あちこちで殺人事件が報道されます。幼児虐待事件も絶えませんが、金の絡みと情実がらみと動機は古今東西を問わぬこととはいえ、これもよくある現象です、あちこちで重なります。しかし簡単に殺すなぁ。これは感心します。殺そうと思うほどに憎いとは憎さの程度の強いことの表現ですが、その最高点にすぐに到達するこの不思議さ。殺したいほど好きだ。離れるくらいならお前を殺して俺も死ぬ。芝居ネタ、ドラマネタ、歌の世界のことでしょうに、本当に殺してどうするのよ、という常識的判断ができぬ不思議。失恋のあのしんどさに耐えられぬ弱さと言うのか辛抱のなさ。しつこく付きまとわれて挙げ句殺される、ストーカー(と横文字で呼ぶから最近の事のように思ってしまいますが、こんなことはそれこそ平安奈良時代からあったことでしょう、人間のサガの一つです)被害も絶えぬことです、ふられることに辛抱できない。こんなこと偉そうに言えることじゃないですけれど、一つや二つ三つ四つ経験の有ることですわね。そして時が必ず解決してくれることを体で覚える、経験する。その辛抱ができない。何故?教育者や評論家達がまた甲論乙駁、百花斉放なのでしょうが、どうなんでしょうね。金絡みのトラブルも極々巷にありふれていることですが、しかし簡単に殺すなぁ。幼児虐待は性格異常者でしかないわけですが、こちらは思い余ってと弁解するけれどもいいえ辛抱のなさ常識の欠如です。それは親の所為。親の育て方の問題、本人の性格能力と同等に親の生き方の問題です。どう思われます?
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