Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(11)

2010年04月30日 | SideSteps
なお、帰りがけに店前路上でシルエレ店長氏と会話。12ch(テレビ東京)のテレビを見た旨、テレビの感想や撮影裏話等談笑。車に機材を搭載すると、時間はもう21時半程度、その後は打ち上げへ。打ち上げ会場には遠方からお越しくださった方とはじめとして20名ほどの大人数となっていたが、中には日経コンテストでの奨励賞Kurechanzのメンバーも。まずはソフトドリンクにて乾杯をし、早速エネルギー補給が如く食事。一服するとアンケートを見ながら講評や議論。特に毎回お越しくださり、アンケートを提出くださる方は田村リーダーを始めとして、そのお名前を完全に覚えているのだが、こちらも感謝の一言。その後は北海道からお越しのMさんと北海道の温泉スポットについてはアップデートをお願いすると同時に、道内の見所についてあれこれとご指南を頂戴す(Mさん、ご親切にありがとうございました)。その後は、秋田からのMさんと同じベース野郎たるGさんとの3人でベース談義。Gさんが、ライブ会場で当方背後に聳え立つアンプ+キャビが当方の持ち込みであると思っていた事実(実際にはシルエレの備品)を聞いて愕然(笑。その後は最近の要チェックなべースについて議論、秋田Mさんと会話すると毎回なのだが、ベース購入熱に感化され、散財リスクも高まる。23時付近から終電を気にして帰られる方が増えるなか、23時半には完全にお開き。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(10)

2010年04月28日 | SideSteps
”ふ~いわ”冒頭でも紹介したが、田村リーダーからは控え室で「ほらほら!」と追い出されるようにして、府川氏と当方はステージ上へ。話の内容は、吾らの住む地元のスーパーの話から賞味期限、虫食の話へ。ありがたくも盛況のうちに”ふ~いわ”が終了すると、最後にはアンコールへの導入部分の会話へ。この部分は府川氏がセッティングのためドラム定位置に戻ることから、最後は当方と田村リーダーでの会話からアンコール曲MicroCosmosへという具合なのだが、田村リーダーは最初からそのフリを考えていなかった模様で、必死に当方に振るのみ。当方があわてず冷静に導入すると絶妙のタイミングで伊東氏によるサンプリングのアナウンスがあり、演奏を開始。CosmosphereとMicrocosmosとを至近に演奏すると、双方のアレンジにおいて混乱するリスクがあるものの、今回は大事には至らずに無事に演奏を終了。多くの拍手を頂戴して控え室に戻ると疲労困憊。しばし呆然とするが、メンバーは後片付けを行っている模様で、早速当方は控え室内にあるレコーダー周りの撤去作業。その後に一部のお客様と談笑するが、十何年ぶりに合わす顔もあり、これも日経大賞のアナウンスメント効果か。機材の撤収は、またもやシルエレスタッフのご協力により、意外なるほどに迅速に終了。重い機材を運んでくださったスタッフの方々に感謝。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(9)

2010年04月26日 | SideSteps
今回の一曲目はInnner SpaceIII(Triumphal Return)であり、その曲名のとおり「勝利の凱旋」そのままの意を表したものであったが、SS屈指の難曲からスタートし、前半は以下曲順。
1. Triumphal Return
2. 仙台(仮)
3. Cosmosphere
4. 田村氏新曲その2
5. Thus the Song Passed Out of Their Mind
一部を終了すると控え室に戻って、これまた恒例なる講評。やや緊張気味だったという声もあるが、当方と田村リーダーは1曲目を演奏しつつ、「SSは一曲目は比較的簡単なる曲を持ってきて徐々に難易度を上げるという構成じゃなかったか...」と心中で反芻していたと判明、演奏しながらフロントで二人が同じことを考えていた模様(笑)。10分の休憩も進行の都合上から15分程度に延長され、後半の2部がスタート。 後半は
1. Parallel Reality
2. Blades of Toledo
3. Courage of the Wind
4. Yellow Moon
Encore. Microcosmos
演奏中には右手指に水ぶくれか血豆ができたのでは?という違和感を感ずるも、最後から2曲目だったので、そのまま無視して弾き続けるも、その後しばらくして自然治癒。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(8)

2010年04月24日 | SideSteps
また映像班はカメラのセット等もあり、開場までの1時間もいろいろと慌ただしくあっという間に経過す。いよいよ会場との声に控え室内では着替え等を行うと後は雑談。今回もさまざまなるお客様から差し入れの品を頂戴す。今回配布のパンフ等を見遣る(一部メンバー名に誤植を発見)に、毎回のことながら田村氏の自信満々なるコメントに本番中突っ込もうと画策するも、本日は立ち見のお客様も多いことから、MCは短めとして粛々と進行するように、と当方の思惑を見透かしたかのような方針策定。会場を視察するにかなりのお客様で立ち見も多く、客席後方にあるこの控え室前にもお客様がおり、ドアを開けるのも躊躇する具合であることから、控え室に引きこもりとなるも、本番を目の前にしてもあまり毎度のごとく緊張感はなし。そろそろ本番開始か、と思うも、進行管理のシルエレ店長殿によればドリンクカウンタが混雑していることから10分押しで開演するとのこと。開始数分前にもなると録音のためのマイクのレコーダーをセットし、控え室に戻ると本番前恒例の握手をして早速本番。BGMが大きくなるとメンバーがそれぞれ控え室を出るも、誰も”我先に”とは行かず、出ていく順番で揉めるも当方が押し出す格好でステージへ。ステージまでの道のりも、お客様が多く、着膨れしていることもあってなかなか困難なる到達状況。ステージ上へあがるとボリュームやケーブルの接続具合を確認していよいよ本番開始。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(7)

2010年04月22日 | SideSteps
今回もリハ中の機材トラブル等が懸念されるも幸いなことに問題なく、順調に進行。全曲を演奏し終わると、アンコールの練習を”念のため”行うも、今回は日経大人のバンド対象優勝記念ということで、当日のテレビ東京大江アナのバンド名・曲名紹介部分をサンプリングし、これを流してから演奏をするという企画を盛り込んでおり、このサンプリングの音量調整を兼ねた練習を少々。これを終了すると、最初の曲の冒頭部分を確認してリハが終了。会場設営の関係もあり、リハは17時までといわれていたが、最後の10分を残す格好での終了となり、早速食料を買出しに付近のコンビニam/pmへ。当方は肉饅×2とお茶、ヨーグルトを購入、各自もそれぞれ食料と水分を購入してから会場へと戻るが、早くも数人のお客様と思しき方と発見。開場の1時間前から当日券を求めて寒中待ってくださるとは本当に頭の下がる思い。本日はコンテスト優勝効果もあり、事前のチケット予約数はかなり多いと聞いていたが、以前やっていた2daysにするには集客に自信はないし、1dayでは立ち見のお客様に申し訳ないとなんだか微妙なる状況について、早速控え室では議論。リハの録音内容をレコーダーで確認しようとするも、キーボードの左チャンネルが録音されておらず、いろいろな方法で原因を追究するに、レコーダーサイドの内部基盤なのか、チャンネル独自の問題と判明し、接点復活剤等で手当てを行い、一時的かもしれないが問題を解決。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(6)

