柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

選挙

2013-07-15 08:38:46 | Weblog
日馬富士、ああお前もか日馬富士。以上。
 選挙がさすがに低調ですね。勝ち負けがわかってるから仕方ないですか。投票率が落ちると組織票のある者が強いというのが相場です、一般公式です。各党員が全国にいます、彼らは義務として投票します、数が読めます。無党派層が投票場に行かない、この層が圧倒的に数多いのですから投票率は落ちますわね。すると相対的に大勢の中では埋没してしまう勢力(数)が見えてきます。組織票の典型に上げられるのが公明党、共産党。自民党も民主党も社民党ももちろん組織票はあるのですが、投票率が落ちたら強いともちあげられるのが共産党、公明党です。無党派層とは支持政党のない人達を言いますが、もちろんこの層が大多数を占めますから被選挙者達は個々に狙いをつけるわけです、どうしても人気投票になります、口のうまい連中にいわゆる「風」が吹きます。どう話題を作るか、キャッチーなフレーズを作れるか。この層に迎合する連中をポピュリストと呼び、自分の信念を訴えるように見せて実は大衆の空気に沿うことしか言わないこと、大衆の単純な要求の実現を訴えることをポピュリズムと言います、昔の石原さん、小泉さん、橋下さんがそうですね、大衆の人気を掴む。適菜収という評論家が盛んに書いてますが、B層と彼が呼ぶ大衆層が政治を動かす力になりうるわけです。数が多いんですから。しかし幸いなるかな無関心です。もっともこの層が政治に関心を持てばB層ではなくなるわけですが。無関心と聊か揶揄非難調に言いましたが、斯く言う私も若い時は無関心でした。横着傲慢な政治家にはそれなりに嫌悪を感じましたがその程度です。投票へも若い時には行った覚えがありません。明らかにB層の一人でした。社会にそれなりに関わり始めて初めてそういう意識、行政や政治への関心が生まれました。選挙という制度、仕組みであればどんな理由でもいいから投票してくれという結果だけを求めることになります。それではいけない、なんて言うのも青臭いことですが、普段は無関心の大衆の耳目を引いて権力を握った事例が世界史に多くあります。世の中はこういう仕組みで回っているのです。不安定、ですか。危うい、ですか。これが最良の統治機構である民主主義ですからねしかし。
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