【北投温泉(台湾)】
こちらの北投温泉には、台湾の物価を考慮しても圧倒的に高額と思われるオシャレな温泉旅館もあり、それらは高額にて日帰り温泉営業もしているのだが、こちとら泉質と価格重視。ついては、おそらく高額施設の1/10ほどの料金(一部屋1500円)と思われる「瀧乃湯」ヘ。大正12(1923)年に後の昭和天皇(訪問当時は皇太子)が行幸したという石碑が残るが、中は大浴場に加え、家族浴室が複数あるという構造。価格的に有利とみられる家族浴室を所望するも、営業時間外とのご指摘(=訪問が10時過ぎだったが営業は12時から)があったが、なかなかに気の利く番台さんで時間外であっても案内してもらって個室へ。浴槽は畳一畳分程度だが、源泉と冷水の蛇口があるという非常にシンプルな内容。源泉は高温なようで湯温も結構高い。当初47°C程度だったものを冷水で薄めて入浴するが、泉質は草津温泉に近くて高酸性。湯は酸っぱ苦い独特の風味で、この手の味は日本内の温泉で経験なし。pHは1~2程度との記述あり、番台さんが「温泉で顔を洗うな」というのも納得。泉質表示は酸性緑碧泉だが、なかなかに本格的な温泉でちょっとナメていた自分に反省。玉川温泉にあった北投石はこの付近産出であり、浴槽の一部にも使われているとのことだが、泉質も玉川に近いか。(了)
こちらの北投温泉には、台湾の物価を考慮しても圧倒的に高額と思われるオシャレな温泉旅館もあり、それらは高額にて日帰り温泉営業もしているのだが、こちとら泉質と価格重視。ついては、おそらく高額施設の1/10ほどの料金(一部屋1500円)と思われる「瀧乃湯」ヘ。大正12(1923)年に後の昭和天皇(訪問当時は皇太子)が行幸したという石碑が残るが、中は大浴場に加え、家族浴室が複数あるという構造。価格的に有利とみられる家族浴室を所望するも、営業時間外とのご指摘(=訪問が10時過ぎだったが営業は12時から)があったが、なかなかに気の利く番台さんで時間外であっても案内してもらって個室へ。浴槽は畳一畳分程度だが、源泉と冷水の蛇口があるという非常にシンプルな内容。源泉は高温なようで湯温も結構高い。当初47°C程度だったものを冷水で薄めて入浴するが、泉質は草津温泉に近くて高酸性。湯は酸っぱ苦い独特の風味で、この手の味は日本内の温泉で経験なし。pHは1~2程度との記述あり、番台さんが「温泉で顔を洗うな」というのも納得。泉質表示は酸性緑碧泉だが、なかなかに本格的な温泉でちょっとナメていた自分に反省。玉川温泉にあった北投石はこの付近産出であり、浴槽の一部にも使われているとのことだが、泉質も玉川に近いか。(了)