柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

2008-12-25 08:03:10 | Weblog
ソフトバンク小久保3億、中日岩瀬4億3千万・・、この時節文字通り浮世離れした高給取りです。小久保なんてのは今季ソフトバンクが沈んだ元凶なのにこの額。岩瀬も五輪での落胆が記憶に新しいから余計にええ?ですな。落合さんはウッズや川上より岩瀬を必要にしているという単純なオチですが、それにしても高額。夢、ですか。子供たちの夢。野球小僧達の夢。なるほど。
 読売は、派遣なぜ使い捨て・・と見出し、毎日は切られた者の言葉を憾みがましく載せます、一生懸命やってきたのに、個人個人の能力を見て欲しかったと。インタビューでの答え方も定型化してきました、会社は俺達を人として見ていない、モノとして扱っているとの非難。全て会社が悪いんですな。会社の冷たい態度を責めるばかりです。不思議に派遣法を悪く言いません。いや、誰か言ってるのかもしれませんが聞こえません、どのニュース番組も感情論ばかりです、この寒空に放り出されて可哀想に・・一色。会社も人情かけてやれよ、調。自分たちの都合悪いことになってきたらすぐに法律やら左翼闘士達を頼って労使対決構図を組み上げるのに、今回は会社(使用者)が法律に沿って処分しているだけなのに感情論ぶん回しです。理でダメなら情です。わからぬことではありません。が、勝手に過ぎませんかね。派遣社員とはそういう立場なんです。元々この法律ができたいきさつは雇用確保が目的であったのでしょう、順次適用業種が拡大してきた歴史はそれを物語ります。企業側(大圧力団体の経団連など)はどういう態度をとってきたのでしょう、詳細を知りませんが、実は使いやすい仕組みと踏んでいたんじゃないんでしょうか。使い捨てできる仕組みですからね。正社員じゃないという立場は労使どちらに有利だったのか?間違いなく「使」側ですね。そういう仕組みなんです。今更そこに文句言っても始まらないです。だからこの制度には言及しない、企業の冷酷さを責めている?そりゃぁ筋が違いましょう。百年に一度の大恐慌でしょう?むろんトップの肚の違いは大きいでしょう、この時期にちゃんと雇用を保って辛抱できるか否かは心意気の領域です。報道の、情に大きく傾いた方向を思うに天の邪鬼はこう考えています。いかがでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする