柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

しがらみ

2007-01-23 08:41:08 | Weblog
そのまんま東氏の当選の評価は皆同型同色です、しがらみを嫌った県民、です。その時の風ですからねぇ、空気。青島、ノック、田中康夫の時もそうでした。うわーっと流れるんですね。世が世なら(平時なら)当選するであろう人が押しつぶされる。政党政治の脆弱さが露呈する。無党派層、浮動票と称されるのは、その逆があるからです、つまり組織票。党員を組織して固める常道。はじめにこのパターンをひっくり返したのは青島幸男でしたかね、金ばらまかずに都知事になって。他の候補者がどいつもこいつも・・という顔だったからでしょう、みんな同じ顔してますよ。しがらみを嫌うなんて、しがらみを悪者にしています。確かにこの選挙は選挙資金援助と利益誘導図式、贈収賄から始まったこと、これを黒い関係とかしがらみとか言って糾弾するのですから悪者ではあるのですが、しがらみなくて人付き合いできませんわ。こういう勢いでトップに立った者は多くいますが、ものの何年かで呑み込まれるでしょう、その人を中心にした「しがらみ」がすぐにできあがるからです。前知事と関係のあった建築業者でない業者がピタリと付きます。当然でしょう?談合許さじ!ってやってますが、田中康夫があれだけやってどこまで効果が出たのでしょうね。他に有名なところでは横浜市長。人がやることですからねぇ、今までと違うことはできても、結局同じ道をなぞることになりましょう。決定権者に群がるは常です。そして魚心に水心、水清くして魚住まずなんて人が唆すわけです。同じ道。前の人のしがらみは絶てますが、その人本人のしがらみがどんどんできていくわけです。しがらみを嫌ってもねぇ、と例によって天の邪鬼は斜に構えて見ているわけです。東国原氏にではなしに、ステレオタイプのマスコミやら学者やらに対して、です。
 宇和島のいわゆる病気腎移植患者が肺癌で死亡したそうです。詳細が不明で云々と中途半端な記事ですが、ここをちゃんとしないと先に進めません。移植した腎臓の癌が大きくなったのか、その癌が転移したのか、それとも全く別の新しい肺癌が発生したのか、それは免疫抑制剤の所為ではないのか、などなど、私如きが考えるだけでこれだけ検討事項があります。移植した腎臓から癌が転移したのなら、病気腎の移植はならぬ!となります。そうでないなら可でしょう。もちろん一例だけで判断はできないにしても、移植腎が絶対的に足りない現状で、こういうデータはまことに貴重なはずです。ここをちゃんと解析してこその科学です。感情を差し挟むべきではありません。そう思います。この医者は先駆しているのです。この行為を無にしてはならぬと思います。決して731部隊と同等視ではありません。それは歴史が判断することですから。このデータをこそ大事にして貰いたいと切に思います。
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