マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

合歓の木は眠る

2021-06-27 | 自然
先月、村の端っこの方に、ネムノキを1本発見したので、
そろそろ咲いているかな、と思って見に行ってきました。
咲いていましたが花の小さいネムノキで、
遠くからは、霞のようで、
近くによっても、ネムノキは背が高くて、枝葉の上に咲くので、花が見えない。



けれど、地面に落ちている花を見れば、ああ、ネムノキだなー



ネムノキはマメ科、オジギソウと同じように、
夜になると葉を閉じて眠ります。
ということまで知っていましたが、
なんとマメ科の植物の多くが、夜寝ているのだそうです。
枝豆も!
そしてもっと驚いたことに、
体内時計のようなものを持っていて、
ずっと暗くしたままにしておいても、
ほぼ24時間周期で寝たり起きたりするのだそうです。
その体内時計は、どのような化学物質の、どのような反応が働いて、
どのような物理的作用によるのか、
まだ謎は深いようです。

ネムノキの近くの畑の縁にカンナが咲いていました。
今にも雨が降りそうな曇り空の下、
カンナの赤い色が抜群に鮮やかです!



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面白い栗の成長

2021-06-25 | 自然
先月の中頃、
栗の白い花が満開になりました。
( 栗の木がこの辺りに5本くらいあります。)

独特の匂いを数日間まき散らし、
その匂いに誘われて?ハチやカナブンやたくさんの小さな虫たちがやってきました。
花の穂の根元の小さな花が雌花。

やがて、雄花は茶色くなって地面に落ちてしまいました。

そして今、虫たちのおかげで上手く受粉できた雌花の根元が、どんどん膨らんで、
栗っぽい姿になってきました。

(上に、雌花が残っています。)
ここへ引っ越してきて、
こんな風に栗のイガが育つことを初めて知りました。



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朝のクモ

2021-06-22 | クモ・蜘蛛

晴れた日が続いている。
とても気持ちいい朝、


毎朝同じ場所で、同じクモに出遭う。
夕暮れに巣を張って朝7時ごろには巣を撤収(食べてしまう)して、葉陰でまた暗くなるまでじっとしている小さな蜘蛛。
究極のリサイクル!
この蜘蛛の名はちょっと変わった名前なので忘れない。
サツマノミダマシ(薩摩の実だまし)という。薩摩の実とはハゼの実のことで、
未熟なハゼの実にそっくりということだが、まだハゼの実と比べて見たことが無い。

初めて見つけた時、エメラルド色の体がピカーっと光っていて、驚いた。
巣も繊細でとても綺麗。
朝にはもうだいぶ傷んでいるけれど・・・
なんとか巣の写真を撮りたいと思って霧吹きを掛けたら、クモが逃げてしまった。
蜘蛛の巣を撮るのはとても難しい。


こちらはクサグモの巣、
草むらに、一面投網を投げたようになっていた。
クモがいたのだけど近づいたら巣の中に潜り込んだ。
だけどこんなきれいな網が見られたのは、短い間だった。


今年の最初のヒマワリが咲いた。



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寄り道ドライブ2

2021-06-20 | 
二見の「民話の駅 蘇民」の隣りに、
松下社(まつしたのやしろ・松下地区の氏神様)がありました。





常緑の大きな木々に覆われています。
中でも下の写真の大きなクスノキの存在が圧倒的でした。



根元はすっかり洞になっていて、
上部もかなり失われていますが、
新しく伸びた枝が、青々とした葉を茂らせています。



根元の洞には、大人が3~4人入れそうです。

珍しい茅葺の絵馬堂がありました。





中には大きな絵馬がかかっていますが、すっかり、色あせて何が描いてあるのかほとんどわかりません。
境内のそこらじゅうに、山の神様とか、氏神様とか、八幡様とか、小さな鳥居を置いて神様が祭ってあります。





そこら中、どこにでも神様がいたのかもと思います。
考えてみれば、京都でも、かつては、井戸や、かまど(おくどさん)などにお神酒が置かれていたり、
注連縄が張られていたり、家の中にもあちこちに神様がいました。


コメント (4)
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寄り道ドライブ、1

2021-06-18 | 
伊勢市に用事があって出かけたついでに、
もう少し足を延ばして、二見まで行ってきました。
二見ヶ浦は夫婦岩で有名で、かつては観光客や修学旅行生で
いつも賑わっていたそうですが、今は閑散としています。でもそこには行かず
行き当たりばったり、気の向いた道を走ります。
山に囲まれた道を走っていると、

