柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

責任

2014-08-01 08:23:19 | Weblog
未成年者の殺人事件が起こるたびに、教員、教委、児童相談所等の行政の責任ばかりが問われます。当人の責任、当人の性格人格異常、父母との関係を主とした環境不全は少し触れる程度。大新聞やTVは表面をなぞるだけ。そこを補うは週刊誌です、こっちはエゲツナイほどに抉るのですが、誰が悪いと言って本人に違いないことで、どうして防げなかった?という咎め自体が問題究明を遠ざけて放棄しているわけです。もっと早くにSOSに気づけよとか、初動が悪いとかの抽象論ばかりです。一方であれだけ個人情報とか人権とかで手足を縛っておいて、どうして踏み込まない?もないことです。ドアを蹴破れないのです、法の壁は役人を馴れさせます。仮に熱い奴がいたにしても、ダメです。部屋の中で殺されなければ入れません。それがやがて、殺されるまで入らない、入らなくていい、に変わっていきます。虐待されてる子がいても、それがわかっていても、ドアの前まで来ました、勧告しました、ドアを開けるように要請しました、でもダメでした、帰ってきました、です。今回の場合はもっと無理です。どうやって前もって対応しろってんでしょうね。当人の問題です、そして両親。この親にしてこの子ありなのです、この繋がりはどうにも動きません。社会が悪い、政治が悪い、世間が悪い。いいえ、あなたが悪い、あなたを育てた両親が環境が悪い。私はそう思いますが、いかがですか。
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