本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

アラバマ物語

2021-12-25 06:58:15 | Weblog
今年も本を100冊読むことができました。映画は100本に到達せず。CDが一桁しか購入していないことに驚きです。サブスクの影響ですね。

■本
102 もう生まれたくない/長嶋 有

 おふざけのないシリアスな方の長嶋有さんの作品です。とはいえ、主人公を特に定めず、10人程度の登場人物の視点を次々と移動しながら物語が展開する、かなり実験的な群像劇となっています。それでいて、ストーリーが混乱しないのは長嶋さんのストーリーテラーとしての力量だと思います。東日本大震災の衝撃が残る2011年7月から話は始まり、約1年ごとに、臼井儀人さんやスティーブ・ジョブズさんといった著名人の死に接した登場人物の心情が切り取られています。死の予感が全編に漂う中、長嶋さんの作品らしい低い温度感が貫かれていますが、終盤に猟奇的な事件や非現実的な存在が登場し、熱量が上がるところが長嶋さんの作品の中で独自の魅力を放っています。大きく心を揺さぶるタイプの作品ではないですが、ボディブローのように効いてくる日々の生きにくさや違和感を丁寧に掬い取り、それでも何とかやり過ごすしかない我々に対する、長嶋さんの細やかかつ生温かい視線に共感します。


■CD
8 Sugarless III/スガシカオ

 前作は「労働なんかしないで 光合成だけで生きたい」という、個人的には大好きですが、少しその尖がり加減が心配になる作品でしたが、本作は他アーチストに提供したものも含む、アルバム未収録曲のコンピレーション盤ということで、スガシカオさんらしい優しさが満ち溢れた、素直で聴きやすい作品になっています。最近オンラインライブ等で聴くスガシカオさんの声は妙に雑味がなく、求心力が落ちているような印象だったのも心配でしたが、この作品では、いつもの引っ掛かりはありつつも温かみのある声で癒されます。デビューシングル発売から25周年を自ら祝うかのような、多幸感溢れる作品です。


■映画
92 アラバマ物語/監督 ロバート・マリガン

 タイトルだけを見て、牧歌的なファミリー映画だと勝手に思っていましたが、内容は心温まる家族の交流シーンはあるものの、人種差別問題を真っ向から描いたシリアスな内容でした。グレゴリー・ペック演じる主人公の弁護士アティカス・フィンチがとにかく格好良いです。子どもたちを尊重しつつ諭すような語り口や、差別主義者から理不尽な扱いを受けたときの冷静な態度には、見習うべき点がたくさんありました。まさに理想的な父親です。サスペンス要素もあり、法廷劇としても見応えがあり、それをこども視点でのノスタルジックなテイストで味付けしていて、物語として非常によくできています。アメリカの人種差別問題は、本質的には当時(1962年末に公開された1930年代を舞台にした作品です)からあまり変わっていない気がしますが、こういった作品が60年近く前にすでに作られている点に、アメリカに対する希望と失望を同時に感じました。長く観られるべき素晴らしい作品です。

 
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コモンの再生

2021-12-18 06:04:04 | Weblog
■本
100 コモンの再生/内田 樹
101 みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史/日経コンピュータ

100 引き続き内田樹さんの作品を。読者の質問に答えるという形式の雑誌連載をまとめたものなので、内田さんがブログで書かれたものを再編集した書籍よりも双方向性があり、比較的幅広いテーマが扱われている点が興味深いです(「仮想通貨」や「持ち家」の購入についての話は、あまり内田さんの書籍には登場しない話題だと思います)。題名になっている「コモンの再生」ですが、新型コロナウイルスや地球の温暖化、格差の拡大など、人類共通の課題に対応するために、人類共有の財産を共に守っていく姿勢が必要であるという主張だと理解しました。私有権の「囲い込み」への反動として、最近よく語られる概念ですが、まさに地球のキャパシティーの限界が起因とする問題が多発している現代で、この「コモン(共有地)」という考え方は重要だと思います。しかし、過去のムラ社会のような閉鎖性から解放されて楽になった人もたくさんいると思いますので、このあたりのゆるい連帯感と共有資産を自分ごととして守っていく姿勢とのバランスをどうとっていくのかが、今後の課題なのだと感じました。「共有地」という理想主義的な概念を、それを活用して全体主義的な思想に誘導しようという思惑や、フリーライドしたいという人間の弱さを踏まえた上で、どう適切に根付かせていくのかが重要なのだと思います。

