Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

キンドル(Kindle)その1

2019年10月26日 | 文芸批評

キンドル(Kindle)その1

これまでの紙の書籍から電子書籍に移行して早一年。それまで「本は紙だろ」派だったのが完全に「本は電子のみ」派に転向です。振り返ってみればこの一年間で電子で購入したのはおよそ300冊(漫画を除く)。サブスクリプションの雑誌も合わせれば年間700冊以上ともなり、ほぼ完全に電子のみの生活に。月並みながらメリットは(1)本の値段と(2)容量。(1)値段面では、紙の本はなかなか値引きされない一方、電子は値引きして販売されており、アマゾンにリストを作って値下がりした時を見計らって購入すると平均20~30%オフという感覚。アマゾンのプライシング・アルゴリズムも自ずと会得できます。また当然ですが(2)本の容量たる”場所”も全く不要。ちなみに活字本300冊で3GB程度。(2)容量を減らそうと自炊して電子化すればさらにコストなのでとても経済的です。また、Kindleで常に複数冊持ち歩けるので「外出中に本が切れたら(=読み終わったら)…」という活字禁断症状の恐怖も逓減します。一方、デメリットは(1)アマゾンの電子書籍撤退リスク。従来の他社撤退例を見ると競合他社へ移管されるようですが、蔵書が瞬間蒸発する可能性がリスク。その時は再読したい本のみ買い直せば良いか、と。(続)


地獄の山手線

2019年10月19日 | 時事批評

首都圏台風直撃で計画運休から運転再開直後の山手線で久々の地獄を体験。(今を思えば)甘くみていた当方は内回りの山手線に乗るべく駅に向かったが、比較的混雑するも入場規制等は無く、すんなりとホームへ。ホームには超満員の山手線が停車中だったが、入場規制で入れなければ…と振り返って思うものの、これが地獄の序章。「後続との運転間隔の調整」とのアナウンスあり、通常数分待ちかと思うものの電車は30分は停車。もうこの時点でホームへの流入が多く、出るに出られない状態へ。そのうち「電車は5つ前の駅に停車中」さらには「線路に倒木があり電車がその前で止まっている」と説明がに二転三転。それって運転間隔の調整?と事態は深刻化の様相。その後1時間経過(!)。運転再開とのアナウンスあるも、只でさえ超満員のところに「後続電車も相当遅れて運転しており、当駅への到着時刻が不明なため、この電車を利用してください」という扇動アナウンス(!)。一気に乗客が乗り口に殺到し、気のせいか車体がホームと逆側に揺れた、か。車内からは、思わず押された時に人体から自然と発生するウーとも声にもならない声の大合唱。社員教育の一環でこんな状態な列車への「体験研修乗車」をJRには強く推奨したいが、結句、その後も各駅で同じ事の繰り返しをして通常12分のところ3時間半所要。久々に地獄を見ました。

※写真は付近の公園。台風によってなぎ倒された木が歩道の行く手を阻んでいる。「倒木あり、通行できません」との張り紙。


フォアグラ日記

2019年10月12日 | フォアグラ日記
シナジー (カレー/大阪 北新地)
こちらも複数カレーを「あいがけ」できるスタイルだが、狭い店内は順番待ちのお客も含めて満員。それを店主が一人でこなすのだが、ここ大阪にて、下北沢にて副業でカレー店を経営していると聞く某タレントに遭遇、敵情視察なのか。当方はチキンと挽肉のカレーのあいがけとしたが、もっとも特徴的だったのはライスが超アルデンデだったこと。ここまで芯を残して炊いてあるライスを食したのは小学校の林間学校における飯盒炊飯のとき以来か。当然作為的なのだろうが、これがカレーとマッチしてなかなか良し。通常水分多めの短粒米がカレーにマッチしないことから長粒米を使う店は多いが、超アルテンデに炊くことで対応するのはココ以外を寡聞にして知らず。なお、目撃した某タレント、敵情視察や同業者研究も白身のカレー店の経費算入となるのか、店主多忙な中でも領収書を依頼し取得する様子を目撃。

フォアグラ日記

2019年10月05日 | フォアグラ日記
吉林菜館 (中華/大阪九条)
XO丼なる魅惑の丼を求めて訪問。パッと見で通常の街中華の店だが、意外や意外にも盛況。お目当てのXO丼はサイズ選択の余地あるが、万一を考慮して最少の丼をオーダするも、結果として良心的なサイズでこれにて十分。 事前調査でもネギてんこ盛りの丼で、そのネギによって全貌が露わにならない構造なのだが、ライスを掘り返して食してみるに、構成要素はおそらくライスとXO醤とネギのみ。キモはXO醤であることは疑う余地ない構成だが、あまり高級でないXO醤、つまり干しエビや干し貝柱がほとんど原型をとどめないほど煮崩れたXO醤を使用することで、ご自宅やご家庭でも再現可能な内容なように思われる。味は全くなんの街い(てらい)もなく、XO醤を乗せたご飯そのもの…。