柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

自覚

2012-05-21 08:15:00 | Weblog
旭天鵬、優勝です。さすがに昨日は見ました。白鵬が転けなければ他に賜杯は渡りません、一年に一度あるかどうかのチャンス、誰が手にするかの運比べ。結果から言えば、稀勢の里は力みすぎ(仕方ないんでしょうが、いつまで「期待の星」でいるつもりだ?という不全感が溢れます)、栃煌山は本割りと同じ負け方するところこっちも考えすぎ。旭天鵬とて万全で勝ったのではないです、本割も決定戦もヒヤヒヤものでした。勝者と敗者を分けたものは何か?こうなるとスポーツ評論家や担当記者があれこれ書くわけです。旭天鵬が勝ってくれて連中喜んだでしょうね、材料がいっぱいありますから。モンゴル一期生であること、20年のキリであること、最年長優勝であること、モンゴル勢50回目の優勝であること等々。面倒見がいい、あの笑顔はきっと本当に優しい人なんでしょう、そういう切り口からはお涙頂戴物語も直ぐに書けるでしょう。だからこの人の優勝はおいしいことだったでしょうね。優勝パレードに白鵬が旗手で同乗する、前の席にはこの春で定年した師匠の旭国(大島親方)が乗ってる。旭国が連れて来始めたんですからねモンゴル人達を。既にハワイ勢は活躍してましたが、今の外人勢の隆盛を誰が予想したでしょうか。NHKの解説の北の富士がマイクで言ってましたよ、白鵬が横に乗るのなら、前の親方も乗ってもらわないとねと。なかなか浪花節(モンゴル勢ですが)でいいと思いました。その返す刀で琴欧州が斬られてました。前日に負けた時に怪我して休場、千秋楽の相手が栃煌山で、この人が戦わずに勝ち抜けるという事態。北の湖やら八角さんが名指しで非難してました。前の日にわかっていたら対戦変えたって。ですわね。珍しく盛り上がってるというのに見事に水差しました。這ってでも出てこい。北の富士もTVで言ってました。大関としての自覚の欠如と新聞も叩きます。さて、こっちの浪花節が外人に通じましょうかね。無理して力士生命断たれるようなことになったら?ときっと言い訳しましょうよ。ダメですよ、そんなことが通用すると思ってること自体。6大関で協会は必死に話題を作ったことでしたが、8-7が3人、9-6が1人という惨状です。そんな奴らに自覚を求めること自体がおかしいんじゃないの?ですよねぇ。
コメント
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