線路があって、
こんな看板、

「→津波避難」

近くに大きな川(五十鈴川)がありました。干潟のようになって川底が見えています。
海に近いらしい!
でも海に向かう道が見つからない・・・


しばらく行くと道の駅がありました。そこに車を止めて、
隣りの鬱蒼とした木々に囲まれた神社(寄り道ドライブ2に続く予定)を参拝。

道の駅「民話の駅・蘇民」をのぞいて見ると、
新鮮な魚や海藻や貝が並んでいます。
悩んだ結果、バイガイやビワなどを購入しました。
バイガイは二人で食べきれないほどたっぷりあって280円、驚きの安さです。


「民話の駅」の裏の山あいに、広大な菖蒲園があって、遊歩道が整備されています。そこも見学(写真は一部)。
100品種以上のショウブやカキツバタが植わっているそうです。
残念ながら花はそろそろ終わり。大きな花びらに元気がない・・・
菖蒲園の中にあずま屋(休憩所)が幾つかあったので、
そこで「民話の駅」で買ってきたおにぎりを食べて休憩して、
帰路につきました。


(伊勢地方では、注連縄を年中付けたままにしている家が多く見られます。
お正月に新しいのに架け替えるらしいです。
その注連縄には「蘇民将来」の札が付いているものが多く見られます。)

二見付近をうろうろしただけでしたが、
楽しい小旅行でした。






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「ジャガイモ」は「ナス科」

2021-06-15 | 自然
ジャガイモを収穫中です。
早速「煮っころがし」や「から揚げ」や「グラタン」にして食べています。
ジャガイモがナス科だということを
花と実を見て実感しました。
ナスの花、トマトの花、ジャガイモの花、ピーマンの花、みんなそっくり。
トマトとジャガイモは実もそっくり。
(ただしジャガイモの実には毒があるので食べられません。)

上の写真はジャガイモの実

ナス科はとても大きな植物群で、
有毒物質(アルカロイド)を含んでいるものも多いそうです。
タバコ、チョウセンアサガオ、ホオズキ、ベラドンナもナス科!
自然界は実は毒だらけで、その中から、食べられるものを選んで増やしていった、栽培の歴史に感嘆します。
そして、人類は案外毒に強かったのかも、と思います。

こちらはレモンの木の下にいっぱい生えてきたジャガイモそっくりなワルナスビ。
全身棘、そしてミニトマトと間違えそうな実を付けますが毒です。
うっかり普通の軍手で掴んだら痛い目に遭います。
けれど、根から抜く以外に駆除方法がなくて、千切れた地下茎からどんどん増殖します。
ナス科の害虫の温床にもなります。
ワルナスビ、またの名をApple of Sodom(ソドムのリンゴ)Devil's tomato(悪魔のトマト)


こちらはジャガイモの花(薄紫や白)
花が終り、葉が枯れてきたら、収穫時です。


祖父がトマトのことを赤ナス、と呼んでいたのを思い出しました。

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ポスト、塗りたて

2021-06-14 | Weblog
早朝、ゴミ出しに行ったついでに、
またポストのあるあたりまで自転車で散歩した。
ポストが遠くから光って見える。
赤いペンキ塗りたて!
一昨日までの、すっかり色のかすれたポストの写真も撮っておけばよかった!
でもなんだか安心した。



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ノアザミ

2021-06-13 | 自然
村にたった一つの小さなポストにハガキを入れて、
辺りを見回すと、
山の木々や田の様子がいつの間にか変わっています。
草刈り機の音が聞こえています。





畔の緑の中に、ノアザミの紫色がきれいでした。
トゲが痛いけれど、数本手で千切って自転車の籠に入れて帰り、グラスに挿しました。



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『ウナギが故郷に帰る時』

2021-06-10 | book
たまにスーパーで売り出しのウナギのかば焼きを、買ってきて、
「うな丼」や「まむし」にして食べます。
(「まむし」→ 白いご飯の間にもウナギを挟んで、
上にも載せて、さらに私は錦糸卵、焼きのりなどを散らして食べます。)
いずれにしても、ウナギには白いご飯がかかせません。
けれど、世界では、ウナギも本当にいろいろな料理方法で食べられています。

この本の作者はパトリック・スヴェンソン、1972年(スウェーデン)生まれです。
父親は、道路工事の労働者、毎日コールタールにまみれ、くたくたになって帰ってくるのですが、
休みになると、夜更けに、小さな息子を連れてウナギの仕掛けをしに川に出かけます。
そして、早朝、また息子を連れて、ウナギがかかっているかどうか見に行きます。
穫れたウナギは、皮をはいで、10センチくらいに切って、
塩コショウで下味をつけ、パン粉をまぶして
バターで焼いたものをよく食べたそうです。


川の対岸は、フィッシングクラブの紳士たちが鮭などをとるための占有地で、
よく整備されていました。
親子は近づくことも出来ませんでした。
こちら側は草が生い茂り、足場は急斜面で、ぬかるんでいます。
父と子は、転ばないように、見つからないように、注意深く降りて、ウナギを捕るのです。
親と子、そして自然の描写が素晴らしくて、ひきこまれます。


世界各地のウナギ漁についても書かれています。
特にスペインのバスク地方のシラス漁や、アイルランドの伝統的なウナギ漁の話は興味深いです。
そこでは、圧制に対する抵抗の歴史とウナギ漁が深くかかわっているのです。初めて知りました。


この本では、同時に、
ウナギの謎に魅せられ、ウナギの研究に生涯をささげた人たちが登場します。
ウナギは、「ある日」「ある海域」で生まれ、透明な体で漂い、やがて、
海流に乗り、何年も、何千キロも旅をして、
辿り着いた岸辺から、今度は川をさかのぼり、そこで何年も暮らし、逞しく育ち、
「ある日突然」今度は海へと向かい、
生まれ故郷の海域に辿り着いて、そこで受精?産卵して、命を終える・・・
ウナギの生涯は凡そそんな感じらしいですが、
ウナギにはまるで時間が存在しないのではないかと思えるようなところがあります。
同じ場所で、同じくらいの大きさで、同じくらいの成熟度でも、
調べてみると、ウナギの年齢は全くバラバラで、
数カ月のもあれば、7~8年のウナギもいるそうです。
寿命もよく分かっていないようです。
また、ウナギの体は、は最終段階に成熟するまでは、卵巣も精巣も存在せず、
成熟した時には今度は、消化器官が消滅するのだそうです。

そこまでのことが分かったのはつい最近のことだそうです。
この本は、ウナギの謎に挑んだ科学者たちの物語
ウナギ漁の歴史、海の環境、
著者の父とのウナギ取りの思い出、などなど、
ウナギにまつわるすべてが、織り込まれて語られます。
生きる意味を問いかける中身の濃い本です。

34か国で翻訳された世界的ベストセラーらしいです。
(なのに、いつも行く図書館になくて、リクエストして遠方の図書館から取り寄せてもらいました。)
日本では「人新生の資本論」がベストセラーになったそうです。
人類はどうなるのだろう?
金もうけばかり追求していったい何になるのだろう?
幸せとは何だろう?などの思いが多くの人の心にあるのだと思います。
時代は哲学を求めています。

『ウナギが故郷に帰る時』
パトリック・スヴェンソン 著
大沢章子 訳
2021年  新潮社
(試し読みあり)







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6月の庭

2021-06-09 | Weblog
雨と、晴れと、交互なので、
洗濯も出来るし、畑仕事も出来るし、
水やりは要らないし、今のところいい具合です。
でも昨日はちょっと暑すぎた。
草たちはますます元気です。
問題は「蚊」!!!
昔からまわりの誰も刺されなくても私はいっぱい刺される・・・
暑いけれど、長袖を着て、長靴を履いて、蚊取り線香をぶら下げて・・・
そして、マムシ、ムカデ、ハチ、アブ・・・
虫たちの季節です。
注意するしかありません。

京都の店で使っていた、外置きのテーブルと椅子。
ペンキを塗ったりなどの手入れをしなかったので、ドクダミやヒメジオンや笹などに埋もれて朽ちはじめています。
もう使えそうにありません。ちょっと悲しい。


ヒバの木の下の薄暗いところに白い紫陽花。


こちらの紫陽花は色が濃くなってきました。


クチナシも咲き始めました。
白い花びらが少しねじれて、風車みたいです。


他の春の花が枯れて消えたのに、矢車草は未だ頑張って咲き続けています。
青い色が爽やかです。

ヒマワリが大きくなって、蕾が付き始めました。
去年風で折れたので今年は早々と支えをしましたが、
大丈夫かな?
タチアオイもだいぶ大きくなってきました。
コスモスやハナビシソウや松葉ボタンの種を蒔きました。
春頃、ホウセンカの種が欲しくて、ホームセンターや農業関連の店などで、探して回りましたが、
見つかりませんでした。






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