『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!』を観た]

2009-05-29 00:47:41 | 物語の感想
☆全く期待してなくて、テレビのバラエティ番組を見るようなノリで観に行った。

 バリバリのキャリアウーマンが妊娠してしまい、そうして知った新たな世界(産婦人科医院)での人間模様を、コメディタッチで描いた、私がよく言う「カタログ映画」である。

 出演女優も、観月ありさ、松下由樹、神田うの、斉藤由貴、伊藤かずえ…、と、私の苦手なタイプばかりだった。

 しかし、面白かった。

 めっぽう面白かった。

 何やらテレビでヒットしたドラマ『ナースのお仕事』のスタッフキャストが再集結して作られた映画だそうで(私は良く知らない)、

 コメディで笑いを誘うに一番ポイントとなる「間(ま)」と言うものを完璧に体得している稀有な作品であった。

 出演者の一人一人が全て、ステレオタイプだが、リアリティある過剰な演技で、私の心のツボにはまり、ゲラゲラ笑わせられた。

 仕事でバリバリやっていた陽子(観月ありさ)が、妊娠の十ヶ月を通し、最初こそ堕胎を選択肢に入れてさえいたのに、徐々に出産に向けて変化していくさまが、観ていて心地良かった。

 個々には語らないが、妊婦仲間も、非常に面白かった。

 陽子を孕ました男(谷原章介)は、うだつのあがらないベトナム帰りのカメラマンで、ヒッピーまがいの容姿である。

 そんな「ベトナム帰り」と言うイメージから、私は自分の東南アジアの旅を思い出しつつ見ていたのだが、

 陽子や仲間がゆっくりとした時の中で妊娠に備える様が、私には、旅の宿で仲間と時を過ごしている姿と重なるのだった。

 と、考えると、妊娠と言うものは、女だけが経験できる「旅」なのだな、と私は自分一人だけで勝手に得心するのだった^^;

   ◇

 クライマックスは、近年まれに見るほどの、映画における壮絶な修羅場であった。

 私は、こんなに盛り上げていいんかい!? と驚いた。

 偶然にも、妊婦中間達が5組一緒に産気づいてしまうのだ。

 小さな産院である。

 そこで、指揮棒を振るのが、斉藤由貴演じる女医である。

 斉藤由貴の演技も素晴らしかった。

 信頼できる「おっとり刀」の様に、私は感動した。

 この方が、この作品の、もう一人の主役である^^

   ◇

 陣痛に苦しむ演技も、私は現実では見たことなどないのだが、誰も彼もうまいと思った。

 観月ありさ、松下由樹、神田うのらが、それぞれの個性を出しつつも苦しむ。

 神田うのなんか、ちゃんとわがままである^^;

   ◇

 明日も仕事早いので、短く語ってベッドに入ることにするが、この映画への満足感はかなり高いです^^

                             (2009/05/29)

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | [映画『スター・トレック』を... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おもしろかったですね! (KLY)
2009-05-29 01:14:11
>「おっとり刀」

これには私も感動。ああいうのに弱いのです。
そして落ち着くとスッといなくなる。
いるけどいなくなる。あれがいいと思うのです。あれがキッカケで元気になっちゃだめだと。^^
KLYさんへ♪ (ミッドナイト・蘭@MOVIX昭島)
2009-05-29 09:15:47
いや、いい映画でした(^O^)/
なんか、このような、上映時間を楽しく過ごせる作品を見ると、映画ってやっぱいいなぁと思うのです。
さて、これから、仕事遅番の前に『スター・トレック』です。
ワクワクですo(^-^)o
平塚せんせい! (mariyon)
2009-06-05 20:46:33
はじめまして~。
斎藤由紀さんの平塚医師、よかったですよね。
ドタバタしてて、辛口コメント多い中で、こちらの評はほっとする内容でした(笑)。

子供が産まれるシーンは、やっぱ感動します。
mariyonさん♪ (ミッドナイト・蘭)
2009-06-05 23:31:58
こんにちわ^^

面白かったですね。

抑えるトコは、ちゃんと抑えている映画で、大笑いして見ました。

子供が生まれるシーンも、赤ちゃん人形の一連のドタバタも印象に残ります^^

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

物語の感想」カテゴリの最新記事