Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

「春望」

2023年04月29日 | Band
「春望」といえば杜甫。國破山河在(國破れて山河在り)で始まる有名な漢詩ですが、この曲はお先真っ暗な杜甫の詩とは関係なく、期待に胸膨らませて春を望むという喜びに満ちた明るい曲調のオリジナル楽曲です。演奏者はマルチプレイヤーな「まにゅ〜」さん(作曲者)とギターはお馴染み田村リーダー、ともに某大学音楽サークルのパイセンの方々です。ドラムは打ち込みですがあまり打ち込み感がないのは、「まにゅ〜」さんがドラマーだから(マルチなのだが当方にはドラマーの印象強し)。その打ち込みドラムに応えるべく(?)、録音時はドラムのモニターをかなり下げ、8分裏拍のみのクリックを聴いて録音しました。コロナ禍以降、このような演奏動画をよく目にしますが、当方にとっては自宅での撮影は必死。家人が出払ったタイミングを見計らってこそこそと収録です。使用機材はベースにLimiting Ampがかかっているだけで録音し、あとの処理はMixにお任せしています。最後にYouTubeでのお約束なセリフで…。「気に入っていただけたら、高評価ボタンとチャンネル登録をお願いします。皆さんのコメントも制作上の大きなモチベーションとなります。よろしくお願いします!」(メンバー一同)

春望 ~ShunBou~ (Original Jazz/Fusion Tune) 

九州全線阿房列車(28)

2023年04月22日 | 畸観綺譚
九州全線阿房列車(28)
30分ほど乗って1624桂川着。1653発(直方ゆき)にのって直方で1725発(若松ゆき)に乗り換える。周辺の景色は半都市・半農村にてみるべきものは特に無し。1806若松着。ホームに降り立つやジャズ「Little Brown Jug」(邦題:茶色の小瓶)が流れる。筑豊本線の始点駅だが、若松港での石炭積出で開業したが、現在は住宅地にてかなりの乗降客。駅には「若松ジャズの歴史」といった掲示物もあり、なかなかモダンな港町の様子ながら駅前にはタクシーさえいないタクシープール以外はなにも無し。支線のノルマを消化し、あとは博多に帰るだけなので一気に気分が軽くなる。1813発(折尾ゆき)で折尾1842発(荒尾ゆき)に乗り換えて博多1959着。通勤や通学客がおおく車内や駅ホームはかなりの混雑。駅至近のホテルに投宿。非常に綺麗で十分な設備ながら2500円と激安で、佐世保等の地方都市のホテルのパフォーマンスが非常に悪いことを痛感。逆に博多が異常?か。博多着が比較的早い時間であることから夕食を、と思うが、駅前付近で予め目論んでいたラーメン屋と餃子では本日長崎での昼食と完全にカブることに加え、なぜか異様に寒いこともあってコンビニで購入して軽く済ませる。本日は341キロを11時間半で走破。これまでかなりハードな乗継スケジュールながらも全く順調な消化で一安心、明日は博多ー門司付近を乗り潰して帰京予定。
【写真】若松駅構内の掲示物。通勤・通学客は誰も気に留めないが、なかなか雰囲気の良い無人駅。

九州全線阿房列車(27)

2023年04月15日 | 畸観綺譚
九州全線阿房列車(27)
単線のため途中に特急の追い抜きやすれ違いの待機が多いが、これ以降は有明海が綺麗に見える。1532鳥栖に到着するが、その手前には巨大なサッカー場(駅前不動産スタジアム)があるが、駅前にサッカー場がある時点で駅周囲の状況は推して知るべし。鳥栖にて1534発(福間ゆき)に接続、1546原田(はるだ)着、ここから原田線に乗り換える。それらしき列車が停まっていないことから一瞬焦るが、ホームの端に0(ゼロ)番線がありここディーゼル汽車が一両停まっている。ホーム屋根や柱は木造だが白いペイントがハゲつつあって非常に渋いが、扱いがちょっと酷い。1556発(桂川ゆき)だが、乗客は他に1人のみ。原田線は1日8便しかなく、乗った1556発の前は1100発というエグさだが、そもそも原田線の駅は原田ー桂川(けいせん)の間にあるのは3駅のみ。当然に単線ながら全駅に交換設備がない模様で、この1車両がひたすら原田ー桂川間を往復し続けるということか。1601筑前山家(ちくぜんやまえ)では右車窓にホームらしき構造物が見えるが、半ば自然に還りつつあると同時に付近民家との境界線も分からなくなりつつある。途中で小学生らしき数人が乗下車していったが、このような通学需要のために存続しているのだろう。
【写真】木造のシブい原田線のホーム。その向こうは寂しげな一両のディーゼル車。哀愁あり過ぎる。

