柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

2008-12-15 08:43:38 | Weblog
昨日久しぶりにゆっくり、スタートから終わりまで、駅伝見ました、女子実業団駅伝でした。もともと座り込んで長時間見ることを厭わない性格です。野球、相撲、マラソン、駅伝等々。相撲好きなんてのが一番性格表すんじゃないんでしょうか、BS見れば午後一時から六時の結びまでの長丁場です。さすがにずっと見るのではないですが、見ていろと言われれば飽きずに見ていられます、そういう性分。ですから正月の箱根駅伝は格好の favorite です。朝から昼まで、しかも二日も。そして昨日のような冬場の日曜昼、マラソンや駅伝。休日感がいいんですね。昨日のレース。渋井の福士のといった有名選手が出ました。しかもこの二人同じ区間を走ります、興味をそそられます、TVも煽ります。二人ともちゃんと走ってました。渋井は期待されながら何度もマラソンで失敗し、福士はトラック走るとさっぱりです。でも駅伝になると光ります。向き不向き。そうなんでしょうね。渋井は距離に限界があって、福士は一本道の沿道の応援が要るタイプなんでしょう。同じ10km、一万メートルでも駅伝とトラックとでは環境が違いすぎますから。そして外国人の多いこと、みんな黒人、ケニアやらエチオピアやら。そしてみんな速い速い。高校生の駅伝、確か男も女も一区には外人走らせないことになったんですよね、理由は連中が独走してしまってレースの面白味をいきなり削いでしまうからです。あれだけのアフリカ勢がやって来る(来ている)のは日本にそういう環境があるから、外人を褒めそやす環境があるから、そして監督達が勝利至上に走っているから。箱根の山梨学院大学が始めたことでしたが、美味しいんでしょうね連中強いから。福士を追い抜いた外人さん速いこと。でも区間賞は渋井でした、これも立派なこと。赤羽というママさん選手がいて、この人オリンピックにも出たんでしたね、この人も速い。この区間で渋井のチームが失速してレースが面白くなって(駅伝の面白味の一つはこの各人の好不調なんですね)、最後はあの小出さんが指導している若いチームが優勝さらって、という展開。ドラマ仕立てのようでよかったですよ。こうやって二時三時にはもう夕方の茜色に陽の色が変わる冬の昼、静かに過ぎていくのに身を任せるのもいいものです。充実感なんてのはやはりその時の体調や気分や環境に大きく左右されるものなんです。それが人なんですわね。時間無駄にしないこと、きちんと結果を出すこと、その為に努力すること、そこにこそ充実感が得られるのだなんてね、違いますね。ぼんやり過ごしている内にもリッチな時間があるわけです。そう思うだけじゃないか、ですって?いいじゃないですかそう思うだけでも。ああいいなぁと思っていることは確かなんですから。緊張と緩和、静と動。そんな理屈じゃないところの話です。
コメント
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