柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

嚆矢

2024-02-15 08:29:37 | Weblog

産経新聞の「話の肖像画」、日経の名物連載「私の履歴書」の産経版ですが、今月は山梨学院大学駅伝部の上田元監督の話です。最近は成績奮わない山梨学院ですが、私程度の駅伝ファンでも連想ゲームです、山梨学院と言えば黒人留学生です。こんなに能力が違うんだと日本人に知らしめた功績は大きいことです、その嚆矢です。批判や非難が大きかったとあります、さぞやだったでしょうねぇ。黒人が陸上競技で強いのは従来の五輪で知らされていたことですが、国内競技(箱根)に外国人を走らせるという画期でした。留学生という抜け道(と言うと失礼ではありますが)でした。初代のオツオリさんのことが詳しく書いてあります、懐かしい名です。留学生が活躍してその後山梨学院大の黄金期が来るのですが、それは高校駅伝にも波及したのはご存知の通り。各校留学生を一区に起用します、いきなり大差がついてその後のレースが面白くなくなってしまって、それはならじと留学生起用区間を別途設定するようになったのはご存知の通り。一区はダメよです。これは実業団駅伝でも同じことでした。あまりに日本人と力の差があるからです。全体の順位と日本人何位という別枠で紹介するのが普通になってましたね。マラソンは今もそうですが。そんなこんなの事始めがこの大学のこの監督でした。思い出すことです。毎年箱根で注目集めるのは留学生選手がどんな記録出すかですからね。何でも初めてやる人は叩かれるものですが、強いものは強いという実績こそが全てを抑えるのもどれも同じ経過です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする