マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

好きな風景

2019-01-31 | Weblog
古い建物のある風景を写真に撮って、後で見てみたら、
アンドリューワイエスの絵を思い出しました。
(ワイエスはアメリカの東部の農村風景を写実的に描き続けた人です。)
なぜ、そんな風に見えるのかと考えたら、
平らな地に立っている古い建物、というのが共通点?
そしてワイエスの絵の中に吹く風を思わせる、今の季節の空気の色。
ワイエスの、凍った怖さ、のようなものはここにはありません、でも
ワイエスのように描けるものなら描いてみたいです。

(御糸みいと地区にある古い染織工場、現在も藍染めと御糸織がここで細々と続けられている。
屋根と建物の比率がとても美しい。


(かすかに自転車店の文字が見える建物、今は閉鎖している。)


(田んぼの中の農具小屋?)
(昔の看板は文字が力強い!)

心惹かれる風景です。




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蓬餅

2019-01-27 | グルメ
温暖な当地でも、冷え込んでいます。
霜で真っ白な朝、
日の当たる場所と当たらないところと、
雑草にとっても死活問題。
誰より、少しでもたくさん、お日様を浴びたい、と様々な姿で、
寒さに耐えています。

そんな中で、ヨモギが柔らかい葉を開いています。

ヨモギには悪いけど・・・摘んでヨモギ餅を作りました。
餡入りと餡無しと、
ちょっとお腹がすいたときに、レンジで柔らかくして、
トースターで少し焦げめをつけてパクパクッ、と食べます。

フードプロセッサーを手に入れたので、
去年までのようにヨモギを擂り鉢で擂らずに、
サッと茹でたヨモギをヴィ~ンとあっという間に細かくして、
蒸しあげたもち米に投入するだけ。

ヨモギの量がちょっと少なかったけれど、
春の味、!というか春を待つ味、と言った方がいいかもしれない、

春はまだまだ、でも、間違いなくやってくる春を待ち遠しく思う気持ちが、
七草がゆや、ヨモギ餅や、桜餅を作りたくなって、
草の味を美味しい、と感じさせるのかもしれません。
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枯草

2019-01-26 | 自然
真冬の枯れ色の中で、ピンクや黄色の花を見つけると、
うんと小さくても、
目を奪われます。
ありふれた花であっても、
今ここでは特別なものです。




見慣れたはずのススキの穂やセイタカアワダチソウ。
目を近づけてよく見ると、うまくできているな、と感心します。
手が触れたり、風が吹くと、
種がゆらゆら、ふわふわ飛んでいきます。
まるで生きているみたいな動きです。



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ウラジロとコシダ

2019-01-25 | 自然

以前は家の裏側のお隣へは、回覧板など、
裏路を通って届けていたそうですが、
倒れたモウソウチクや笹やシダで通れなくなっていました。

主にウラジロとコシダが生い茂っています。
どちらのシダも、何もかも食べ尽くす鹿が、食べ残す羊歯!です。
(ここには鹿も、サルも、もちろん猪も来ませんが)
鹿が食べないというのは、どうしたわけでしょうか?
棘などもないし、毒があるわけでもない、
でも葉柄が長くて強くて、消化は悪そうです。

ウラジロやコシダの葉柄で籠が編めるそうです。
細いので繊細な籠が出来そうですが、
つる植物のような長さがないので、
どうやって編むのか?
夏に刈り取って編むと、しなやかで、編みやすいそうです・・・
いつか挑戦してみようかな。

とにかく今は、何とか人一人が通れるようにと、刈り取りました。

ウラジロはお正月の飾りに使うので見慣れた感じ、
左右対称のきれいな形です。
羽葉の間から新しい芽が出て、
葉柄が伸びていきます。


コシダは同じウラジロの仲間で、
新しい芽は2個出来て、そこからそれぞれ2枚の葉が伸びるので、
倍々に葉の数が増えます。


ウラジロはお正月の飾りに、
コシダは生け花などに使われるそうです。

葉の枚数ではコシダに負けるけれど、
大きさでは負けないウラジロ!



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秡川(はらいがわ)船着き場のある川2

2019-01-22 | 自然
1月とは思えないぽかぽかのいいお天気、
秡川まで、約1.5キロ、自転車で出かけました。
真っすぐの田んぼの中の道を抜け、
小さな集落のぐねぐね道を抜け、

また、真っすぐな道を行くとつき当りが川です。
菜の花の黄色が目に沁みます。





水は空の色をうつして青く澄んで、
360度、誰も居なくて、
素晴らしい景色を独り占め!



大きな木が、川に倒れ込んでいましたが、
まだ大丈夫、踏ん張っているようです。

春になればまた違う風景が見られるでしょう。
楽しみです。

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船着き場のある川、1

2019-01-21 | 自然
近くに、とても美しい川が流れていることを知って
ちょっと、というか、かなり嬉しい!