2010年04月21日 | SideSteps
すると伊東車が25分遅れで到着。練習スタジオ前の踏切を渡ってしまったことが運の尽きで、グルグル回ることになってしまったとは田村氏の弁。田村氏に「どこのカーナビ買った?」と聞かれ、”マズい!”とおもっても正直に答えるも、田村氏は自社製品を当方が買わなかったと批判(笑)、いくらで購入したかを聞かれる。類まれなる愛社精神。全員にてセットアップを完了しながら、当方はレコーディングの準備。ここのエンジニアの方も完全に我々の趣向を把握しており、録音のためのマルチケーブルを渡すだけでチャンネルにあわせてアサインしたケーブルの識別表を作成してくれる等完璧なる対応。セットアップがそれぞれ完了すると楽器ごとにレコーダーの入力レベルの確認を併行しながらサウンドチェックをし、15時程度からリハを開始。基本的には曲順に沿う格好で演奏をしてモニターバランスの調整。基本的にベースの位置ではバランスは良く聞こえており、足りない部分を少量モニターで返してもらうという展開ながら、最終的に完成したモニターバランスは爆音であり、この爆音を聞くと「シルエレで演奏している!」という実感も湧くのだが、ベースアンプも2段スタックのハートキーながら、入力9、出力も9というほとんどフル10のmax状態(笑。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(5)

2010年04月19日 | SideSteps
いつも「落ちがない」と突っ込みを頂戴する"ふ~いわ"(この当日もそうであった)も、落ちがないという新世代の展開は、まだ今の時代には時期尚早なようで、時代が吾らについてこれない結果として、なかなかご理解を賜れず(それはそれでよし...笑)。吉祥寺までは30分程度の道のり。この中で”ふ~いわ”内容はほぼ完成すると、そろそろ到着。吉祥寺の土曜の昼下がりの結構なる人ごみを掻き分けて車を進め、会場前に車を停めると楽器を下ろすが、早速シルエレのスタッフの方にもご助力いただき、迅速なる搬入が完了(相変わらず、同スタッフの親切・的確なる対応は”素晴らしい”の一言)。車を駐車場に置くと早速、懸案の交換弦を購入しに、会場の目の前にある山野楽器へ。エリクサーなるコーティング弦で6弦バラ売りがあることは認識していたが、それがあるかどうが物色するも、130のゲージしかない。躊躇しながら、在庫をすべて漁ると、1つだけ125の在庫があり、即決でそれをゲット。個人的にはまったく未経験なる弦であったが、お値段は1150円なり。1本だけコーティング弦でそれ以外は普通の弦と混じることになるが、個人的には弾きやすくて、それなりのサウンドであれば、まったく気にならず(幸運にも実際にそうであった)。購入した弦を使用して6弦を早速張り替えた後に4弦も張り替え、オクターブ調整(この時点で、それまで張っていた弦はオクターブが合いにくかったことを思い出す)をするとチューニング完了。やや全般的に細いかなと感じるも、演奏上には大きな支障はないと判断し、これで本番を迎えることとする。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(4)

2010年04月16日 | SideSteps
このままでは本番も演奏に集中できないと判断、6弦すべてを張り替えることに決心。練習終了後に持ち合わせの弦を調査確認するに、6弦(125)がないことが判明したことから、吉祥寺に着いたら、ドラムとキーボードのリハのセットアップで時間を要している隙にシルエレ前にある楽器屋で調達する(その点でシルエレ好環境にあるといえよう)こととして、予備の弦を漁るも、メーカーの違う弦、かつゲージが混在するようになり、やや不本意かつ不安ながらも交換は可能と判断。スタジオでは終了予定時刻13時の15分前のぎりぎりまで練習をし、急いで撤収開始。もう十数年も以上の前の話になるが、このようにライブ前に練習をしたスタジオに楽器(の一部)を忘れてきてしまい、当日来られる知人のお客さんにその忘れ物(ピアノのペダル)をスタジオまで受けとりに行ってもらい、会場であった六本木PITINNまで持ってきてもらった(あの時のお客様ありがとうございました)という経緯が強烈なる印象とともに記憶されていることから、忘れ物がないかを念入りにチェック。スタジオを撤収すると楽器を車に積んで、昼食等の時間も惜しんでそのまま吉祥寺へ直行。ここで伊東車と岩井車は別行動となり、それぞれが吉祥寺を目指すが、井の頭通りで向かった当車はまったく順調であり、この車内で”ふ~いわ”の打ち合わせ。とはいえ、完全なる雑談の中から、使えそうなものを取捨選択し、ストーリー立てをしていくというのはいつものパターン。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(3)