101 経営問題にまで発展した、みずほ銀行のシステム障害の詳細を知りたくて読みました。具体的なシステム構成やガバナンスの欠陥についての詳細を知ることはできましたが、日経コンピュータの記事の寄せ集めのような構成ですので、システム担当者向けで読み物としてはあまり面白くないです。合併するそれぞれの銀行やその担当システムベンダーの、システム統合にあたっての血みどろの利権争いなど、面白くなる要素がいろいろとあったので残念でした。経営者は、具体的なプログラム言語やハードウエアの知識は必要ないと思いますが、システム開発の勘所(どういう意思決定が大きな影響を与えるか、など)は少なくとも知っておく必要があると思いました。あと、やはり現場だけの議論だと、部分最適に陥りがちなので、トップダウンでの意思決定の重要性がよくわかります。システム開発はあくまで目的ではなく、業務効率化、競争優位形成のための手段なのだということも再認識できました。

■映画
90 戦火の勇気/監督 エドワード・ズウィック
91 金メダル男/監督 内村 光良

90 デンゼル・ワシントン主演の米軍を舞台にしたサスペンスです。「グッド・ウィル・ハンティング」でブレイク前のマット・デイモンが出演しているので観ました(個人的には、マット・デイモン出演作に外れは少ないと思っています)。メグ・ライアンが湾岸戦争の最前線で任務にあたる軍人という、イメージとは異なる役で出演している点も印象的です。ストーリーは、ある出来事の各当事者の証言のずれに疑問をもった、自らも隠したい過去を持つ調査担当者が、事実を次第に明らかにするかたちで進みます。それぞれの異なる証言を繰り返し映像化する手法は、黒澤明監督の「羅生門」の影響を強く感じます。規律を重んじる軍の中ではあり得ない事件が起こるなど、リアリティーに難がありますが、適度なメッセージ性もあり、普通に引き込まれる作品だと思います。

91 ウッチャンナンチャンの内村光良さんが、原作、監督、主演を兼ねた作品です。小説版も読みましたが、内村さんの人脈を活かした豪華ゲストが次々と登場するので(笑福亭鶴瓶さんの存在感は抜群ですし、上白石萌歌さんがやはりスクール水着姿で登場しています)、映画の方が楽しいです。内容は、「フォレスト・ガンプ」や「いだてん」のように、一途な主人公を軸にある時代を総括しようというものです。これらの傑作と比べると、やはり物足りなさは残りますが、内村さんらしい、少し角度をつけた優しさに全編が貫かれています。元々は内村さんの一人芝居をベースにしているらしく、ナンセンスな笑いも多いので、イッセー尾形さんのようなテイストを狙っていたのかもしれません。
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HELP EVER HURT NEVER

2021-12-11 07:36:28 | Weblog
■本
98 新世紀のコミュニズムへ/大澤 真幸
99 三千円の使いかた/原田 ひ香

98 最近、資本主義の限界が盛んに語られていますが、「コミュニズム」に振り切る論者はあまりいないのと、以前に読んだ大澤さんの「社会学史 」がとてもおもしろかったので、興味を持って読みました。少し前に話題になった『人新世の「資本論」』の主張も引用しつつ、新型コロナや地球環境問題に対応する上では、自然環境、ワクチン開発などに必要な遺伝子情報、ソーシャルメディアやITプラットフォーマーが保有する特許などの知的所有権、といった私権を制限し全世界の共有物とすることにより、次世代のためになんとか持続可能な世界を引き継くべく取り組んでいこうということが、この本の主な主張であると私は理解しました。哲学的で難解な言葉や数式などが登場し、歯ごたえのある書籍ですが、個人的には、地球環境の破局についての人類の認識過程を、死の宣告を受けた患者がその死を受容するまでの心理変容をモデル化した、「キューブラー=ロスの五段階」のステージを用いて説明されている点や、知と無知の関係でこれまでよく言われている「無知の知」(何を知らないかを知っている)という概念の応用で、「知の無知」(人間が死ぬということは誰もが知っているはずなのに、普段は知らない振りをしていきている)という概念を用い、資本主義がすでに限界に達していることはみんな知っているにもかかわらず知らない振りをしている、ということを説明するなど、わかりやすい論理展開に感心しました。受け流されることの多い正論を、いかに人々の感情を揺さぶり行動に変えていくかについて考え抜かれた本だと思います。

99 今売れているということで読みました。ある家族三世代の女性4人のエピソードを軸に、お金と人生との関係をテーマにした小説です。村上春樹さん作品で、女性から女性登場人物の描かれ方が批判されることが多いですが、この小説は、男性登場人物の造形が若干浅いような気がしました。その一方で、三世代の女性それぞれが抱える不安や見栄のようなものは、とてもリアルに感じられ、そこにお金という補助線を引くことで、現代社会の課題がクリアになっている点が見事です。特に、最終章で発生する、20代中盤の次女の金銭問題に対する解決策が秀逸で、どう収束するのかとハラハラドキドキしつつ読んでいたのですが、これまでの伏線を見事に回収しつつ、とてもリアリティがあり感心しました。生存競争が激化する一方の資本主義社会で、自分の人生を損なうことなくサバイブしていく方法についてのヒントを与えてくれるという点が、この本が今読まれている理由だと腹落ちしました。


