ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

祇園下河原のゲストハウス「天界」で行われた伝統工芸品の展示販売会「職人たちの競宴」へ

2015-03-24 | イベント

さて、今日は、昨日のブログの続き・・・・
京都、祇園の下河原の町家のゲストハウス「天界」で行われた伝統工芸の若手職人さんたちの作品が展示された「職人たちの競宴」のお話しです。


最近、職人さんは、注目の職業。「ものづくりをする人ってカッコイイ!」と。
今、農業や漁業、そしてものづくりの現場に若い人たちが、徐々に戻って来てるように感じます。もちろん、まだまだ後継者がいない分野も多いのですが、若い世代の価値観が、昭和とは明らかに異なっているのです。
お金をたくさん稼ぎ、物の豊かな暮らしより、自分の感性にあった心地よさを求める暮らしが、若い世代には広がっているよう。
自分を表現するものづくり…もちろん長い修業期間が必要ですが、もし、その期間の生活を支援するような体制があれば、もっと多くの素晴らしい職人さんたちが生まれ、それが日本の宝になると思います。


さて、今回「職人たちの競宴」に参加した職人さんは、全部で10名、その中の一部をご紹介します。

漆器の塗り師の太田勲さん。
 
現代の生活にマッチした漆器づくりに挑戦しています。京都伝統工芸大学で助手も務める方。

蒔絵師である奥様との共同作品も注目されています。


陶芸は、京焼、清水焼の柴田恭久さん。今回は、竹をテーマにした作品が並びます。
  
スッキリとしたフォルムが印象的な作品。

「へえー急須も作られるんだ~」とミモロ。
陶芸家の中で、急須を作れるのは、高い技術が必要なこと。器と違い急須は、水の出方、切れ方など、より機能性が求められるとともに、製作工程が複雑なのです。

こちらは美しい染付の器。浅野有希子さんの作品です。
 
古典文様などのイメージを持ちながら、洗練された雰囲気の器に…。

作品を見終わったミモロに、「お茶いかがですか?」と…「はい、いただきま~す」決して遠慮しないミモロです。
「いかがでした?」「はい、なかなか興味深いものがありました」と。素敵な着物姿のこの方は、京都府商工労働観光部で染織、工芸課で、工芸担当をしていらっしゃる澤田さん。「京都府の職員さんって、なんか違う…」とひそかに思うミモロでした。
「あの~ミモロ、いろいろ京都の伝統工芸の工房なんか見学してリポートしてるんですよ~」と。「そうなんだ~。これからもいろいろご紹介してくださいね。すてきな職人さんがいっぱいいますから…」

そばで、そんな二人の様子を見ていた紳士…この会場の「ゲストハウス天界」のオーナーさんでした。

「ここは、普段は、一棟貸しで1組をお泊めするゲストハウスなんです」と。
「へえーここに泊まれるの?」とミモロ。1組2名以上で利用できる宿泊施設で、1泊30000円~。
3名から6名で1日1棟50000円。「家族やお友達といっしょに宿泊すると割安なんだ」とミモロ。

急増する観光客…京都では、宿泊先不足が深刻です。特に、春や秋の観光シーズン、また祇園祭などの時期は、どのホテルや宿も予約するのが困難な状況。そこで、最近、町家などを利用した宿泊システムが普及。さらに空家を改装したり、自宅の一部を宿泊施設に提供するシステムも人気だそう。

特に日本情緒を満喫できる町家は、海外のゲストに好評。

これからもどんどん増えそうな気配です。


「京都って、ホントいろんなことするよね~」
日本を代表する観光の町、京都…全国を先駆けさまざまな観光事業が展開されています。

「今日も、いろんな人と出会えちゃった~」とミモロ。ふらりと立ち寄った場所での思わぬ出会い…京都には、そんな出会いがたくさんあります。






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