櫛田川の支流で祓川(はらいがわ)といい、
平地を蛇行しながら伊勢湾に注いでいます。
川は松阪市と明和町との境にもなっています。
地図上ではわからなかったのですが、
今では珍しい自然護岸の川で、
両岸が林!
近づけば、透明な流れの中に、水草が揺れ、小魚が泳いでいるのが見えます。
ところどころ林が途切れた所に、船着き場があります。
(これらの船の使い道はわかりません。
今は水生生物の調査のため、あるいはゴミを取ったりするのに使われているのかもしれません。)

流域の4つの小学校がそれぞれ自然観察を行っています。
希少なタナゴ類が生息しているということで、
町と京都大学が協力して調査をしているそうです。
(2へ続く)
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「かやぶき屋根」の「かや」とは

2019-01-17 | 自然
ずっと前から、
疑問に思いつつそのままにしていた「茅・萱」。
藁葺(わらぶき)屋根と茅葺(かやぶき)屋根は別物なのかどうか、とか
アシ(葦)も屋根に葺けるのか?とか
萱場で育てられていたのは何か?とか…

答えは、
「ススキ」も「チガヤ」も「スゲ」も「アシ」も「イネ」も「ムギ」も全部イネ科。
そのイネ科の草で葺いた屋根はすべて茅葺(かやぶき)というのだそうです!
稲藁や麦藁より、チガヤやススキで葺いた屋根の方が長持ちするのだそうです。
京都の鴨川の中州にはオギが繁っていました。
深泥池にはヨシ(アシ)が繁茂しています。
全部屋根の材料になるのだそうです。

昔の人は、身近に手に入るものを使って、
家の屋根を作った。
工夫と技が重ねられ、長い時が費やされ、
ついに、あのすごい白川郷や京北町の茅葺屋根ができたんだろうと思います。
家の中の、かまどや囲炉裏で火をたくことで、
茅葺屋根は腐らずに、強度を保つことができたんだろうと思います。

ススキを見る目が変わりました。
でも、家の周りを草ぼうぼうのままにしておくわけにはいきません。
頑張って、庭のススキを刈り取りました。
ススキは株になってかたまって、チガヤは分散して生えているように思いました。
庭のあちこちに、刈った草の山が出来ました。

ススキの穂が美しいので所々残しました。

でも、根元はそのまま…夏になったらどうなるのでしょう?
やはり根起こししないとダメかなー。

上はたぶんチガヤ、土の下で根がどんどん伸びて広がる・・・
下はススキ、株が大きくなっていく。
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カラスウリの種

2019-01-15 | 自然
うっすらと縞が見える鮮やかな朱赤のカラスウリ、
その形も、蔓の様子も、枯れた葉も完璧。

図鑑を見たら、種も面白そうなので、
はさみで切って種を取り出しました。
半透明のゼリーに包まれた種は、38個でした。

たしかにユニークな形です。
「やっこ」「大黒天」「カマキリの頭部」「玉梓」「打ち出の小槌」などに似ていると言われているようです。
結んだような、巻いているような、そして、確かにカマキリの頭部にも似ています。

どうしてこんな形なのでしょう?
夜間に咲いて、日の出とともに萎むというカラスウリの花はまだ見たことがありません。
この種をポットにでも埋めて育ててみようかな。
カラスウリの根は多量のデンプンやアミノ酸を含んでいるそうです。
そして、根も種子も漢方薬になるそうです。

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散歩日和

2019-01-14 | Weblog
いいお天気!

遠回りしてスーパーへ。

ここにも、鎮守の森がありました。



隣には、地域のセンター(公民館?)と小さなちびっこ広場がありました。

庭先の葉牡丹が素敵。

玄関にも、オリジナルのお正月飾りが。
竹を切って、紅白の葉牡丹が挿してあります。
真似したくなります。

鈴なりのカラスウリ!


我が家の檸檬も鈴なり。

ハッサクもおいしくなってきました。


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テイカカズラ

2019-01-13 | 自然
ずーッと前に、京都の糺の森の、
ムクノキの巨木に絡みついて、
白い花を咲かせているのは、
「テイカカズラだよ」と教えてもらいました。
ジャスミンに似た香りの白い花、
「藤原定家」からとった優美な名前も覚えやすく、
毎年初夏に咲いているのを見つけるのが楽しみでした。
ところが、ある日、森の木々に絡みついた葛たちは、
もちろんテイカカズラも、
きれいさっぱり取り払われてしまったのです。

ここ三重の家の玄関を出て、外を見ていたらふわりと足元に着地したのがこれ、

長い種にふわふわの超極細の毛、
何か分からず、あれこれ調べていたのですが、
どうやらテイカカズラの種らしい。
近くにテイカカズラがあるようです。
こんな種、糺の森では気が付きませんでした。
花が咲くのは5~6月頃、忘れずに探して見よう!

けれど、夾竹桃の仲間で、有毒植物です。
口にするのは厳禁です。
夾竹桃の毒については恐ろしい話をたくさん聞きました。
学校でちゃんと教えないのが不思議です。
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