絶叫!MXR Dyna Compの加水分解

2023年04月08日 | 機材マニアック
高校時代から愛用していたブロック文字のDyna Comp。CA3080(いわゆる缶IC)搭載のヴィンテージで、CTS製ポットの刻印から判別するに80年製と思われます。大学時代には不埒にもdbxに走ってしまったので暫くお蔵入りでしたが、YouTubeで「MXRコンプ歴代弾き比べ」動画を見て俄かに興奮(普段は柴犬動画しか見ないのですが)。持っているコンプを弾き比べようとゴロゴロと在庫のコンプを持ち出すも、ほとんどのコンプはDCイン付きで問題なし。しかし9Vバッテリー駆動のみ、オンオフのインディケーターさえ無しのDyna Compは電池しか受け付けないので電池を入れようと裏蓋をドライバーで開けようとするも、なぜか開かない…。隙間にヘラを差し込んで無理やりこじ開けるとワラワラとシットリとした茶色い粉が!「ひっ!」と心の声が思わず漏れるが、また出た!加水分解…。Mooradianの次はDyna Compか…と衝撃を受けるもMooradian以上に酷い状態。サラサラなら除去しやすいが、これはなんだかシットリ感あり、基盤にもシットリと付着しています。電気系なのに…。そのシットリ影響なのかトリムには緑青(ろくしょう)も。確かにかつてはプリント基盤がウレタンで巻かれていましたが、それが完全に加水分解で崩壊しています。まずは廃・歯ブラシでプリント基盤上のウレタンを丁寧に除去。抵抗やコンデンサー等もシットリ感によって脆くなっている可能性があるため、丁寧に粉を落とします。落とし終わってもなんだか粉粉感否めず、プリント基盤を持ち上げると…そこには加水分解したウレタンがギッシリ。2度目に「ひっ!」となるも、こちらも丁寧にブラシで落とします。茶色くこびり着いているものを落とそうとするとプリント基盤上の配線もろとも剥がれてしまいそうで注意深く必死に作業。10分程で97%は除去したと思いますが、致命傷を負う可能性のある部分はそのままにして、まずは生存チェック。電池を繋いで弾いてみますが…音が出る!さすがMXR!頑強! ノイズやハムもなく、なんとなくレンジの狭いあの懐かしいコンプ感もそのままです。絶縁性の目的でウレタンでカバーしたようですが、経年劣化で加水分解ともなると何のための絶縁性? 他にもウレタン内蔵の機器がないかと異様に不安になるというウレタン恐怖症に罹患しました。
※トップの写真は蓋を開けた直後。下はプリント基盤を持ち上げた時…。


Liveのお知らせ

2023年04月01日 | Band
Side Stepsではありませんが、Liveのお知らせです。コロナ禍明け?ということで…。

【Acid Jazz & Latin Fusion Live】
日程:2023年4月8日(土)
場所:江古田Buddy
時間:開場17時30分
   Soul To Coda 18時~
   Pino Colina 19時30分~ 12人編成、うち Gt.田村篤信 B.岩井弘一(ともにex. Side Steps)
料金:3,000円/小学生以下1,000円(いずれもドリンク代込)

★関西方面の皆さま、6月10日(土)に神戸チキンジョージでのライブがあります。こちらも後日ご案内します。遠征も西方面は京都ラグ以来。

ーコラム「江古田Buddyと松岡直也と私」ー
 江古田Buddyは恐ろしいほど久しぶり。記録を辿れば1992年10月にSSで出演したのが最後ですが、記憶に強く残るのは演奏中のトラブル(笑。アンコール曲を6弦で演奏中、スタンドに立てた4弦がちょっと倒れてエフェクターラックの電源スイッチに接触、自分だけ電源が落ちて音が出なくなるという盲亀浮木(もうきふぼく)な出来事でしたが、トラブル原因に気づいてスイッチを入れ直して事なきを得ました…とはいえベース・レス状態が15秒。幸か不幸かチック・エレキバン的な打ち込み同期の曲だったので周囲の演奏は全く止まらず、自分だけパニックる事態に。思い出すだけでも恐ろしいですが、今回こそトラブルは避けたい…。
 その前回出演2ヶ月後、92年末にはマツダのJazz系コンテストにSide Stepsが出て優勝(して車を貰った)年でもあります。翌年4月に就職を控えていたこともあり、優勝の瞬間に「うわー、会社の内定断らなければ…」となぜか思いましたが、全くの杞憂でした…。この時の審査委員が松岡直也氏(故人)。優勝したこともあり、コンテスト終了後の打ち上げに参加してご挨拶した記憶もあるのですが、松岡直也夫人のキャラの濃さに完全マスキング。ベースの高橋ゲタ夫氏も居たはずですが、村上ポンタ秀一氏(故人)と同じテーブルで話した記憶がある程度でこちらも完全マスキング。そして月日は流れて30年、ここ江古田Buddyで…。