北海道全線阿房列車(11)
知床斜里を過ぎると釧網本線は海岸線に出るが、気になるのは流氷。当然ながら流氷シーズンではあるものの、ここ数日(北海道にしては)暖かい日が続いていたせいか、流氷の接岸はなし。ただ水平線付近には明らかに水平線とは違う白い線が見えており、それが流氷であった。ここ列車から見ている高さが5mの時、水平線までの距離は概算で3570√5=8km。そう遠くないところまで流氷が来ている(その後、網走駅での観光砕氷船の情報では「本日流氷 遠いけど…あり」)。この普通列車の乗客には流氷目当ての客も多いようで、何もない無人駅たる北浜で多くが下車。砕氷船の乗り場かなにかあるのだろうか。0917網走着。次は普通(遠軽行き)1020に乗るため1時間ほど待ち合わせ。網走も土地勘あり、以前に宿泊したこともあるが、網走駅は中心街から外れた位置にあるため駅周辺には目ぼしいもの皆無。昼食を調達しようにも駅前からの視界にコンビニ無し。止むを得ず付近を散策したのち、駅待合所にて本日のホテルを予約、旭川駅前で3780円なり。北海道の列車始発は出発定刻の15分前には入線していることから、早めに改札を通って列車へ。1020に遠軽行きが出発。北見までは複数の乗客が乗り合わせるも、北見を過ぎると二両編成の一両目の乗客は自分のみ…。
【写真】後日見返すだに、なにを撮影したのか一瞬わからなかったが、おそらく水平線位置に見える流氷をどうしても撮りたかった様子。青く映る横線がそれだが、肉眼では白く見える。