2010年04月15日 | SideSteps
田村・伊東両氏は10分程度遅れて登場し、全員でセットアップ。全員が当日使用のフル機材をセットするので、相応が時間が掛かり、結局練習開始は10時前から。練習回数の圧倒的に少ない伊東氏新曲を数回練習した後は当日の曲順に沿って一通りの演奏。途中ではソロを短めにしたり、途中で演奏を中止したりと効率的な時間配分で能率的に3時間みっちりと練習。途中の休憩時間も心なしか短めであって、当然ながら昼食を...などという状況ではなし。最後にはまた伊東氏新曲に戻って練習をしたのだが、どうしても6弦の弦の演奏感がしっくりとこない。というのも、本日朝おきた後に早急に6弦を張り替えたのだが、その弦がはじめて使用するゲージ、かつステンレス弦(サウンドハウスで購入した格安弦のPeaveyだったのが失敗fだったか?)であり、張ったときの印象として「弦が黒っぽく、新しい弦にありがちな暴れ(←当方はこれが欲しい)がない...」と思ったのだが、実際にも弦が死んでいるものもある(ボールエンドが黒いので黒っぽいステンレス素材なのかと解釈していた)ようで、各弦のバランスがまずもって非常に悪い。しかもHi-c弦は通常(028)よりゲージが太い(036)せいか、まったく鳴りが悪く、結果としてリハ中も弦間に存在する音量差に気がとられてしまい、練習にもあまり集中できず、さらには鳴らない弦を鳴らそうと指に力が入るあまりに指が痛くなってくるという「悪いことづくめの悪循環」。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(2)

2010年04月14日 | SideSteps
朝9時から13時まで4時間を練習し、その後にライブハウスへと向かい、14時入り。毎度のごとく、リハでも十分に練習をし、18時開場、18時半開演というスケジュールであり、かなりハードな一日の予感。都合で練習+リハ合わせて6時間は事前に演奏してからの本番ということで、これは実際、学生時代によくやった深夜練6時間パックの後に本番、という状況に近似。前日の帰宅が比較的遅かったこともあり、当日は当方の通常の土日としてはかなり遅い朝7時半に起床。朝食とともに準備を整えて出発するが、至近の府川邸前には8時40分の集合であったことから、8時半に荷物を積み込んでいざ出発。付近の一方通行の多い迂回路をクリアして定刻には府川邸前に到着すると府川氏も機材の用意をしており、車に搭載するや下北沢のスタジオへと向かうが、今回車にて向かって初めて知ったのだが、予想以上に車でのアクセスが至近であり、5分程度で到着(電車+徒歩より速い...)。まだ練習開始の10分以上前ながらも機材を降ろして車を駐車場へと置き、早速セットアップを開始。通常の練習時はフル機材を使用することもないのだが、ライブ直前の練習ということで、フル機材をセットアップ。今回の選曲では比較的4弦の曲が少なく、6弦で弾こうか、4弦で弾こうか”迷い中”というのが2曲程度あるのみで、確実に4弦にて弾く曲は1曲であるので、実際にリハをやった感覚で当日に4弦で弾くか、6弦で弾くかを決定する予定なのだが、その結果としては1曲のみ4弦を使用(その曲は仮称”仙台”)することに。

Side Stepsライブ 1月30日ドキュメント(1)

