幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

ゆく人、くる人

2018年03月02日 23時25分41秒 | 日記・エッセイ・コラム
3月に入り今日で2日目。高校入試も終わり、当塾の高校入試もすべて終了しました。あとは結果を待つばかりとなりました。

高校入試の終わりとともに、16期生が卒業をしていきました。
合わせて2月いっぱいで卒業していったスタッフもいました。
3月はだんだんと暖かくなり、心も弾む季節ではありますが、何となく物悲しい季節でもあるのは、こういった別れがあるからだろうと思います。

その反面、新しく当塾に入塾される生徒さんもいます。
新しくスタッフとして仕事を始める人もいます。
暖かくなるのと同時に、新しい人との出会いに心が弾む、そんな新しい未来を予感させる季節でもあります。

よく年末に「ゆく年、くる年」という言葉が使われますが、今の当塾はこれをもじって言うならば「ゆく人、くる人」といったところでしょうか。ここという場所を去っていく人もいれば、逆にこの場所にやってくる人もいる、そんな時期なんだろうと思います。

だんだんと心の距離が縮まり、たくさんのことを話せるようになった人との別れは、やはりどこかもの悲しげです。今はまだそれほど自覚してなくても、会わないことが続いていくと、その人の存在の重さや意味に気づかされることもあります。

最初はぎこちなかった人との距離が縮まり、話せる話題が増えるようになると、本当はもっと昔から知り合いだったんじゃないかと思えるくらいに感じ、その人の存在の大きさが大きくなっていることにふと気づくことがあります。

いろんな出会いと別れを繰り返しながら人が学んでいくもの、それは周りにいる人の存在の大きさや意味なんだろうと思います。今年も強制的に訪れた別れと出会いを通じて、私も、そして皆さんも、自分の周りの人の存在の意味や大きさに気づくのかもしれません。

せっかく仲良くなった人であれば、ずっとそのままでいたい、そう思うのが人の心だろうと思います。それは確かにその通りだと思います。でも、それでは気づけないこともあると思います。

別れゆく人がいるからこそ、日常の何気ない一コマが大切な瞬間だと気づかされたり、新しい人と出会うからこそ、自分のフィールドを大きく広げたりもできる、そのように思います。

今年もまたゆく人を送りくる人を迎え、私もこの塾も、さらに一歩大きくなっていけたらと思います。
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