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玉肌日記

2010年04月07日 | 玉肌日記
【七味温泉(長野県上高井郡高山村)】
長野県小布施町から万座温泉方向に入った山中にある温泉。前回本欄にて紹介済みの五色温泉の至近にあるが、この街道、その先の奥山田温泉から麓の小布施温泉に至るまで温泉が点在する正に温泉街道であって、万座温泉に典型的な硫黄泉が湧出する場。七味温泉とは何だか調味料”七味唐辛子”を連想させる名称ながら、その由来は七つの源泉があることに因る。その名前が気になったことが訪問の契機ともなったが、あまり期待せずに訪問したものの、実際に入浴してみるとこれがなかなかのスマッシュヒット。五色温泉と同様の硫黄泉であり、白濁。phは中性に近く、味もあまりしないが、料金を払った際のオジさんの一言「源泉成分で黒く汚れますが洗えば落ちますから」という一言が非常に気になり、「これはもしかして」という期待が高まるも、確かに湯船底についた手や足の裏を見ると黒くなっている!このままでは着地しているお尻も,,,と思うが案の定、黒(自分では確認できなかったが、他入浴中のオジさんが立ち上がった瞬間に黒ずんた桃を発見!して類推)。温泉成分から硫化鉄が分離して底に沈殿しているようだが、事情を聞かないで来たような他オジさんがどう反応するか興味深く拝見していたところ、黒く汚れた掌を見て一瞬は驚いたようだが、その後にニヤァ~と笑みがこぼれているではないか。おそらく、彼もまたマニアなのであった(笑。訪問時期にもよるが、軽く紅葉している渓谷を見ながらのんびり入る露天も良く、曇天雨交じりだったものの、火照った体に吹く風も心地良し。聞けば09年7月に一般開放したようで、設備もなかなか奇麗。