2010年04月12日 | SideSteps
ライブ当日1月30日(土曜日)。今回のライブについては、「日経おとなのバンド大賞」受賞前から実施が決定しており、基本的にはコンテスト対策としての練習だけでなく、このライブへ向けた練習も同時並行的に行う予定で、比較的順調(それでもやや濃密なスケジュール感だが...)なる準備予定だったのだが、メンバーの仕事の関係上、中盤の練習日程が合わなくなり、急遽、本番当日に練習を行い、その後に本番ステージを迎えるという、Side Stepsの20年の歴史の中でもかなり稀なるパターン。なお、シルエレのwebやパンフレットには「グランプリ記念」なる文字が躍っていたが、これは受賞後に田村リーダーがシルエレに連絡した結果、このタイトルとなったご様子。以前、本番当日の朝から立川で練習をし、そのまま吉祥寺シルエレにて本番を迎えたということが一回だけあったと記憶するが、当時はまだ若く(95年頃だったとのおぼろげなる記憶)、気力体力的に十分であったのだが、不惑を迎える頃になってのこのハードなスケジュールは果たして可能かどうかは全く不明。ライブのために10曲程度を用意していたが、本番直前1週間前の練習で伊東氏の新曲「Blades of Toledo」(当日初演予定)が出来上がってきたことから、当日も練習しないと”まさに初見に近い状態での演奏”になるわけで、やむにやまれず当日朝9時から練習を入れたという次第。

フォアグラ日記

2010年04月09日 | フォアグラ日記
名曲喫茶ライオン(喫茶店/渋谷)その2
巨大スピーカーは建物に備え付けられ、それと一体化してしまったものだが、バックロードフォン的な構成ながら、ステレオという意識はあまりなく、左右非対称。比較的大きなスピーカーを複数組み合わせて使用していることに加え、その周囲には座席に向けてさらに多数のツイーターが配置されている。今時のかなりモダンなオーディオではないが、このオーディオ自体もレトロで好ましい。ちなみにこのスピーカーは一階と二階を貫いており、当方の二階席ではまるでオペラハウスの二階席のように、吹き抜けから一階を見下ろすことができる(と言って、そこから見えるのは、スピーカーとオーディオ設備、ベートベン像、さらに鯉遊泳像程度なのだが)。建物がかなり年季が入っていることもあり、床は人が歩くと揺れることに加え、軋んだサウンドもするが、それを禁止されるほどに厳しい静寂を要求されることも無く、かなり気楽なる雰囲気。音量は適度であって、クラブ~等に比較するとかなり控えめだが、アナログ盤を演奏されると、そのノイズがかなり大音量であって、CDに完全に慣れた身にとってみれば、ff(フォルティシモ)が出た時にスピーカーが飛ぶ(+さらに寝ている客が全員起立する程度のショックを与える)のでは!と思って、思わず身構えてしまうほどだが、そのノイズは一定であり(思えば当然か)、逆に雰囲気を一層盛り上げるも、聴いていたマーラーの楽曲ではそのノイズの方が大きいのではないか、と思われるくらいのバランス(ノイズは一定である一方、楽曲は音量が上下動するのでバランスは適宜変化する)もあり、ノイズ=ミュージックを聴きにいったのか、と錯覚する局面もあって、これはこれで一興。朝10時から12時間程度影営業していることから、独りで入り浸るのも悪くはないか、と思料。

フォアグラ日記

2010年04月08日 | フォアグラ日記
名曲喫茶ライオン(喫茶店/渋谷)
前回ムルギーカレー至近ということで同店に訪問。というのも、酒井のりピー夫氏が逮捕された時、報道されたその場所が同店の前だったということで、ライオンに行ってみようということだったのだが、こちらもムルギーに劣らずレトロ。ちなみに同店はクラシックを「帝都随一の音響設備」で聴かせるとのことで、店内は当然私語謹慎というものだが、一階席と二階席(さらに地下には貸会議室もあるとのこと)があり、二階席へ。オーディオマニアでもそういうタイプの方がいることは知っていたが、設備を充実され、それによってレコードを再生することを、生ではないが”コンサート”と呼称する人々がいるが、ここもそれであり、午後3時と7時にはコンサートがあり、そのプログラムも決まっている模様(顧客にはそれを掲載のパンプが配布されるが、それ以外の時間はリクエストを受付け、演奏している)。店員も基本的に無言であって、メニューを指し示す客も無言であれば、受ける店員も理解した旨の仕草でなかなか面白いが、周囲では思い切り寝ている客も。しかし、かなりレトロな雰囲気に加え、流れるクラシック、さらに薄暗い店内、さらにオーディオ設備に向かって、まるで急行列車のように一方向な座席構成、そして無言でリスニング、という条件もあれば、それもやむを得ないか。マニアな客だけか、と思いきや、かなり場違いな格好の人も多く、人種は様々。コーヒーは普通だったが、周囲のレトロな建物の香りが何とも云えず、目の前の巨大スピーカーを見入る。(その2、に続く)

