Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

よい年を

2022年12月28日 | 時事批評
2022年も残すところあと少し。年初から続いた音楽聴き込みマラソン7800曲はついに完聴。ひたすら聴いた後はちょっとアタマがヘンになったのか、このところはSpritual Jazz(スピリチュアル・ジャズ)とブラジル系を好んで聴いています。今年は思わぬ形で宗教が注目を浴びましたが、それと前者は全く関係ないものの、東北の民間信仰が気になったこともあり青森県を逍遥。演奏方面ではコロナの間隙を縫ってライブが1回ありました(Side Stepsではありません)が、いろいろと難しい環境が続いています。仕事も自室で完結することに加え、街は恐ろしいほどの混雑で足も遠のき気味にて、結果、静けさこそないもののソロー「ウォールデン 森の生活」、日本であれば鴨長明「方丈記」の様相。
いろいろと全体的に閉塞感がありますが、来年こそ「抜け」を期待しつつ…、みなさま良い年をお迎えください。

玉肌日記

2022年12月24日 | 玉肌日記
【大沼温泉(北海道亀田郡七飯町)】
函館にはこれまで何度も来る機会があったものの、宿営を大沼とするのは今回が初。大沼といえば、前回に鉄道で北海道全線踏破をした際に乗った森→大沼の函館本線(砂原支線)が非常に印象的で、今回は余暇にその砂原支線の各駅を車で探訪しようと画策。というのも、この海線は1日の乗降客数が極めて少なく、池田園、流山温泉、銚子口といった駅が廃駅予定とも言われている。夜明けの早朝から駅を探して怪しく激走し回ってこれらの駅を巡った(都会在住者にはイメージしにくいが、ナビをみても駅前まで車で間違えずにいくことが困難な場合さえある)のだが、どう足掻いても断念せざるを得なかったのが流山温泉駅。まず、車で直接アクセスできない。大沼湖畔の自動車道からホームが10mほど先になんとか見えるのだが、ホームまでどうやっていけば良いのかわからない。車のナビは「自動車道に駐車して森の中を突っ切れ」と表現しているが、突っ切ろうにもどこから突っ切れば良いのかさえ不明な状態。唯一可能性があったのは牧場を抜けていく道でこれが正攻法のようだが、不審者対策もあって道にはチェーンがされており、「周囲でクマの目撃が相次いでいるので周囲を注意の上で利用せよ」との注意書きが…。たまたまなのか来道以来、地元放送局制作と思しき「ヒグマによる人害」のテレビ番組を再放送を含めて2回も目にしたことから、「これもなにかの啓示…自分の生命を守るセレンディピティ的なものか…」と直感して泣く泣く断念。早朝の廃駅候補巡りは1駅を残して完遂断念(ちなみに砂原支線の11駅をすべて車で巡るには3時間はかかるが、列車だと全て下車していたら数日かかる)となり、ホテルに戻って癒しの温泉にでも入ることとする。泉質は単純温泉だが、弱アルカリなのでアル単でpH7.6。湧出温度は62℃程度だが、加水されて温度調整されている様子で温泉成分表に気がつかなければ温泉とは思わないほどに温泉感はなし。

玉肌日記インデクス(地域別温泉リスト)

①北海道 ②東北 ③関東 ④中部 ⑤近畿 ⑥中国・四国 ⑦九州・その他


掃苔日記

2022年12月17日 | 畸観綺譚
リヒャルト・ゾルゲ(17-1-21-16)
これまで何気に行っていた多磨霊園にゾルゲの墓があると聞いて早速訪問、というのもウクライナ侵攻でロシア(旧ソ連)関連報道が盛り沢山な中、「ロシアの戦勝記念日に駐日ロシア大使館員がゾルゲの墓を参拝した」とのニュースを発見したから。戦中にスパイ容疑で逮捕されて巣鴨で刑死して雑司ヶ谷の無縁墓地に埋葬されたはずではなかったか…。早速ネットを漁るに多磨霊園にあるのは確実で、なんとGoogleマップ上で位置マークもある(!)。確かにあの広大な多磨霊園の中ではお目当ての墓を探すのは一見では無理、あらかじめ霊園の番地構造を理解して付近に到達後、さらに実際の墓石を見て探し当てるしかない。大戦中、対日・対独戦と両面戦を強いられたソ連に「日本は南進政策(なので対独戦に集中すべし)」という重要情報をもたらしたゾルゲは今でもロシアの英雄であり、墓は非常に綺麗。とは言っても国籍はロシア系のドイツ人でドイツ共産党から、という流れ。参拝者があったという戦勝記念日の後だったこともあって一際豪華な献花があり、それも明らかに周囲の日本的な献花とは違ったスタイルの薔薇! ローズ・リースなのがなかなかに洒落ている。大使の参拝前に大使館員が清掃して磨き上げたのか墓石もピカピカで金色の銘が映える。名前の下には内縁の「妻・石井花子」(89歳でH12没)の名も。その左横には「ゾルゲとその同志たち」との碑、右横には「戦争に反対し世界平和の為に生命を捧げた勇士ここに眠る」として略歴を記した碑があり、死後二十年(1964)を経て「ソ連邦英雄の称号をおくられる」で閉じられているが「戦争に反対し世界平和の為に生命を捧げた」かどうかはソ連のご都合主義で何だか微妙。多磨霊園は区画によっては高木のため薄暗い場所もあるが、このゾルゲの墓付近(17区)はそれもなくて開放感があって明るい雰囲気。

