居心地が良くても、
そこに安住はできなくて、
現実を生きてゆく強さをもたなければならないのだね。
というお話だったと思います。
明かりの使い方や、食事の風景や、
ストーリー以外にも好きなところの多い作品でした。
終わりにしようとしたトワ。
クスリをテーブルいっぱい並べて
ひとつずつ飲み込んで横たわって、死ぬはずだった。
けれど目が覚めた場所は、風変わりな精神病院。
死なせてくれ、というトワに
院長は『クスリのせいで心臓が壊れて、キミは7日後には死ぬ』と告げる。
精神病院は森の中の美しい建物で、
「キッチン」で雄一の母が入ったところを思い出した。
患者達はそれぞれ個性的で、愛らしい人々だった。
女優だった日々を忘れられない老女や、
弁護士だった謎めいた女。
トワのルームメイトは催眠中毒で、
とぶのが大好き。
”ううあ”と一緒にNHKに出ているヘンテコなお兄さんが
そのまま出てたのにはびっくり。
そして、トワの心を開くクロードは、言葉を発しない。
看護婦も一筋縄ではいかなくて、
スキットルにウォッカを隠し持っている婦長は、
神出鬼没だし、
もう一人の看護婦も、なんだか恐い。
もちろん院長も変わっているのだが、
『石も成長するんだよ』とトワに水晶を手渡す瞳は、
とても優しい。
そんな皆が作り上げる、優しい空間でも、
トワのかたくなな心が解けていくには、
期限ギリギリの時間が必要だった。
女優が良かったですね~。
主役の真木よう子はもちろん、
風吹ジュンも片桐はいりも。
中島朋子は「あさってダンス」以来の好きなキャラクターだったし、
怨念めいていない荻野目慶子も良かった。
あと、きんきんした声の女優が一人もいなかったのも良かったところ。
自分の心に正直に生きると
精神病院に入るはめになるが、
いくら居心地が良くても、
そこに安住はできなくて、
現実を生きてゆく強さをもたなければならないのだね。
というお話だったと思います。
明かりの使い方や、食事の風景や、
ストーリー以外にも好きなところの多い作品でした。
世間的にはたいして評判にもなってないようですが、私はあの精神病院の世界観と愉快な住人達の織りなす人間模様はけっこう気に入りました。女優陣が素晴らしいというのは同感ですね。片桐はいりさんや荻野目さんなんてそこにいるだけでも強烈な存在感でしたね。
精神病院が閉じたユートピアじゃない、という描き方が好きでした。心の病んだ(疲れた)人々が、一時休む場所で、いつでも旅立てるという風に感じたので。
私、淡路恵子も好きなんです~。
この映画・・本当にいいですよね~♪
あの精神病院の雰囲気もとてもココチがいいし、生きる喜び・・欲を教えてくてる素敵な映画でしたよね。。
言葉もとても優しいし、大好きな映画です!!
とにかく見た人が少ないようですね。
私は観て良かったなぁ、と思っています。
片桐はいり看護士は、ちと恐いですが(笑)
落ち着いたトーンの女優さんが多くて、
アニメ声が世に氾濫しているので、余計に印象深かったです。
明かりは、自然光の使い方や、スポット照明の使い方が美しかったような。