柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

社会不安

2007-05-16 08:40:54 | Weblog
麻疹の流行にはびっくりしますね。予防接種行政の失着なんでしょうね、副作用を怖れる余りに全体の危険を残してしまう。予防接種の副作用は甚大です、私も身近に知る人がいて気の毒以外に何物もないことなのです、最悪の場合は命を落としますし、脳障害を残します。ですから安全性の確立されない(百万接種例につき一例くらいの割合で起こるとされています)医療行為を国が強制するとは何事か!?という論も通らんではないのでしょうし、事実三種混合ワクチンで薬禍を引き起こしもしました。被害に遭われた方々にはまことにお気の毒なのですが、今現在「はしか後進国」と呼ばれていることも事実です。今回のような社会不安を生じさせるも行政管理不十分さに帰因すると言えましょう。麻疹で今時命を落とすということはないのでしょう、対症療法しかないことですし、治療と称してあれやこれや薬を入れてそれで潰されるというケースを除けば。ただ子供の時に誰もが罹って終生免疫を得るものというイメージが強いですから、大学生辺りに流行と聞くとすわ大事件!という感覚になるのですが、はしかという病気が極めて危険ということでもありません。空気感染するという特殊さ(接触感染や飛沫感染など罹っている人の近くに寄らねば大丈夫というものではなく、例えば同じ部屋の中にいてその人がコホンと咳をしたらウイルスが撒き散らされて吸い込んで感染すると言われています)を強調して、むろん専門家が鼻の穴を膨らませて蘊蓄を垂れているのですが、世間を恐怖不安に投げ込みながら、明らかにマスコミは興味半分です。特殊な感染しますから、厳密に言えば隔離しての治療ということになるのでしょうが、結核などと違って慢性化しませんしこの病気自体が致命的ではないですから、罹った本人は、何日かは高熱やら湿疹やらで辛いでしょうがやがて回復しましょう。昔私達は家で寝ていただけでしょう?幼少時のことで残念ながら記憶が残っていませんが。うちの子らは予防接種を受けています。ですから発病しませんでしたが、現在TVで流される専門家の言に拠れば、彼らも発病する危険はあるわけです。なれば、予防接種してきた連中全てですか。本格的な麻疹をくぐった人達を除く全ての者達。ここは整理区別する必要があると思います、問題とすべきは病気感染の危険なのか社会不安なのか。病気はさして危険ではないとすれば、社会安寧の為になすべき事は何なのか。一番聞きたいのは麻疹の説明ではなくてそういう対応ですよね。そう思います。
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2 コメント

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はしかはときに致死的である (NATROM)
2007-06-05 12:40:50
はしかが致命的ではないというのは、認識不足であろうと思います。全世界では80万人、日本でも毎年数十人の死亡者が出ています。死亡にいたらない肺炎や脳炎も考慮いただければ幸いです。
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NATROM様 (書翰子)
2007-06-05 14:43:42
お教えいただきました、有難うございました。認識を新たにさせていただきます。言葉の定義の問題になりますと基準が色々ありましょうので、ここでは私の場合を申します。この病気は、あるいはこの怪我は致命的であるというからには、中には命取りとめる者もいるけれど大半は命落とすに至るという状態と思っています。実際にもはしかにかかっても死なない者のほうがうんと多いわけです。すみません、定義の問題です、どちらが正しいということではありません。一人でもその病気が原因で死ぬ者がいるならそれは致命的疾患だという定義にするか、印象として感覚としてとても放っておいてもいい病気ではないと普通人なら思うであろう死亡率を示す疾患を致命的と呼ぶか、病勢の極めて強い病気で感染すれば殆どが死に至るものを致命的と呼ぶか。私は、中には感染により二次傷害を引き起こし死亡するケースもあるが多くは全快する、と一般論として括れるはしかを致命的疾患とは思いません。わたしはそういう使い方をしました。ご教示有難うございました。
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