マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

ツクツクボウシ

2021-08-31 | 自然
昔の子どもたちにとって、
「蝉」は「夏休み」とセットになっていたような気がします。
終業式の日「さあ明日から、虫取り網を持って思う存分蝉を追いかけるぞ!」と思った子どももいたかもしれません。
そして、ツクツクホウシが鳴いてヒグラシが聞こえてくればもう夏休みが終わる。悲しい・・・

ドラマでもアニメでも「カナカナ・・・」の音声や文字を入れれば「夏の終わりだなー」とわかる。
でも涼しい山などに行くと、
夏の始めでもヒグラシが鳴いていて驚いたことがあります。
ここへ越してきて、ここは温暖なところですが、
ニイニイゼミが聞こえると思ったらすぐに、
クマゼミもアブラゼミもヒグラシもほぼ同じ頃から鳴きはじめます。
ヒグラシは近くへは来ませんが、夕方になると裏山から「カナカナ・・・」と聞こえてきます。

ツクツクホウシだけちょっと時期が遅れて鳴きはじめますが、朝早くから鳴いています。
ツクツクホウシは樹に近づいただけで、さっとどこかへ飛んでいく敏感な蝉です。
ところが先日、玄関の戸を開けたら、ツクツクホウシが、目の前の椿の木に!
夢中で鳴いていて、私が近づくのを気がつきません。
けれど2回シャッターを押したら、はっとしたように鳴くのをやめてパッと飛び立っていきました。



ツクツクホウシの鳴きはみごと!
前奏があって、中間部があって、フィナーレがあります。
ジィ、ジィ、ジィジィー、オーシ、ツクツク、オーシ、ツクツク、次第に早くなって、
ツクツク、オーシ、益々早くなってツクツクオーシ・・・・・・
オニオース、オニオース、オニオース・・・ジジジジィィー!
♂の蝉は体を楽器にして、♀を呼んでいるわけだけど、
あの小さな体で、耳をつんざくばかりの音を出せるなんて、
やっぱりすごいなー。






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稲刈り

2021-08-30 | 自然
田んぼの稲刈りが進んでいます。
まだ8月なのに、と思いますが、
近所の人の話によれば、いつもはお盆過ぎに稲刈りをするのだけれど、
今年は雨ばっかりだったから遅くなった・・・のだそうです。
そういえば去年も「もう稲刈り!早いなー、」と驚いた気がします。


稲刈りと言っても、
大きな機械が田んぼの中を動いているだけ、
人の姿は見えません。
シラサギだけ!

カラスはどうしたのかな?

こちらの田んぼはまだのようです。

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不安

2021-08-28 | Weblog
新聞を読むたび心が暗くなります。
昨日久しぶりに車で出かけたら、
いつも通る道沿いのレストランに「売り店舗」の札がかかっていました。
その近くのうどん屋さんはずーっと休んだまま。
近所のおしゃれな大きな美容院も閉店してしまいました。
最近開店したばかりの粋な和菓子屋さんも、しばらく休業するそうです。
暮らしていけなくなる人がどんどん増えているのをひしひし感じます。
精神的にも追い詰められている人が多いのではないでしょうか。

オリンピックなどやらずに、政府がやることをちゃんとやっていれば、
こんなひどいことにはならなかったのです。
仕事と生活の補償をして、状況によっては都市のロックダウンをする。
誰でもいつでも、何度でも検査を受けられるようにする。
感染者のためには、軽症であっても、自宅待機ではなく、
看護師や医者がいつでも見まわることのできる場所を確保する。
それだけのことが保証されれば、今みんなが抱いている不安がどんなにか軽くなることでしょう。
安心安全というなら、国民の為、と言うなら、ただちにやってもらいたい!



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ワタ(木綿)の花が咲いた

2021-08-26 | 自然
綿の種を蒔いて、なかなか芽が出なくて、
ダメかなーと思った頃に芽が出て、
その後もなかなか大きくならない。
でもついにワタの花が咲きました。
とても綺麗!