■CD
5 FOREVER DAZE/RADWIMPS
6 HELP EVER HURT NEVER/藤井風
7 30/Adele

5 フジロックフェスティバルの演奏が印象的だったRADWIMPSの新作です。寄り添うような優しい曲、希望を与えてくれる曲、テンションを上げてくれる曲、攻撃的な曲、劇伴っぽい曲のバランスがとてもよく、このバンドのいろいろな側面をあらためて再確認できる内容です。音楽だけでなく、歌詞も英語、日本語、ヒップホップ調と表現力豊かです。RADWIMPSのこれまでのアルバムは、時代の先を行き過ぎた実験的な楽曲が必ず数曲入っているイメージでしたが、本作はそういう全体のバランスを崩すものがなく、完成度がとても高いと感じましたし、このバンドの優しさが前面に出ていて好ましいです。長く手元に置いておきたい作品です。

6 こちらもオンラインフリーライブの記憶がまだ残っている藤井風さんのデビュー作。ずっとサブスクで聴いていたのですが、CDとして持っておきたくて購入しました(少し前までは毎年100枚以上のCDを買っていたのに、今年はまだ一桁しか買っていないという事実にも驚きですが、それだけに買うものは厳選したいです)。歌詞、楽曲、歌唱法といった全てが唯一無二で、その溢れまくる才能に圧倒されます。何度聴いても新たに発見がある点も素晴らしいです。本作最後に収録されている「帰ろう」という曲は、あまりにも気高くて眩いほどです。ここ数年の私の個人的なベストソングです。

7 これまでの3作品が全て絶賛されている、驚異的なアーチスト、アデルの新作です。先行シングルを聴いたときは、以前と比べて声の引っ掛かりが少しなくなり、良くも悪くもきれいな声になった気がして心配していましたが、アルバムを通して聴くと、声質だけに頼らない表現力が増していて(突然泣き声になるなど、その迸る感情に戸惑うほどです)、まさに圧巻の作品です。練り込まれているもののシンプルな構成の楽曲が多く、歌唱力だけでこれだけ濃密な情報が伝わってくることが、ただただ驚きです。本作も歴史的名盤に認定されることは間違いないと思います。


■映画
89 白い恐怖/監督 アルフレッド・ヒッチコック

 ヒッチコック監督らしいサイコスリラーです。大病院の院長の後継として、同僚が誰も会ったことのない人物が就任する点や、精神病治療の方法論など、ツッコミどころがたくさんありますが、容疑者の記憶が戻るにつれて新事実が明らかになる、緊迫感溢れる演出はさすがです。主演のイングリッド・バーグマンがとにかく美しいです。その相手役がグレゴリー・ペックで、彼が犯人なわけではないという先入観がどうしても入ってしまい、謎解きを楽しむという面では若干マイナス要因もありますが、公開当時の彼はまだ駆け出しのようなので、リアルタイムで観たらその弊害はなかったのかもしれません。日本が敗戦した年にこれだけ完成度の高い作品がアメリカで生まれていたという事実にも、いろいろと考えさせられます。緊張と緩和のバランスが絶妙で、緊迫感を煽る映像も印象的な、スリラーのお手本のような作品です。
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ディス・イズ・ザ・デイ

2021-12-04 07:18:43 | Weblog
■本
96 勉強法 教養講座「情報分析とは何か」/佐藤 優
97 ディス・イズ・ザ・デイ/津村 記久子

96 「勉強法」というタイトルに改題されていますが、副題にあるとおり諜報機関の「情報分析」に必要な能力を語りつつ、教養等その必要な能力を学ぶ方法について佐藤優さんが解説してくれる、教養講座を元にした本です。諜報機関やスパイのエピソードで聴衆を掴みつつ、結構ハードな勉強法の解説につなげていく構成が巧みです。自分好みのわかりやすい「物語」に騙されないようにすること、自分が何を知っていて何を知らないかを把握することが、まず重要であることが理解できました。そのために勉強し続けることが大切なのですが、私は歴史の知識が明らかに欠けてますので、まず、そこから補いたいと思います。

