柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

事実

2023-07-02 09:49:07 | Weblog

神戸の6歳男児虐待死遺棄事件、週刊誌が暴いてくれてます。案の定、私が先に推測したごとく、まるで被害者の如く、監禁されていたのをほうほうの態で車椅子を何㎞も自漕して逃げた祖母と紹介されていた本人こそが鬼親や鬼叔父叔母を生んだ加害の元凶という絵柄でした。さらに悲しいことには実母たる長女には知能障害があったやに記事にあります。またもまたしても血の連鎖でした。虐待を受けた子が成長して他人を虐待する。そうされて育ってきたのですから、しますわね。これも躾、教育ですから。こんな時に使うのかどうかですが三つ子の魂百までです。悲しくも、全く胸の悪いことです。とは言え、この祖母もそうやって育って来た、そういう環境で暮らしてきたというだけのことです。誰が悪いじゃないことでしょう、社会とは猥雑なのです、これこそが多様性です。差別をなくせとやれ多様性のやれ包摂のと言葉ばかりが先走りしてますが、自分と違うタイプの他人を認めること、ましてや相隣りするはこの上なく困難で、それは勢い無視に流れ行きます。縁なき衆生は度し難いのです。そうやって数千年出来上がってきた(いる)社会構成です、この手の事件はやむを得ないことなのでしょう。なのに正義の味方たちは理性(つまり規則や制度です)で制御できると信じてます、社会の所為にします。今朝のサンモニでAERA(朝日の看板雑誌の一つ、週刊朝日が廃刊になりましたから最後の牙城)の女編集長が滔々と児相の責任を咎めてました、何とかならなかったのか?事前に踏み込める時期があったんじゃないのか?と。あったらやってましょうよ、言われたことはいやいやでもやる役人達ですから。でも、権限の範囲内という彼らには鉄の掟がありますし、それを逸脱するような行為はしません。週刊誌の記事は読んでいるはずですのに、鬼畜祖母、鬼叔父叔母(敢えて鬼親とは呼びますまい)への言及は皆無でした。人権屋たちの俗物さの象徴です。この手の事件、舞台背景は社会の雑多性ということで収めるしかない、殺された子への哀れさしか残らぬのですが、同時に胸悪く残るのは左巻きさん(人権屋)たちの社会が悪い、国が悪い、行政が悪い論です。悪いのはどいつです?

 NBA八村、今夏のW杯に出ないそうです。プロのキャリアを優先したという理由が載ってます。で、今朝の新聞にレイカーズと来季の契約したと載りました、3年73億円だそうです。そりゃこっちですわね。でも大谷がWBCであれだけ活躍してあれだけ国民を沸かせて、しかも今季のあの成績です、それどうよ?ですわね。怪我を怖れて出ない、日本の選手にも何人かいましたね、柳田とか千賀とか森とか。日本人の嫌う行動ですわね文化的に。心意気の問題だということですが、それは精神論や根性論とは違いましょう。日の丸を背負うことの重圧とよく言われますが、そんなものは素人には、素人ではなくてもそこに届かない多くの同業者には分からぬこと、そこに向かうかどうかだけのことです。私はがっかりしてます。が、レーカーズからW杯で怪我したら契約破棄だとかなんとか条件つけられてたら、そりゃこっちですわね。73億円ですよ。どうせこんなことなんでしょうと思いますけれど。

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