玉肌日記

2010年04月07日 | 玉肌日記
【七味温泉(長野県上高井郡高山村)】
長野県小布施町から万座温泉方向に入った山中にある温泉。前回本欄にて紹介済みの五色温泉の至近にあるが、この街道、その先の奥山田温泉から麓の小布施温泉に至るまで温泉が点在する正に温泉街道であって、万座温泉に典型的な硫黄泉が湧出する場。七味温泉とは何だか調味料”七味唐辛子”を連想させる名称ながら、その由来は七つの源泉があることに因る。その名前が気になったことが訪問の契機ともなったが、あまり期待せずに訪問したものの、実際に入浴してみるとこれがなかなかのスマッシュヒット。五色温泉と同様の硫黄泉であり、白濁。phは中性に近く、味もあまりしないが、料金を払った際のオジさんの一言「源泉成分で黒く汚れますが洗えば落ちますから」という一言が非常に気になり、「これはもしかして」という期待が高まるも、確かに湯船底についた手や足の裏を見ると黒くなっている!このままでは着地しているお尻も,,,と思うが案の定、黒(自分では確認できなかったが、他入浴中のオジさんが立ち上がった瞬間に黒ずんた桃を発見!して類推)。温泉成分から硫化鉄が分離して底に沈殿しているようだが、事情を聞かないで来たような他オジさんがどう反応するか興味深く拝見していたところ、黒く汚れた掌を見て一瞬は驚いたようだが、その後にニヤァ~と笑みがこぼれているではないか。おそらく、彼もまたマニアなのであった(笑。訪問時期にもよるが、軽く紅葉している渓谷を見ながらのんびり入る露天も良く、曇天雨交じりだったものの、火照った体に吹く風も心地良し。聞けば09年7月に一般開放したようで、設備もなかなか奇麗。

フォアグラ日記

2010年04月06日 | フォアグラ日記
ムルギー(カレー/渋谷)
おそらく10年ぶり程度であろう、道玄坂の同店を訪問。個人的な感覚としては幻の店に近く、毎回、"行っても営業していないかも"という思いが先に立ち、結果としてどうしても足が遠のいていたのだが、過去の雑誌整理の過程でその存在を再発見し、急遽訪問することに。Webを見る(当然ながら自身のものではない)に、どうやら昼(11:30-15:00)のみ営業している模様だが、個人的な”幻の店”たる所以は、前回訪問時には、かなり老齢な夫婦が営業しており、店がかなりレトロであり、昼間なのに店内は暗いという幻想感があったから、なのだが、昼時を狙って訪問するに営業している!この時点でNGであれば至近の中華料理店”喜楽”でラーメンを、という代替ヘッジ策はなくなった。早速店内に入ると、外食店にしては照明は暗めながら、雰囲気は変わらないが、やや改装して奇麗になっている。メニューはほぼ見ずにムルギーカレーの卵入りをオーダーするも、店員は若い女性2人と老齢婦人のみであり、老齢夫の姿はなし。対応が明るく、店と反比例していて意外だが、出て来たカレーは前回訪問時と変わらず。かなりスパイスの粉粉感があるが、より味が濃くなっており、美味。しかし、最上味なるマンゴチャツネがケチった量しかないのが残念ながら、カレーとしては卵やライスと一方のカレーとの濃淡がハッキリしており、堪能。周囲を見ると、前回は比較的閑散としていたが、今回は満員に近く、復活したのか。前回訪問時に驚愕したレトロトイレを覗く機会はなかったが、リニューアルした同店に安心する一方で、なにか幻感は失ってしまったような気がして、複雑なる気分。