97 架空のJ2最終節11試合と、その試合を観戦するそれぞれのチームのサポーターを描いた短編集です。この週末のJ1、J2最終節に合わせて読みました。それぞれの屈託を抱えて生きる人々に一瞬のカタルシスを与える(その一方で応援するチームの不振自体が悩みの種になったりもするのですが)、サッカー観戦の魅力がとてもよく伝わってきます。また、J2という、必ずしも恵まれた環境になく、上(J1)にも下(J3)にも行く可能性がある一方で、現状維持をひたすら目指すチームもある状況が、我々それぞれの人生のメタファーとしてとても有効に機能しています。泉大津ディアブロというチームが出てくるのですが、その元サポーターの少年がそのチームについて語る「今のあいまいな方向性か、比較的豊富な資金を根拠にした放漫な補強か、地域に根付いて広く支持を得ていることへの驕りか、そのすべてを修正しないことには」という意見が、私の今期のセレッソ大阪に対する見解と全く一致しているので、特に印象に残りました。初老の登場人物の「何も後悔のない人生などない。それでも満足のいく一瞬がどこかにあればそれでいい。」というモノローグに象徴される、ままならない人生に価値を見出す津村さんの優しい眼差しに満ちた、素晴らしいスポーツ小説です。来年はセレッソ大阪のアウェイ観戦にも行きたくなりました。


■映画
85 アナと雪の女王2/監督 クリス・バック、ジェニファー・リー
86 コンフィデンスマンJP プリンセス編/監督 田中 亮
87 弱虫ペダル/監督 三木 康一郎
88 ミッドサマー/監督 アリ・アスター

85 日本でも大ヒットしたアニメ作品の続編です。テンポのよいストーリー展開とクオリティの高い楽曲で、抜群の安定感で楽しめました。その安定感の一方で、オラフのきわどい線をついたギャグや、ジェンダーの従来の役割にこだわらないキャラクター設定、先祖を否定する内容など、お約束に陥らず、結構攻めている点にも好感を持ちました。かなり周到にマーケティングされていると思うのですが、それが嫌みにならない点も、他のディズニー作品とは一線を画していると思います。文句なしに素晴らしいエンターテイメント作品です。

86 こちらも大ヒット作品の第二弾で、テンポのよさと登場人物のコミカルな掛け合いが心地よいです。長澤まさみさんが楽しそうに演じられていて魅力的です。ストーリー的には一作目ほどのどんでん返しの驚きはなく、むしろ、各キャラクターとその人間関係を楽しむタイプの作品になっています。俳優やスタッフの関係性の良さが伝わってきて微笑ましいのですが、その良好な関係性が登場人物のキャラクターにも影響を与え、敵役にもかかわらず緊迫感がさほどなく予定調和な点が少し気になりました。とはいえ、騙し騙されのお約束を楽しむタイプの作品だと思いますので、そういう野暮なことを言わずに、お祭りに一緒に参加するような気持ちで観るのが正解だと思います。限られた予算の中で、映像のゴージャスな雰囲気もうまく醸し出していて、優れたエンターテイメント作品だと思います。

87 原作漫画は主人公の高校二年目の終わりまで読んでいて、その一年目の素晴らしさと二年目の代わり映えのなさに複雑な感情を抱えたまま、連載フォローをやめている作品です。映画化されたので観てみました。オタクな主人公がひょんな出会いから自転車競技に目覚めるまでの過程は、原作に忠実かつ美形俳優の素材も活かし手際よく描かれていてとてもよかったです。ただ、レースシーンは尺の関係で難しいことはとてもよく理解できるのですが、メインキャラ3人の描写に留まり、先輩部員の活躍がほとんど描かれていなかったので、敵も含めたチームスポーツとしての自転車競技の面白さがさほど感じられなかった点が残念でした。ただ、この原作の良さを活かしつつ完結した作品として映画化するとなると、こういう構成に成らざるを得ないのは仕方がない面もあり、かなり善戦していると思います。原作漫画映画化作品の中では、十分に及第点を与えられる内容だと思います。

88 少し前に話題になっていたので観ました。閉鎖空間の暗闇で恐怖を煽ることの多いホラー映画の中で、白夜のスウェーデンを舞台にした明るい画面の解放感のあるホラー映画というのは、確かに一つの発明だと思います。ただ、ラース・フォン・トリアー監督作品から悪意とグロテスクな表現だけを抽出したかのような作風は、私好みではありませんでした。ラース・フォン・トリアー監督もかなり悪趣味かつ露悪的で、近年その傾向が増していると思いますが、そこには人間の狂気よりも愚かさに焦点を当てた、茶目っ気のある視線がわずかながら感じられて救いがある気がします。この作品は、狂気を強調し過ぎていて、悪い後味だけが残ります。そういう意味では、観客の心を揺さぶる強い力を持った作品だとも言えるのですが、少なくとも私はこのような揺さぶられ方を映画には求めていません。
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