「オクラ」の花も順番に咲いて、順番に実をつけています。


期待して育てていたのに、
虫にやられて壊滅状態の「タチアオイ」
虫の触手から逃れた花がほんの少しだけ咲きました。
悲しい・・・


偶然にも、アオイ科の花が3種!花の様子がよく似ています。

昔、柳田國男の「木綿以前のこと」を読んだときに、
木綿が庶民の暮らしの中に普及するまで、
日本には「ほこり・埃」が少なかった、ということを知って驚きました。
木綿以前は主に麻。
絹を纏うことができたのは、極々一部の人でした。
小さな木から真っ白いふわふわのワタが穫れることを知ってどんなに驚き喜んだことでしょうか。
そのワタから糸を紡いで布を織り、染める。あるいは染めて織る。
麻などに比べて木綿は鮮やかな色に染まりました。
大変な作業ですが、ある日、自分の着物をそうやってつくり上げた時は心底うれしかったと思います。
綿が育ちにくい東北など寒い地方では特に貴重で、
手に入れることが出来た木綿は、どんなに小さな端切れでも剝ぎ合わせて、
あるいはコギン刺しのように重ねて丈夫にして使ったといいます。
「埃」は今また減ったかもしれません。
布団もクッションも服も合成繊維が主流になり、埃が出にくくなりました。

春に文庫本用の本棚を2台買い、文庫本も整理しました。
その時、柳田國男も何冊かあったのを思い出し、
久しぶりに「木綿以前の事」を読んでみようかと
開けて見ましたが、
紙が黄ばんでいて活字の色も薄くて見にくく、もう私が今読むのは無理みたいで残念。

この文庫は昭和51年発行になっていて、序文は「女と俳諧」について書いています。
そして、木綿、団子、餅、煙草、酒などの日常の具体的なものについての論考を、
「木綿以前の事」と題し、ひとまとめの本にしています。
柳田國男が「木綿以前の事」の文を書いたのは、大正13年(1924年)です。

ところで、家紋に使われる(徳川家の「三つ葉葵」、下鴨神社の「双葉葵」など)のフタバアオイはウマノスズクサ科で
上記のアオイ科の植物とは別です。
京都の家は、下鴨神社の傍にありますが、娘が幼稚園時代、同じクラスに「あおいちゃん」が3人いました。
そして「葵祭」!
しりとりのようにいろいろ思い出されます。


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キリギリス

2021-08-24 | 自然
夏から秋にかけて夜に鳴く虫の姿を見るのは難しい。
庭で、毎晩賑やかに鳴いているクツワムシの姿も、私はまだ見たことがありません。
昼間、草むらを歩くとぴょんぴょん跳ねるのはバッタの仲間ばかり。

しょぼしょぼ雨降る朝、玄関の戸にいたキリギリス、
蜘蛛の巣の欠片が足に付いていますが、大きくて立派です。
バッタとの違いは、触角の長さ!





目にも足にも、力を感じます。
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栗が、

2021-08-22 | 自然
裏の栗の木を見に行ったら

もう栗がすっかり大きくなって落ち始めています。



まだ8月なのに。
雨が上がったら、栗の木の下をきれいにして、
栗の収穫の準備をしなくちゃ。
早く、からりと晴れてほしい。

ハガキを入れにポストまで行ったら、
近くの田んぼに水たまりが出来ている所があって、
倒れている稲がかなりあります。

晴れたら立ち上がるのでしょうか?
心配です。




まだ不穏な空模様です。
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リボンの活用法

2021-08-20 | 手づくり
まだ断続的に雨が降っています。
どうしているのか、気になっている友達に、残暑見舞いでも書こうかな、と思い立ちました。
絵の具を使おうか、消しゴムハンコにしようか、
そうだ、リボンにしよう!