九州全線阿房列車(19)

2022年12月10日 | 畸観綺譚
九州全線阿房列車(19)
1924中津着。中津といえば鳥の唐揚げが名物、さらには夕食時でもあるのだが、例の如く駅前付近には店はなく、暗いタクシープールしかない。その代わり、といっては何だが当地出身の有名人たる福沢諭吉の推しがあまりに強烈。駅前に諭吉像があるのは勿論、遠くに見える立体駐車場の上にも何やら光る諭吉像もあり、あまりの諭吉愛に卒倒。どこを見ても諭吉・諭吉でいささか食傷気味ではあるものの、KO愛ある方にはきっと愛校心をくすぐりまくるのだろうが、こちとらKO愛は皆無にて1946発(小倉ゆき)四両編成の乗ってそそくさと退散。中津~小倉間はすでに夜で車窓を楽しむこともできず、2057小倉着。今日はここまで。本日で「旅名人の九州満喫きっぷ」3日分を使い切ったことから、新しい切符を購入すべく駅窓口に立ち寄る。鹿児島では駅員の方の認知不足で切符を買うのにやや時間を要したが、こちらでは至ってスムース。購入したあとは駅至近の激安宿に投宿。さすが小倉は大都会にて駅付近は発展しているように見えるが、こちらもコロナ禍の時短により営業している店は少ないことに加え、駅前でさえも人数少ない。本日は14.5時間かけて480キロ走破。ちょうど旅の折り返し地点にあってちょっと疲労蓄積気味だが、明日の出立が比較的ゆっくりなのは好ましい。
【写真】写真が小さくて恐縮ながら写真中央にライトアップされた腕組みの立像が諭吉。そこまでやる?恐るべし。

九州全線阿房列車(18)

2022年12月03日 | 畸観綺譚
九州全線阿房列車(18)
ここ由布院でも40分ほど待ち時間があり、駅付近を散策。雨は止んでいるが冷え込んでおり、駅付近には観光客向けの土産物店等しかなく、やむなく観光案内所2階の図書室で本を物色。そこでふと手にした、最終日に訪問予定の関門トンネル関連の書籍を見てみるが、その中に昭和28年6月の北九州豪雨の際、関門トンネルの門司側から濁流が滝のようにトンネル内に流れ込んでいる写真を発見して非常にビビる。由布院はあまりに観光地然としていて趣のある風情は一切なし。1605発(大分ゆき)に乗って1700大分着。前日に大分駅付近を物色して全く収穫がなかったため最初から諦めており、駅ビル内のSeattle’s Best Coffee+Cinnabonの喫茶店へ直行。無性にコーヒーとシナモンロールを欲したからだが、シナボンは暴力的な大きさ、かつ強烈に甘い。なんとか食べ終わると、その後は駅の土産物店等を物色したのちに小倉へ向けて1755発(中津ゆき)へ乗車。日豊本線の大動脈ながら二両編成とは渋い。車内にはこのあたりで働いているのかアジア系の方々多く、大分まで買い出しにきていた様子だが、ポリ袋の中には大量のファミチキ。あれだけファミチキを買ったらその店舗の在庫が払底しているはず。汽車内を見遣ると東京ではあまり見られないものが目立つ。まずは汽車内のゴミ箱。運転席裏にゴミ箱があってかなり利用されている。さらに意外なのは「床に座らないでください」というシール。体育座り(地域によっては三角座りとも)しているピクトグラムに駐車禁止標識が重なったマークが記されたシールがドア付近に必ず貼ってある。車内放送でも床に座るなという放送が延々と流れているのだが、これら啓蒙の効果なのかは不明だが実際に床に座る人を見たことは全く無し。
【写真】「床に座らないでください」マーク。車内放送も欠かさず、徹底マークされている。