プレゼントやお菓子などを包んで結んであった、きれいなリボンを沢山溜め込んでいます。
洋服についていたリボンも好きなものは解いてまた別の服につけたりしていました。
髪を結んでいたリボンもあります。
リボンの素材やデザインは他にはない独特のものです。
捨てられません、

その中から少々引っ張り出して、ハガキや白い紙に糊や両面テープを使って貼りました。
即席の絵ハガキです。



下のは以前、リボンで作ったポーチ2種です。
接着芯を活用しています。
裏をつけ、片方はファスナーをつけ、
片方はマジックテープで開閉出来るようにしました。






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避難所

2021-08-19 | Weblog
「生命を守る行動をとってください、」っていつ頃から言うようになったのだろう。
何とも言えず気持ちわるい響きだ。
「こちらには責任はありませんからね・・・」と遠回しに言っているように聞こえる、
親切そうで、突き放している感じだ。

雨の中、独りで、あるいは家族で、車で、徒歩で、あるいは自衛隊の舟で、不安ばかりがつのる中、行先は、避難所。
年寄りや病弱な人に避難先の床でごろ寝は無理、手すりなどがない狭いトイレは使えない、
最近やっと段ボールベッドとパーテーション(仕切り)が届くようになったそうだ。
食事は相変わらずパンとおにぎり。炭水化物ばかり、あとはボランティアまかせ。
日本では災害そのもので亡くならなくても、災害関連死が異常に多いのは、
劣悪な避難先の環境が影響しているのだろう。
そんな所へはよっぽど切羽詰まらなければ行く決心がつかない。

ヨーロッパの中でも自然災害の多いイタリアでは、災害が起きると直ちに、被災地の避難所に巨大で清潔で明るい車椅子も使えるトイレが到着するそうだ。
次に、温かい食事を作るキッチンカー、シャワー、それらを、 スタッフとともに、直ちに派遣しなくてはならないと法律で定めている。
訓練を受けた職能支援者が、300万人近く登録待機しているそうだ。
もちろん、ベッドや家族ごとに過ごせるテントが用意されている。

いつの間にか、日本は馬鹿にしていた国々に、経済も、科学技術も、学問も、教育も、さらに医療も、福祉も抜かれて、後進国に転げ落ちてしまったようだ・・・

毎年毎年繰り返される自然災害、
それも、最近は、100年に一度とか、80年生きていて初めて・・・とかの大きな災害が目立つ。
河川や山の管理を見直すとともに
安心して避難できる避難所を大急ぎで作っていく必要があるのではないだろうか。
自治体まかせではなく(なぜなら災害時はその自治体職員も被災している可能性が大きい)避難所を支援する仕組みを法律できちんと定める必要があると思う。

熊本地震の時の死者数を見て驚いた。
直接の死亡者数、50人  災害関連死亡者数 214人


つくづく日本の政治には「愛」のカケラもない






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降り続く雨

2021-08-18 | 自然
小雨になると
カラスのおしゃべりが聞こえてくる。
きょ、きょ、きょ・・・と聞こえるのは、カエルか、鳥か?
アブラゼミ、ヒグラシ、ツクツクホウシ、小さいのに蝉の声は良く通る。
うっすら空に青い色が見えた、と思ったのに、
また濃い雲が垂れ下がってくる。
そして、激しい雨が降って、
雨の音しか聞こえない。
しばらくしたら小雨になって。
やむのかなと思ったらまた暗くなって、ザーッと降ってくる。
毎日そんな感じの繰り返し。

今年は梅雨が中途半端だったな。
それにしても夏も変だった・・・
コロナ禍の晴れ間は全く見えない。
いつまで続くのか・・・


大きな水たまり、かつてここは池だったそうだ。

ミノムシが庭木にぶら下がっていた。茶色の家と白い家。






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今も現役

2021-08-16 | Weblog
私が住む村には今も木の電柱が建っています。
大抵は大きなコンクリートの電柱の横で、
補助的な役割を担っている様子です。

電柱そして電線は、線路同様、どこか知らない遠くからやって来て、
また見知らぬ場所へとつながっていくことに、
憧れにも似た気持ちが重なります。



(上の電柱も木製です)

(街灯になったようです)
観光地など一部地域では電線の地下化が進んでいるようです。
また、電柱は時代劇の撮影時には邪魔ものになりますが、
今では画像処理で消せるのかな。

私は、電車にしても電線にしても、
見ていたい。
リニアモーターカーなんて、何がいいのか!
リニアモーターカーの工事の残土はどこへ持って行っているのだろう?
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